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持ち運び可能なWiFiルーターとはどんなもの?ーおすすめルーターと選び方も解説ー
自宅でも移動先でも持ち運びができるWiFiルーターは、テレワークの普及に伴い利用者が増加しています。そこで、本記事では、持ち運び可能なWiFiルーターを、ポケット型WiFiサービスともモバイルWiMAXサービスを中心に紹介していきます。
■この記事で分かること
持ち運び可能なWiFiルーターの種類が分かる
ポケット型WiFiとモバイルWiMAXのおすすめサービスが分かる
持ち運び可能なWiFiルーターの選び方が分かる
サービス名 | クラウドWiFi | Mugen WiFi | AiR WiFi |
月間データ容量 | 20GB 50GB 100GB | 100GB | 100GB |
通信速度(実測値) | 下り:18.05Mbps | 下り:13.76Mbps | 下り:27.1Mbps |
持ち運び可能なWiFiルーターとはどんなもの?代表的な2種類を紹介
ポケット型WiFiとモバイルWiMAXの違いは、キャリア回線を利用するかもしくはWiMAX回線を利用するかの違いが大きな違いです。それぞれの特徴を紹介します。
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ポケット型WiFiとモバイルWiMAX以外では、キャリアでWiFiサービスを提供している場合があります。ただし料金が高くデータ容量が小さいため、おすすめしません。
ポケット型WiFi
ポケット型WiFiとは、利用する通信回線がキャリア回線もしくはクラウドSIMを使用したWiFiルーターです。キャリア回線というのはドコモやau、SoftBankといった回線のことです。スマートフォンなどと同じように、WiFiルーターにSIMカードを挿して利用します。
クラウドSIMとは、ドコモ、au、SoftBankの3回線が利用できるSIMカードがWiFiルーターに内蔵されています。実際には、WiFiルーターの電源を入れたタイミングで適切な回線を自動的に選択し、通信する仕組みです。
キャリア回線、クラウドSIMともに、3大キャリア回線を利用するため、安定した回線で、ある程度の通信速度で利用できる点が、ポケット型WiFiの特徴です。
モバイルWiMAX
モバイルWiMAXとは、利用する通信回線がWiMAX回線を使用したWiFiルーターです。
WiMAX回線とは、簡単に言うと無線インターネット回線の1つで、KDDIの子会社のUQコミュニケーションズが回線を提供しています。WiMAX回線は、主にWiFiルーターなどで利用するインターネット回線で、スマートフォンや携帯電話では使われていません。
回線の特徴としては、モバイルWiMAXで利用するWiMAX回線の方が、キャリア回線よりも通信速度が速いというメリットがあります。しかし、利用エリアはキャリア回線よりも狭いというデメリットがあります。
通信エリア内であれば、WiFiルーターでも快適にインターネットが利用できる点がモバイルWiMAXの特徴です。
持ち運び可能なWiFiルーターにはどのようなものがある?ーおすすめルーターを回線別に詳細比較ー
ポケット型WiFiとモバイルWiMAXのサービス内容が分かったところで、ポケット型WiFiサービスとモバイルWiMAXサービスの中でも、おすすめしたいプロバイダを紹介します。
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WiFiルーターを利用する際は、料金面だけでなくサービスやキャッシュバックなども含めた比較をしましょう!
