スマホの料金、毎月いくら支払っていますか?
固定費としてどうしてもかかってしまう毎月のスマホ料金。出来ることならなるべく安く済ませたいですよね。
そこで今回は、スマホの月額料金を節約する方法を徹底的に調査しました。
すぐに出来る方法も紹介してありますので、ぜひ試して来月のスマホ料金を安くしてしまいましょう。
目次
1.【節約の前に】スマホの料金体系って?
ひとことで”スマホ料金”と言っても、その中には以下のように大きく3つに分類されます。
- 本体代金:スマホの端末にかかる料金のこと
- 基本料金:通話料金とインターネット通信にかかる料金のこと
- その他オプション料金:留守番電話サービスなどの料金のこと
それぞれどの料金を節約すればよいのか、ご自身のスマホ料金明細を確認してみてください。
圧迫している料金を抑えていくことで、効率よく節約できますよ。
2.スマホ料金を節約するには?
料金体系がわかったところで、ここではそれぞれの料金を抑えるためにどのような対策をすれば良いかを説明していきます。
手間はかかりますが、ひとつひとつ試して月々の料金を節約していきましょう。
2−1まずは、不要なオプションを解約する
スマホ料金を節約したいなら、使っていないオプションを解約して無駄な出費を抑えましょう。
オプションは、スマホの購入時に「オプションに同時加入すると安くなる」などの理由で契約していることが多く、解約し忘れていることがほとんどです。
まずは、スマホの契約状況を確認してみてください。
オプションの契約状況を確認する方法は、店舗に直接足を運ぶ、お客様センターに電話する、またはオンライン上でも確認・解約を行なうことができます。
お客様センターに電話するならこちら
無料お問い合わせ番号 |
お問い合わせ番号 | 営業時間 | |
au | 157 | 0120-977-033 | 9時〜20時 |
ソフトバンク | 157 | 0800-919-0157 | 9時〜20時 |
ドコモ | 151 | 0120-800-000 | 9時〜20時 |
なお、各キャリアでよく契約してしまっているオプションは以下の通りです。
あまり使っていないものがあれば、すぐに解約しましょう。
2−1−1auの場合
auスマートパス、auスマートパスプレミアム、お留守番サービス
2−1−2ソフトバンクの場合
とく放題、ブック放題、安心保証パック
2−1−3ドコモの場合
dマガジン、dグルメ、dヒッツ、ドコモサービスパック
2ー2基本料金を抑える
無駄なオプションを解約したら、次は基本料金を見直してみましょう。
基本料金は通話料金、通信料金、端末料金から成り立っており、いずれかをひとつ以上の料金を抑える必要があります。
どのように見直していけば良いか、ひとつずつ解説していきます。
2−2−1通話料金を抑える
スマホ契約時、多くの人は月額2,700円の「かけ放題プラン」(au、ソフトバンク、ドコモ共に同額)に加入しています。
3大キャリアの通話料の相場は、おおよそ30秒で20円。1分40円なので、2,700円を消費するには(2700円÷40円)1ヶ月に約67分以上の通話をしないのであれば通話プランを見直す必要があるでしょう。
最近ではインターネット回線を使用したIP電話サービス(050)も充実しており、無料または格安で通話ができるものもあります。
しかしIP電話サービスは、通話料金を節約することはできますが、回線が不安定になるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
安定した通話回線はつけておきたいけれど、月々の料金も節約したいならば「かけ放題のライトプラン」がおすすめです。(サービス名称はそれぞれ、スーパーカケホ(au)、スマ放題ライト(ソフトバンク)、カケホーダイライト(ドコモ))
かけ放題のライトプランとは、かけ放題プランよりも安い月額1,700円(au、ソフトバンク、ドコモ共に同額)。かけ放題プランとの違いは「時間制限」がつくところです。
1回の通話で5分以内なら何度でも無料、5分を超える場合は30秒あたり20円の通話料金が発生します。
電話の使用は多いけれど長電話はしない人ならば、かけ放題のライトプランにすることによって通話料金を抑えることができますよ。
2−2−2通信料金を抑える
