「WiFiテザリングってどんな機能なの?」
「どうやって設定したら良いのか分からない、、、」
このように、WiFiテザリングの機能や設定が分かりにくくてお悩みのことと思います。
結論から言うと、WiFiテザリングとは、スマホを活用することで外出先においても手軽にインターネットを楽しめるという便利な機能です。
本記事では、WiFiテザリングを利用する上でのメリットやデメリットのほか、利用時に発生するオプション料金や繋がらないトラブルの対処法についても紹介します。
iPhoneやAndroidでの設定方法についてしっかりと確認して、外出先で手軽にインターネットを利用しましょう。
目次
1.WiFiテザリングとは?
WiFiのテザリングとは、スマートフォンの通信機能を利用して、パソコンやゲーム機などでインターネットを利用することを言います。
この機能についてさえ理解していれば、外出先でも楽にネットを活用することができます。
そのためにも、まず押さえておきたいのは、WiFiテザリングの機能についてです。
「WiFiテザリングとはどういった機能があるのか」を理解するために、以下の2つに分けて解説します。
- WiFiテザリングが持つ3つのメリット
- WiFiテザリングが持つ3つのデメリット
これら2つの視点から押さえておけば、WiFiテザリングの特長をわかりやすく理解することができます。
それでは、まず3つのメリットを押さえていきましょう。
2.WiFiテザリングが持つ3つのメリット
WiFiテザリングが持つメリットとして、以下の3つを紹介します。
- 対応エリアが広い
- スマホのみ用意すれば良い
- 条件によってはお得に楽しめる
これら3つのメリットを押さえておけば、Wi-Fiテザリングが持つ特長を知ることができます。
それでは、それぞれのメリットを順番に見ていきましょう。
対応エリアが広い
1つ目のメリットは、対応するエリアが広い点にあります。
なぜなら、一般的にスマホの電波が届くエリア内であれば、WiFiテザリングを利用することができるためです。
これにより、場合によっては山あいのエリアや離島などでも利用できるケースがあります。
したがって、とりわけ多種多様なエリアにおいてインターネットを利用したいという人は、WiFiテザリングが持つメリットを感じやすいでしょう。
スマホのみ用意すれば良い
2つ目のメリットは、スマホを用意するだけで利用できる点にあります。
なぜなら、WiFiテザリングは、スマホそのものをアクセスポイントとして設定し、利用機器をインターネットに接続する機能を持つためです。
そのため、モバイルWi-Fiをはじめとする特別なツールを用意する必要はありません。
したがって、できるだけ荷物を増やさずに外出先で手軽にインターネットを利用したいという人は、WiFiテザリングが持つメリットを感じやすいでしょう。
条件によってはお得に楽しめる
3つ目のメリットは、条件次第でお得に楽しめるという点にあります。
なぜなら、利用頻度が少なければ、WiFiテザリングで発生したデータ通信料金をスマホの月額料金内に収めることができるためです。
たとえばモバイルWi-Fiを契約するような場合には、一般的にスマホとは別に新たな契約を結ぶため、も一番安い料金プランを選んだとしても追加の料金がかかってしまいます。
したがって、インターネットを使用する頻度が少ないから利用料金を据え置きたいという人は、WiFiテザリングが持つメリットを感じやすいでしょう。
以上、WiFiテザリングが持つ3つのメリットについて紹介しました。
その一方で、WiFiテザリングにはデメリットとなりかねない特長もあり、しっかりと理解しておかないと後悔してしまうことも少なくありません。
ここからは、そんなWiFiテザリングが持つ3つのデメリットについて確認しておきましょう。
3.WiFiテザリングが持つ3つのデメリット
WiFiテザリングが持つデメリットは、以下の3つです。
- バッテリーを激しく消費する場合がある
- データ通信料が高額になるおそれがある
- オプション加入で追加費用発生の可能性がある
これら3つのデメリットをしっかりと押さえて、Wi-Fiテザリングの利用で損をしないように気をつけましょう。
それでは、それぞれのデメリットを順番に解説していきます。
バッテリーを激しく消費する場合がある
1つ目のデメリットは、スマホのバッテリーを激しく消費する場合がある点です。
なぜなら、WiFiテザリング機能を利用する際、データ通信を行う役割と使用機器とのWiFi接続を行う役割を同時にこなすことで、スマホに大きな負荷がかかるためです。
そのため、長時間にわたって利用しようとすると、スマホの充電を満タンにしていても、2時間ほどで充電が切れてしまって困ったというケースも見受けられます。
したがって、外出先で長時間にわたってWiFiテザリングを使いたい人は、予備のバッテリーやモバイル充電器を準備しておけば安心できるでしょう。
データ通信料が高額になるおそれがある
2つ目のデメリットは、データ通信料が高額になるおそれがある点です。
なぜなら、WiFiテザリングの利用方法によっては、大容量のデータ通信が行われる場合があるためです。
