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格安SIM10社比較で最安を徹底検証|大手キャリアからの乗り換え手順も解説
「格安SIMに申し込むなら最安のところが良い!」と思っている人は多いでしょう。
しかし、格安SIMを料金だけで選ぶのはおすすめしません。
格安SIMは大手キャリアよりも、通信速度やサービス体制など、諸々の条件が異なるからです。
料金だけで選ぶと、きっと後悔することになるでしょう。
そこで今回は格安SIM10社を比較して最安を検証。
併せて、おすすめの格安SIMの特徴と、格安SIMのメリット・デメリットから、あなたに合った最安でおすすめな格安SIMの選び方をお教えします。
特に、どの観点からもおすすめの格安SIMは、NUROモバイルです。
この記事を読めば、きっと自分に合った最安でおすすめな格安SIM選びができるようになるでしょう。
最後まで目を通して、後悔しない格安SIM選びに役立ててください。
この記事からわかること
- 格安SIMにはそれぞれ独自の特徴があること
- 格安SIM乗り換えのメリット・デメリット
- 後悔しない格安SIMの選び方
\おすすめ回線 TOP3はこちら/
UQモバイル | ahamo | Y!mobile | |
使用回線 | au | NTTドコモ | ソフトバンク |
提供エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
月額料金(税込) | ・くりこしプランS+5G:1,628円(3GB) ・くりこしプランM+5G:2,728円(15GB) ・くりこしプランL+5G:3,828円(25GB) | 2,970円(20GBプランのみ) | ・シンプルS:2,178円(3GB) ・シンプルM:3,278円(15GB) ・シンプルL:4,158円(25GB) |
月間データ容量 | 最大25GB | 最大20GB | 最大25GB |
実測値(平均通信速度) | ・平均ダウンロード速度:65.09Mbps ・平均アップロード速度:11.67Mbps | ・平均ダウンロード速度:113.85Mbps ・平均アップロード速度:13.26Mbps | ・平均ダウンロード速度:64.83Mbps ・平均アップロード速度:16.41Mbps |
格安SIM10社を比較して最安を検証
格安SIMについて理解してもらったところで、早速、格安SIM10社を比較して最安を検証します。
比較結果は下記の通りです。
UQモバイル | ahamo | Y!mobile | LINEMO | 楽天モバイル | IIJmio | mineo | OCNモバイルONE | LIBMO | NUROモバイル | |
月額料金(税込) | 1,628円〜 | 2,970円〜 | 2,178円〜 | 990円〜 | 1,078円〜 | 990円〜 | 1,298円〜 | 550円〜 | 980円〜 | 330円~ |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 | ・クレジットカード ・口座振替 | ・クレジットカード ・口座振替 | ・クレジットカード ・口座振替 | ・クレジットカード ・デビットカード ・口座振替 ・楽天ポイント | クレジットカード | ・クレジットカード ・口座振替 | クレジットカード | ・クレジットカード | クレジットカード |
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
各社、設定しているデータプランが異なります。
そのため、どの格安SIMが最安かは、利用者の月間データ使用量によって違ってきます。
月間データ容量 | 最安の格安SIM |
25GB | LIBMO |
20GB | LIBMO |
15GB | IIJmio |
10GB | OCNモバイルONE、NUROモバイル |
また、各社、10GB未満のデータプランを複数設定しています。
10GB未満のデータプランは統一性が見られないので、最安値を特定するのは難しいのが実情です。
希望するデータプランに、一番近いものの中から選ぶことになるでしょう。
しかし、格安SIMは、月額料金だけで申し込みを決めるのは危険です。
各社、特徴が異なるため、メリット・デメリットも違ってきます。
それぞれの特徴を知った上で総合的に判断し、最安の格安SIMに申し込まなければ後悔することになるでしょう。
それでは、今回紹介した格安SIM10社の中から、さらに厳選したおすすめ5社の特徴を確認していきましょう。
格安SIM5社の特徴を解説
格安SIM5社の特徴は下記のように異なります
以下で順追って、各社の特徴と利用がおすすめな人のタイプを解説するので、格安SIM選びの参考にしてください。
UQモバイル:直接サポートが受けられる高速回線!
UQモバイルの特徴は、直接サポートが受けられる高速回線である点です。
どうしても直接サポートを受けたいという人には、最有力候補となるでしょう。
格安SIMは無店舗が大半を占める中、UQモバイルは全国に下記ショップを2,700以上展開しています。
- UQスポット
- au Style
- auショップ
また、取り扱い店舗が多いのも特徴の1つです。
- エディオン
- ケーズデンキ
- ビックカメラ
- PC DEPOT
- コジマ
- Joshin
- ベイシア電器
- ベスト電器
- ソフマップ
- Nojima
- YAMADA
- ヨドバシカメラ
一番、直接サポートが受けやすい格安SIMと言えるでしょう。
また、格安SIMは1つの希望条件にこだわると、他の希望条件が叶わないケースが少なくありません。
しかし、UQモバイルは直接サポートが受けられ、優先条件となる通信速度の速さも及第点が付けられる貴重な格安SIMです。
最速とは言えませんが、格安SIMの中では通信速度は上位クラスにな入ります。
- 平均ダウンロード速度:65.09Mbps
- 平均アップロード速度:11.67Mbps
直接サポートを受けたい人には、ぜひ検討してもらいたい格安SIMと言えるでしょう。
NUROモバイル:3ヶ月継続で3GB貰える!
