世の中には様々な節約方法がありますが、有名なのがクレジットカードを使った節約です。
クレジットカードは大変便利で中には複数枚持っているという人も珍しくありません。
そんなクレジットカードですが、「節約どころかむしろ損しているのでは?」という声もあります。
そこで今回は、クレジットカードは本当に節約になるのかどうかとおすすめのクレジットカードについて解説していきます。
目次
クレジットカードの使用は間違いなく節約になる
結論から言うと、クレジットカードは間違いなく節約になります。
クレジットカードはお金を使う度にポイントが入りますが、現金での支払いは何のポイントも付きません。
従って、わざわざ比較するまでもなくクレジットカードがお得と言えるのです。
1.クレジットカード払いならポイントが還元される
先に挙げたように、クレジットカードは買い物をする度にポイントが付与されます。
カードごとに付与されるポイント数は異なりますが、年会費無料のカードなら0.5〜1%程度です。
カード会社の系列店及び系列サービスを使った場合、それ以上のポイントを獲得できることがあります。(例えば、楽天カードは通常1%だが、楽天市場での買い物なら4%になる)
なお、中には現金に変えられないケースもありますが、Amazonギフトカードなど汎用性の高いものに変換できることが多いので気にする必要はありません。
2.現金の良さもあるので共存することが重要
クレジットカードは節約にはなりますが、現金を全く使わないというのはおすすめできません。
そもそも、クレジットカード非対応のお店などはまだありますし、災害時などクレジットカードの読み込みができない場合は現金の方が優れているので1ヶ月の生活費程度は現金で残しておくと良いでしょう。
また、クレジットカードには次のような弱点があるので人によっては1ヶ月分以上残しておくのも選択肢の1つです。
- お金を使っている感覚が無いので使い過ぎてしまう
- 不正利用のリスク
- 年会費がある場合それ以上のポイントを獲得しなければ損
ただし、上2つのデメリットは限度額設定をして決められた額以上は使えなくすることで対策できます。
また、不正利用されたお金はカード会社に報告すれば補填してもらえます。(暗証番号とクレジットカードを一緒に落とすなど不正利用されないようにする努力を怠った場合を除く)
年会費に関しても永久無料のものを使えば全く問題ありませんので基本的にクレジットカードの使用については前向きに考えましょう。
あらゆる支払いをクレジットカード払いにするとお得
クレジットカードを使うなら、極力多くの支払いをクレジットカードで済ませることが大幅な節約となります。
そこで、どのようなものをカード払いするべきなのかについて見ていきましょう。
1.税金・保険など
意外に思われるかもしれませんが、税金や保険などの多くはクレジットカードで支払うことが可能です。
これをカード払いできるようになると千円単位でポイントが入るため、かなり節約になります。
もし、現金や銀行振込で支払っているのであれば、必ず変更しましょう。
カード払いをする方法は2つあります。
1つ目は、ご自身の地方自治体に問い合わせるorホームページにアクセスする方法。
もう1つは、yahooの公金支払いの利用です。
なお、どちらも行う際には決済手数料が発生します。
どの位お金がかかるのかに関しては、地方自治体に問い合わせましょう。
yahooの公金支払いの場合は税金と地域を設定した後にシュミレーターが使えます。
①税の種類を設定
②地域を設定
③シュミレーターに支払額を打ち込む
2.光熱費など公共料金
電気や水道、ガス代などの公共料金もクレジットカードで済ますことが可能です。
支払いは大体1000円単位なので、数十円〜数百円程度の節約になります。
カード払いに変更する方法は各電力会社などのホームページからクレジットカード払いの受付に進み、郵送もしくはインターネット上でカード番号などを打ち込むことで可能です。
3.通信費
スマホ代やモバイルWi-Fi、ルーター代などをクレジットカードで支払うのもかなりの節約となります。
7000円程度が平均ですので、70円程度の節約ができ、使っているメーカーごとのポイントも付与されるケースが多いのでポイントの2重取りが可能です。
例えば、DMM社の格安スマホの場合は支払額の10%がDMMポイントポイントとして付くので、DMM社のサービスである電子書籍や動画のレンタルなどが安くなります。(2019年9月からは事業買収により楽天のサービスになるのでDMMポイントではなく楽天スーパーポイントへ移行)
4.月額制サービス
最近では月額制のサービスを利用している方も多いので、これもクレジットカード払いにしておきましょう。
月額制サービスと言っても様々なものがありますが、代表的なものは次の通りです。
- アマゾンプライム
- UNEXT
- FOD
- ニコニコ動画プレミアム
- Music.jpなど。
これらは元々クレジットカードによる支払いが主流なので既にカード払いをしている方が多いかもしれません。
しかし、もし銀行振替などを行なっている方がいれば、その月額サービスのホームページからカード払いに変更して下さい。
5.日々の買い物や通販
日々の買い物や通販を使う時もクレジットカード払いが有効です。
1回1回に付くポイントはそう多くありませんが、頻度が高いので年間で見ればかなりのポイントが貯まります。
日々の買い物の場合はレジで現金を出すよりも簡単なので時間の節約にもなるでしょう。
また、クレジットカードを使うと履歴が残るので財産を管理しやすいのも見逃せません。
もちろん、他の支払いにも同じことが言えますが、買い物は他と比べて頻度が高いので定期的に見直しがしやすいのです。
従って、より安く買い物をする気になりやすいので節約に繋がります。
6.結局年間どのくらいの節約になるのか?