これにより、たとえば、使い放題できるデータ定額プランに未加入のスマホでWiFiテザリングを利用すれば、高額な通信料金を請求されてしまうことも少なくありません。
したがって、定額プランに加入していないスマホでの利用を検討している人は、常にデータ通信量を気にかけておけば、高額な請求に驚くことはないでしょう。
オプション加入で追加費用発生の可能性がある
3つ目のデメリットは、新たにオプション加入しなければならない可能性が高い点にあります。
なぜなら、多くの場合は携帯キャリア側でテザリング利用者に対してオプション加入を求めているためです。
たとえば、auやソフトバンク、ドコモなどの主要3キャリアは、それぞれ独自の方針によってオプションやプランを設けています。
したがって、あらかじめWiFiテザリングオプションに加入していない人は、新たにオプション加入することで追加費用が発生することが多いので、気を付けてください。
以上、WiFiテザリングが持つ3つのデメリットを紹介しました。
ここまでで、WiFiテザリングが持つメリットやデメリットを理解できたと思います。
ここからは、いよいよWiFiテザリングの設定方法を機種ごとに確認していきましょう。
4.WiFiテザリングはiPhoneもAndroidも行える!
WiFiテザリングは、iPhoneとAndroidの両機種で利用できます。
ただし、どちらの機種であっても、あらかじめオプションプランに加入していないとWiFiテザリングを設定できないので注意しましょう。
オプションプランに加入した上で、スマートフォンでテザリングの設定をすることになります。
iPhoneの詳しいテザリング設定方法が知りたい人は、以下の記事でテザリングのやり方から解除方法も含めた全てを解説をしているので、参考にしてください。
また、Androidでのテザリングについて詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してください。
以上、iPhoneとAndroidでのテザリングについて説明しました。
ここで「WiFiテザリングのオプション料金ってどれくらい必要なの?」と不安に感じる人も多いはずです。
ここからは、WiFiテザリングで発生するオプション料金について、キャリアごとに確認しておきましょう。
5.WiFiテザリングで発生するオプション料金
WiFiテザリングで発生するオプション料金を、以下の3つのキャリアごとに解説します。
- au
- ソフトバンク
- ドコモ
これら3つのキャリアで発生するオプション料金を知って、その違いを押さえておきましょう。
それでは、それぞれのキャリアで発生するオプション料金を順番に解説していきます。
auの場合のWiFiテザリング料金
auユーザーがWiFiテザリングオプションに加入する場合の月額料金は、無料もしくは500円となっています。
なぜなら、auでは、加入しているデータ定額サービスや料金プランによって、テザリングオプションへの加入料金が異なるためです。
たとえば、新auピタットプランやauピタットプラン(s)というようなプランでは、無料で利用することができます。
その一方で、たとえば、auフラットプラン20やauフラットプラン25などに加入していると、利用するためには月額500円かかってしまうのです。
したがって、加入しているデータ定額サービスや料金プランによっては、月額料金として500円が発生することを覚えておきましょう。
ソフトバンクの場合のWiFiテザリング料金
ソフトバンクユーザーがWiFiテザリングオプションに加入する場合の月額料金は、無料もしくは500円となっています。
なぜなら、ソフトバンクでは、加入しているデータ定額サービスや料金プランによって、テザリングオプションへの加入料金が異なるためです。
たとえば、スマ放題/スマ放題ライトのデータ定額 5GBに加入している場合、無料で利用できます。
その一方で、たとえば、通話基本プランのウルトラギガモンスター+に加入している場合には、W利用するために月額500円かかってしまうのです。
ただし、ホワイトプランの「パケットし放題フラット for 4G LTE」を契約しているような場合には、加入から2年間は無料で利用できることもあります。
したがって、加入しているデータ定額サービスや料金プランによっては、月額料金として500円が発生することに注意しておいてください。
ドコモの場合のWiFiテザリング料金
ドコモユーザーの場合、そもそもWiFiテザリングオプションに加入する必要がありません。
つまり、基本的に無料で利用することが可能です。
しかし、2016年4月以前に発売されたスマホやタブレットでWiFiテザリングを利用する場合のみ、月額300円のspモードへの契約が必要となります。
したがって、スマホやタブレットのモデルによっては、月額料金として300円が発生することを押さえておきましょう。
以上、キャリアごとにWiFiテザリングで発生するオプション料金を紹介しました。
ここで「オプションに加入したけれどWiFiテザリングが繋がらなくて困っている、、、」という人もいるはずです。
最後に、WiFiテザリングが繋がらないときに試したい4つの対処法を確認しておきましょう。
6.WiFiテザリングが繋がらないときの4つの対処法!
