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【生協vsスーパー】どっちが節約になる!?食費や買い方のコツを紹介

2024.05.22

今や、家にいながら買い物ができ、さらに家に届くという便利な時代。

多くの宅配サービスがありますが、生協(コープ)は宅配サービスの先駆けとも言えます。

主婦としては食費を節約するのに宅配サービスは少しお高いのでは?と思いがち。

そこで、普段買い物するスーパーと生協どっちが節約になるのか、生協(コープ)での買い方のコツをお伝えします。

そもそも生協(コープ)って何?

生協とは?

生協は「生活協同組合」の略で、消費生活協同組合法に基づいて設立された非営利団体の一つです。

消費者がお金を出し合って組合員となり、”協同”で運営・利用することによって成り立っています。

生協(コープ)のサービス

生協と言えば「宅配」というイメージですが、宅配だけでなく店舗で販売している生協もあるので、店舗を利用したことがある人も多いと思います。

さらに商品を売るだけでなく、コープ共済という保障制度や、あまり知られていない福祉や介護、さらに葬祭など日常の中で必要になってくるサービスを運営しています。

宅配生協の種類は2種類

宅配生協は、大きく分けて「都道府県別」「ブランド別」と2種類あります。

・都道府県別

生協は都道府県ごとにたくさんあり、別名「単協」と呼ぶこともあります。

例えば、群馬県なら「コープぐんま」という地域の名前の生協宅配です。

中には1つの県に複数の生協がある場合もあり、東京都には現在、以下6種類の生協があります。

  • co-op deli
  • なのはな生協
  • 生活クラブ
  • pal systep
  • しぜんはくらぶ
  • 東都生協

・ブランド別

都道府県をまたいで複数の団体が協同で展開している「事業ブランド」には「コープデリ」や「パルシステム」などお馴染みの宅配サービスがあります。

その他には以下のようなブランドも。

  • 生活クラブ
  • おうちco-op
  • グリーンコープ
  • コープ自然派

これらは都道府県に限らず、多くの地域で利用できる生協の宅配サービスです。

※現在、東京・千葉・埼玉のコープは「コープみらい」に合併しています。

ネットスーパーとの違い

生協の注文は、ネットスーパーと同じようにインターネットから簡単にできるため「ネットスーパーと何が違うの?」と考える人も多いのではないでしょうか。

ここで生協の主な特徴をご紹介します。

  • 生協のオリジナル商品が豊富にある
  • 留守・不在時に約束している場所、例えば玄関前や宅配ボックスに届けてくれる
  • グループ配送が選択できる
  • 料理キットや夕食宅配がある
  • 国産食材・低農薬食材
  • 生産者の顔が見える産直

このように多くの特徴があり、利用する人のライフスタイルに合わせた使い道が豊富で便利と言えます。

生協のこだわり

生協は組合員の家族が日常でより良い暮らしをするための取り組みにこだわりを持っています。

安心・安全をモットーに事業展開されていて、放射線の検査、農薬検査は報告され、基準値を上回った場合は販売されません。

産地直送など栽培方法にもこだわりを持ち、生産者を顔を載せたりと、人と人との繋がりを持てるように組織展開されています。

生協がスーパーより節約できる理由は?

