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デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめな格安SIM5選|使い方も解説
最近では、iPhoneをはじめとするスマートフォンで、デュアルSIMという使い方ができる機種が増えてきています。
このデュアルSIM機能を利用すれば、2回線の携帯電話回線を同時で待受利用することができる上、状況に応じて、通信回線を切り替えられます。
2022年7月に発生したKDDI(au)の大規模通信障害で注目された機能ですが、まだまだ使い方について知られていないことも多数あります。
今回、デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめの格安SIM5選などについて見ていきましょう。
mineo | LINEMO | Y!mobile | ahamo | 楽天モバイル | |
プラン+月額利用料 | 1GB:月額1,298円 5GB:月額1,518円 10GB:月額1,958円 20GB:月額2,178円 | ミニプラン(3GB):月額990円 スマホプラン(20GB):月額2,728円 | S(3GB):月額2,178円 M(15GB):月額3,278円 L(25GB):月額4,158円 | ahamo(20GB):月額2,970円 ahamo大盛り(100GB):月額4,950円 | Rakuten UN-LIMITⅦ: 0GB〜3GB(月額1,078円) 3GB〜20GB(月額2,178円) 20GB〜∞(月額3,278円) |
通信速度 | 41.38Mbps | 59.12Mbps | 61.74Mbps | 138.75Mbps | 54.5Mbps |
契約期間 | なし | なし | なし | なし | なし |
【この記事でわかること】
・デュアルSIMの概要
・デュアルSIMのメリットとデメリット
・デュアルSIMで使うのにおすすめの格安SIM5選とその特徴
・デュアルSIMの使い方
デュアルSIMって何ですか?
間野優希
SIMカード2枚を1台のスマートフォンで使う方法です。
そもそもデュアルSIMとは?
そもそも、デュアルSIMとは、スマートフォンに2枚のSIMカードを挿入して同時に利用できることを指します。
最近では、物理的なSIMカードに加えて、SIMカードをソフトウェア化した「eSIM」も、デュアルSIMとして使えます。
SIMカードは、同じ通信会社のSIMカードを2枚挿入することもできますし、それぞれ違う通信会社のSIMカードも同時で利用可能です。
もちろん、海外に渡航した際には、日本で契約している携帯電話会社のSIMカードで国際ローミングを利用し、現地キャリアのSIMカードを購入してそれと同時で使うといった方法も実現可能です。
間野優希
デュアルSIMを使えば、携帯電話2台持ちをする必要はありません。
デュアルSIMの種類4つ
ここでは、デュアルSIMの種類4つについて見ていきましょう。
具体的には、「DSDS」、「DSDV」、「DSSS」、「DSDA」となります。
いずれも、英単語の始めの文字を取った形ですので、海外でも積極的に使われている携帯電話の用語となります。
こちらの用語は、日本国内のスマホメーカーも使っている上、海外ではOPPOやXiaomiといった海外スマホメーカーでもごく普通に多用されています。
間野優希
これらの用語は、どちらかというと海外メーカーが多用しています。
DSDS
DSDSは、「デュアルSIMデュアルスタンバイ」の略となります。
DSDSでは、4Gでのデータ通信を利用した音声通話機能「VoLTE」が登場する以前から、2Gや3Gとのセット利用を前提として使われているワードとなります。
当然ながら、DSDSでは、2枚のSIMカードを挿入して、4Gと2G・3Gとの同時待受は可能ですが、VoLTEには対応していません。
もちろん、日本国内において、KDDI(au)では、3Gは停波された上、NTTドコモ・ソフトバンクでは3Gネットワーク自体、縮小しているため、DSDSスマートフォンは、あまり意味がないものとなってきています。
最近では、後述するVoLTE対応のDSDV対応のスマートフォンが増えてきたため、DSDSスマートフォンは少数派となっていますが、発売時期がずっと前のスマートフォンや、激安価格で販売されているスマートフォンは、DSDSのみの対応となっていることが大半です。