月額料金の大半を占めている通信料金。スマホ料金を節約したいのであれば通信量を抑えることがもっとも大切です。
手っ取り早く月額料金を下げたいならば格安SIMに乗り換えてしまうことがおすすめです。
格安SIMとは、au、ソフトバンク、ドコモのキャリア会社が持っている回線を借りて提供している通信サービスのこと。通信回線を借りることで設備を整える必要がない分、格安に利用することができます。
au、ソフトバンク、ドコモのキャリア会社はデータ容量の上限なしのプランをつけると5,980円前後に対し、格安SIMの利用料金は2,000円前後と半分以下の価格。
とにかく安くしたい人にはもってこいです。
ただし、キャリアのサービスが使えない、通信速度が遅くなりやすいなどのデメリットもあるのでよく調べてから検討するようにしましょう。
2−2−3端末代金を抑える
端末代金は、分割して月額料金に含めるか購入時に一括で支払うかのいずれかになります。
2019年3月に「電気通信事業法の一部を改正する法律案」が閣議決定された影響で、201年10月から「年縛り契約をする代わりに端末代金が実質0円になる」というサービスが禁止され、端末割引は上限2万円までとなりました。
端末代金を抑えたいなら、家電量販店で購入するのがおすすめです。
大手家電量販店では、購入金額に対しておおよそ10%前後のポイント還元があるので、スマホ端末が10万円ならば1万円分のポイントが付与されることになります。
一括払いはまとまった金額が必要になりますが、実質の出費を抑えることができるでしょう。
また、端末代金をもっと節約したいならば型落ち端末を狙うか、もしくは中古品を購入するのもおすすめです。
中古品は、専門店や一部の家電量販店で販売されています。中古といえど新古品のものもあり、比較的キレイな状態の端末も多いので、実際に足を運んで見てみると良いでしょう。
3.通信量を節約!スマホの月額料金を下げる7つの方法
スマホの月額料金を下げたいなら、通信量を抑えることは必須ポイント。
ここからは、今すぐできる通信量を節約方法をご紹介します。
どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
3−1動画視聴の画質・音量を下げる
YouTubeなどの動画視聴やNetflixやHuluなど動画配信サービスの利用時は、高画質であればあるほど通信量がかかります。
そもそも動画視聴は1回あたりのデータ通信量が非常に大きく、約1時間ほどの視聴で1GB使用することも稀ではありません。
通信量をなるべく抑えるならば、YouTubeであれば144〜480p、NetflixやHuluでは標準画質モードで使用しましょう。
なお、音量も画質ほどではありませんが通信量に影響してきます。イヤホンを使用するなど最低限の音量に抑えると良いでしょう。
3−2ストリーミング再生をしない
ストリーミング再生とは、インターネットを利用して音楽や動画を視聴すること。ダウンロード再生とは違って端末に落とさなくても再生出来るメリットがあります。
しかし、ストリーミング再生はインターネットに繋いでいる状態で再生をするため、再生している間はずっとデータ通信を必要とします。
通信量を抑えたいならば、ダウンロード再生を選択しましょう。
ただし、動画配信サービスが提供しているものの多くはダウンロード再生ができず、ストリーミング再生のみの対応です。
その場合は、必ずWi-Fi環境を整えて利用するようにしましょう。
3−3バックグラウンドの通信を完全に切る
地図やナビ、ニュース、ゲームなどのアプリは、アプリを開いていなくてもバックグラウンドでデータ通信が行われている場合があります。
知らない間に通信量が発生することがないように、バックグラウンド通信はOFFに設定しておきましょう。
なお、設定はそれぞれのアプリごとにON/OFFの切り替えができます。バッググラウンド通信をOFFにした場合、アプリの通知も受け取れなくなるので注意しましょう。
3−4位置情報サービスをOFFにする
アプリ等で使用される位置情報サービス、実は多くの通信量が発生しています。その量はテザリングに次ぐ通信量とも言われています。
通信量を節約するには、位置情報サービスをOFFに切っておくことがおすすめです。
なお、位置情報サービスをOFFにするとGoogleマップや天気など、現在地情報を必要とするアプリが使いものにならなくなります。