NUROモバイルの特徴は、ソニーの関連会社が手掛ける安心さとお得さが両立している点です。
格安SIMでは珍しい、3キャリアの回線に対応しています。
ユーザーのニーズにあわせて、以下の3回線をそれぞれ選べます。
・NTTドコモ
・KDDI(au)
・ソフトバンク
やはり、3キャリアを選べるのは、格安SIMの中では、NUROモバイルとmineoだけと貴重な存在です。
月額料金も、3GBだと月額792円からと、お手頃です。
また、「Gigaプラス」に対応しているプランを選択すれば、3ヶ月継続で3GBがもらえます。
Gigaプラスは無料で適用となるため、NUROモバイルのユーザーは、余計な費用の負担がありません。
もらったデータ容量は、翌々月まで使えるため、使い方によっては、Gigaプラスの存在はかなり大きいと言えるでしょう。
また、固定回線のNURO光を使っているユーザーなら、NUROモバイルとセットで使うのは良いでしょう。
NURO光とNUROモバイルをセットで契約すれば、キャンペーンで12か月間、NUROモバイルの月額基本料金から792円割引されます。
ahamo:100GBプランのある格安SIM最速回線!
ahamoの特徴は100GBの大容量プランがあり、格安SIMの中で最速の通信速度を誇る点です。
ahamoは従来の20GBプランに加え、2022年6月からオプションとして100GBのデータプランが利用できるようになります。
通常プラン時 | 大盛りオプション加入時 | |
データ容量 | 20GB | 100GB(20GB+80GB) |
月額料金(税込) | 2,970円 | 4,950円(2,970円+1,980円) |
4,950円の月額料金は、格安SIM中で最安値クラスです。
また、大容量データを取り扱う人にとって必須条件となるのが、通信速度の速さです。
データプランが格安でも、通信速度が遅ければ、データ転送時間がかかり、使い物にならずストレスが溜まります。
しかし、格安SIM最速の実測値を誇るahamoなら、そんな心配もいりません。
格安SIM名 | 実測値(平均通信速度) |
ahamo | ・平均ダウンロード速度:113.85Mbps ・平均アップロード速度:13.26Mbp |
UQモバイル | ・平均ダウンロード速度:65.09Mbps ・平均アップロード速度:11.67Mbp |
Y!mobile | ・平均ダウンロード速度:64.83Mbps ・平均アップロード速度:16.41Mbp |
LINEMO | ・平均ダウンロード速度:83.46Mbps ・平均アップロード速度:16.95Mbps |
楽天モバイル | ・平均ダウンロード速度:40.99Mbps ・平均アップロード速度:21.92Mbps |
IIJmio | ・平均ダウンロード速度:46.13Mbps ・平均アップロード速度:10.73Mbp |
mineo | ・平均ダウンロード速度:41.94Mbps ・平均アップロード速度:8.9Mbpss |
OCNモバイルONE | ・平均ダウンロード速度:67.05Mbps ・平均アップロード速度:10.41Mbps |
LIBMO | ・平均ダウンロード速度:22.84Mbps ・平均アップロード速度:12.91Mbps |
NUROモバイル | ・平均ダウンロード速度:50.03Mbps ・平均アップロード速度:12.52Mbps |
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
大容量データを扱う人に限らず、通信速度にこだわる人にもおすすめの格安SIMとなるでしょう。
Y!mobile:ソフトバンクの「家族割」と「おうち割」が利用可能!
Y!mobileの特徴は、ソフトバンクの「家族割」と「おうち割」が利用できる点です。
割引サービス名 | 割引内容 |
家族割 | 2回線目以降の月額料金が1,188円永年割引 |
おうち割 | 契約者とその家族の月額料金が1,188円永年割引 |
格安SIMに乗り換えると、大手キャリアの割引サービスは使えなくなります。
しかし、Y!mobileは例外中の例外です。
ソフトバンクの割引サービスが利用できるので、ソフトバンクからの乗り換えを検討している人にはおすすめの格安SIMとなるでしょう。
また、現在ソフトバンクの下記サービスを利用している人にもおすすめです。
- ソフトバンク光
- ソフトバンクAir
「家族割」はY!mobile加入で利用できる割引サービスですが、「おうち割」は上記のネットサービスを利用している人に適用される割引サービスです。
「家族割」と「おうち割」の併用はできませんが、Y!mobileユーザーが家族いるなら「おうち割」の方が割引額は大きくなります。
家族のY!mobileユーザー数に合わせて、利用する割引サービスを選ぶといいでしょう。
LINEMO:ソフトバンク回線最速の格安SIM!
LINEMOの特徴は、ソフトバンク回線の格安SIMの中で通信速度が最速な点です。
ソフトバンク回線が良いという人には、最有力候補の乗り換え先となるでしょう。
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
また、格安SIMは利用者が多い時間帯に、極端な通信速度の低下を引き起こすところが多々見られます。
しかし、LINEMOはその兆候が見られず、安定した通信速度を計測しているのも注目すべき点です。
時間帯 | ソフトバンク回線(平均通信速度:下り) | LINEMO(平均通信速度:下り) |
朝 | 153.47Mbps | 74.74Mbps |
昼 | 96.71Mbps | 102.75Mbps |
夕方 | 98.29Mbps | 94.45Mbps |
夜 | 80.82Mbps | 37.16Mbps |
深夜 | 132.69Mbps | 63.88Mbps |
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
夜は影響を受けるようですが、他の実測値はソフトバンクの振り幅とほぼ同じ推移を見せています。
通信速度が安定したソフトバンク回線と言えるでしょう。
ソフトバンク回線の格安SIMに、下記の2つを求めるなら、間違いなくおすすめの乗り換え先ですね。
- 通信速度の速さ
- 通信速度の安定性
楽天モバイル:通話料金が完全無料!
楽天モバイルの特徴は、通話料金を完全無料にできる点です。
楽天モバイルの通話料金は「税込22円/30秒」ですが、Rakuten Linkアプリを利用すれば時間を気にせず完全無料で通話が楽しめます。
通話方法 | Android | iPhone | |
発信料金 | 日本で国内の電話にかける | 無料 | 無料 |
海外から日本の電話にかける | |||
着信料金 | 日本で電話を受ける | 無料 | 有料 |
海外で電話を受ける |
*2022年5月現在
日本国内に限らず、海外通話も完全無料になるのは驚きです。
また、電話をかける本人だけでなく、かけてくる相手の電話料金も無料になるので、利用者との通話が多い友人・知人にも嬉しいサービスになります。
携帯や固定電話との通話が多い人は、大幅な通話料金の削減を実現できるでしょう。
また、AndroidならSMSも完全無料です。
通話方法 | Android | |
送信料金 | 日本で国内の電話にSMS送信 | 無料 |
海外から日本の電話にSMS送信 | ||
受信料金 | 日本でSMS受信 | 無料 |
海外でSMS受信 |
*2022年5月現在
しかし、楽天モバイルに申し込むなら、一点だけ注意点があります。
下記の通り、通信速度は決して速いとはいえません。
- 平均ダウンロード速度:40.99Mbps
- 平均アップロード速度:21.92Mbps
通信速度が気になるなら、楽天モバイルはおすすめできません。
これは、よく覚えておきましょう。
IIJmio:インターネットのプロフェッショナルが手掛ける最強回線!
