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WiFiルーターのブリッジモードとは?モードの違いや注意点を解説
近年のWiFiルーターに多く搭載されている、ブリッジモードとは一体どういったものであるかについてお調べではないでしょうか。
機器に搭載されていても、事前知識がないと使い方がよく分からないものです。
今回はブリッジモードについて基本情報から使い方まで解説していきます。
またその他のモードとどういった点が違ってくるか、利用する上で注意しておくべき点についてもわかりやすく説明しますね。
気になっていた方はぜひ参考にしてみてください。
1.WiFiルーターのブリッジモードとは?
ブリッジモードとは、無線電波のやり取りをするためだけに用いられる機能のことです。
ブリッジモードの他にも、APやBR、ハブモードといった様々な呼び方をされることがあります。
難しく考えなくても、違いは名前だけで意味は同じなので覚えておくと便利ですよ。
これだけではわかりにくいかと思いますので、機能の役割についてさらに詳しく紹介していきますね。
1−1.通信を中継する役割を持つ
通常、WiFiルーターは「外部から接続に必要な電波を受信して」最適な状態に変換しています。
変換した電波をそれぞれの接続機器に無線電波として発信し、WiFiの接続ができるのです。
では、ブリッジモードではどのように動くのでしょうか。
こちらのモードでは、WiFiルーターは「外部から接続に必要な電波を受信しない」ように設定されます。
その代わりに、他のWiFiルーターが発信している電波を受信して、広げる中継機として機能するのです。
この機能のことをスイッチングハブという呼び方をすることもあります。
難しく考えなくても、ブリッジモードは中継機として電波を広げてくれるものという認識で良いでしょう。
1−2.有線と無線のどちらも活用できる
ブリッジモードに設定しても有線と無線のどちらでも問題なく繋いで使えます。
LANケーブルでも、WiFiでも繋げられるように機能がもともと備わっているからです。
無線での接続が安定しなければ、有線での接続に変えてみるという使い分けができます。
目的によって使い分けを行うことで快適なネット環境を確保することができるでしょう。
2.WiFiルーターをブリッジモードに切り替える方法
では、WiFiルーターをブリッジモードに切り替える方法をさっそく見ていきましょう。
機種によって違いはありますが、概ね以下のような方法で切り替えできるはずです。
本体に切り替えスイッチが付いている場合
- ルーター機器本体の外観部等にBRやAPモード、ブリッジモードといった名称のスイッチがあることを確認する
- スイッチを切り替えて、ランプ表示の変化を確認する
- ランプ表示が変われば切り替えはOK
- 他のルーターとの接続が正常か確認する
- 端末のネット接続画面で正常に動作をしているか確認する
- 動作していれば完了
本体に切り替えスイッチが付いていない場合
- ルーター機器自体が、ブリッジモードに対応しているかどうかをチェックする
- ウェブでの切り替えか管理画面のどちらから変更するか確認する
- それぞれの画面からブリッジモードへ切り替える
- 切り替え後は端末を接続して正しく動作しているか確認する
正常に接続ができないという場合にはルーターの販売元や公式サイトなどのサポートへ問い合わせてみましょう。
ここまで、ブリッジモードに切り替える方法についてお伝えしましたが、切り替えの時に別のモードを見つけた人もいるかと思います。
せっかくですから、モードの違いについても確認しておきましょう。
2−1.WiFiルーターのモードの違い
WiFiルーターに搭載されているモードの違いについて確認していきましょう。
ルーターモードは、私達が普段使うときに最初から設定されているものです。
契約した固定回線やキャリアの光回線などを最適化してインターネットサービスを利用できます。
オートモードは現在のWiFiルーターの状況を判断して、自動的にモードを切り替える機能です。
例えば、動作しているWiFiルーターの中でも最も性能の良いものをルーターモードとして認識した場合はブリッジモードに切り替わるという具合ですね。
他にもWiFiルーターを販売している各社で違うモードを搭載していることもあります。
モードについては、お使いのWiFiルーターの取扱説明書、もしくはメーカー公式サイトも確認しておくと良いでしょう。
3.WiFiルーターのブリッジモードの使い方
では、ブリッジモードのメインの使い方と言える中継機としての接続方法を紹介していきます。
前提としてブリッジモードに設定するWiFiルーター以外に、もう1台の親機が必要です。
用意できたら親機として1台、子機として1台を接続していきましょう。
基本的な手順は以下の通りです。
- 親機となるWiFiルーターをルーターモードで設定する
- インターネットに接続されていることを確認する
- 子機となるWiFiルーターをブリッジモードに切り替えて電源を入れる
- 親機と子機をLANケーブルで接続する
- 親機側の設定画面をパソコンで開きアクセスポイントとして繋ぐ
- 設定が完了すればLANケーブルを外して置きたい場所に設置する
- 接続を確認して完了
流れは同じですが、メーカーによって変更方法、接続方法が違います。
詳しくは取扱説明書または公式サイトで接続方法を確認して行うと良いでしょう。
4.WiFiルーターをブリッジモードで使うときの注意点
ブリッジモードの使い方はおわかりいただけたでしょうか。
余った機器を活用できる方法ですが注意点が2つあります。
- 切り替え忘れに注意する
- 異常があるルーターだけを停止する
主に中継機として利用するときに注意しておきたい部分なので確認してみてくださいね。
注意点1.切り替え忘れに注意する
ブリッジモードで使うWiFiルーターのモード切り替えを忘れないようにしましょう。
なぜなら、WiFiルーターがルーターモードで2台動かしてしまうと2重ルーターと呼ばれる状態になるからです。
2重ルーターとは、1本の回線から2つのルーターで無線通信を用意している状態になることを言います。
これだけ聞くと便利そうに見えますが、回線の電波を2つに分けて使っていることで、速度の低下や不安定な電波になるんです。
簡単に人間で例えるなら、2重ルーター状態は右手で仕事、左手で家事をしているようなイメージですね。
どちらにも集中できないので、仕事も家事も遅くなり、まともなことはほとんどできません。
なので、2重ルーターにならないためにもモード切り替えを忘れないことが大切なのです。
注意点2.異常があるルーターだけを停止する
ブリッジモードで使用するときに異常が見つかった場合は、異常のあるルーターだけ停止しましょう。
これは、全て止めてしまうと正常な接続を保てなくなるからです。
ブリッジモードでの設定で固定したIPアドレスや設定が全てリセットされると、ルーターがそれぞれで回線を用意してしまうんですね。
設定の途中でお互いが干渉してしまうと、最悪の場合インターネットに接続できなくなります。
こうなると、またWiFiルーターを1台ずつ設定しなくてはなりません。
ブリッジモードでの接続では、異常のある機器だけを停止して再起動などの対処をするよう心がけてみてください。
まとめ
今回はWiFiルーターのブリッジモードに関して、どのような機能でどういった場面で利用できるかについて解説していきました。
複数台のルーターを使用している方は、オートモードで知らない間にブリッジモードを利用していたということもあります。
こちらについて理解しておくことで、回線の速度が遅い場合の対処方法としても活用することができますよ。
複数台の端末を接続できるといったメリットがあるため、余ったルーターの活用先として参考にしてみてください。