海外に渡航する際のレンタルWiFiルーターの選び方についてお調べですね。
海外でもインターネットをサクサク利用するためのレンタルWiFiを、どうやって選ぶべきか分かりづらいことが多いです。
本記事では、レンタルWiFiルーターの選び方と、もっとお得に現地でインターネットを楽しめるフリーSIMカードについて解説しています。
それぞれおすすめできるものが違いますが、この記事を読めばあなたにぴったりのものが見つけられますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.おすすめはどっち?WiFiルーターとSIMカード
結論から言うと、料金面ではSIMカードが最もおすすめです。
WiFiルーターをレンタルするよりも、SIMカードの方が安く使用できるからです。
ですが、海外渡航経験が多くない方や海外滞在が短期間の方は、WiFiルーターがぴったりです。
WiFiルーターとSIMカード、どちらを選べばいいかを下にまとめてみました。
海外滞在期間 | おすすめ |
短期間 | WiFiルーター |
長期間 | SIMカード |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1.海外に短期滞在するならレンタルWiFiルーター
海外滞在予定が短い方は、レンタルのWiFiルーターを選ぶことをおすすめします。
その理由は以下の3つです。
- 滞在期間が短いほどお得
- 日本でレンタルすることができる
- 接続方法がとても簡単
それぞれ見ていきましょう。
理由1.滞在期間が短いほどお得
現地滞在が1~3日と短期であれば、料金が安くなるので、WiFiルーターの方がお得になります。
レンタルWiFiルーターの料金設定は1日980円などで、1日単位で借りることができるからです。
そのため、長期間使用できるSIMカードの料金よりもレンタル費用が下回る場合は、レンタルWiFiルーターの方がおすすめできます。
理由2.日本でレンタルすることができる
レンタルWiFiルーターは、日本の空港でレンタルできることも利点の1つです。
空港にいるWiFiカウンターのスタッフは、全員日本語が話せます。
言葉に心配なくレンタルできるので、受け取り手続きも非常に安心です。
また、WiFiルーターを受け取ってから飛行機に搭乗するので、現地到着後すぐにWiFiを繋ぐことができます。
理由3.接続方法がとても簡単
普段WiFiに接続する時と同じ方法で、レンタルWiFiルーターとお使いのデバイスを簡単に接続できます。
ルーターのSSIDを確認し、パスワードを入力し、接続するだけです。
ルーターの画面も日本語表示で、操作に困ることもありません。
現地滞在が非常に短期間の方や、海外でインターネットをできるだけ簡単に利用したい方は、レンタルWiFiルーターの方がいいでしょう。
1-2.海外に長期滞在するならSIMカード
WiFiルーターのレンタルよりも、費用を安く抑えてインターネットを長期間使用できるのが海外用のSIMカードです。
期間 | 料金 | |
WiFiルーター | 1日~ | 約1,000円 |
SIMカード | 1週間~ | 約3,000円 |
※平均した期間、金額を記載しています。
3GBや4GBなどの既定の通信容量を超えない限り、費用はSIMカードの方が圧倒的に安く済みます。
ただし、海外用のSIMカードを使用するためには、SIMフリーの端末が必要になります。
【番外編】海外のフリーWiFiってどうなの?
海外でフリーWiFiを使用するのは非常に危険です。
ここで言う、フリーWiFiとは、レストランやカフェで使用できる無料のWiFiのことを指します。
フリーWiFiは、無料で誰でも使用できるのが特徴ですが、誰かに自分のデバイスや通信へ侵入される可能性も高くなります。
スマホで地図やレストランの検索程度なら、比較的安全です。
ですが、フリーWiFiで、クレジットカードの情報を入力するような購入手続きは、絶対にやめておきましょう。
2.おすすめ海外用レンタルWiFiルーター3選
国内の空港で受け取りができる、おすすめのレンタルWiFiルーターをご紹介します。
おすすめのレンタルWiFiルーターは以下の3つです。
- 格安でWiFiルーターが借りられる!Wi-Ho
- 1番人気の海外で使えるWiFiルーター!グローバルWiFi
- 旅行サイトと提携!フォートラベルGLOBAL WiFi
今回のWiFiルーターは、使用可能な国は200ヶ国以上なので、ほぼ全世界で使用できるWiFiです。
それでは詳しく見ていきましょう。
おすすめ1.格安でWiFiルーターが借りられる!Wi-Ho
Wi-Hoは、料金設定が低いのが特徴です。
1日380円〜1,250円(通常プラン:1日300MB)となっています。
アメリカなど主要な渡航先では、料金プランを選ばずに、4G回線の高速通信ができるルーターです。
また、羽田空港では、LCCなどで深夜や早朝の離発着でも受取や返却ができるよう、24時間対応をしています。
できるだけ費用を抑えて、滞在したい人におすすめです。
おすすめ2.1番人気WiFiルーター!グローバルWiFi
海外渡航者内での知名度が非常に高いWiFiルーターです。
こちらのWiFiルーターは、4G回線と3G回線で料金が違います。
4Gプランでは1日970〜1,270円、3Gプランでは1日670〜970円です。
グローバルWiFiでは、受取当日より4日前までの申し込みで、早割キャンペーンが適用されます。
早割りキャンペーンを利用すれば200円程度料金が安くなるので、グローバルWiFiをレンタルする際には、早めに申し込みをするようにしましょう。
おすすめ3.旅行サイトと提携!フォートラベルGLOBALWiFi
申し込み方法によっては、最安値なのが、このフォートラベルGLOBAL WiFiです。
価格.comの子会社が運営している旅行口コミサイト「フォートラベル」と、上のグローバルWiFiが提携して、このサービスを提供しています。