ポケット型WiFi
最初に紹介するのは、ポケット型WiFiの中でもおすすめしたい5つのプロバイダを紹介します
プロバイダ | クラウドWiFi | Mugen WiFi | AiR WiFi | 超格安WiFi | 最安値保証WiFi |
月額料金 | 3,718円(100GB) 2,980円(50GB) 2,580円(20GB) | 3,718円(100GB) | 3,278円(サクッとプラン) | 3,828円(スタンダードプラン) | 3,608円(100GB) |
月間データ容量 | 20GB 50GB 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
通信速度(実測値) | 下り:18.05Mbps | 下り:13.76Mbps | 下り:27.1Mbps | 非公表 | 13.08Mbps |
キャンペーン | なし | 最大10,000円キャッシュバック | 1ヶ月お試し利用 | なし | なし |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 | 0円 |
クラウドWiFi:3種類のデータ容量から選べるポケット型WiFi
クラウドWiFiは、株式会社ニッチカンパニーという会社が運営しているポケット型WiFiサービスです。利用しているSIMはクラウドSIMで、ドコモ、au、SoftBankから最適な回線が利用できます。
クラウドWiFiの特徴は、今回紹介するWiFiルーターの中でも、1ヶ月に利用可能なデータ容量が選択できる点です。ポケット型WiFiサービスで提供されるデータ容量は、100GBが一般的です。本記事で紹介しているポケット型WiFiサービスでも、100GBが主流です。
クラウドWiFiの場合は、100GBだけでなく。20GBと50GBが選択可能です。20GBや50GBの利用用途としては、あまりインターネットを利用しない方や、サブ回線としての利用があります。
メイン回線で利用したい場合は100GBを、サブ回線で利用するのであれば20GBや50GBから選択しましょう。
Mugen WiFi:10,000円キャッシュバックが魅力のポケット型WiFi
Mugen WiFiは、株式会社FREEDiVEという会社が運営しているポケット型WiFiです。利用するSIMはクラウドSIMのため、利用する場所はあまり気にする必要はありません。
Mugen WiFiをおすすめするポイントは、今回紹介したポケット型WiFiで、唯一10,000円キャッシュバックを行っている点です。そのため、実質的な支払い料金は、他のモバイルWi-Fiサービスよりも安くなります。
キャッシュバックを使ってポケット型WiFiサービスを安く利用したいのであれば、Mugen WiFiがおすすめです。
AiR WiFi:WiFiルーターが3種類から選択可能なポケット型WiFi
AiR WiFiは、Mugen WiFiと同じ株式会社FREEDiVEが運営しているポケット型WiFiです。そのため、データ容量や利用プランなどがMugen WiFiと似ています。データ容量は100GBのみ提供しています。
Air WiFiの特徴は、WiFiルーターが3種類から選べて、選んだWiFiルーターによって料金プランが変わる点です。AiR WiFiで利用できるSIMは、3種類すべてクラウドSIMで利用可能です。プランは、らくらくプラン、まるっとプラン、サクッとプランの3種類から選択できます。
サクッとプランで利用可能なWiFiルーターは、旧式のWiFiルーターです。その分、一番料金が安いため、料金を一番重視する場合はサクッとプランがおすすめです。
WiFiルーターのスペックと料金のバランスが良いプランがらくらくプランで、まるっとプランはWiFiルーターがタッチパネル対応で、モバイルルーターとしても利用可能です。
超格安WiFi:1年プランがお得に利用できるポケット型WiFi
超格安WiFiは、株式会社スペースエージェントという会社が運営しているポケット型WiFiです。サービス内容はデータ容量100GBで、クラウドSIMを利用しています。
超格安WiFiは、その名の通り、料金面にこだわっています。超格安WiFiでは、スタンダードプランと1年プランという2種類の料金プランを用意しています。スタンダードプランは契約期間の縛りがないプランで、料金は3,828円と他のポケット型WiFiとくらべて若干高めです。
しかし、1年プランであれば基本料金は3,410円と、最新のWiFiルーター利用においては業界の中でも安い料金で利用できます。1年プランでは契約期間が設けられているものの、契約期間は最初の1年間のみのため、1年以上利用するのであれば、1年プランを契約することでお得に利用できます。