間野優希
最近では、DSDS端末は少なくなってきました。
DSDV
DSDVは、「デュアルSIMデュアルVoLTE」の略となり、日本国内で、2022年現在販売されているほとんどのSIMフリーのAndroidスマートフォン、キャリア販売を含めたiPhoneは、こちらのDSDVに対応しています。
DSDV対応スマートフォンでは、2枚のSIMカードを入れて、それぞれVoLTE対応のネットワークで同時待ち受けができます。
DSDAでは、音声通話中のデータ通信が可能となりますが、あまり、電話をしながらデータ通信をするというケースは考えられないので、ほとんどの方であれば、DSDVスマートフォンで十分です。
しかし、AndroidのSIMフリースマートフォンでは、DSDV対応と謳われていることが大半ですが、iPhoneでは、Appleと大手キャリア4社との関係もあるため、DSDV対応はほとんど伏せられています。
実際、iPhoneでは、iPhone XR以降の機種で対応しているため、もちろん、最新機種のiPhone 14やiPhone SE(第3世代)でもDSDV機能を使えます。
間野優希
日本国内で販売されているほとんどのデュアルSIMスマートフォンはDSDV対応です。
DSSS
DSSSは、「デュアルSIMシングルスタンバイ」の略となります。
DSSS端末では、SIMカードを2枚挿入することができても、同時待ち受けなどの機能は利用できず、実質的には、1枚のSIMカードしか入らないシングルSIM端末と同等となります。
日本国内では、ほとんどDSSS端末は展開されておらず、数少ない例として、楽天モバイルのオリジナルスマートフォンの「Rakuten Mini」や「Rakuten Hand」といった形となります。
DSSSという言葉が使われるのは、eSIM専用端末が多いようです。
もちろん、最近では、スマートフォンで使われるチップセットの機能が向上していることから、スマートフォンメーカーもDSDVに対応させるのが容易となってきているため、DSSS端末が今後新規で発売される可能性はあまりないと見ていても問題ありません。
間野優希
DSSS端末はそもそもの数が少ないです。
DSDA
DSDAは、「デュアルSIMデュアルアクティブ」の略となります。
こちらは、SIMカードを2枚挿入できるスマートフォンで、VoLTEでの同時待ち受けが可能なほか、片方のSIMカードで通話しながら、別のSIMカードでデータ通信ができる特徴があります。
DSDA端末は最近対応端末が登場していますが、まだまだ、日本国内ではDSDVが主流となっているため、見かけることは少ないと言えます。
しかし、多くのユーザーであれば、片方のSIMカードで通話しながら、別のSIMカードでデータ通信という使い方はあまりすることがないはずですので、特段、DSDA端末を選ぶメリットはないかもしれません。
もちろん、DSDA端末を選ぶのがベターですが、DSDV端末とできることはあまり変わりがないので、DSDAにこだわる必要はありません。
間野優希
ハイエンドの機種で対応していることもあります。
デュアルSIMのメリット3つ
デュアルSIMのメリットは3つあります。
まず、スマホ料金が安くなるといった点、次に、1台で2つの電話番号を持てる点、最後に、通信状況によって回線を使い分けが可能な点となります。
いずれも、携帯電話やスマートフォンを2台持ちするといったことをする必要がなくなります。そのため、プライベートの携帯電話と仕事用の携帯電話を1台にまとめられるというメリットも生じてきます。
間野優希
デュアルSIMは非常にメリットがある使い方です。
スマホ料金が安くなる
デュアルSIMでは、SIMカードを2枚契約すれば、全体的にスマホ料金が安くなります。
具体的には、通話用のSIMカードを大手キャリアのものにし、通信用のSIMカードを楽天モバイルとすれば、最低でも月額4,000円弱でデータ使い放題でどこでも電話ができるスマートフォンとなります。
もし、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクのいずれかの1社でデータ使い放題のプランを契約すると、月額7,000円を超えてしまうケースも存在します。
もちろん、データをあまり使わないユーザーなら、IIJmioのeSIMと楽天モバイルのSIMカードの組み合わせでも、SIMカード1枚のときよりも料金が下がるケースもあります。
