節約でストレスが溜まるのは、楽しく実践できるシンプルな方法を見つけられていないからです。
ただ我慢を続けるだけの節約では、楽しみを見出せずに苦しいだけの節約になり、待っているのは挫折。
そんな事態に陥らないようにするためには、日々の我慢や面倒さを省いて、楽しく取り組めるように工夫することが大切です。
今回は、ストレスなく節約するための方法と5つの活用アプリをご紹介します。
目次
節約でストレスが溜まる原因
あんなに順調に節約生活を続けられていたのに、結局衝動買いをしたり、浪費してしまうのは、我慢によるストレスが爆発するからです。
節約でストレスを溜めないようにするためには、まず原因を知ること。
間違った節約方法でストレスが溜まる原因は、3つあります。
娯楽費や食費を削ろうとしている
ストレス発散の手段でもある娯楽や食事の費用を削ると、余計にストレスが溜まり、挫折します。
節約以外の様々な場面において、ストレスと向き合っている私たち。
そんな日常の中で、できるだけストレスをためない秘訣は、うまくストレスを発散することなのです。
それなのに、節約に苦しんでストレスを倍増させてしまったなら悪循環に陥っていくだけですね。
娯楽費とは、遊びや趣味などに使うお金で、次のようなものを指します。
- 交際費
- 旅行費
- 飲酒費
- 衣料代
食費は、毎日食事する上で必要な費用です。自炊でも外食でも、食事にかかったお金はすべて食費になります。
娯楽費も食費も切り詰めるほどで生活が窮屈で、つまらないものになります。
窮屈で地味な生活が続くと、誰でも気分転換をしたくなりますよね。
とはいえ、贅沢ばかりしていると、どれだけ収入があっても破産してしまいますから、ほどほどに節約するのがポイント。
ほどほどに節約するためには、節約する費用の優先順位を変えて、娯楽費や食費の前に固定費を見直すべきです。
面倒な方法で家計簿をつけている
節約のために家計簿をつけたいのに、なぜか続かないのは、記録方法に問題があるからです。
1冊の家計簿に収入や支出の内容をこと細かく記すのは、結構手間がかかります。
アプリの家計簿が主流になりつつありますが、従来の家計簿ノートを使って記録している人も多いことでしょう。
アプリであろうとノートでやろうと、簡単に記録できるのであれば、そんなに手間はかかりません。
手間がかからないという事は、負担にならないので、続けやすいのです。
それなのになぜかそこに手間をかけてしまうことで、毎日の家計簿つけが苦しくなり、ストレスになります。
我慢ばかりでご褒美がない
日々ストイックに節約を続けるだけでは、いつか我慢の糸が切れてて衝動買いなどに走ってしまう恐れがあります。
時々は、がんばった自分にご褒美もあげましょう。
例えば、犬のしつけの際に、ご褒美としておやつを与えますね。
犬は「しつけが何か?」はわかっていませんが、ご褒美をもらえるから頑張ることができます。
「どうやって頑張れば、おやつをもらえるのか?」もご褒美をもらえるから考えようとするのですね。
私たちの節約生活も少し似たところがあり、時々自分にご褒美をあげることで、さらに意欲的に頑張ろうと思えて、もっと良い節約法を考えようとするケースもあります。
ストレスフリーな節約生活を始めるためのチェックポイント
あれやこれやと見直そうとするのではなく、まずはこの3つのポイントを見直すことで、ストレスのない節約生活をスタートできます。
できるだけ、ストレスフリーな節約生活を送るための3つのチェックポイントをご紹介します。
毎月の固定費を削れないか?
娯楽費よりも食費よりも、まず見直さなければいけないのは固定費です。
固定費をもう一度見直すことによって、毎月の出費を減らせる可能性が高いです。
しかも、固定されている費用なので、見直して減らしてしまえば、日々過酷な努力や我慢をする必要がありません。
しかし、娯楽費や食費は毎月固定されていない変動費にあたるので、日々の動きが大きく、その変動を我慢によってコントロールするためにエネルギーを使わなければいけないのです。
固定費には、光熱費や保険料、住宅ローン、車関係の費用、携帯代や通信代が含まれています。
これらの費用は、毎月同じくらいの金額ですね。
つまり、見直すことで少しでも安くできるのであれば、毎月決まった額を節約することができるのです。
塵も積もれば山となると言いますが、例えば、毎月の携帯代を見直して1000円削っただけでも1年間で12,000円の節約になります。
浮いた12,000円を貯金していくと、10年で12万円の貯金額をプラスすることができるのです。
家計簿をもっと楽につけられないか?
節約するなら、毎日の家計簿つけが欠かせません。
家計簿をつけることによって、リアルタイムに収入と支出を把握でき、それを節約生活に反映させることができるからです。
現在の収入と支出のバランスを常に把握していなければ、どこにどれだけのお金を使っていいのか?がわからなくなり、我慢ばかりか贅沢ばかりかのどちらかに偏ってしまう恐れがあります。
毎日の家計簿つけを続けるためには、とにかく簡単に記入できる方法を見つけることです。
そこでおすすめしたいのが、家計簿アプリのレシート読み取り機能。
特に、まとめ買いをした時は、買ったもの全てを家計簿に記録するのは、かなり面倒ですよね。
しかし、家計簿アプリのレシート読み取り機能を使うと、レシートの写真を撮るだけで買った品目と金額を記入してくれるので、時間も労力も節約できます。
代表的なアプリは750万人が利用していると言われている「zaim」です。非常に使いやすいので、是非利用してみて下さい。
お得に買い物や外食できる方法はないか?