最安値保証WiFi:ポケット型WiFiサービスの価格にこだわるポケット型WiFi
最安値保証WiFiは、超格安WiFiと同じく株式会社スペースエージェントが運営しています。超格安WiFiとサービス内容が似ており、利用できるデータ容量は100GB、回線はクラウドSIMに対応しています。
最安値保証WiFiの大きな特徴は、契約期間なしプランで基本料金が安い点と、市場価格を調査している点です。契約期間がないということは、いつでも解約可能で解約違約金が発生しません。
「最安値保証」という言葉とおり、2020年2月1月時点でポケット型WiFiサービスの中で一番安い、いわゆる最安値の価格でサービスを提供しています。
文字通り、最安値にこだわった最安値保証WiFiは、利用期間が決まっていないがポケット型WiFiを利用するのであれば、一番おすすめです。
モバイルWiMAX
次に、モバイルWiMAXの中でも代表的な5つのプロバイダを比較します。モバイルWiMAXで利用されている回線は、どの回線も基本的には同じWiMAX回線を利用しているため、通信品質面でほとんど変わりません。
プロバイダ | Vision WiMAX | DTI WiMAX | Broad WiMAX | カシモWiMAX | UQ WiMAX |
月額料金 | 4,785円 | 4,730円 | 4,070円 ※ギガ放題フリープラン | 4,387円 | 4,950円 |
月間データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
通信速度(実測値) | 下り:48.18Mbps | 下り:48.18Mbpss | 下り:48.18Mbpss | 下り:48.18Mbpss | 下り:48.18Mbps |
キャンペーン | 5,000円キャッシュバック | 本体代金0円キャンペーン | 乗り換えキャンペーン | 端末分割払いサポート | 端末と同時購入で端末代キャッシュバック |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード | クレジットカード、口座振替 |
Vision WiMAX:キャッシュバックがすぐに貰えるモバイルWiMAX
Vision WiMAXは、株式会社ビジョンがサービス提供しているモバイルWiMAXです。利用できる端末は、モバイルルーター2種類とホームルーター2種類から選択できます。
実際の通信速度は機種によって最高速度は異なるものの、Vision WiMAXで提供している端末はいずれも最大速度2Gbps以上のため、速度的には問題ありません。
Vision WiMAXがおすすめできるポイントは、キャッシュバック還元の速さです。Vision WiMAXのキャッシュバックは金額こそ5,000円ではあるものの、契約1ヶ月目にキャッシュバックされます。
通信会社系のキャンペーン特典の中には、契約してから半年や1年経過してからようやくもらえる場合があるため、Vision WiMAXであれば確実にもらえる点がメリットです。
DTI WiMAX:端末料金代がキャッシュバック
DTI WiMAXは、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営しているモバイルWiMAXです。DTIとは、ドリーム(Dream)・トレイン(Train)・インターネット(Internet)の頭文字がD、T、Iから取得しています。利用できる端末は、モバイルルーター2種類とホームルーター2種類です。
DTI WiMAXでは、端末代21,780円がキャッシュバックされるキャンペーンを展開しています。ただし、キャッシュバックが受け取れる期間が利用してから1年後で、なおかつ1年後に手続きを行う必要があります。
DTI WiMAXでキャッシュバックを確実に受け取るためには、スケジュール帳などで管理することをおすすめします。
Broad WiMAX:他社からの乗り換えキャンペーン展開
Broad WiMAXは、株式会社 Link Lifeという会社が運営しているモバイルWiMAXです。利用できる端末は、モバイルルーター2種類と、ホームルーター2種類です。
Broad WiMAXで行われているキャンペーンは、乗り換えキャンペーンです。他社の光回線やポケット型Wi-Fi、モバイルWiMAXなどからBroad WiMAXに乗り換えた際、乗り換え元で発生した違約金をキャッシュバックします。
キャッシュバック金額は最大19,000円で、キャッシュバックの申し込み自体はすぐに手続き可能です。その後、6ヶ月までBroad WiMAXを利用し続けることで、キャッシュバックが支払われます。
キャッシュバックが支払われる時期は半年ではあるものの、キャッシュバック手続き自体はBroad WiMAX契約後すぐに申し込むことが可能なため、受け取りやすいキャンペーンといえます。