そのため、工夫次第で、デュアルSIMを活用すれば、スマートフォンの料金が下がることも十分に考えられます。
間野優希
デュアルSIMの組み合わせは多数あります。
1台で2つの電話番号を持てる
1台で2つの電話番号を持てるのも、デュアルSIMのメリットです。
例えば、仕事用のSIMカードと、プライベート用のSIMカードを1台のスマートフォンに挿入してしまえば、仕事の電話もプライベートの電話も1台のスマートフォンで対応可能となります。
最近では、格安SIMも流行していることもあり、1回線の維持費も大幅に下がっています。
このような使い方も、十分リーズナブルに実現できますので、格安SIM2枚もしくは格安SIMとキャリアのSIMをそれぞれ組み合わせる使い方もベターです。
余談となりますが、mineoなどのMVNO型の格安SIMでは、音声通話のネットワークはキャリアから仕入れたものをそのまま再販しています。
なので、格安SIMにしたからと言って、音質が大幅に落ちてしまうことはあり得ません。
間野優希
仕事用とプライベート用の携帯電話を1台にまとめられます。
通信状況によって回線を使い分けることができる
通信状況によって、携帯電話回線を使い分けることができるのも、デュアルSIMのメリットとなります。
例えば、特定のキャリアでの通信障害などトラブル発生時、基地局からの電波を受信できない圏外エリアにいるときなど、特定のキャリアのネットワークを使えない場合、デュアルSIMスマートフォンであれば、簡単な操作をすると、別キャリアに簡単に接続可能となります。
もちろん、この使い方をするには、複数のキャリアを利用するSIMカードの契約が必要ですが、最近では、KDDIのオンラインブランドの「povo 2.0」というサービスでは、月額0円での維持が可能なので、思っているよりも、通信状況によってのキャリア切り替えは、安価に利用可能です。
間野優希
まだまだネットワークが貧弱な楽天モバイルユーザーにはおすすめの使い方です。
デュアルSIMのデメリット3つ
デュアルSIMのデメリットは、3つあります。
まず、スマートフォンの動作保証の対象外となる可能性がある点、デュアルSIM対応のスマートフォンが必要な点、契約手続きが2つになるので手続きに時間がかかる点が挙げられます。
いずれも、まだまだデュアルSIM自体、世間では一般的とされていないところもあるため、仕方ない一面もあると言えます。
間野優希
デュアルSIMの知名度はまだまだ高くありません。
動作保証の対象外になる可能性がある
デュアルSIMのデメリットとして、スマートフォンの動作保証の対象外となる可能性もあることも挙げられます。
特に、大手3キャリアが発売するスマートフォンでは、デュアルSIM対応モデルの場合、自社のSIMカードでの動作は保証しても、他社のSIMカードを入れた場合の挙動は保証されません。
残念ながら、これは仕方がないことです。なぜなら、大手キャリアでは、デュアルSIMのスマートフォンで、他社のSIMカードを入れた際の挙動を把握できないためです。
そのため、キャリア販売のデュアルSIMスマートフォンでは、基本的に、自己責任としてデュアルSIMの機能を使うしかありません。
もちろん、XiaomiやMotorolaといったSIMフリースマートフォンでは、メーカーが保証してくれることもありますので、基本的には、すべてのケースで動作保証の対象外となる訳ではありません。
間野優希
キャリア端末のサポートは、基本的に自社のSIMカードを挿れたときのみです。
デュアルSIM対応のスマホが必要
デュアルSIMのデメリットとして、デュアルSIM対応のスマートフォンが必要なことも挙げられます。
スマートフォンでデュアルSIMを使う場合、当然ながら、物理的にSIMスロットが2つ設けられているか、eSIMに対応している必要があります。
メーカー的には、専用のチップやアンテナも用意する必要があるため、今持っているスマートフォンを買い替えずにデュアルSIMを使いたいと言っても、対応できないケースもあります。
もし、デュアルSIMを使いたいなら、事前に、メーカーのWebサイトなどでデュアルSIMの対応可否をしっかりと確認した上でスマートフォンを購入して下さい。
もちろん、iPhoneなら、キャリア販売のものでも、iPhone XR以降の機種で対応していますので、そちらもご確認下さい。
間野優希
最近のiPhoneでは、すべてデュアルSIM対応となっています。
契約先が2つになるので手続きに手間がかかる