IIJmioの特徴は、官公庁や大手企業を顧客に持つインターネットイニシアティブ(IIJ)が手掛ける安心さがあるという点です。
IIJmioでは、新規の技術開発に力を入れており、格安SIMでは、技術のリーディングカンパニーとして、業界を牽引しています。
そのため、eSIMといった新サービスも積極的に投入されていて、スマートフォンで新しい機能を使っていきたいという方にはおすすめですよ。
もちろん、価格も、eSIMプランでは2GBで月額440円、音声通話付きプランでは、2GBで月額850円と、他社と比較しても最安級な上、法人向けに仕入れられた回線も個人向けに共用していることから、コストパフォーマンスは抜群です。
サポート体制も充実しており、インターネット黎明期より手掛けてきた実績とオペレーターの豊富な知識から、初心者から上級者までの格安SIMの不明点などをしっかりと解消します。
オプションで月額550円のスマホの操作サポートを利用すれば、スマートフォンの電源の入れ方やカメラの使い方まで、スマートフォン初心者のスマホ利用にもしっかりとサポートします。
OCNモバイルONE:月500MBプランはライトユーザーにおすすめ!
OCNモバイルONEの特徴は、コストパフォーマンスが抜群という点です。
特に、月500MB使えるプランでは、月10分の無料通話ができる上、月額550円で利用できます。
また、月3GBのプランなら、月額990円で利用できたりと、他社と比較しても料金は安い部類に入ります。
OCNモバイルONEはどちらかというと、毎月の月額料金の安さを気にしている方に断然おすすめできます。
もちろん、NTTグループが展開している格安SIMなので、安心感もありますし、ドコモとの接続帯域も潤沢に保有していることから、混雑時の通信速度の低下が起こりづらいという点も評価されています。
さらには、インターネットでOCN光を利用していれば、セット割も併せて適用できますので、OCN光ユーザーなら、OCNモバイルONEもおすすめです。
端末も併せて購入したいユーザーなら、「OCNモバイルONEオンラインショップ」で安価に端末も購入できますので、MNPで乗り換えと同時に端末を購入したい場合は、こちらもご利用下さい。
LIBMO:静岡県在住ユーザーなら絶対におすすめ!
LIBMOの特徴は、静岡県を中心に展開するTOKAIコミュニケーションズの格安SIMであるため、静岡県のユーザーにおすすめという点です。
LIBMOでは、静岡県の各所に実店舗が設けられているため、地域に密着した格安SIMです。
もちろん、実店舗では、即日での新規契約はもちろん、LIBMO端末もしくはSIMカードの14日間レンタルや、iPhoneの修理(一部店舗のみ)なども展開されていますよ。
LIBMOは、静岡県のユーザーだけでなく、もちろん、全国のユーザーが加入できます。
料金も、月3GBまでで、月額980円と、こちらも最安値級です。月20GBのプランなら、月額1,991円と、大手キャリアのオンラインブランドよりも安いのは魅力的です。
さらには、静岡県のインターネットユーザーに人気のプロバイダ・TNCとのセット割も利用できるので、すでにTNCに加入しているユーザーはこちらもご利用下さい。もちろん、@T COMとのセット割も利用できますよ。
最安の格安SIMに乗り換えるメリット4つ
ここからは、最安の格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットを紹介します。
今まで1度も格安SIMを使ったことがないなら、これは把握しておくべき重要情報と言っても過言ではありません。
まずはメリットからですが、把握しておいてもらいのは下記の4つです。
これら4つを理解しておけば、賢く格安SIM選びを進められます。
月額料金が最低0円になる
格安SIM最大のメリットは、大手キャリアよりも月額料金が格段割安な点です。
乗り換えを検討する人の大半は、これが目当てではないでしょうか。
しかし、注目して欲しいのは、格安SIMの料金設定が各社異なる点です。
各社、独自のユニークなプランを設定しており、得られるメリットが違ってきます。
その代表的な1つが楽天モバイルです。
楽天モバイルの料金プランは下記のように、データ使用量が1GBまでなら無料になります。
- 1GBまで:無料
- 3GBまで:1,078円
- 20GBまで:2,178円
- 20GB超え:3,278円
大手キャリアと比べれば、どの格安SIMも月額料金は割安です。
しかし、料金プランの設定内容は各社異なり、申込先によって独自の特徴を持ちます。
これは大手キャリアには見られない、格安SIM独自のメリットです。
格安SIM選びでは、この特徴を考慮して、自分にとってメリットの高い料金プランのところへ申し込むようにしてください。
データ量に合わせた料金プランが選べる
料金プランが豊富なのも、格安SIMの特徴でありメリットの1つです。
大手キャリアは元来、通話目的に提供開始されたサービスのため、データ通信の利用が一般的になった今でも、データプランは充実しているとは言えません。
*2022年5月現在
*割引適用前の通常料金
しかし、格安SIMは大手キャリアと比べ、データプランが格段豊富です。
自分にピッタリのデータプランを選べる可能性は確実に高くなるでしょう。
下記イオンモバイルのように「これでもか!」というくらい、実に多くの料金プランを設定しているところもあります。
料金プラン | 月額料金(税込) |
さいてきプラン | ・0.5GB:803円 ・1GB:858円 ・2GB:968円 ・3GB:1,078円 ・4GB:1,188円 ・5GB:1,298円 ・6GB:1,408円 ・7GB:1,518円 ・8GB:1,628円 ・9GB:1,738円 ・10GB:1,848円 |
さいてきプランMIRIMORI | ・20GB:1,958円 ・30GB:3,058円 ・40GB:4,158円 ・50GB:5,258円 |
やさしいプラン | ・0.2GB:748円 ・3GB:858円 ・6GB:1,188円 ・8GB:1,408円 |
*2022年5月現在
自分にピッタリのプランが選べれば、無理にデータ量が多めのプランに加入して、無駄な料金を支払う必要もありません。
