ゲームをしていたり、ネットサーフィンをしているときに読み込みが遅いとついイライラしてしまうことってありますよね。
しかし実は、ネットサービスを快適に楽しめるWiFi速度の目安があるのです!
そこで今回は、WiFi速度の目安と利用目的ごとに快適な速さについてご紹介します。
快適に利用できるWiFi速度の目安を知って、楽しくインターネットを使いましょう。
目次
1.Wi-Fiが快適にできる速度の目安は利用目的ごとに異なる
WiFiの速度は、およそ20Mbps~30Mbpsがあれば快適にインターネットが使えるとされています。
しかし、WiFiを快適に使用できる速度の目安は利用目的ごとに異なっています。
利用目的 | 快適にできる速度 |
メール | 128~1000Kbps |
ネットサーフィン | 1~10Mbps |
SNS | 3Mbps |
YouTube | 1~20Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps |
生配信 | 1Mbps |
オンライン会議 | 20~30Mbps |
また「何Kbpsで1Mbpsなの?」「GBやMBだとどれくらい消費するの?」とお困りの方もいらっしゃると思うので、そちらも簡単に表にしておきます。
何Kbpsで1Mbpsなのか? | |
1000Kbps | 1Mbps |
何Mbpsでどれくらい容量を消費する? | |
1Mbps | 100MB |
今回は、以下7つの利用目的ごとに快適に活用できるwifi速度を詳しく解説していきます。
- メールをする時
- ネットサーフィンをする時
- SNSをするとき
- YouTubeを見るとき
- オンラインゲームをするとき
- 生配信をするとき
- オンライン会議をするとき
それでは、それぞれの利用目的について見ていきましょう。
シーン1.メールをするとき
メールをする時に快適なWiFi速度の目安は、128Kbps~1000Kbps(1Mbps)です。
メールの送信も受信も、ほとんどデータ容量を必要としません。
例え速度制限がかかって128Kbpsの速度しか出ない場合でも、普段通り問題なく送受信が可能です。
ちなみに、Mbpsとはインターネットの接続速度の単位で、1秒あたりにどれくらいのデータを送信・受信できるかを表しています。
10Mbpsと表記されていれば、1秒間につき100MBのデータを送受信可能という意味になります。
シーン2.ネットサーフィンをするとき
ネットサーフィンをする時に快適なWiFi速度の目安は1Mbps~10Mbpsです。
文字中心のテキストであれば、1Mbpsでも問題なく使用できます。
画像が多いサイトでも3Mbps~10Mbpsで快適にアクセス可能です。
基本的に10Mbpsあれば問題なくネット環境を楽しめます。
シーン3.SNSをするとき
FacebookやX(ツイッター)はテキスト中心のSNSなので、1MbpsというようにWiFi速度が遅くても特にトラブルなく使用できます。
Instagramは画像中心のSNSなので3Mbpsは欲しいところです。
自分のよく使うSNSの性質によって、目安は変わると知っておきましょう。
シーン4.YouTubeを見るとき
YouTubeは視聴する画質によって必要な速度が変わってきます。
大まかに1Mbps~20Mbps程度の回線速度が必要です。
通信速度が遅くても動画を見ることはできますが、動画の画質が自動的に下がることや、読み込み速度の低下が起きてしまいます。
ただ、スマホで標準画質のHD1080p動画を見るなら5~10Mbpsでも可能です。
最高画質の4K動画は20Mbpsの速度が必要になります。
しかし、4K動画を見ないのであれば5~10Mbpsもあれば利用に問題はありません。
シーン5.オンラインゲームをするとき
オンラインゲームをするときは、最低30Mbpsの回線速度が必要です。
ゲームの種類によっては、より高度な回線速度が求められます。
例えば、戦闘ゲームのような複雑で激しい動きをするゲームの場合は、50Mbps程度は回線速度が欲しいところです。
また、ネットでゲームをするときは、インターネットの通信速度だけではなく「ping」という値もとても重要になります。
「ping」とは相手のサーバーにデータを送信してから返答までの応答速度のことです。
例えば、オンラインゲームの場合は、コントローラーを操作して出した指示が実際にゲーム画面に反映されるまでの速度になります。
オンラインゲームは素早い動きを求められることが多く、応答速度が遅いとタイムラグになりスムーズな操作に支障をきたす可能性があるため、オンラインゲームを快適にプレイできません。
それなら、応答速度が速い方が良いですよね。
基本的に「ping」の値が小さいほど応答速度が速くなるため快適にゲームがプレイできます。
以下が「ping」の目安です。
- 1m~15m・・・かなり速い
- 15m~35m・・・速い
- 35m~50m・・・普通
- 50m以上・・・遅い
このように「ping」の値が小さいことが快適にゲームをする上では重要になります。
格闘ゲームなどの複雑な動きをするゲームは「ping」の値が10m以下でなければ楽しめないでしょう。
シーン6.生配信をするとき
通常の生配信をするには最低でも1Mbpsは必要です。
生配信で画面が何度も止まると、配信者も視聴者も不快になってしまいます。
コメントをもらってからのタイムラグの無い、快適な配信をするためにも、1Mbpsは切らないように心掛けましょう。
シーン7.オンライン会議をするとき
Zoomなどでオンライン会議をするときは最低でも10~30Mbpsは必要になります。
オンライン会議をしながらインターネットで調べものなどをすることもあるはずですし、インターネット回線全てをオンライン会議だけに利用できる人は少ないでしょう。
そのため、快適にオンライン会議するためにはそれなりの通信速度が必要になります。
以上、速度の目安を紹介しました。
2.通信速度は「下り」を意識するべき!