年間でどのくらいの節約になるのかについては結論から言うと人によるとしか言えません。
しかし、自分と似たような生活環境の方の平均を参考にすれば大体の節約料は推測可能です。
例えば、WEBサイトのRoochによると一人暮らしの生活費は16万6000円と発表されています。
年間ではおよそ200万円かかる計算ですから、クレジットカードのポイントは基準である1%とすると年間約2万円の節約です。
税金を払った時に付与されるポイントや、利用しているカード会社の関連会社を使った時の特別ボーナスポイントなどを含めると2万円よりももっと多いでしょう。
結局どのクレジットカードがおすすめなのか?お得で誰でも入手可能なカード紹介
節約する時にお得なクレジットカードは「オリコカード・ザ・ポイント」と「楽天カード」の2種類です。
これらは年会費が無料であり、手軽に作ることができる割に還元率が1%と高いので是非作成しましょう。
年会費の存在を考慮しなければ更に良いカードもありますが、審査があってカードを入手できなかったり、ポイントを受け取るためにだけに買い物をするなど「本末転倒」の結果になりかねませんので、ここでは割愛します。
1.オリコカード・ザ・ポイント
「オリコカード・ザ・ポイント」は基本的なポイント還元率は1%であり、入会して半年は2%とかなり大きなポイントが貰えるクレジットカードです。
通販サイトのオリコモールを使えば0.5%追加されるので、更に節約することができます。
iDとQuicPayの2つの電子マネーを搭載しており、ETCカードが無料であることも魅力です。
「オリコカード・ザ・ポイント」は、得たポイントを次のサービスに変換できます。
- Amazonギフトカード
- iTunesカード
- Google play
- nanacoギフト
- edy
- ファミマカード
- すかいらーく
- 自治体ポイント
このように、かなり汎用性が高いので非常に幅広い層におすすめです。
迷ったら「オリコカード・ザ・ポイント」よ作成すれば良いと言っても過言ではありません。
ポイントの有効期限は獲得した月を含めて12ヶ月後の月末なので、期限が切れる前に積極的に変換しましょう。
キャンペーンで得たポイントの場合の期限はキャンペーンごとに異なります。詳しくは照会ページで確認できます。
このクレジットカードの審査基準は非常に緩く、年収100万円未満でも簡単に作れたという書き込みが非常に多いです。
このため、かなりの節約になるにも関わらず簡単に作成できます。
2.楽天カード
「楽天カード」は、楽天市場など楽天のサービスを使うなら大変おすすめのクレジットカードです。
還元率は1%なので「オリコカード・ザ・ポイント」と同様ですが楽天市場なら4%とかなり還元率が高く、他にも多くの企業と連携しています。
連携先の企業のサービスを使った時の還元率は2%〜3%程度なので楽天市場には及びませんが、通常の2倍以上の節約となるので十二分でしょう。
連携先の企業は加盟店一覧を参照して下さい。
「楽天カード」は定期的にキャンペーンを行っており、作るだけでお得になることもあります。(2019年7月では作成するだけで2000ポイント付与されるキャンペーン中)
また、不正利用対策が万全なのも魅力的なポイントです。
不正利用された場合は全額を補填すると謳っています。
ポイントの有効期限は最後にポイントが追加されてから1年なので、継続的に使っていれば実質的に無制限です。
ただ、キャンペーンで得たポイントについては個別で期限が設定されているので正確な情報に関してはこちらをご覧下さい。
「楽天カード」の審査基準は非常に緩く、無職でも獲得できるとの情報が多数挙げられています。
簡単に取得できるので、是非作成してみて下さい。
まとめ
今回はクレジットカードによる節約について紹介しました。
ポイントが付与されるので、積極的にクレジットカード払いをすればかなりの節約になります。
年間で数万円程度の節約ができるので、まだ現金で支払っている方はクレジットカードを作成してみましょう。
作るカードは「オリコカード・ザ・ポイント」と「楽天カード」がおすすめです。
「オリコカード・ザ・ポイント」は大衆向けであり、「楽天カード」は楽天市場や連携先のサービスを使う方に向いています。