デュアルSIMでは、契約先が2つになるので、手続きにも手間がかかるというのもデメリットです。
最近では、IIJmioやmineo、NUROモバイルでは、1つの会社で複数キャリアから選択できることもありますが、基本的には、契約先は2社になることが大半です。
そのため、IIJmioなどの格安SIMを除いて、契約手続きは当然ながら、2社でそれぞれ行う必要がありますので、注意が必要です。
ただし、契約先の事業者でデュアルSIMを使うと申告する必要はありませんので、通常のフローに沿って契約すれば問題ありません。
SIMカードの種類を選ぶ際には、デュアルSIMのスマートフォンで利用できるものを選ぶことも必須です。
間野優希
契約手続きにデュアルSIMを使うという申告は不要です。
デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめの格安SIM5選
ここでは、デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめの格安SIM5選について紹介します。
紹介する格安SIMは、「mineo」、「LINEMO」、「Y!mobile」、「ahamo」、「楽天モバイル」となります。
楽天モバイルは、格安SIMと分類されないこともありますが、格安SIMの1種として取り扱います。
mineo | LINEMO | Y!mobile | ahamo | 楽天モバイル | |
プラン+月額利用料 | 1GB:月額1,298円 5GB:月額1,518円 10GB:月額1,958円 20GB:月額2,178円 | ミニプラン(3GB):月額990円 スマホプラン(20GB):月額2,728円 | S(3GB):月額2,178円 M(15GB):月額3,278円 L(25GB):月額4,158円 | ahamo(20GB):月額2,970円 ahamo大盛り(100GB):月額4,950円 | Rakuten UN-LIMITⅦ: 0GB〜3GB(月額1,078円) 3GB〜20GB(月額2,178円) 20GB〜∞(月額3,278円) |
通信速度 | 41.38Mbps | 59.12Mbps | 61.74Mbps | 138.75Mbps | 54.5Mbps |
契約期間 | なし | なし | なし | なし | なし |
違約金 | なし | なし | なし | なし | なし |
mineoは、関西電力系のオプテージが提供する格安SIMです。大手キャリアの回線を借り受けたMVNO型のサービスですので、5社の中では、一番価格が安いサービスとなっています。ただし、速度が出づらいのが欠点です。
LINEMOは、ソフトバンクのオンラインブランドです。ソフトバンク回線を直接使っていることから、比較的速度が出やすいのが特徴な上、20GBでは月額2,728円と安いのもメリットです。
Y!mobileは、ソフトバンクのサブブランドで、店舗での契約も受け付けられているサービスとなります。料金は比較的高めなものの、低容量から中容量に強いサービスとなっています。
ahamoは、NTTドコモのオンラインブランドです。中容量から大容量に強いサービスで、ahamo大盛りに加入すれば、月100GBを月額4,950円で使えるため、場合によっては、テザリングと併用すれば、固定回線の代替も余裕で実現できるサービスです。
楽天モバイルは、楽天市場でお馴染みの楽天グループが手掛ける携帯電話サービスです。分類的には、いわゆる”MNO”となります。もちろん、新規参入事業者ということもあって、低容量から大容量まで、激安価格でのサービス展開を実施しています。
間野優希
いずれの5社も人気があるサービスです。
デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめの格安SIM5選の特徴を解説
デュアルSIMと組み合わせるのにおすすめの格安SIM5選の特徴について解説します。
解説するのは、上記の表と同じく、「mineo」、「LINEMO」、「Y!mobile」、「ahamo」、「楽天モバイル」となります。
いずれの格安SIMも、料金の違いや細かなサービス内容、データ容量など違いがありますので、検討される際には、各社のWebサイトなどをしっかりと確認した上で申し込んで下さい。
mineo:ドコモ・au・ソフトバンク回線を選択可能
ラインモ:ソフトバンク本家品質を月額990円で使える!
