大人への階段の第一歩、それが一人暮らしという人もいるでしょう。
親や家族という自分を守ってくれる環境から離れて独り立ちする。
もちろんその巣立ちには、ワクワクだけではなく不安が伴うものになります。
きっとあなたも今から一人暮らしを始める、もしくはすでに一人暮らしを始めてるかもしれません。
- 一人暮らしを始めるのに適した年齢は?
- 年齢別のメリットとデメリットは?
- 一人暮らしを始める上での注意点は?
今回は、あなたの上記のような悩みを解決していきます。
一人暮らしを始めるのに適している年齢、その中でのメリットやデメリットなど幅広く紹介していきます。
目次
【結論】一人暮らしを始める年齢に制限はない!しかし早い方がいい
あなたは今、一人暮らしを考えてどのタイミングや年齢で始めればいいのか?について悩んでいると思います。
しかし、結論から言うと一人暮らしを始めるのに年齢制限はありません。
中には高校生から親元を離れて一人暮らしをしている人もいますし、30代に入ってから実家を出る人もいます。
しかし、事実として一人暮らしをしたいと思うなら早い方がいいでしょう。
その大きな理由はやはり「実家生活に慣れると一人暮らしの機会を失ってしまうから」です。
30代に突入すると一人暮らしを始める機会を失うかも
一人暮らしを始める最終ターニングポイントとして、世間では30代が挙げられています。
特に男性で30代で一人暮らし経験なしとなると、世間的には親に甘えてると評価されてもしょうがないでしょう。
おいおいおい。30代で実家暮らしはどうなのよ。頑張って自立しよ。
— ギュンとして時雨 (@nekoazaras) July 24, 2019
男も地雷あるけど、女性側も地雷あるよね・・・どちらでも一人立ちできてなかったら付き合うべきじゃない罠(´・ω・`)
『30代実家暮らし独身女性のドン引き習慣10選』
⇒ https://t.co/hy7B6rexLZ #アメブロ @ameba_officialさんから— ふっけん (@fukken_z) July 28, 2019
もしあなたが30代実家暮らしでも今から一人暮らしすることは可能ですが、30年間も実家暮らしをしているとその当たり前の感覚に慣れてしまうこともまた真実です。
一人暮らしは年齢に関わらず誰でも始めることができますが、できることなら早い方が良いというのは、実家への執着が習慣化してしまうというところにあるのです。
では、実際に一人暮らしを始めるのが多い年齢は何歳なのでしょうか?そのメリットとデメリットも見ていきましょう。
一人暮らしを始めるのに最適な年齢は?
まずは以下の図を見てみてください。
以下の図は、2016年に調査された初めて一人暮らしをするために引っ越した年齢を集計したものになります。
図をみてみると全体の8割以上の人が20代までに初めて一人暮らしを経験していることがわかります。
逆に30代以降になるとその数は全体の14.8%と激減していることもわかります。
では、ここから上記の図を元に一人暮らしを始めるのに最適な年齢を紹介していきます。
一人暮らしを始めるのに最適な年齢は以下の3つです。
- 大学や専門学校進学時の18~19歳
- 新社会人になる就職時の20~22歳
- 仕事にも慣れた安定期の25~27歳
タイミング1:大学や専門学校進学時の 18〜19歳
一人暮らしを始める年齢として一番多いのが、大学や専門学校に進学する18~19歳とされています。
全体で見ると大学や専門学校への進学を気に一人暮らしを始める人が全体の41.7%と多いことが上記の図を見てもわかります。
では次は進学時に一人暮らしをするメリットとデメリットを見ていきます。
進学時に一人暮らしをするメリットとデメリットは以下の3つです。
- メリット1:自己管理能力が高くなる
- メリット2:目標や夢に対して努力する時間が増える
- デメリット:生活リズムが崩れる可能性がある
メリット1:自己管理能力が高くなる
「人生の夏休み」という言葉があるほど、大学生というのは人生で一番時間を自由に使うことができると言っても過言ではないでしょう。
そのような時間に余裕がある中で、一人暮らしを始めることによって生活のリズムに余裕が生まれたり、バイトや仕送りの少ない収入の中でお金などを管理する能力も高くなります。
学生時代にしっかりとした一人暮らしをしている人は、お金や時間・健康の管理能力が高くなることでしょう。
メリット2:目標や夢に対して努力できる時間が多くなる
何か目的や夢を追いかけるために、大学や専門学校に通う人も多いのではないでしょうか?
勉強をする時間を作るのには学生時代の一人暮らしほど適した環境はないでしょう。
家族や時間に縛られず、好きなことをすることができるというのは、学生時代に一人暮らしをする最大のメリットとも言えるのではないでしょうか?