他社から乗り換え時の違約金が高い場合は、Broad WiMAXのキャンペーンも検討していきましょう。
カシモWiMAX:端末代が実質0円で利用可能
カシモWiMAXは、株式会社MEモバイルという会社が運営しているモバイルWiMAXです。利用できる端末は、他と同じくモバイルルーター2種類と、ホームルーター2種類です。
カシモWiMAXの特徴は、端末代が実質0円という点です。他のモバイルWiMAXでは、20,000円前後の端末代を、一括もしくは分割で支払うため、利用料金とは別に端末代が発生します。
カシモWiMAXの場合は、端末代を分割で支払う場合、分割で支払う金額と同じ金額を割引するため、実質0円で利用できます。ただし、端末を一括で支払う場合は割引が適用されないため、注意しましょう。
ただし、分割支払い途中でカシモWiMAXを解約した場合、端末代の残債は割引が適用されません。分割払いは36回払いのため、端末代を0円にするのであれば契約してから36ヶ月は利用しましょう。
UQ WiMAX:公式のモバイルWiMAXサービス
UQ WiMAXは、UQコミュニケーションズ株式会社が運営しているモバイルWiMAXです。利用できる端末は、他と同じくモバイルルーター2種類と、ホームルーター2種類です。
UQ WiMAXの利点は、WiMAXの回線を提供している公式という安心感です。利用サポートなどが充実している点や、端末代が他の会社で購入するより安く、さらにはキャッシュバック適用できるため、端末代は実質0円です。
月額料金などの利用金額だけで考えると他のモバイルWiMAXに比べて高くなってしまうため、契約後のアフターサービスも気にしたいのであれば、UQ WiMAXがおすすめです。
持ち運び可能なWiFiルーターの利点は?ー利用する上でのメリットー
持ち運び可能なWiFiルーターの代表的なプロバイダを紹介した後は、ポケット型Wi-FiとモバイルWiMAXそれぞれのメリットを紹介していきます。
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ポケット型WiFiとモバイルWiMAXは、利用している回線が違うため、どちらが良くてどちらが悪いというのはありません。
ポケット型WiFiのメリット
ポケット型WiFiサービスのメリットは、利用可能エリアの広さです。ポケット型WiFiサービスは、大手キャリアDocomo、au、SoftBankの回線を利用します。3社の利用可能エリアは、会社によって多少異なるものの、基本的には日本全国をほぼカバーしています。
ポケット型WiFiの中でもクラウドSIMを採用している場合は、3社の回線から繋がりやすい回線を自動的に選択するため、山奥の僻地など、よっぽどのところでなければWiFiルーターが利用可能です。
一方で、通信速度はモバイルWiMAXに比べて遅くなります。2022年10月時点では、4G回線を利用するため、利用するWiFiルーターも、4G回線に合わせた下り最大150Mbps程度のルーターが主流です。とはいえ、通常使いであれば、4G回線の通信速度で困ることはほとんどありません。
モバイルWiMAXのメリット
モバイルWiMAXのメリットは、通信速度とデータ容量です。WiMAXは、大手キャリアの回線に比べて通信速度が速いという特徴があります。ポケット型WiFiサービスの通信速度は下り最大150Mbps程度ですが、WiMAXの場合は下り最大1Gbps超えが珍しくありません。
また、WiMAXが5G対応になったタイミングで、なんと下り最大2GbpsのWiFiルーターが登場しました。また、WiMAXの高速通信に対応するために、5G対応のプランを契約した場合は、データ容量が無制限に利用できます。
一方で、利用エリアは大手キャリアよりも狭く、大手キャリアの電波よりも障害物に弱いため、例えばビルの中や地下などでは利用可能エリア内でも通信しづらい場合があります。
そのため、モバイルWiMAXを利用するのであれば、利用可能エリアの確認は当然として、可能であれば試用期間があるモバイルWiMAXを契約し、あなたが利用する場所で本当に使えるかを確認することをおすすめします。
持ち運び可能なWiFiルーターの選び方は?ー失敗せずに選ぶ5つの基準ー
ポケット型WiFiとモバイルWiMAXそれぞれのメリットが分かった後は、あなたが持ち運び可能なWiFiルーターを選ぶ際、どのような選び方をすれば失敗せずに選べるかを紹介します。
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月額利用料も大切ですが、通信速度・エリア・データ容量によってポケット型WiFiかモバイルWiMAXかを選択するようになります。
契約期間で選ぶ