スマホで注文する女性

生協を利用することによって、スーパーを利用するよりも節約することができます。

節約できる理由とコツをお伝えします。

割引商品がある

生協は定価でずっと販売していると思われがちですが、お得なセールのページや割引されているものも販売しています。

キャンペーンでスーパーよりも安く買えることも。

意外ですが、トイレットペーパーのような日用品や、重たいペットボトルの飲み物などはスーパーの安売りよりも安く買えることがあります。

子育て中や、仕事帰りに重たいものを運ぶのは億劫です。

重たいものを運んでくれて、さらにスーパーよりお安いとは!かなりのお得。

また、季節の終わりのセールや、早期割引などをうまく利用するとスーパーで買うよりも安くなって節約になることがあります。

出資金が気付いたら貯まっている

生協に加入するは、出資金を必ず預ける必要があります。

出資金の額は生協によって異なり、多くの生協は500円から預ける人が多いです。

生協は、年度末に利益がでた場合は出資金額に応じて配当金が支払われます。

今はゼロの所も多くなってしまいましたが、黒字になった生協であれば、銀行の利率よりもお得になることが多いです。

配当金は口座に振り込まれるのではなく、出資金に加算されます。

生協によって多少の違いはありますが、利用年数が長ければ長いほど、利用状況が高いほど、出資金は貯まっていく仕組みです。

出資金は基本、退会の時に返還してくれるシステムですが、生協によっては1年に1回減資と言って、出資金を500円以上残して引き出すことができます。

野菜高騰の時は生協がお得

野菜高騰の時も、安定した料金を提供できるのが生協です。

生産者と直接取引であらかじめ価格を決めているので、収穫量や市場価格の影響をほとんど受けません。

もちろん、不作の時には上がってしまうこともありますが、スーパーほどの高騰価格になることは少ないです。

例えば、野菜高騰の2018年3月、スーパーでキャベツが357円の時、生協では3分の2の237円でした。普段237円では少々お高く感じますが、逆に割安になっていることがあります。