フォートラベルGLOBAL WiFiには、料金プランに定価がついているのですが、ホームページから申し込むと、特別割引が適用され、非常に安い価格での利用が可能です。
1日600〜800円程度の特別割引額なので、通常プランであれば、1日ワンコイン以下で使用できます。
3.絶対迷わない!海外で使えるフリーSIMカードの購入方法
長期間滞在する方が、最も安くインターネット環境を整えるには、フリーSIMカードがおすすめだと冒頭にお伝えしました。
ここでは、フリーSIMカードを購入する方法について2ステップで解説していきます。
- SIMフリーの端末を用意する
- SIMカードを購入する
順番に見ていきましょう。
STEP1.SIMフリーの端末を用意する
まず、必要なのがSIMフリーの端末です。
すべてのデバイスが、フリーSIMカードに対応している訳ではありません。
SIMフリーの端末を購入するか、現在使用している端末のSIMロックを解除するかの方法があります。
SIMフリーの端末であれば、日本国内で使用しているSIMカードと差し替えるだけです。
あとは、デバイスのAPN(アクセスポイント名:Access Point Name)設定を現地用にすれば、いつでもインターネットを使用できます。
キャリアのSIMロックを解除する方法
お持ちの端末がSIMロックされている場合、お使いのキャリアへSIMロック解除を申請する必要があります。
2015年5月以降に購入したでデバイスであれば、機種を問わず、SIMロック解除が可能です。
その解除方法は以下の3通りあります。
- Webで手続き
- 電話で手続き
- 店頭で手続き
ただし、電話もしくは店頭での解除手続きを行なった場合、手数料として3,000円かかるので、注意が必要です。
なので、基本的にはWebからのSIMロック解除手続きをおすすめします。
STEP2.SIMカードを購入する
SIMフリーの端末の次に必要なのが、フリーSIMカードです。
SIMカードは、アマゾンで購入して、日本にいる間に受け取ってしまいましょう。
アマゾンであれば、購入手続きをした後に、トラブルがあっても、アマゾンがサポートしてくれるので、非常に安心できます。
しかし、現地で購入するとなると、そうはいきません。
海外でSIMカードを購入するのは危険!?
フリーSIMカードを購入する別の方法として、現地で購入する方法も挙げられます。
ですが、手続きが適切に行われるかどうか怪しく、犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、おすすめはしていません。
現地のショップ店員が日本語を話せない場合、現地の言葉もしくは英語を使って、購入手続きを進めることになります。
ほとんどの場合、日本でSIMカードを購入してしまうか、海外用WiFiルーターをレンタルするのがおすすめです。
4.各キャリアの海外ローミングプランはどうなの?
結論からいうと、キャリアの海外ローミングプランは、価格が高すぎておすすめできません。
各キャリアにおいて、1日980〜2,980円で使用できます。
レンタルWiFiの値段よりも高いのは一目でわかりますね。
主要キャリア3社それぞれ見ていきましょう。
4-1.au
「世界データ定額」と「海外ダブル定額」の2プランがあります。
使える時間&容量 | 料金 | |
世界データ定額 | 24時間 | 980円 |
海外ダブル定額 | 約25MB/日 (それ以上も可能) |
1980円 (2980円) |
「世界データ定額」は24時間980円で、いつも日本で使っているプランのデータ容量からデータ通信を行うものです。
現地でデータ通信を開始すると、利用単位の24時間がスタートします。
また、「海外ダブル定額」は24時間約25MBまでなら1,980円で、それ以上は2,980円で無制限に利用することが可能です。
いつも日本で使っているプランのデータ容量とは別のサービスになるので、データ容量など気にせず利用することができます。
「世界データ定額」で利用できる地域に関しては、世界データ定額が優先されますので、注意してください。
4-2.Softbank
「海外パケットし放題」と「アメリカ放題」の2プランがあります。
使える時間&容量 | 料金 | |
海外パケットし放題 | 約25MB /日 (それ以上も可能) |
1,980円 (2,980円) |
アメリカ放題 | 無制限 | 980円/月 |
「海外ダブル定額」は24時間約25MBまでなら1,980円で、それ以上は2,980円で無制限に利用することが可能です。
auと同じく、使用しなければその日の料金はかかりません。
「アメリカ放題」は世界対応ケータイを使用していて、かつ渡航先がアメリカである方にはおすすめです。
月額980円でアメリカのネットワークを利用し放題になります。
4-3.docomo
「パケットパック海外オプション」と「海外パケ・ホーダイ」の2プランがあります。
使える時間&容量 | 料金 | |
パケットパック海外オプション | 24時間 | 980円 |
1時間 | 1時間 | 200円 |
3日間 | 3日間 | 2,480円 |
5日間 | 5日間 | 3,980円 |
7日間 | 7日間 | 5,280円 |
海外パケ・ホーダイ | 約25MB | 1,980円 (2,980円) |
「パケットパック海外オプション」では、24時間980円の基本プランに加えて、1時間200円、3日間2,480円、5日間3,980円、7日間5,280円というプランが選択可能です。
「海外パケ・ホーダイ」は、約25MBまでなら1,980円で、それ以上は2,980円かかります。
もちろん、一切使用しなければ0円となります。
各キャリアの海外プランを使用するメリットとしては、速度制限がないことです。
ただ、料金が非常に高いので、おすすめできません。
まとめ
海外レンタルWiFiルーターとフリーSIMカードの特徴やおすすめの人についてお伝えしました。
現地滞在が長期の方はSIMカードが、短期滞在の方はレンタルWiFiルーターがおすすめです。
本記事を参考に、素敵な滞在にしてくださいね。