Y!mobile:店舗契約もできるため、初心者にもおすすめ
ahamo:ドコモ品質で大容量のデータを安価に使いたい方におすすめ
楽天モバイル:1円でも安く携帯電話料金を抑えたい方におすすめ
間野優希
各社では細かい仕様が異なりますので、ご注意下さい。
mineo:ドコモ・au・ソフトバンク回線を選択可能
mineoは、関西電力系のオプテージが提供する格安SIMです。
mineoの運営会社であるオプテージは、KDDIとの繋がりが大きい企業ですが、mineoは独立系MVNOとして、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線でのサービスを展開しています。
そのため、デュアルSIMで利用時には、メイン回線と違うキャリアの回線のプランをmineoで選択すれば、回線の冗長化も容易になります。
もちろん、普段からmineoを使うことが少なくても、月額110円のオプションである「パスケット」を追加しておけば、パスケットに入れるパケットは無期限で繰越できますので、加入をおすすめします。
さらには、2022年8月より、au回線でのeSIMの提供がスタートしたため、eSIM対応のiPhoneでの利用が便利になりました。ぜひ検討してみて下さい。
間野優希
3キャリアの回線を選べる貴重なサービスです。
ラインモ:ソフトバンク本家品質を月額990円で使える!
LINEMOはオンラインブランドのため、店舗での契約はできず、インターネットでの契約のみです。
しかし、店舗での販売経費などを抑えたことから、利用料金が非常にリーズナブルとなっていて、20GBが月額2,728円であるのは特徴的です。
もちろん、ソフトバンクのオンラインブランドであるため、ソフトバンク本家品質をそのまま利用できるのも大きな特徴です。
さらには、他社の格安SIMよりも回線品質が良いのにもかかわらず、ミニプランの月3GBが月額990円というのは驚くべき点と言えます。
eSIMの契約もできますので、他社の物理SIMカードと組み合わせて、iPhoneでDSDVでのデュアルSIM運用もしやすいのもメリットです。
間野優希
ミニプランは最強です。
Y!mobile:店舗契約もできるため、初心者にもおすすめ
Y!mobileは、イオンモールなどで展開されているショップに加えて、ソフトバンクショップでの取り扱いもなされています。もちろん、ヤマダデンキやヨドバシカメラなどの家電量販店でも契約できますので、対面での契約を行いたい方には、断然おすすめの格安SIMです。
回線品質も、ソフトバンク本家と同等となっていて、比較的速度も出やすいのも特徴の1つです。
ただし、1人での利用は、他社と比較すると料金が高額になってしまうのは残念ですが、家族複数人で利用したり、ソフトバンク光と併用することで、大幅に安い料金で利用できます。
全体的に、Y!mobileは、低容量から中容量に強い格安SIMとなっている上、サポート体制が充実しているので、スマートフォン初心者にもおすすめです。
間野優希
対面での契約ももちろんできますよ。
ahamo:ドコモ品質で大容量のデータを安価に使いたい方におすすめ
ahamoはオンラインブランドのため、インターネットでしか契約できません。ただし、ドコモショップで有料のサポートも受けられますが、基本的に、スマートフォンに詳しいデジタルネイティブ世代を対象としたサービスです。
特に、ドコモの広大なカバレッジと通信品質を、月20GBで月額2,970円で利用できる点は、非常に定評があります。
もちろん、ahamo大盛りに加入すれば、月100GBを月額4,950円で利用できる点から、テザリングを使えば、単身世帯での固定回線の代替用途としても十分使えるレベルです。
場合によっては、他社のポケット型Wi-Fiを契約しなくても問題ないはずです。
eSIMの発行もできますので、申込後にすぐahamoのサービスを利用できます。
もし、低容量の利用を希望されているのなら、ドコモでは、OCNモバイルONEの利用も推奨しています。
間野優希
Z世代に人気のサービスです。
ahamoの評判は最悪?注意点やメリットを詳しく解説
ahamoで契約しようと思っている人の中には、評判が気になっている人もいるでしょう。悪い評判があるのを目にすると契約をためらってしまいますよね。今回の記事では、ahamoの料金や電波状況の評判・口コミや利用するメリット・デメリットを解説します。
