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WiFiとプリンターが繋がらない!接続方法を簡単に解説!
WiFiとプリンターが繋がらなくてお困りではないでしょうか。
現在は多くのプリンターが無線通信に対応していますので、接続できないと不便ですよね。
そこで今回は無線を利用したプリンターとの接続方法について、どういった手順で行えばいいかを詳しく解説していきます。
接続方法はとても簡単なので、すぐに使えるようになるはずです。
LANケーブルで繋いでいる人も、無線に変えるだけも多くのメリットがあるので試してみてくださいね。
1.プリンターをWiFiと接続するメリット
プリンターを無線で接続することができれば、配線がスッキリするだけでなく以下4つのメリットを得られます。
- 家中のどこからでも印刷ができる
- プリンターの置き場所が自由自在
- 機器をつなぎ直さなくて済む
- スマホなどの機器から印刷できる
まず無線で通信を行うことができるため、電波が届く距離であれば別の部屋からも印刷を行うことが可能です。
そのためプリンターの置き場所に関しても、場所を選ばずに設置することができます。
また印刷データを送る端末を何度もつなぎ直す必要性がないため、スムーズに作業を行うこともできるといった点もメリットです。
最も利便性が高いのがスマホからもデータを送って印刷する方法ですね。
LANケーブルに対応していない機器であっても無線が利用できればプリンターで出力することができますよ。
スマホからパソコンへ送ってパソコンから出力するといった、有線のみのプリンターでは手間となっていた作業も効率的に行うことができるといったところが無線接続の特徴です。
2.WiFiとプリンターを繋ぐ前に知っておきたいこと
プリンターからルーターへ接続を行う際には、事前に知っておきたいことが2つあります。
それぞれわかりやすく説明しますね。
2−1.通信規格を調べる
通信機器にはそれぞれ利用することができる通信規格が決まっているので調べておきましょう。
なぜなら、通信規格を合わせなければ接続できないことがあるからです。
通信規格とはIEEE802.11の末尾に「a/b/g/n/ac/ad」の6種類のタイプがあり、それぞれ周波数帯域や最大通信速度が変わります。
同じ通信規格でなければ、正常にデータのやり取りができないので接続できないんです。
どの通信規格が使われているのかをルーター、プリンター、パソコンの3種類で調べてみてください。
ルーターとプリンターの通信規格は製品ページ、取扱説明書、製品が入っていた箱に記載されています。
パソコンの通信規格を調べる方法は以下の通りです。
Windowsの場合
- WindowsキーとXキーを押してシステムメニューを開く
- コマンドプロンプト(C)を選択する
- 起動したら「netsh wlan show interface」と入力する
- エンターを押すと無線の種類の項目から通信規格を確認できる
以上がWindowsで通信規格を確認する手順です。
どうしても分からない場合は購入店もしくは取扱説明書などで確認してみてください。
Macの場合
- リンゴのマークを開く
- このMacについてを開く
- 詳しい情報を開く
- システムレポートを開く
- ネットワークのところにあるWiFiを開く
- PHYモードの部分に通信規格が記載されている
以上がMacで通信規格を確認する手順です。
Windows同様にどうしても分からない時には購入店もしくは取扱説明書を確認してみましょう。
メーカーホームページでも同製品を確認すればチェックできるので、調べてみるのもおすすめです。
2−2.接続に必要なものを用意しておく
接続に必要なものを用意しておくとスムーズに繋げられます。
まず、無線対応のプリンターとパソコンを接続する際には、その中継の親機となるルーターが必要です。
据え置き型でも良いですし、モバイルWi-Fiと呼ばれる小型のルーターでも良いので準備しておきましょう。
次に、無線に対応したプリンターのドライバーがディスクやホームページ上で用意されていることがあり、こちらもパソコンに事前インストールしておきます。
Windowsの最新の機種では元々インストールされているプリンター用の汎用ドライバーを削除しておくのもおすすめです。
ドライバーを削除しておくことでトラブルを減らすことができます。
コントロールパネルのデバイスとプリンターの項目から削除を行うことができるため、気になる場合は実行してみてくださいね。