通信速度の「上り」と「下り」は「下り」を意識するべきです。
「そもそも、上りと下りは何が違うの?」と思われる方は、以下の表をご覧ください。
意味 | 例 | |
上り | データを送信する際の速度 | メールの送信、ファイルのアップロード |
下り | データを受信する際の速度 | 動画の視聴、アプリのダウンロード |
下りの速度が遅いと、ページがなかなか読み込めなかったり、YouTubeの動画が途中で止まってしまうことが多いです。
そのため快適なネット環境で過ごしたいなら、下りの速度を意識してください。
プロバイダーで発表している速度に関しては、知っておくべき注意点があるので紹介します。
3.Wi-Fiの速度はベストエフォートな数値であることに注意
WiFiの速度は、ベストエフォートな数値で表記されることが多いので注意してください。
インターネットプロバイダで公表されているアップロード速度やダウンロード速度は、「ベストエフォート型」で表記されることが多いです。
ベストエフォート型は、理論上の最高通信速度を表しています。
しかしインターネット接続やWiFi接続は、電波状況やプロバイダの利用場所、混雑状況などにより最大通信速度100%を出すことはできません。
もしも光回線を利用している場合は、プロバイダから公表されている最大通信速度の約30~60%の速度になることがほとんどです。
例えば最大の通信速度が「1Gbps」の場合は、300Mbpsのスピードが出ていれば問題なくネット環境を楽しめます。
しかし、最大の通信速度「100Mbps」の回線だと実測値が30Mbps以下のことが多く、快適なネット接続ができません。
このようにWiFiの速度はベストエフォートな数値であり、必ずしも公表されている速度ではないことに注意しましょう。
以上がWiFiの速度に関する注意点でした。
では次に、WiFi速度を速くする方法を解説していきます。
4.自分のWi-Fi速度が目安を超えているか確認しよう!
快適にネット環境を使用するために、まずは自分のWi-Fi速度が目安を超えているか確認してみましょう。
速度を測定するためのツールは様々なものがありますが、サイトに接続するだけで手軽に計測することができる「Fast.com」がおすすめです。
自分のWi-Fi速度を確認して速度が足りないなと感じる人は、以下にWi-Fi速度を速くするための方法を紹介するので試してみてください。
4−1.Wi-Fiの設置場所を変えよう
Wi-Fiルーターと接続したい端末の距離が離れていたり、壁や床などの障害物を挟んだ状態でWi-Fiルーターに接続しようとすると、Wi-Fiの電波が十分に届かない可能性があります。
速度を速くするためには、WiFiが部屋全体に行き届くように自宅の中心に設置するのがおすすめです。
4−2.Wi-Fiルーターを再起動しよう
「いつもは速度良好なのに急に遅くなった!」という場合は、ルーターを再起動してみましょう。
Wi-Fiルーターなどは電源を付けたままにして使うことが多いですが、長期間電源を付けたままにしていると、本体が熱を持ったり、ログが溜まったりして不具合が起こることがあります。
その場合は、一度ルーターを再起動することで不具合が改善される可能性があります。
4−3.Wi-Fi接続を一度オフにしてからオンにしよう
Wi-Fi接続を一度オフにしてから再度オンにすることで、通信速度が改善されることがあります。
iPhoneの場合、Wi-Fiのオンオフはコントロールセンターから簡単に行えるので試してみてください。
4−4.接続端末を減らそう
Wi-Fiの通信速度を上げるには、接続する端末を減らすのも一つの手です。
Wi-Fiルーターは同時に接続できる台数が決まっていて、接続台数が増えるほど1台あたりの通信速度が低下します。
そのため、同時接続数が多い場合は数を減らしてみましょう。
4−5.中継器を活用しよう
中継器を設置すれば、Wi-Fiの電波が届く範囲を拡大することができるため、通信速度が改善される可能性があります。
例えば、建物の3階にWi-Fi無線ルーターを設置していて、1階や2階でWi-Fiに接続しようとすると遅いという場合は、2階に中継器を設置することで1階や2階にいるときでも快適にWi-Fiが使えるようになります。