OCNモバイルONEでは5G通信を無料で使える?評判からわかる実態
ocnモバイルoneは5G通信が無料で使えるため、速度を重視する方にとって嬉しい格安SIMです。ocnモバイルoneの速度や他社との比較、申し込み方法などを紹介します。実際にocnモバイルoneを利用しているユーザーの評判もまとめています。
楽天モバイル:1円でも安く携帯電話料金を抑えたい方におすすめ
楽天モバイルは、楽天市場や楽天カードでお馴染みの楽天グループが手掛ける携帯電話サービスです。
楽天モバイルは、2019年に携帯電話事業に新規参入した事業者(MNO)で、自社で基地局を設置した上でネットワークを構築しているため、まだまだネットワークが貧弱なところがあるものの、料金が他社よりも大幅に安くなっています。
特に、中容量から大容量の料金が安く、月20GBまでの利用であれば、月額2,178円、月20GB以上の無制限の利用であれば、月額3,278円となります。
楽天モバイルの料金には、Rakuten Linkという音声通話アプリでの国内通話かけ放題プランの料金が含まれているため、総合的にみれば、音声通話やデータ通信が多い方であれば、他社よりも激安と言えます。
eSIMの発行も可能で、インターネットから申し込むと2時間程度で利用可能となります。そのため、面倒な物理SIMカードの受け取りも不要です。
もちろん、楽天モバイルでは、ショップの展開も積極的に行われているので、対面での契約を希望されている場合でも、充実したサポート体制となっています。
間野優希
楽天モバイルでは、ネットワークに仮想化という技術を用いて、携帯電話料金を下げています。
デュアルSIMの使用手順3つ
デュアルSIMの使用手順は3つあります。
まず、デュアルSIMに対応したスマホを用意し、次に、SIMカードもしくはeSIMへ申し込みます。そして、スマホで設定を行うことで、正式にデュアルSIMでの利用ができるようになります。
万が一、デュアルSIMでの設定がわからなかった場合は、キャリアや格安SIM事業者での対応が難しいこともありますので、スマートフォンのメーカーでのサポートや、PCデポなどで実施されている第三者の有料のサポートの利用を検討して下さい。
間野優希
PCデポなどでのサポート体制は有料ながらも充実しています。
手順①:デュアルSIMに対応したスマホを用意する
2022年現在発売されているAndroidのSIMフリースマートフォンでは、ほとんどの機種でデュアルSIMに対応している上、キャリア販売のモデルも含めて、iPhoneはすべてデュアルSIMに対応しています。
ただし、キャリア販売のAndroidスマートフォンでは、シングルSIMのものが大半ですので、基本的に、キャリアで売っているAndroidスマートフォンは、デュアルSIMに対応していないと考えて下さい。
追記しますが、キャリアで販売されているPixelシリーズは例外ながらも、デュアルSIMに対応しています。
もし、海外で購入したデュアルSIMのスマートフォンの利用を検討している際は、スマートフォンの設定画面から「技適マーク」が表示されているものしか、基本的には日本国内で利用できませんのでご注意下さい。
間野優希
国外販売端末の日本での利用はご注意下さい。
手順②:SIMカード・eSIMへ申し込む
デュアルSIMのスマートフォンでは、物理SIMカードが2枚しか挿さらないモデルもあれば、物理SIM1枚とeSIMを組み合わせて、デュアルSIMとするモデルもありますので、各スマートフォンの仕様を把握した上で、物理SIMカードか、eSIMのどちらかを申し込むようにして下さい。
特に、iPhoneでは、デュアルSIM対応となっていますが、物理SIMカード1枚とeSIM1枚でデュアルSIMとなっているため、物理SIMカード2枚を同時に使うことはできません。
デュアルSIMと言っても、スマートフォンによって仕様が異なりますので、メーカーなどのWebサイトをしっかりと見た上での契約をおすすめします。
万が一、違う種類のSIMカードを申し込んだ場合は、再発行に手数料がかかりますので、ご注意下さい。
間野優希
スマートフォンによって、eSIM対応が異なります。