自分の使用データ容量に合った料金プランを選べるのは、格安SIMのメリットと言えるでしょう。
契約期間の縛りがないものが多い
契約期間の縛りがないものが多いのも、格安SIMのメリットの1つです。
次項で詳しく解説しますが、格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が劣る上、不安定になりがちです。
申込先によって通信品質が異なるので、利用時にストレスを感じる人も出てくるでしょう。
これは格安SIMに乗り換える際、理解しておくべきポイントの1つです。
しかし、そうならないように厳選して申し込んだとしても、必ず結果が伴うとは限りません。
「これじゃあ、使い物にならない…」と後悔することもあるでしょう。
そんな時でも契約縛りがなければ、違約金なしで、いつでも好きな時に解約できます。
大手キャリアよりも通信速度が劣る格安SIMに乗り換える上で、これは大きなメリットです。
いつでも解約できて、他の格安SIMに乗り換えられるので、安心して申し込むことができるでしょう。
格安SIMにも契約・乗り換えキャンペーンがある
格安SIMは豊富なキャンペーンを実施しています。
特に契約・乗り換えキャンペーンは、申込時に役立つメリットの高いキャンペーンです。
キャッシュバック等が受けられれば、乗り換え費用を賄うことができます。
格安SIM名 | 契約・乗り換えキャンペーン・特典 |
UQモバイル | ・au PAY残高へ還元(*SIMのみ購入&くりこしプラン+5G契約時のみ) |
ahamo | ・スマホそのままの他社乗り換えでdポイントを9,000ptプレゼント ・契約後、d払いの買い物5,500円以上(税込)でdポイントを5%還元 ・大盛りオプション契約でdポイントを2,000ptプレゼント ・Galaxy A22 5Gを税込5,500円で購入可 |
Y!mobile | ・スマホを最大36,000円値引き(*オンラインストア限定) ・他社乗り換えでソフトバンク認定中古のiPhoneが480円~ ・eSIM申し込みで最大10,000円キャッシュバック ・60歳以上「通話ずーっと割引」キャンペーン ・データ増量オプションの月額料金が1年間無料 ・スマホ下取りプログラム |
LINEMO | ・ミニプラン基本料最大半年間実質無料キャンペーン ・LINE MUSIC6カ月無料キャンペーン ・キャリア決済でPayPayボーナスプレゼント ・通話オプション割引キャンペーン ・LINEスタンプ プレミアム ポイントバックキャンペーン ・PayPayポイントあげちゃうキャンペーン ・フィーバータイムキャンペーン |
楽天モバイル | ・iPhone SE購入で最大30,000円相当のポイント還元 ・iPhone 13購入で最大20,000円クーポンプレゼント ・iPhone 13Pro、13購入で最大30,000円相当のポイント還元 ・他社乗り換えで最大20,000ポイント還元 ・対象スマホの購入で最大25,000円相当分がおトク ・Rakuten Handが実質0円 ・電話番号シェアサービスが3ヶ月間無料 ・楽天カード同時申し込みで最大10,000ポイントプレゼント ・YouTube Premiumが3ヶ月間無料(*Android限定) ・1,000円OFFクーポンプレゼント |
IIJmio | ・他社乗り換えで購入スマホが税込110円~ ・月間データ容量が+1GB増量中(*12ヶ月間) ・通話定額オプションが月額410円(税込)割引(*13ヶ月間) ・契約事務手数料が半額 |
mineo | ・月額料金割引キャンペーン ・パケット放題 Plus最大2ヶ月無料キャンペーン ・通話かけ放題の月額料金を最大1年間割引 ・U-NEXT契約と翌月までの利用で1,000ポイントのギフトコードをプレゼント ・ウイルスバスターモバイル(月額版)最大2ヶ月無料キャンペーン ・パスワードマネージャー(月額版)最大2ヶ月無料キャンペーン |
OCNモバイルONE | ・サーティワン アイスクリーム レギュラーシングルギフト券を抽選で2,000名にプレゼント ・gooドクターの有料プランが1年間無料 ・Amazon Music Unlimitedが3カ月無料 ・「みんなのすまほ」での下取りで15,000円引きクーポンプレゼント |
LIBMO | ・スマホ代特価セール ・最大12,000円相当還元プログラム(20・30GBで音声通話SIM契約時) ・事務手数料0円プログラム(8GB以下契約時) |
NUROモバイル | ・NEOプランWお申し込み特典 ・NEOプランお申し込み特典 ・バリュープラスお申し込み特典 |
*2022年5月現在
キャンペーン内容を選考基準に加えて、申込先を選ぶのもアリでしょう。
最安の格安SIMに乗り換えるデメリット6つ
次は、最安の格安SIMに乗り換えるデメリットです。
絶対に把握しておいてもらいたいのは、下記の6つになります。
デメリットは、メリット以上に重要な情報になります。
以下で順追って、各デメリットの詳細を解説するので、頭に入れておきましょう。
大手キャリアと比べると通信速度が不安定
まず、心しておいて欲しいのは、大手キャリアと比べると通信速度が不安定になる点です。
格安SIMは、大手キャリアの通信回線を借り受けてサービス提供しています。
しかし、借り受けているのは一部の回線で、全回線を利用できません。
キャリア名 | 実測値(平均通信速度) |
NTTドコモ | ・平均ダウンロード速度:187.62Mbps ・平均アップロード速度:19.01Mbps |
au | ・平均ダウンロード速度:102.69Mbps ・平均アップロード速度:16.42Mbps |
ソフトバンク | ・平均ダウンロード速度:107.64Mbps ・平均アップロード速度:19.96Mbps |
格安SIM名 | 実測値(平均通信速度) |
UQモバイル | ・平均ダウンロード速度:65.09Mbps ・平均アップロード速度:11.67Mbp |
ahamo | ・平均ダウンロード速度:113.85Mbps ・平均アップロード速度:13.26Mbp |