ポケット型WiFiサービスとモバイルWiMAXのいずれのWiFiルーターを選ぶ場合であっても、最初に確認するポイントは契約期間の有無です。
契約期間の有無は利用するプロバイダによって異なります。また、同じプロバイダでも、契約期間有りのプランと契約期間無しのプランを展開している場合があります。
契約期間有りの場合、契約期間中に解約した場合は違約金が発生するかわりに、基本料金が契約期間無しの料金よりも安いという特徴があります。契約期間があるプロバイダを選ぶ場合は、契約期間と契約期間満了後の自動更新可否、契約途中での違約金を必ず確認しましょう。
契約満了後の自動更新については、WiFiサービスによって自動更新される場合と、契約期間満了後はいつでも違約金なしで解約可能という2パターンがあります。契約期間中の違約金については、数千円~数万円と利用したいサービスによって異なります。
そのため、契約期間の有無を確認する際は、あなたがWiFiルーターを利用したい期間とWiFiサービスの契約期間から、どのプロバイダがあなたに合っているかを確認しましょう。
月額利用料で選ぶ
WiFiサービスを選ぶ上で、月額利用料も大切な要素です。月額利用料を確認する際に注意して確認するポイントは、基本料金とオプションサービスです。
基本料金については、単純に料金が安いかどうかで比較すれば問題ありません。また、基本料金は各社のホームページで大きく紹介されていることがほとんどのため、比較しやすい項目です。
しかし、オプションサービスに関しては、利用するしないはユーザーに委ねられます。特にWiFiサービスのオプションサービスの中でも、端末保証とユーザーサポートは必ず確認しましょう。
端末保証とは、例えば故障したときに無償もしくは格安の料金で修理や交換してもらえるといったサービスです。ユーザーサポートは、WiFiルーターの使い方やWiFiの接続方法などのサポートサービスです。
端末保証やユーザーサポートは、会社によって適用範囲や料金が異なります。そのため、基本料金が安いと思って契約したところ、オプションサービスが思ったよりも高かったということがあるため、オプションサービスを含めた月額利用料で比較しましょう。
通信速度・エリアで選ぶ
ポケット型WiFiサービスとモバイルWiMAXサービスでは、通信速度とエリアが異なります。ポケット型WiFiサービスは、通信速度は最大150Mbps程度で、利用可能エリアはほぼ日本全国すべてをカバーしています。
モバイルWiMAXサービスの通信速度は最大1Gbps以上で、利用可能エリアは、3大キャリアよりも狭く、ビルや地下など電波の障害物になりそうなものに弱いという特徴があります。
通信速度・エリアで選ぶ上でのポイントは、あなたがどんな場所で、どのようなシチュエーションでWiFiルーターを利用するかです。
例えばWiFiルーターを利用する場所は自宅がメインで、光回線のような固定回線と同じような使い方をするのであれば、利用可能エリアよりも通信速度を重視するモバイルWiMAXが適しています。
一方、WiFiルーターを色々な場所で利用したい場合は、通信速度よりも利用可能エリアが広いポケット型WiFiの方が適しています。
あなたがどのような環境でWiFiルーターを利用するかによって、ポケット型WiFiかモバイルWiMAXかを検討しましょう。
データ容量で選ぶ
データ容量については、特にポケット型WiFiサービスで気にして欲しいポイントです。というのもモバイルWiMAXでは、2022年10月時点 WiMAX5Gサービスを契約している場合、データ容量無制限で利用できるからです。
通信速度・エリアで選ぶでも紹介した通り、自宅メインで光回線のような固定回線代わりに利用するのであれば、データ容量無制限のモバイルWiMAXがおすすめです。
ポケット型WiFiサービスの場合、データ容量無制限のサービスはほとんどなく、1ヶ月単位で利用可能なデータ容量が設定されている場合がほとんどです。
WiFiルーターの利用用途によって1ヶ月間で利用するデータ容量が異なるため、データ容量の目安が分からない場合は、契約可能なデータ容量が複数あるサービスを利用するのも1つの方法です。
操作性で選ぶ
最後に紹介するポイントは、実際に利用するWiFiルーターの操作性です。操作性というのは、簡単に言うとWiFiルーターに液晶画面がついているかどうかです。
WiFiルーターに液晶画面がついている機種であれば、液晶画面を見ながら操作できる点や、液晶画面で設定状況が一目で分かる点から操作しやすい端末と言えます。
液晶画面がない端末を操作する場合は、基本的にサイドボタンなどで操作する必要があるため、液晶画面が搭載されている機種よりも操作しづらい端末と言えます。
操作性を気にする場合は、液晶画面が搭載されている機種をおすすめします。
持ち運び可能なWiFiルーターに関するよくある質問は?