デメリット:生活リズムが崩れる可能性もある
しかし、自由度が高すぎるのが学生時代の一人暮らしのデメリットでもあります。
- 昼夜逆転が簡単にできる
- 仕事などの強制力のあるものがない
- 誰も生活リズムの乱れを注意してくれない
上記3点のようなデメリットがあるので、生活リズムや自己管理は徹底していかなければなりません。
一人暮らしで一限に出席するのはキツイですが、頑張りましょう。
タイミング2:新社会人になる就職時の20~22歳
新社会人になるタイミングも、一人暮らしを始める年齢としては多いです。
やはり学生時代とは違い、仕事という固定時間があるので、自由度は下がりますがその分生活リズムは作りやすくなります。
新社会人になる就職時に一人暮らしを始めるメリットとデメリットは以下の通りです。
- メリット1:休日の充実度が一層高くなる
- メリット2:慣れていくと後々楽になる
- デメリット:貯金や仕事など一番苦しい時期
メリット1:休日の充実度が一層高くなる
社会人になると、安定的に給料が入るようになるので休日に使えるお金が増えます。
学生時代にはなかなかできなかった遊びや趣味を見つけることもできるようになるでしょう。
金銭的な余裕は実家暮らしの方がありますが、自由度や充実度に関しては一人暮らしの方が感じるのではないでしょうか?
社会人になって良かったのは金銭面で自由が得られること、宿題がないので特に休日を今まで以上に自由に使えるようになったこと、時間の制約もなくなったことかな。時間については親の意向もあるからあまりにうるさかったら一人暮らしするのがおすすめだよ。
— 艦娘や提督の人生をサポートする時雨bot (@sns_sigure_bot) August 1, 2019
メリット2:慣れていくと後々楽になる
デメリットの部分で解説しますが、新卒社会人の一人暮らしは進学時の一人暮らしよりもキツイことが多いです。
しかし、新卒の一人暮らしの時期を知っているだけで、後々楽になりますし成長できます。
平日の仕事がある中で、自炊や洗濯などの家事をこなすのは身体的にもキツいです。
しかし慣れていけば、給料が上がった時にどんどん楽になっていきます。
デメリット:貯金や仕事との兼ね合いなど一番苦しい時期
先述した通り、新卒社会人で一人暮らしを始めるのは生活的にも収入的にもキツいです。
貯金なんてできる人は少ない方でしょう。
ただこの物価の高さや家賃の高さ、電車利用頻度を考えると、多少地域手当はあるとはいえ新卒役所マンの給与水準で一人暮らしってかーなりキツいな。東京の娯楽メリットを享受できるのか
— しゃちくん (@natsuking2017) May 2, 2019
さらに東京などの家賃が高い都市部での一人暮らしとなると、新卒の平均収入ではあまり余裕のある生活をするのは難しいかもしれませんね。
タイミング3:仕事にも慣れ始めた安定期の25〜27歳
最初の一人暮らしを始める年齢のグラフを見ればわかるように、30代以降になると一気に一人暮らしを始める人が減ります。
となると一般的に多くの人が一人暮らしをする最後のターニングポイントと言えるのが、社会人生活にも慣れ仕事や収入面でも安定してきた25~27歳ということになります。
安定期に一人暮らしを始めるメリットとデメリットは以下の通りです。
- メリット1:金銭面で生活の自由度が高くなる
- メリット2:学生や新卒時に比べると良い部屋に住める
- デメリット:金銭感覚が崩壊することもある
メリット1:金銭面で生活の自由度が高くなる</4>
社会人3年目ほどになると、仕事にも慣れてきて精神的にも余裕が出てきます。
その頃から給料が上がったり貯金が貯まっていくので、金銭面による生活の自由度が高くなります。
やはり新卒社会人の時とは違う、貯金があるという事実が精神的にも経済的にも安心しますよね。
逆にあなたが仕事に慣れてから一人暮らしを始めると考えているのなら、実家暮らしのうちに貯金をしておくことをオススメします。
メリット2:学生や新卒時に比べていい部屋に住める
学生時代は両親に家賃や生活費を仕送りしてもらう人も多いですが、新卒の社会人になると自分で家賃や生活費を払うのであまり希望通りの部屋を借りることができません。
それに比べて、収入や貯金に余裕がある社会人数年目は家賃や条件も良い部屋に住むことができるでしょう。
どうせ住むなら自分の気に入った部屋がいいので大きなメリットですね。
デメリット:金銭感覚が崩れることもある
しかし収入が多い余裕のある状態で一人暮らしを始めるとデメリットもあります。
それが一人暮らしの出費基準が感覚的に理解できてない為、使い過ぎてしまうということです。
実家の時には感じていなかった、一人暮らしをするのに最低限必要な出費。
- 家賃や光熱費
- 食費などの生活費
- 交際費や娯楽費
一人暮らしをするのには上記のようなお金が必要になります。これを理解せずに実家と同じように趣味や遊びに使っていると金銭感覚が崩壊してしまうこともあるのでお気をつけ下さい。
【まとめ】一人暮らしを始める年齢は若いほど良い!
さて、今回は一人暮らしを始める人が多い年齢と各年代別のメリット・デメリットを紹介してきました。
今回お伝えしたかったのは、30代になったら一人暮らしを始めるのは遅いのか?ということではありません。
一人暮らしを始める年齢は若ければ若いほど良いですが、もしあなたが30代で一人暮らしを始めたい!と感じているなら今が一番早いです。
今回紹介したのは、あくまでも一般的な一人暮らしを始めるのが多い年齢に過ぎません。もしあなたが大学生でも30代でも始めたいなら今すぐ準備することをオススメします。