Y!mobile | ・平均ダウンロード速度:64.83Mbps ・平均アップロード速度:16.41Mbp |
LINEMO | ・平均ダウンロード速度:83.46Mbps ・平均アップロード速度:16.95Mbps |
楽天モバイル | ・平均ダウンロード速度:40.99Mbps ・平均アップロード速度:21.92Mbps |
IIJmio | ・平均ダウンロード速度:46.13Mbps ・平均アップロード速度:10.73Mbp |
mineo | ・平均ダウンロード速度:41.94Mbps ・平均アップロード速度:8.9Mbpss |
OCNモバイルONE | ・平均ダウンロード速度:67.05Mbps ・平均アップロード速度:10.41Mbps |
LIBMO | ・平均ダウンロード速度:22.84Mbps ・平均アップロード速度:12.91Mbps |
NUROモバイル | ・平均ダウンロード速度:50.03Mbps ・平均アップロード速度:12.52Mbps |
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
上記の実測値を見比べれば、格安SIMの通信速度が遅いのは一目瞭然ですね。
また、利用者が急増する時間帯は、急激な速度低下を引き起こしやすくなります。
時間帯 | NTTドコモ(平均通信速度:下り) | IIJmio(平均通信速度:下り) |
平均通信速度 | 187.62Mbps | 46.13Mbps |
朝 | 202.23Mbps | 56.28Mbps |
昼 | 263.02Mbps | 20.69Mbps |
夕方 | 178.73Mbps | 46.48Mbps |
夜 | 132.45Mbps | 47.68Mbps |
深夜 | 144.48Mbps | 60.57Mbps |
*2022年5月現在
*データ参照先:みんなのネット回線速度(みんそく)
NTTドコモは時間帯による影響は大きくありませんが、IIJmioは利用者が多くなる昼に極端な速度低下を起こしています。
通信速度を気にする人は注意が必要です。
大手キャリアから乗り換えると、必ず通信速度が落ちたことを体感することになるでしょう。
通話料金が高い
一部の情報サイトで時折、通話料金が高いという情報を見かけますがこれは誤りです。
格安SIMの通話料金は大手キャリアと同じ、税込22円/30秒と変わりません。
携帯電話会社 | 通話料金(税込) |
3大キャリア | ・NTTドコモ:22円/30秒 ・au:22円/30秒 ・ソフトバンク:22円/30秒 |
格安SIM | ・UQモバイル:22円/30秒 ・ahamo:22円/30秒 ・Y!mobile:22円/30秒 ・LINEMO:20円/30秒(不課税) ・楽天モバイル:22円/30秒 |
*2022年5月現在
それどころか、楽天モバイルのようにアプリを使えば、通話料が完全無料になるところもあるくらいです。
逆に通話が多い人は、格安SIMに乗り換えた方が通話料金を大幅削減できるでしょう。
キャリアメールが使えない格安SIMもある
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、一部を除きキャリアメールが使えなくなります。
キャリア名 | メールアドレス |
NTTドコモ | @docomo.ne.jp |
au | @ezweb.ne.jp |
ソフトバンク | @i.softbank.jp |
キャリアメールが使えるのは、大手キャリアの格安ブランド3社だけです。
- povo(NTTドコモ)
- ahamo(au)
- LINEMO(ソフトバンク)
同一の格安ブランドに乗り換え、「持ち運びサービス」に加入すれば、継続してキャリアメールが使えます。
格安ブランド名 | 利用料金(税込) |
povo | 月額330円 |
ahamo | 月額330円 |
LINEMO | 年額3,300円 |
*2022年5月現在
どうしても継続してキャリアメールを使いたい人は、該当する格安SIMに申し込むようにしてください。
初期設定を自分で行う必要がある
大手キャリアなら設定された端末を渡してくれますが、格安SIMは自分で初期設定をしなければなりません。
初めて格安SIMをする人は、不安に思う人も多いでしょう。
しかし、初期設定はさほど難しいものではありません。
iPhoneはiOSのアップデートだけで、初期設定は完了です。
AndroidはAPN設定をする必要があるので少々厄介ですが、下記手順に従えば簡単に完了します。
- 端末の設定アプリを開く
- ネットワークとインターネットの設定画面を開く
- モバイルネットワークを選択
- アクセスポイント名からAPN設定画面を開く
- APN一覧の中から申し込んだ格安SIM名を選択して保存する
設定手順は申込先の公式サイトを見れば、ムービーや手順書で分かりやすく解説されています。
設定時はそれを参考にすれば、難なくスムーズに進められるでしょう。
直接サポートが受けられない場合もある
格安SIMで注意して欲しいのは、無店舗のところが多い点です。
直接サポートを受けようとしても、無店舗のところだと受けることはできません。
しかも、電話サポートに対応しておらず、メールサポートだけというところも少なくありません。
直接サポートが受けたいなら、選択肢は狭まりますが、有店舗の格安SIMに申し込むしかありません。
サポート体制は大手キャリアのように、充実していないので注意してください。
支払い方法がクレジットカードのみが多い
格安SIMは支払い方法が、クレジットカードのみのところが大半を占めます。
クレジットカードを持っていない人は、申込先の選択肢がかなり狭まるでしょう。
どこでも申し込めるわけではないので、まずはクレジットカード以外の支払いができる格安SIMに絞る必要があります。
クレジットカード払い以外の支払いに対応している、主な格安SIMは下記の通りです。
格安SIM名 | 支払い方法 |
UQモバイル | ・クレジットカード ・口座振替 |
ahamo | ・クレジットカード ・口座振替 |
Y!mobile | ・クレジットカード ・口座振替 |
LINEMO | ・クレジットカード ・口座振替 |