WiFiテザリングが繋がらないときの対処法を、以下の4つに分けて紹介します。
- スマホの機内モードがオフになっているか確認する
- スマホのWiFiテザリングがオンになっているか確認する
- 接続数上限を超えていないか確認する
- 利用機器でパスワードを正しく入力しているか確認する
これら4つの対処法を押さえて、トラブル発生時に対応するようにしましょう。
それでは、それぞれの対処法を順番に紹介していきます。
スマホの機内モードがオフになっているか確認する
はじめに、スマホの機内モードがオフになっているか確認しましょう。
なぜなら、機内モードになっているスマホはインターネットに接続されておらず、WiFiテザリング機能を利用することができないためです。
iPhoneで解除する場合は、「設定」アプリから「機内モード」をオフにします。
Androidで解除する場合には、「設定」アプリから「データ通信・機内モード」を選び、「機内モード」をオフにしてください。
WiFiテザリングが繋がらない場合には、「機内モード」の確認でトラブルが解決できる場合が多いのでまずは試してみましょう。
スマホのWiFiテザリングがオンになっているか確認する
2つ目に、スマホのWiFiテザリングがオンになっているか確認するのも有効だとされています。
当然のことですが、スマホのWiFiテザリングがオフになっている状態では、利用することはできません。
iPhoneで変更する場合は、「設定」から「インターネット共有」をタップして、「インターネット共有」をオンにします。
Androidで変更する場合には、「設定」の「その他」から「テザリング」を選んで、「WiFiテザリング」にチェックすることで、オンにしてください。
したがって、WiFiテザリングが繋がらない場合には、「インターネット共有」や「WiFiテザリング」がオンになっていることを確認するのも良いでしょう。
接続数上限を超えていないか確認する
3つ目に、WiFiテザリングの接続数上限を超えていないか確認するのも良いです。
なぜなら、接続数上限を超えている場合、新たな機器を追加で接続できないためです。
iPhoneにおける接続数の上限は、一律で5台となっています。
Androidにおける接続数の上限は、5〜8台と機器により異なっているので、使用機種の接続数上限が知りたい人は取扱説明書をご覧ください。
多くのデバイスを接続しているときは、一度数を数えてみるのが良いでしょう。
利用機器でパスワードを正しく入力しているか確認する
最後に、利用機器でパスワード(セキュリティキー)を正しく入力しているかを確認しましょう。
なぜなら、スマホで設定されたパスワードが間違って入力されている状態では、WiFiテザリングを利用することができないためです。
たとえば、パスワードの単純な打ち間違えや、大文字と小文字の打ち間違えなどが考えられます。
以上、WiFiのテザリングがうまくいかなかったときの対処法をご紹介しました。
テザリングを使いこなせば、ちょっとしたときに気楽にインターネットを活用できます。
テザリングのデメリットも理解した上で、積極的に使っていってください。
まとめ
WiFiテザリングとは、自分のスマホを活用することで、外出先でもPCなどでインターネットが楽しめる機能です。
利用する頻度が少なければ、WiFiテザリングで発生したデータ通信料金をスマホの月額料金内に収められる場合もあり、お得に使用できることがあります。
ただし、状況によってはデータ通信量が高額になってしまうことも多いので、Wi-Fiテザリングを長時間使用することは控えた方が良いです。
設定方法を押さえて、外出先でも手軽にインターネットを利用しましょう。