今回紹介した中ではあまり触れられなかった部分を中心に、よくある質問をまとめました。持ち運び可能なWiFiルーターを検討しているのであれば、必ず目を通しておきましょう。
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もしも月額料金なしのWiFiルーターがあった場合、本当に契約しても安全かどうか確認してから利用しましょう。
持ち運び可能なWiFiルーターで無制限なものはある?
持ち運び可能なWiFiルーターでデータ容量無制限を利用したい場合は、モバイルWiMAXのWiFiルーターを選択しましょう。WiMAX5G対応のプランを契約した場合は、データ容量無制限で利用できます。
WiMAX5Gでも、データ容量を著しく利用した場合はデータ通信速度の制限がかかる場合がある、と記載があるものの、常識的な範囲で利用する限りは通信速度制限がかかることはほぼありません。
一方で、ポケット型WiFiサービスでは、無制限で利用可能なWiFiルーターはありません。データ無制限のWiFiルーターを利用したいのであれば、モバイルWiMAXを検討しましょう。
持ち運び可能なWiFiルーターで月額料金がなしのものはある?
持ち運び可能なWiFiルーターで月額料金がなしのWiFiルーターについて、2022年10月時点で調査した限りは、残念ながらありませんでした。ただし、キャンペーンなどを適用することで、数ヶ月程度は月額料金が実質0円になる場合があります。
今回紹介したVision WiMAXでは、5,000円のキャッシュバックが適用されるため、5,000円を基本料金に充てることで、1ヶ月間は実質無料で利用可能です。
どうしても月額料金なしのWiFiルーターを利用したいのであれば、キャッシュバックやキャンペーン割引が大きいサービスを探して契約しましょう。
置き型WiFiと持ち運びWiFiルーターだとどちらがおすすめ?
置き型WiFiとは、ホームルーター型の端末で、特徴としては、端末にバッテリーを搭載していないため、電源としてコンセントに挿して利用する端末です。
置き型WiFiと持ち運びWiFiルーターの違いは、持ち運び可能かどうかの違いです。WiFiルーターを持ち運ぶのであれば、持ち運びWiFiルーターがおすすめです。また、WiFiルーターを持ち運ぶかどうか分からない場合も、持ち運びWiFiルーターを選ぶ方が無難です。
WiFiルーターを持ち運ばないのであれば、置き型WiFiで問題ありません。あなたの利用用途に合わせて選択しましょう。
まとめ:持ち運び可能なWiFiルーターは比較が大事ー用途に合わせた最適なものを選ぼうー
持ち運びWiFiルーターの選び方でも一番のポイントは、あなたが持ち運びWiFiルーターをどのような用途で利用したいかをはっきりさせることです。
利用用途が決まった後は、利用用途に合わせた最適なサービスを探します。持ち運び可能なWiFiルーターの中でも、ポケット型WiFiサービスとモバイルWiMAXサービスのどちらが用途に合うかを比較し、最適なサービスを選びましょう。
最後は、それぞれのサービスの中で契約期間や料金面、端末やキャンペーンなどを比較し、あなたに合ったサービスを選択しましょう。