楽天モバイル | ・クレジットカード ・デビットカード ・口座振替 ・楽天ポイント |
mineo | ・クレジットカード ・デビットカード ・口座振替 |
BIGLOBEモバイル | ・クレジットカード ・口座振替(*データ専用SIMの契約のみ) |
*2022年5月現在
対応しているのは、主に大手の格安SIMです。
申込先は大手に絞って探すと手間が省けるでしょう。
自分に合った最安の格安SIMの選び方4選
格安SIMのメリット・デメリットを理解してもらったところで、次は自分に合った最安の格安SIMの選び方を紹介します。
最安の格安SIM選びで、心がけてもらいたいポイントは下記の4つです。
この4つを心がければ、まず後悔するようなことにはならないでしょう。
以下で各ポイントを解説するので、最安の格安SIM選びに役立ててください。
通信速度で選ぶ
まず、後悔しないために最優先して欲しいのは通信速度です。
「大手キャリアと比べると通信速度が不安定」で解説した通り、格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が劣る上、不安定になります。
しかも、通信速度は申込先によって、優劣の差が大きいので注意が必要です。
通話品質は大手キャリアと変わりませんが、通信速度の実測値を確認せずに申し込むとストレスを抱えることにもなりかねません。
希望の格安SIMが決まったら、必ず実測値を確認してください。
実測値は「みんなのネット回線速度(みんそく)」で簡単に無料で確認できます。
確認手順は下記の通りです。
①「みんなのネット回線速度(みんそく)」にアクセスする
②トップページ最上段の右隅にある「通信速度レポートの検索」の欄に格安SIM名を入力
③虫眼鏡ボタンをクリック
数秒で指定先の実測値(平均通信速度)を確認できます。
申込先候補を数社絞ったら、必ず実測値を確認した上で申込先を検討するようにしてください。
実質料金を比較する
申し込み際は、必ず実質料金を比較してください。
格安SIMは月額料金の他にも、申込時に下記費用が発生します。
- 契約事務手数料
- SIMカード発行手数料
- 端末代金
- 送料
- MNP転出料
- SIMロック解除費用
これら費用は申込先によって異なります。
特に端末とのセット契約をする場合は、申込先によって端末代金に大きな開きが出るので注意が必要です。
まずは、上記費用と、3年分の月額料金の合計額を計算してください。
月額料金を3年分としたのは、スマホ買い替えまでの平均年数が3~4年程度だからです。(*内閣府が2018年に発表した「消費動向調査」を参照)
その上で、申込先候補を比較をすれば、どこが一番安いかが判断できます。
月額料金だけを基準にすると、「他の格安SIMの方が安かった…」と後悔するケースも出てくるでしょう。
面倒ではありますが、本当にお得で割安な格安SIMに申し込みたいなら、この作業は欠かさないようにしてください。
毎月どの程度のデータ容量を使うかで選ぶ
毎月、どれくらいのデータ使用量があるかを確認し、自分に合ったデータプランを選ぶのも重要なポイントです。
「データ量に合わせた料金プランが選べる」でお伝えしたように、格安SIMはデータプランが豊富なため、自分のデータ使用量に合った料金プランを選べるメリットがあります。
しかも、各社独自のデータプランを用意しているので、探せば自分にピッタリのデータプランで契約できる可能性もあるでしょう。
格安SIM名 | データプラン種類 |
UQモバイル | ・くりこしプランS+5G:3GB ・くりこしプランM+5G:15GB ・くりこしプランL+5G:25GB |
ahamo | 20GBプランのみ |
Y!mobile | ・シンプルS:3GB ・シンプルM:15GB ・シンプルL:25GB |
LINEMO | ・ミニプラン:3GB ・スマホプラン:20GB |
楽天モバイル | ・1GB ・3GB ・20GB ・無制限 |
IIJmio | ・2Gプラン ・4Gプラン ・8Gプラン ・15Gプラン ・20Gプラン |
mineo | ・1GBプラン ・5GBプラン ・10GBプラン ・20GBプラン |
OCNモバイルONE | ・500MB/月コース ・1GB/月コース ・3GB/月コース ・6GB/月コース ・10GB/月コース |
LIBMO | ・3GB ・8GB ・20GB ・30GB |
NUROモバイル | ・お試しプラン:0.2GB ・VSプラン:3GB ・VMプラン5GB ・VLプラン:10GB ・NEOプランLite:20GB ・NEOプラン:20GB |
*2022年5月現在
極力自分に合ったデータプランがある格安SIMに申し込めば、無駄な料金を支払うこともありません。
申込先候補を絞ったら、自分のデータ使用量に極力合ったところに申し込むようにしてください。
オプションやキャンペーンから選ぶ
「格安SIMにも契約・乗り換えキャンペーンがある」でお伝えしたように、格安SIMはキャンペーンが豊富です。
特に金銭補填される、キャッシュバックや割引キャンペーンは見逃せません。
他の条件が変わらないなら、キャンペーン内容の優劣で選ぶといいでしょう。
また、格安SIMは下記のように、豊富なオプションプランが用意されています。
- 通話かけ放題
- データチャージ
- 電話番号シェア
- テザリング
- 故障や紛失時の補償(契約時の購入端末)
- 新品の端末への交換保証(契約時の購入端末)
- 持ち込み端末の故障・破損保証
- サポート保証
申込先によってラインナップは異なりますが、大半の格安SIMが用意している「通話かけ放題」のプランは、通話が多い人にはメリットの高いオプションプランです。
格安SIM名 | 通話かけ放題プラン名(税込) |
UQモバイル | ・かけ放題(24時間いつでも):2,210円 ・かけ放題(10分以内/回):770円 ・通話パック(60分以内/月):550円 |
ahamo | かけ放題(5分以内/回):1,100円 |
Y!mobile | ・誰とでも定額(10分以内/回):770円 ・スーパーだれとでも定額S(無制限):1,870円 |