3.プリンターとWiFiを接続する4つの方法
ここまでプリンターをWiFiで接続するメリットと知っておきたいことをお伝えしました。
次は、プリンターを無線で接続して印刷を行うための方法について、以下4つに分けて解説していきます。
同じメーカーでも型番によって若干操作が変わる面がありますが、基本的には同じ内容となっているため参考にしてみてください。
方法1.Canon(キャノン)の場合
まずは、Canonの場合から紹介していきますね。
モデルにより若干の違いはありますが、以下の手順で概ね設定できます。
- プリンターの電源をオンにする
- 接続の準備をする画面が表示されるため、内容に従って操作する
- 下準備が完了すればワイヤレスコネクトボタンを3秒間長押しする
- キャノン:マニュアルのページにアクセスする
- 「セットアップを行う」を選択し、OK→開始とクリックする
- 「プリンターの準備がお済みの方は接続へ」をクリックする
- セットアップファイルをダウンロードしてインストールする
- 設定が全て終われば印刷可能
上記のような流れでセットアップを行い、上手く接続されているかどうか任意のデータをプリンターへ送ってみましょう。
わからない時にはメーカーホームページに設定方法が紹介されているので参照してみてください。
方法2.EPSON(エプソン)の場合
EPSONではAOSS、WPS対応機器を使用しているかどうかで若干設定方法が変わってきます。
細かい違いがありますが、大まかな接続方法は以下の通りです。
- プリンターの電源をオンにし、ホーム画面から「ネットワーク」を選択する
- 「アクセスポイント(推奨)」→「設定に進む」→「プッシュボタンで設定」を選択する
- ルーターのAOSSまたはWPSボタンを長押しして、設定完了の画面が出るのを待つ
- プリンターに付属されているセットアップディスクからドライバーのインストールを行う
- 接続設定完了の画面が出れば、テスト印刷を実行して完了
主に上記のような流れで設定を行うことができます。
こちらもメーカーホームページでより詳しい設定方法を紹介しているので参照してみてくださいね。
方法3.brother(ブラザー)の場合
brotherは、概ね以下の手順で接続が可能です。
- パソコンが無線LANルーターに接続されていることを確認し、製品のソフトウェアダウンロードのページを開く
- プリンタードライバーとP-touch Editorをダウンロードしてインストールする
- 「無線LAN接続」→「Brother ピアツービアネットワークプリンター」を選択する
- ルーターのSSIDを入力する
- インストール画面が出てくれば画面に従って操作を続けて完了を選択
- 正しく接続できていればプリンターのWiFiランプが点灯するため確認する
- P-touch Editorを起動させて使用するプリンターをリストの中から選択する
- 正しく印刷することができる試してみる
メーカーホームページではパソコンだけではなく、スマホとの接続方法も記載されているので参照してみてください。
方法4.その他の場合
上記のメーカーのプリンター以外で無線接続を行う方法についても、それぞれどういったものがあるかについて詳しく解説していきます。
こちらはWiFi対応のプリンターで共通している面を主軸に手順を解説していきますので、利用を考えている際には参考にしてみてください。
簡易接続機能で接続する
らくらく無線スタートやWPS、AOSSといった呼び方でも無線利用することができる機能です。
手間となる設定を省略して、ボタン一つで設定することができるといった初心者にも扱いやすい設定となっています。
- プリンターの設定でプッシュボタン(WPS/AOSS)を選択する
- ルーター側のWPS/AOSSボタンを長押しして起動させる
- プリンター付属のディスクからドライバーを端末にインストールする
- テスト印刷を行って正しく接続できているか確認する
多くの機器が上記の手順で接続できるので、困った時に試してみるのも良いですね。
手動で接続する
手動で接続を行う際には、SSIDとパスワードを自身で入力する必要があります。
簡易接続機能に対応していない際にはこちらの方法がメインとなるため参考にしてみてください。
- プリンター付属のディスクからドライバーを端末にインストールする
- 無線LANの設定からSSIDとパスワードを入力する
- プリンターの共有設定からプリンター名を入力する
- 設定を終えたらテスト印刷を行って正しく接続されているかを確認する