不便を被りたくない場合は、面倒ではありますがひとつひとつのアプリに対してON/OFFの設定をするとよいでしょう。
3−5モバイルデータ通信をOFFにする
モバイルデータ通信とは、端末で契約した回線でメールや動画再生などのインターネットの通信を行うことです。
この通信をOFFにすることで、端末のみでのインターネットの使用ができなくなるため、通信量の節約に繋がります。
ちなみに、モバイルデータ通信をOFFにしても通話やSMSを利用することは可能であり、Wi-Fiに接続すればインターネットも利用することができます。
3−6テザリング機能をOFFにする
テザリングとは、スマホのモバイルデータ通信をPCなどの他のデバイスで使用することができる機能のこと。ONにしていると、接続したデバイスで大量の通信量を使用してしまう可能性があります。
一度でもテザリング機能を使用したことがあるならば、設定を見直してみましょう。
3−7SNSの動画再生機能をOFFにする
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSには、タイムラインに動画を投稿する人も多くなってきました。
この動画、初期に何も設定をしていなければ自動再生する設定になっており、タイムラインをみているだけでも大量の通信量がかかってしまいます。
それぞれのアプリ内の設定にて、動画の自動再生機能を切っておきましょう。
4.スマホ料金をより安く!通信費節約のコツ
スマホ料金をさらに安くするには、データ通信量のたくさんかかる作業をモバイルデータ通信を使って行わないようにすることがコツです。
モバイルデータ通信を使わないようにするために、以下の方法がおすすめです。
4−1アプリなどの更新を手動にする
最新のデータに更新するには、大量のデータ通信量を使用します。
自動更新で行ってしまうと、すぐに通信制限がかかってしまう恐れがあります。
知らない間に通信量の上限になってしまった、ということがないようにアプリやOSなどの更新は手動で行う設定にしておきましょう。
4−2通信残量を確認するくせをつける
通信残量をこまめに確認するくせをつければ、使いすぎの予防ができます。また、よく通信量の上限に達してしまい制限を受けている人でも、上手に節約しやすくなるはず。
通信残量は以下の方法で確認することができます。
4−2−1キャリアのサービスを利用する
au、ソフトバンク、ドコモのキャリア会社でスマホを使用している場合は、各キャリアが提供しているサポートサービスで通信量を確認することができます。
サービス名称はそれぞれ「My au」「My Softbank」「My docomo」です。
4−2−2アプリを利用する
キャリア会社のスマホを使用していない場合やアプリを使用したい場合は、以下のアプリでも通信量を確認することができます。
・My Data Manager(Android・iOS対応)
・通信料チェッカー/カナヘイのデータ通信制限を予防するアプリ(Android・iOS対応)
・通信量モニター(Androidのみ)
4−3Wi-Fi環境で行うようにする
JRやメトロなどの駅には無料Wi-Fiが設置されている他、大手百貨店や飲食店にも無料でWi-Fiが使えるところが増えてきました。
データ通信は全てWi-Fi環境で行なうことで、通信量を抑えることができます。
また、一人暮らしなどで家にWi-Fi環境が整っていない場合は、モバイルWi-Fiがおすすめです。
例えば、モバイルWi-Fiで業界最安級のFUJI Wifiは、25GBで月々2,500円から使用でき、1日あたりの速度制限もないためいつでも高速通信が可能。
端末自体のバッテリーも20時間と長持ち設定なので、持ち運びにも便利です。
自宅でも外でも気にせずデータ通信を行なうことができ、インターネット回線と合わせてスマホ料金も節約出来るでしょう。
まとめ
契約プランや設定状況の見直しをするだけで毎月、数百円〜数千円を節約することができます。
少し手間がかかってしまうものもありますが、この毎月の出費は年単位で見ると数万円に。
塵も積もればスマホ料金もバカになりません。
しかし、無理をして節約し過ぎてストレスをためてしまっては本末転倒です。
無理のない範囲で、出来るところからスマホ料金の節約をしていきましょう。