LINEMO | ・通話順定額(5分以内/回):550円 ・通話定額(無制限):1,650円 |
楽天モバイル | 10分(標準)通話かけ放題(10分以内/回):1,100円 |
IIJmio | ・通話定額5分+(5分以内/回):500円 ・通話定額10分+(10分以内/回):700円 ・かけ放題+(無制限):1,400円 |
mineo | ・10分かけ放題:550円 ・時間無制限かけ放題:1,210円 |
OCNモバイルONE | ・10分かけ放題(10分以内/回):935円 ・トップ3かけ放題(3番号以内が無制限):935円 ・完全かけ放題(無制限):1,430円 |
LIBMO | ・5分かけ放題(5分以内/回):550円 ・10分かけ放題(10分以内/回):770円 ・かけ放題マックス(無制限):1,430円 |
NUROモバイル | ・5分かけ放題(5分以内/回):490円 ・10分かけ放題(10分以内/回):880円 *超過後も通常料金の半額:11円/30秒 |
*2022年5月現在
プラン内容は各社異なりますし、同じでも月額料金が異なります。
通話が多い人は、かけ放題プランも考慮して申込先候補を絞るといいでしょう。
大手キャリアから最安の格安SIMに乗り換える手順
格安SIMを使うのが初めてなら、どうやって申し込むのかわからないという人は多いでしょう。
ここでは、大手キャリアから、最安の格安SIMに乗り換える手順を簡単に解説します。
乗り換え手順は下記の3ステップです。
それでは順追って、各ステップの詳細と注意点を解説していきましょう。
乗り換える格安SIMとデータプランを決める
まずは、申込候補の選定です。
選定時は自分が格安SIMに対して、何を最優先で求めるかを明確にしてください。
曖昧なままで格安SIM選びをすると、申込後に後悔する羽目になってしまいます。
最優先事項を明確にした上で、申込先候補の選定に取り掛かりましょう。
申込先候補が絞れたら、次はその中から申込先を決定してください。
これは先述した「自分に合った最安の格安SIMの選び方4選」を参考にすれば、自分に合った格安SIMを選べるでしょう。
Webサイトから申し込む
申込先の公式サイトにアクセスすれば、トップページに「申し込み」のボタンがあります。
このボタンをクリックすれば、そのまま申込画面が開くので、後はガイダンスに従って必要事項を記入すれば申込手続きは完了です。
ガイダンスに従えば、難なく手続き完了できるでしょう。
申し込みに必要なのは、下記の3点です。
- 本人確認書類
- MNP予約番号
- クレジットカード(*クレジットカード払い時)
この中で、特に注意して欲しいのがMNP予約番号です。
継続して同じ電話番号を使う時は、MNP予約番号を契約している大手キャリアで取得しておく必要があります。
MNP予約番号は、契約している大手キャリアで取得可能です。
主な申請先は下記の3つです。
- 店舗・ショップの窓口
- 予約番号発行の専用電話番号
- 公式サイト
どこに申請しても、手数料無料は無料です。
MNP予約番号がないと、申し込みが完了できないので、必ず申し込み前に取得してください。
なお、MNP予約番号には有効期限があります。
有効期限は、取得日を含め15日間です。
SIMカードを受け取り初期設定を行う
SIMカードを受け取ったら、端末に挿入しましょう。
その時は、必ず端末の電源をOFFの状態で行って入してください。
挿入後、電源をONにし、初期設定をすませば通信可能になります。
ここで面倒だと言われるが初期設定の方法です。
iPhoneはWiFiに接続して、iOSのアップデートをすれば初期設定が完了します。
iPhoneユーザーなら、何の問題もないでしょう。
しかし、AndroidはWiFi接続後に、下記手順でのAPN設定が必要です。
- 端末の設定アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」の設定画面を開く
- 「モバイルネットワーク」を選択
- アクセスポイント名から「APN設定画面」を開く
- APN一覧の中から申し込んだ「格安SIM名」を選択して保存する
iPhoneより面倒ですが、難しい作業ではありません。
設定手順は公式サイトや同梱された説明書等で、分かりやすく解説されています。
それを参考にすれば、問題なくAPN設定を完了できるでしょう。
格安SIM最安に関するよくある質問
最後に格安SIM最安に関するよくある質問に回答します。
今回、回答する質問は下記の8つです。
格安SIMは料金だけで選んで大丈夫?
格安SIMに乗り換える最大の目的は、月額料金の大幅削減です。
そのため、料金は格安SIM選びで重要な選択基準になります。
しかし、料金だけで選ぶのはおすすめできません。
格安SIMにはキャリアスマホにない、下記デメリットがあります。
- キャリアスマホよりも通信速度が不安定
- 初期設定を自分でしなければならない
- 直接サポートを受けられるところが限定的
- 大半がクレジットカード払いにしか対応していない
料金だけで選ぶと申し込めないケースもありますし、申し込めても後悔することになりかねません。
まずは申込先にどんな条件を希望するかを明確にし、その上で総合的に判断するのがベストな選択方法となるでしょう。
今最もおすすめの格安SIMはどれ?
これは利用する人によって求める条件が異なるため、一概に断定することはできません。
しかし、下記条件に該当する格安SIMならば、後悔しない格安SIM選びができるでしょう。
- 月額料金の安さ
- 実測値(平均通信速度)
- データプラン
- 通話料金
- サポート体制
また、端末セットで申し込むなら、下記条件に該当する格安SIMがおすすめです。
- 販売機種が多い
- 端末代金が安い
- 割引キャンペーンを実施している
端末を販売している格安SIMは、端末代金が各社異なります。
端末セットで申し込むなら、販売価格の比較は欠かせません
特に割引キャンペーンを実施しているところでは、機種指定になりますが代金無料のところも見かけます。
希望機種が決まっている、できるだけ安く購入したいという人は、上記3点に注意して申込先候補を絞ってください。
iPhoneにおすすめの格安SIMは?