機種によっては設定が完了するまでルーターとプリンターをUSB接続する必要があるため注意が必要です。
WiFi Direct機能で接続する場合
ルーターを利用することなく、端末からダイレクトでプリンターへ接続することができる機能があればこちらが便利です。
- プリンターで「無線LAN」→「WiFi Direct 接続設定」を選択する
- 接続設定を確認するとSSIDとセキュリティーキーが表示される
- 端末上のネットワーク一覧からルーターのSSIDを選択し、表示されているセキュリティキーを入力する
- 正しく接続できているかテスト印刷を行って確認する
こちらの機能を使用している間は、通常のインターネット接続が遮断される点に注意が必要です。
WiFi Direct機能での接続について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
WiFiDirectとは?便利な使い方から設定まで解説! - FUJIログ通信
WiFiDirectとは、WiFiルーターを使わずに機器同士を直接つなげる機能のことです。日常生活における身近な製品でも利用することのできる家電があります。この記事では、WiFiDirectの使い方や設定方法を詳しくお伝えしていきます。WiFiDirectの使い方を知って、今までよりも便利に暮らしていきましょう。
4.WiFi非対応のプリンターとWiFiを接続する方法
無線接続に対応していないプリンターであっても、プリントサーバーと呼ばれる機器を導入することによって接続することが可能です。
またルーターにプリントサーバー機能が付いているモデルもあり、こちらを導入することでも印刷することができます。
接続方法について手順を解説していきます。
- パソコン等の端末をルーターに無線接続する
- プリンター付属のディスクからドライバーをインストールする
- USBケーブルでプリントサーバー対応のルーターとプリンターを接続する
- ルーター付属のディスク、もしくは製品のホームページから「プリントサーバーを設定するツール」をダウンロードしてインストールする
- 設定画面で、USB接続しているプリンターの名前が表示されれば選択して接続を押す
- 正常に接続できているかを確認し、テスト印刷を試してみる
機種によって若干の設定方法は変わってきますが、概ね上記のような方法で無線対応させることができます。
各機種の詳しい設定方法に関して不明な点があれば、製品のホームページを参照してみてください。
5.スマホなどをWiFiでプリンターに接続する方法
接続用のアプリを利用すれば、スマホから無線でプリンターに接続することも可能です。
こちらはスマホ用のプリンターといった専用の機器も販売していますが、ルーターと同じネットワークで接続できる環境にあれば無線対応プリンターでも印刷することができます。
大まかな接続方法は以下の通りです。
- アプリをダウンロードして表示に従って設定を行う
- メニューの印刷の項目から対象のプリンターを選択する
- 印刷プレビューを立ち上げてサイズやカラーといった詳細設定を確認する
- 印刷をクリックして接続ができているかを確認する
それぞれアプリを起動して説明に従って繋ぐだけなので、難しく考えなくても簡単に使えるようになるはずですよ。
代表的なアプリは以下のものがあります。
アプリ名 | ダウンロードページ | 特徴 |
Epson iPrint | iPhone/Android | EPSONのプリンターを自動で認識して印刷可能 |
Canon Print Inkjet/SELPHY | iPhone/Android | Canonのプリンターを選択して印刷可能 |
おきがるプリント & スキャン | iPhone/Android | Ricoh提供のアプリ ユーザー登録することでコンビニでも無線印刷可能 |
持っているプリンターで専用のアプリが提供されている場合は、インストールしてみてくださいね。
まとめ
今回はプリンターを無線接続して印刷する方法について解説していきました。
一度設定してしまえば有線接続よりも便利に印刷することができるため、もし無線接続に対応しているプリンターを利用している場合には試してみてください。
またプリンターサーバーやスマホの接続用アプリを用いることで、さらに多くのシーンで無線を利用した印刷を行うことが可能です。
これから導入を考えている場合も、通信規格といった注意点を踏まえた上で無線接続を試してみてください。