中継器は比較的安価で手に入れることができるので、ルーターから離れた場所でWi-Fiを使いたいという人はチェックしてみてください。
以上がWiFi速度を速くする方法でした。
ポイントを押さえて、快適にインターネットを利用してくださいね。
9.Wi-Fi環境を見直すのにおすすめのインターネット回線
Wi-Fiをもっと便利に使いたいと考えている人は、今回紹介した方法のほかに、インターネット回線の見直しを検討するのもおすすめです。
自分の利用状況に合ったインターネット回線を契約することで、Wi-Fiをより快適に使用することができるでしょう。
おすすめの光回線サービス
安定した通信環境を求める人や、オンラインゲームでタイムラグが発生しないようにしたい人は光回線サービスがおすすめです。
サービスごとの特長を以下の表にまとめたので選ぶ際の参考にしてみてください。
特長 | |
【NURO光】 | ・NTT東日本/NTT西日本が提供する高品質な光回線サービス。 ・高速通信IPv6接続に対応しているため快適にインターネットが利用できる。 |
【@nifty光】 | ・NTT東日本/NTT西日本が提供する高品質な光回線サービス。 ・高速通信IPv6接続に対応しているため快適にインターネットが利用できる。 |
【フレッツ光】 | ・プランが豊富で自分の利用用途に合ったプランを選べる。 ・特典やキャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているためお得に利用できる。 |
【So-net 光 (auひかり)】 | ・訪問設定サポートやセキュリティソフトが無料で利用できるなどサービスが充実。 ・ auスマホを利用している場合はスマートフォンの月額料金が割引になる「auスマートバリュー」が利用できる。 |
【SoftBank 光】 | ・SoftBankが提供する高速光回線サービス。 ・SoftBankやY!mobileのスマートフォンを使っている人はおうち割適用でお得に利用できる。 |
【楽天ひかり】 | ・月額料金が安く、回線の混雑が起こりにくいIPv6に対応している光回線サービス。 ・楽天モバイルとセットと使うことで楽天市場のお買い物で獲得ポイントUP。 |
【auひかり】 | ・知名度の高いKDDIが提供する安心の光回線サービス。 ・特典やキャンペーンが豊富でお得に光回線を利用したい人におすすめ。 |
※2024年9月現在
おすすめのモバイルWi-Fiルーターサービス
回線工事をせずに手軽にWi-Fi環境を整えたい人や、外出先でもWiFiを利用したい人はモバイルWi-Fiルーターサービスがおすすめです。
サービスごとの特長を以下の表にまとめたので選ぶ際の参考にしてみてください。
特長 | |
【FUJI WiFi】 | ・プランの種類が豊富で自分の利用状況に合ったタイプを選べる。 ・モバイルWi-Fiルーターのレンタル料金が0円のためお得に利用できる。 |
【THE Wi-Fi】 | ・クラウドSIMを利用した3キャリア回線対応のモバイルWi-Fiルーターのため国内も海外も簡単に通信ができる。 ・最大6ヶ月間の利用料金が実質無料になるキャンペーンを実施しているためお得に利用できる。 |
【それがだいじWi-Fi】 | ・30日間のお試しキャンペーンを実施しているため使用感を確認してから契約できる。 ・データ容量の追加購入ができるため使いすぎた月も安心。 |
【VisionWiMAX】 | ・WEBサイトからの申込みでキャッシュバックなどのお得な特典がもらえる。 ・ 端末補償オプションの種類が充実しているため自分に合ったタイプを選べる。 |
【テレWi-Fi】 | ・ドコモ回線の安心の高速インターネットが利用できる。 ・最低利用期間無しのプランと有りのプランから自分に合ったプランを選べる。 |
※2024年9月現在
まとめ
WiFi速度の目安として、20Mbps~30Mbpsがあれば快適にインターネットが使えるとされています。
オンラインゲームをするのなら、50Mbpsあれば問題ないでしょう。
自分の必要なWiFi速度の目安を知り、ストレスなくインターネットを活用してくださいね。