手順③:スマホ設定を行う
SIMカードもしくはeSIMを利用できるようになったら、スマートフォンで設定を行います。
スマートフォンの設定は、各事業者のWebサイトに設定手順が載っていますので、そちらを参照して下さい。
デュアルSIMでは、1枚のSIMカードごとに、それぞれのAPN設定を行えば、問題ありません。
ただし、スマートフォンの設定は、各事業者で他社SIMカードの設定のサポートは対象外となりますので、ご注意下さい。
iPhoneでは、「APN構成プロファイル」をインストールする設定を行う事業者もありますが、このAPN構成プロファイルは、iPhone1台につき、1つしかインストールできませんので、格安SIM2社を1台のiPhoneで利用する際には、注意が必要です。
間野優希
iPhoneでの2つのAPN構成プロファイルの切り替えはできません。再インストールが必須です。
格安SIMとおすすめのデュアルSIMに関するよくある質問
ここでは、格安SIMとおすすめのデュアルSIMに関するよくある質問に回答します。
回答する質問は、「デュアルSIMとはどういうもの?」という質問、「デュアルSIMにおすすめの組み合わせは?」という質問、「デュアルSIMにすると電話番号はどうなるの?」という質問、「デュアルSIMはiPhoneで使える?」という質問、「デュアルSIMでLINEアカウントは2つ作れる?」という質問になります。
デュアルSIMとはどういうもの?
デュアルSIMにおすすめの組み合わせは?
デュアルSIMにすると電話番号はどうなるの?
デュアルSIMはiPhoneで使える?
デュアルSIMでLINEアカウントは2つ作れる?
間野優希
デュアルSIMはまだまだ知名度が低いのが残念です。
デュアルSIMとはどういうもの?
デュアルSIMとは、SIMカードを2枚挿れられるスマートフォンの運用形態のことを指します。
具体的には、異なる回線を使う事業者のSIMカードを2枚挿れて、片方のSIMカードで使っていた回線が、電波が届かなかったり、通信障害などで利用できないときに、もう片方のSIMカードに切り替えることで、データ通信や音声通話をシームレスで使い続けられるようなメリットもあります。
また、仕事用の電話番号とプライベート用の電話番号を1台のスマートフォンで利用できるため、従来のように、仕事用などの携帯電話の2台持ちをする必要がありません。
さらには、海外の渡航中に、日本の携帯電話会社のSIMカードと、現地キャリアのSIMカードを組み合わせるなどの使い方もできるのも、デュアルSIMの特徴となります。
間野優希
Amazonなどで海外用のSIMカードが販売されています。
デュアルSIMにおすすめの組み合わせは?
デュアルSIMにおすすめの組み合わせは、楽天モバイルとmineoの組み合わせです。
楽天モバイルとmineoの組み合わせでは、楽天モバイルの回線をRakuten Linkでの国内通話かけ放題のみの利用として、mineoでは「マイそく」を利用することで、一定の通信速度に制限されながらも、実質的にはデータ使い放題の回線となります。
そのため、最低でも、楽天モバイルでは、月額1,078円、mineoでは月額660円となるので、電話かけ放題・データ通信し放題となる回線を、合計月額1,738円で利用可能となります。
もちろん、高速のデータ通信を使いたい場合は、楽天モバイルでの通信を月3GBまでに抑えれば、合計で月額1,738円にて事足ります。
間野優希
デュアルSIMの組み合わせ方は多岐にわたります。
【2022年12月最新】楽天モバイルのキャンペーン情報【保存版】
【2022年6月最新】楽天モバイルのキャンペーン情報を徹底解説。キャンペーンの中には6月で終了するお得なキャンペーンから、楽天ポイントが多くもらえるキャンペーンも紹介しています。記事内ではキャンペーンコードも紹介中。
mineoの最新キャンペーンとお得な割引一覧|申し込み手順も解説
本記事では「mineoのキャンペーン内容が知りたい」「契約手順を知りたい」こんな悩みがある方へ向けて、mineoのキャンペーンや割引内容から契約手順まで解説します。mineoの契約を検討している方は、是非参考にしてみてください。
デュアルSIMにすると電話番号はどうなるの?