これも、おすすめとなる格安SIMは断定できません。
先述した条件に該当するところなら、申込先選びに失敗することはないでしょう。
しかし、一点だけ注意して欲しいのは、持っているiPhoneが動作確認済みかどうかです。
iPhoneの動作確認済み機種は、申し込む格安SIMによって異なります。
動作確認済みでなければ、端末補償は得られません。
また、利用できる機能にも制限があり、これも各社異なってくるのです。
良い例が楽天モバイルで、iPhoneの楽天回線から乗り換えると下記不具合が生じることが確認されています。
- パートナー回線となるau回線への自動切り替えができない
- 2017年以前の機種はデータ通信・通話共にできない場合が多い
持っているiPhoneが動作確認済みで、普段利用している機能制限がないところがおすすめです。
これら情報は公式サイトに記載されているので、申込先候補を絞る際は必ず確認してください。
Androidにおすすめの格安SIMは?
Androidも基本的にはiPhoneと同じです。
「今最もおすすめの格安SIMはどれ?」で紹介した条件と、前項でお伝えした下記2つに注意すれば、後悔しない格安SIM選びができるでしょう。
- 持っている端末が動作確認済みであること
- 利用している機能が継続利用できること
そして、これらに加えて注意して欲しいのが、乗り換え先の格安SIMが使用する回線の周波数帯です。
大手キャリアは、データ通信時に使用する周波数帯が異なります。
大手キャリアが販売している端末はAndroid・iPhone共にメインに使用する周波数帯に適した機種が販売されているため、乗り換え先のメイン周波数帯が異なると下記の不具合が生じます。
- 通信速度が遅くなる
- 繋がりにくくなる
事実、NTTドコモやauで購入したAQUOSは、購入した回線以外は使えないケースが稀にあるようです。
乗り換え時は、契約している大手キャリアと同じ回線が使える、格安SIMがおすすめになります。
動作確認済みでも、上記2つの不具合が生じる可能性があるので、極力、同一回線に乗り換えるようにしてください。
格安SIMは5Gに対応してる?
申込先によりますが、対応していない格安SIMの方が大半を占めます。
対応している主な格安SIMは下記の通りです。
- UQモバイル
- Y!mobile
- 楽天モバイル
- IIJmio
- mineo
- J:COM MOBILE
- NUROモバイル
5G通信が必要な人は、5G対応しているかを必ず確認してください。
格安SIMはテザリングが使える?
これも申込先によりけりです。
今回紹介した格安SIMは全て使えますが、申込先によっては使えないところもあります。
また、使えるところでも、下記2点の確認は必要です。
- テザリング対応機種
- テザリングのデータ上限
この2つは、申込先によって異なります。
公式サイトに詳細情報が記載されているので、忘れず確認するようにしてください。
格安SIMに乗り換えた方がいい人の特徴は?
まず、おすすめなのは月額料金を安くしたい人です。
それに加え、下記のいずれかに該当するなら、絶対に格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
- 2台持ちを検討している
- 携帯や固定電話との通話頻度が少ない人
- WiFi環境下でのデータ通信がメインの人
- 直接サポートが必要ない人
特に「WiFi環境下でのデータ通信がメインの人」ならば、格安SIMへの乗り換えで、月額料金を大幅に削減できます。
小容量のデータプランで対応できるので、10GB未満の低料金プランで十分です。
格安SIMにはイオンモバイルのように、10GB以下の豊富なプランを提供しているところもあります。
- 0.5GB:803円
- 1GB:858円
- 2GB:968円
- 3GB:1,078円
- 4GB:1,188円
- 5GB:1,298円
- 6GB:1,408円
- 7GB:1,518円
- 8GB:1,628円
- 9GB:1,738円
- 10GB:1,848円
これならピッタリなプランが選べるので、大幅に月額料金を削減でき、無駄な料金を支払うこともありません。
少量で割安なデータプランがある格安SIMへ、申し込むようにしましょう。
大手キャリアを使い続けた方がいい人の特徴は?
下記のいずれかに該当するなら、そのまま大手キャリアスマホを使い続けることをおすすめします。
- 通信速度にストレスを抱えたくない人
- 直接サポートを受けたい人
- クレジットカードを持っていない人
特に「通信速度にストレスを抱えたくない人」は、絶対に格安SIMはおすすめしません。
格安SIMは大手キャリアスマホよりも、確実に通信速度が遅くなります。
これは先述した「大手キャリアと比べると通信速度が不安定」を見てもらえば明らかです。
ahamoやLINEMOなどの大手キャリアの格安ブランドなら、通信速度は落ちるものの妥協できるレベルでしょう。
それ以外の格安SIMは大手キャリアよりも格段、通信速度が劣ります。
その上、利用者が多くなる時間帯は、さらに通信速度が低下するので、通信速度を求めるなら確実にストレスを感じることになるでしょう。
上記3つに該当する人は、そのまま大手キャリアを使い続けた方が無難でしょうね。
まとめ:最安でおすすめの格安SIMは「申込者の条件次第」
大手キャリアからの乗り換えなら、確実に月額料金の大幅削減を実現できます。
今の月額料金に不満を抱えているなら、是非とも乗り換え検討をしてください。
しかし、どこの格安SIMが最安でおすすめかは、申込者が求める条件次第で変わってきます。
下記5つの中から、どの条件を最優先させるかで申込先候補は違ってくるからです。
- 月額料金の安さ
- 実測値(平均通信速度)
- データプラン
- 通話料金
- サポート体制
「月額料金が最安ならば、他はどうでもいい!」と言うなら、下記2つを元に比較すれば最安の格安SIMは簡単に特定できるでしょう。
- 月額料金
- データプラン
しかし、希望条件に応じて、申込先候補は異なるため、最終的に最安でおすすめな格安SIMは違ってきます。
自分に合った、最安でおすすめな格安SIM選びをするには、まずは希望条件を明確にしなければなりません。
その上で申込先候補を絞り、その中から最も希望に沿った格安SIMを選ぶ必要があります。
今回の記事を参考にして、自分に合った最安でおすすめの格安SIM選びを成功させてください。
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