自分にご褒美を与える意味でも、時々は外食や贅沢が必要です。
しかし、ご褒美だと言っても、多額の出費はかなりのダメージになります。
できるだけ費用を抑えるためには、クーポンなどを利用して買い物や外食の費用を抑えるのがおすすめです。
最近は、クーポン発行のアプリや大型のサイトなどがあり、上手く活用すればもともとの価格よりもかなり安くで、買い物や外食ができてしまいます。
クーポンによっては半額以下の価格でゲットできるケースもあるので、見逃さないようにしたいですね。
節約生活のストレスを軽減するアプリ5選
節約生活を楽しく便利にしてくれるアプリを活用すれば、ストレスなく節約を続けられるはずです。
ここで、ストレスフリーな節約生活にはおすすめのアプリを5つご紹介します。
銀行やクレカとも連動できる「Zaim」
Zaim(ザイム)は、銀行やクレジットカードとの連動により、入出金を自動記録でき、レシート読み取り機能などの便利機能で、日々の家計簿つけを楽にしてくれるアプリです。
わかりづらい銀行やクレジットカードの入出金記録やレシートの項目の記録などは、かなりの負担になりますが、Zaimを使えばほぼ自動でできるので、便利です。
Zaimのおすすめポイントは、次の通りです。
- 約1500もの銀行やクレジットカードと連動して自動入力ができる
- アマゾンの購入履歴も自動入力できる
- レシートの読み取り機能がある
- 収入と支出をグラフ化してくれる
- 記録の項目を設定しておけば、自動で項目分けしてくれる
- Evernoteと連携して使える
節約の達成感を味わえる「GAMAN」
GAMANは、日々の無駄遣いを我慢したことで浮いたお金を記録できるアプリです。
我慢するごとに、節約できた金額を目で確かめられるので、達成感があり、それがやる気につながります。
節約によって浮いたお金は、実際にお金として目にする事はありませんが、最終的には貯金に反映されるので、つもり貯金になります。
お酒や衝動買いを我慢することに、どれくらいの節約ができているか?を知ることで、今後の改善点が見えてくるかもしれません。
GAMANのおすすめポイントは、次のとおりです。
- 節約のために我慢した内容と金額の入力はシンプルで使いやすい
- 我慢して発生したつもり貯金の金額が見やすい
- 我慢する項目を決めて我慢カードを用意しておけば、さらに入力が簡単になる
スーパーのタイムセールのチラシチェックできる「トクバイ」
トクバイは、スーパーやドラッグストア、クリーニング店、100円ショップなどの様々なお店のチラシを一括でチェックできるチラシアプリです。
新聞を取っていなければ、特売のチラシのチェックが難しかったのですが、トクバイなら無料でチラシのチェックができます。
アプリを開くだけで、近くのスーパーなどのチラシを閲覧できるので、セールのタイミングを見計らって特売品をお得にゲットできます。
リアルタイム更新で、チラシに掲載されていないタイムセール情報もゲットできます。
トクバイのおすすめポイントは、次の通りです。
- スーパーだけではなく、ドラッグストアや100円ショップなどの様々なお店のチラシチェックができる
- 位置情報で近所のお店のチラシを一覧してくれる
- タイムセールの情報もチェックできる
- アプリでチラシを見ながら特売品の比較ができる
ニュースも読めてクーポンもゲットできる「スマートニュース」
スマートニュースは、毎日のニュースをカテゴリ分けして便利に読めるニュースアプリです。
お気に入りのカテゴリは、自分で設定することができ、配信元のメディアも選べます。
中には、毎日更新される飲食系のクーポンを集めたクーポンチャンネルがあり、節約生活に役立てられるのが嬉しいところです。
クーポンチャンネルでは、マクドナルドやガスト、吉野家などの大手飲食店のクーポンが日々発行されています。
- 興味があるジャンルのニュースを素早くキャッチできる
- 読みやすいレイアウトでニュースチェックがストレスになるのを防げる
- クーポンチャンネルに登録の飲食店の数は全国2万店以上
- 飲食店は、マクドナルドやジョナサン、吉野家、上島珈琲などの大手ばかり
- クーポン発行ページを見せるだけですぐに使える
スマホの通信量を教えてくれる「がんばれ!ルルロロ」
がんばれ!ルルロロは、スマートフォンの通信量をリアルタイムにチェックできるアプリです。
携帯代の通信量を抑えることで、節約につなげている人にとって、常に気になるのが現在の通信量。
現在の通信量がわかれば、我慢しすぎや使い過ぎを防ぐことができ、楽しく節約ができます。
- iPhoneでのダウンロードはこちら
- アンドロイドの場合、公式によるダウンロードはできないので、類似アプリの「カナヘイ通信量チェッカー」を利用
キャラクターは、大人気アニメ「がんばれ!ルルロロ」なので、開くたびに癒されるはず。
がんばれ!ルルロロのおすすめポイントは、次の通りです。
- 起動するだけですぐに残りの通信量チェックできる
- リアルタイムに通信量チェックができて負担なく節約できる
- 起動忘れを防ぐアラーム機能付き
まとめ
手間暇かけずに行える方法で無理のない節約法を見出せば、ストレスをためずに日課のように続けていくことができます。
途中でやめてしまうのは、根気がないからではなく、続く方法を工夫していないからです。
簡単に行える節約法を見つけて、単純な実践方法を繰り返す中で、節約の楽しみを見つけましょう。