時短になる

買い物をするためにスーパーを歩くだけでも時間がかかります。

生協であればカタログから注文するだけなので時間の節約になります。

さらに、料理キットやレトルト食品、冷凍食品を取り入れて料理をするとかなりの時短です。

夕食が15分でできてしまう、ということもあります。

料理キットはスーパーにはなかなか売っていないので、料理に手間暇をかける時間がないという人は、本当に便利です。

ついつい料理に時間がかけられなくて外食になってしまう人も、15分で作れるのならと外食に行く機会も減ったということも。

生協を利用して節約するコツ

節約する男性

生協を利用するからこそ、節約する方法があります。

簡単なことですが、実行することで大きな節約に繋がります。

計画的に購入する

注文する前に計画を立てましょう。

余分なものは買わない、これが節約ができる一番なコツです。

食費は生協オンリーにする、またはお菓子は買わないなど自分なりのルールを作ることも節約につながります。

また、1週間の献立を考えて食品を購入するとムダがありません。

生協によってですが、レシピが載っているものもあるので参考にしてみても良いかもしれません。

イレギュラーなことがあって、献立通りなものが作れないということも想定して、カレーなど簡単に作れるものを用意しておくと献立通りに作れないイライラも減少します。

注文金額の上限を決める

注文する際の金額の上限額を決めましょう。

食費予算は、収入の約15%と言われています。

手取りが25万円の家庭の場合、食費は37,500円になります。

例として、37,500円での簡単な上限設定ですが、1週8,000円で月に32,000円。

残り5,500円は何か足らないときのために現金で手元においておきます。

注文確認するときの価格が、上限額(例:8,000円)を超えている場合は、商品を削除して減らしていきましょう。

気が付くと意外にムダな買い物をしていることが多いのが注文時に見つかります。

生協の利用をおすすめする人

双子を抱える母親

生協は希望する場所に商品を届けてくれる便利なサービスです。

  • 小さいお子さんがいる人
  • 仕事が忙しい人・体調がよくない人
  • 在宅でお仕事している人
  • 産地が気になる人

こんな人におすすめです。

小さいお子さんがいる人

小さいお子さんがいるとなかなかスーパーに買い物に行けません。

小さい子を抱っこしながら重たい荷物を持つのは至難の業です。

またスーパーで騒いだりして、周りから冷たい視線を浴びるのが嫌だというお母さんも多いです。

生協は重たい荷物は運んでくれますし、子供用のお菓子も販売しています。

仕事が忙しい人や離乳食で悩むお母さんも多いですが、生協の冷凍離乳食は安全で簡単に使える人気商品。

何より安全な食の提供できる生協はお母さんには魅力です。

便利で安全はお母さんの味方。

小さいお子さんがいる世帯に対して割引制度「子育て割」もあります。

仕事が忙しい人

朝から晩まで忙しく働いている人は、どうしても買い物に行く時間が取れません。

そして今のご時世共働きは当たり前。

そういった人のために、生協は大きな味方です。

仕事の合間を縫って注文すれば一週間後に商品が届きます。

料理キットは、材料が切ってあり調理するだけになっている失敗しないし、時短になり本当に便利です。

体調がすぐれない人

体調がすぐれない人や持病でなかなか外に出られない人には、生協がおすすめです。

冷凍食品などは夏場に放置してしまうと心配になりますが、生協は配達時に保冷剤をしっかりと入れてくれているので、1日放置していても大丈夫です。

お弁当も販売していますので注文してみるのも良いでしょう。

また毎週注文しなくても頼まない週があってもいいので、便利です。

在宅でお仕事している人

在宅でお仕事をしている人は、時間に融通が利きそうなイメージがありますが、職種によっては締め切り前に缶詰めになる、繁忙期は朝から晩まで働かないといけないなど、買い物に行く機会を逃してしまう人も少なくありません。

例えば、毎週卵と牛乳は注文する、という人は毎週注文するという欄に入れておくと注文し忘れても電話で注文できる場合もあります。

買い物に行きにくい時期には特に、生協を利用すると便利です。

産地が気になる人

産地にこだわって買い物をしたい人は生協がおすすめです。

こだわりの商品を扱う生協だからこそ、そういった人にも満足してもらえる商品の提供ができます。

コープ産直の畑で野菜を育てている人の顔を載せることもあり、その安全は信用性の高いものです。

安心で安全をモットーにしている生協で、食費節約できれば万々歳です。

生協のデメリット

デメリット

便利で安心の生協にもデメリットがあります。

そのデメリットを解消して食費の節約につなげましょう。

注文してから届くのに1週間

一番のデメリットは、注文してから届くまでに1週間かかることです。

メモして忘れないようにしていても、スーパーに買い物に行った時、家にあったかどうかを確認できず、買い物をしてしまうパターンは少なくありません。

また、今すぐ食べたいと思ったのに、来るのは1週間後か…と残念な気持ちになってしまうこともあります。

スーパーの方が安い時もある

野菜やお肉などはスーパーの方が安いことがあります。

特売の時には、特にスーパーが安いです。

生協の価格の半額で買えることもあるので、節約を考えると安さはスーパーが圧勝な時もあります。

今は、産地直送で生産者とのやり取りのあるスーパーもあり、生産者の見える安心野菜で安いものがあればスーパーで購入してもお買い得です。

ついつい買いすぎてしまう

カタログを見ていると、新鮮な野菜、安全な国産肉。さらには便利でおいしそうな冷凍食品と欲しくなる商品がずらっと並んでいます。

自分の欲しいものをあるがまま注文するとムダが発生します。

買いすぎれば、冷蔵庫はいっぱいになってしまうし、結局腐らせてしまったという声も。

また、家にいることで食べすぎてしまうこともあります。

生協の入り方は簡単!

笑顔で注文する女性

生協に魅力を感じたら、早速生協に加入しましょう。

今の生協の加入はインターネットからもできるので簡単です。

ネットで検索

ネットで生協を検索します。都道府県別、ブランド別でも両方出てきますので、自分の入りたい生協を選びましょう。

資料請求もできますし、そのまま申し込みもできます。

電話をすれば、すぐに近くの営業マンが家にやってきて加入手続きをしてくれることも。

資料請求・申し込み

資料請求をし、加入したいと思ったら、申し込み。

ほとんどの生協が、資料請求をした際にサンプルやお試し品を送ってくれます。

電話で家に来てもらった場合も同様です。

加入手続き

お近くの生協での加入手続きもできますが、インターネットや資料請求からの申し込みも可能です。

生協は申し込み用紙を書いただけでは加入にはなりません。

出資金を預かってもらい、すべての手続きが完了です。

出資金は500円からの所が多いですが、自分自身に合った金額を支払うと良いでしょう。

利用スタート!

利用方法を理解していよいよ買い物をしてみましょう。

色とりどりの商品に目が行きますが、生協を計画的に使って食品の節約に繋げましょう!

まとめ

ガッツポーズをする女性

生協は配達が注文してから1週間後になることや、商品にこだわりがあるので高値であることで節約にならないのではと思われがちですが、計画的に買い方を工夫すれば節約になります。

生協は産地にこだわり、安全な食べ物の販売を心がけているので安心して買い物も可能。

忙しい子育てママさんや、仕事で買い物に行く時間のない人でも、生協を利用すれば時短や節約をすることができるのでとても便利です。

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