デュアルSIMにすると、電話番号は1台のスマートフォンで2つの電話番号を使うイメージとなります。
もちろん、どちらの電話番号に電話がかかってきても、1台のスマートフォンで対応できますので、ユーザー側で気にすることはありません。
スマートフォン側でも、どちらの電話番号に電話がかかってきたのかというのも表示できますので、安心です。
さらには、電話をかける場合にも、どちらの電話番号から電話を発信するのかも決められますので、難しい操作などは不要です。
ただし、どちらかの回線がかけ放題プランとなっている場合、当然ながら、かけ放題プランの電話番号からかけないと、かけ放題が適用されませんので、ご注意下さい。
例外的に、楽天モバイルのRakuten Linkでの発信は、Rakuten Linkアプリを立ち上げた上での発信となります。
間野優希
デュアルSIMでの発信元の電話番号の切り替えは可能です。
デュアルSIMはiPhoneで使える?
iPhone XR以降の機種であれば、物理SIMカードとeSIMの2枚でデュアルSIM運用ができる上、iPhone 13、iPhone 14シリーズでは、2枚のeSIMでDSDVでの運用が可能です。
ただし、キャリアで購入したiPhoneでも、デュアルSIM運用は可能ですが、キャリア側でのサポート対象外の使い方となりますので、万が一、サポートを希望する場合は、キャリアに問い合わせるのではなく、Appleへ問い合わせて下さい。
もちろん、iPhoneでは、APN構成プロファイルは1つしかインストールできませんので、複数の格安SIMでデュアルSIM運用する場合は、他社のSIMカードに切り替えるときに、APN構成プロファイルのアンインストールや、他社のプロファイルの再インストールが必要になるケースもあります。
間野優希
mineoやIIJmioなどのMVNOサービスでは、APN構成プロファイルのインストールが必要です。
デュアルSIMでLINEアカウントは2つ作れる?
LINEは、基本的に、1台のスマートフォンで1つのアカウントしか使用できません。
もちろん、LINEでは、SMSで認証を行うこともありますが、電話番号を切り替えたとしても、LINEのアカウントを2つ作れません。
ただし、OPPOやXiaomiといった海外メーカーのスマートフォンでは、ツインアプリ機能を利用した上で、デュアルSIMのそれぞれの電話番号を認証に使えば、LINEアカウントを2つ作れます。
しかしながら、ツインアプリ機能を利用してLINEアカウントを2つ作ったとしても、LINE側のサポートを受けられない可能性が存在する点はご注意下さい。
iPhoneでは、Jailbreakをしない限り、LINEのアカウントは2つ利用できません。そもそも、Jailbreakは、Appleの保証外となる行為ですので、おすすめできません。
間野優希
Jailbreakは、本体の改造と同じことですので、安易に手を出さないで下さい。
まとめ:デュアルSIMはお得にスマホを活用できるのでおすすめ
デュアルSIMを利用すれば、お得にスマートフォンを活用できるのでおすすめです。
まだまだ、知名度が低いデュアルSIMですが、最近のAndroidスマートフォンでは対応機種が増えてきている上、iPhoneでは、最新の機種はすべてのモデルが対応しています。
eSIMを活用すれば、物理SIMカードの到着を待たず、デュアルSIMで利用できる上、開通までの期間が短いことも特徴の1つです。
デュアルSIMでは、仕事とプライベート用の回線を1台で使えたりと、全体的にメリットが多い使い方です。
デュアルSIMですが、一度検討していただければ幸いです。
間野優希
これからデュアルSIMが主流になる時代が来ます。