今の時代、サラリーマンの昇給はわずか。収入に限りがある生活だからこそ、貯金を増やすために節約したい!と考えることもありますよね。
しかし、節約が思うように続かなかったり、そもそも何から節約すればいいのか分からない。
という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、サラリーマン・OLにおすすめの節約方法をまとめて紹介します。
今ある生活を見直したり、ちょっとした一工夫を取り入れるだけで、誰でも節約できるようになるものです。
節約を成功させて、よりスマートで、心にも金銭的にも余裕のある生活を手に入れましょう!
目次
サラリーマンのための節約方法まとめ
今から、サラリーマン・OLにおすすめの節約方法を大きく4つに分けて紹介していきます。
- 水道・光熱費を節約する
- 通信費を節約する
- 食費を節約する
- サラリーマンもできる節税対策に取り組む
こちらの4つに取り組めば、誰でも支出を削減することができ、貯金を増やすことも可能です。
4つの節約方法それぞれを丁寧に解説していきますね。
節約方法1:水道・光熱費を節約する
1つ目に、水道・光熱費の節約方法を紹介します。
サラリーマン・OLを問わず、生活する上で必須となるものが水道・光熱費。
実は、いくつかの節約のコツがあるのです。
今回は、
- 水道代
- 電気代
- ガス代
こちら3つの節約方法をお伝えしていきます。
お風呂・トイレで水道代を節約
まずは、お風呂・トイレの使い方を見直して、水道代を節約しましょう。
東京都水道局の「一般家庭水使用目的別実態調査」によると、一般家庭の水の使用量は、お風呂とトイレだけで、全体の61%を占めるそうです。
よって、お風呂とトイレの使い方を見直すことは、水道代の節約にとって有効な手段と言えますね。
お風呂で水道代を節約する1番のコツは、シャワーを流しっぱなしにしないことです。
シャワーを10分間流しっぱなしにすると、約120リットルの水が必要と言われています。
シャワーは小まめに止めましょう。
シャワーの利用時間を20分から10分に減らすことができれば、24円の節約になります。(※水道代は1リットル=0.20円で計算しています。)
シャワー利用時間 | 水量 | 水道代 |
10分 | 120リットル | 24円 |
20分 | 240リットル | 48円 |
ちなみに浴槽の場合、約200リットルのお湯を貯めることが一般的です。
一人暮らしのサラリーマンの方は、浴槽を使うよりもシャワーを短時間で浴びる方が、水道代を節約できるでしょう。
また、節水効果の高いシャワーヘッドの取り付けもおすすめです。
次に、トイレで水道代を節約するために、1回の排水量を減らしましょう。
排水レバーが「大」と「小」に分かれているトイレなら、毎回「小」を使うことがポイントです。
そうすれば、1回の排水あたり0.2~0.6円節約することができます。(※水道代は1リットル=0.20円で計算しています。)
排水レバー | 水量 | 水道代 |
大 | 6~8リットル | 1.2~1.6円 |
小 | 5リットル以下 | 1.0円以下 |
トイレは1日に何度も使うものです。1回で節約できる金額は小さいかもしれませんが、塵も積もれば山となります。
また、自宅のトイレが古い方は要注意です。
例えば1990年代のトイレの場合、排水レバー「大」で流すと、約13リットルの水を使ってしまいます。
古いトイレを使っている方は、水の流れを抑える節水グッズの取り付けも検討してみてください。
料金プラン・アンペア変更で電気代を節約
次に、電力会社の料金プラン・契約アンペアを変更して、電気代を節約する方法を紹介します。
電力会社の料金プランには、夜間割引プランがあることをご存知でしょうか?
例えば、東京電力「夜トクプラン」は、日中の電気料金が高くなる代わりに、23時~翌朝7時(または21時~翌朝9時)の電気料金が安くなります。
仕事が忙しいため、ほとんど家にいないサラリーマンの方は、夜間割引プランを検討してみましょう。
また、一人暮らしのサラリーマンの方は、契約アンペアも見直してみてください。
電気代の基本料金を節約することができます。
契約アンペアを変更できる電力会社はこちらの6つです。
- 海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 北陸電力
- 中部電力
- 九州電力
一人暮らしのサラリーマンの場合、30アンペア以下で充分と言われています。
東京電力で50アンペアから30アンペアに変更すると、1か月の基本料金を561.60円安くすることが可能です。
お風呂でガス代を節約
次に、お風呂でガス代を節約する方法をお伝えします。
ガス使用量の中で、1番高い割合を占めるものはお風呂です。
よって入浴の際は、下記の節約のコツを意識してみましょう。
- シャワーの利用時間を短くする
- お湯の温度をなるべく下げる
- 浴槽に貯めるお湯の量を減らす
- 浴槽に蓋をして保温する
- なるべく追い焚きをしない
例えば、シャワーの利用時間を20分から10分に短くすると、1回あたり約58.3円の節約が可能です。(※ガス代は「シャワーのガス代ってどれくらい?お風呂で快適節約法!」を参照しています。)
シャワー利用時間 | ガス代 |
10分 | 約58.3円 |
20分 | 約116.6円 |
毎日の積み重ねが大きな節約効果に繋がるので、今日からガス代の節約を意識してみてください。
節約方法2:通信費を節約する
続いて、通信費を節約する方法を紹介します。
通信費は「固定費」に分類される項目です。
固定費を見直すことは節約を上手く進めるための大きなポイントとなります。
水道・光熱費のようにこつこつ頑張らなくても、1度手続きを済ませるだけで、大きな金額を節約することができるのです。
スマートフォンを格安SIMに変更
まずは、スマートフォンを格安SIMに変更して、通信費を節約しましょう。
いわゆる3大キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)のいずれかで契約している方は、格安SIMに乗り換えることをおすすめします。
3大キャリア | 格安SIM | 節約効果 | |
1か月の料金 | 8000円 | 2000円 | -6000円 |
1年間の合計料金 | 9万6000円 | 2万4000円 | -7万2000円 |
例えば、月額料金8000円の3大キャリアから、月額料金2000円の格安SIMに変更すると、年間7万2000円も節約できます。
また、格安SIMはキャンペーンも豊富です。
毎月の通信料の割引や、契約手数料0円キャンペーンなどは、よく実施されます。
3大キャリアから格安SIMに乗り換える際は、何かしらのキャンペーンが行われていないか、必ず確認しましょう。
インターネット回線を見直す
インターネット回線・プロバイダ料金を見直して、通信費を節約することもできます。
まずは、
- 無駄なオプション料金を取られていないか
- キャンペーン価格が適応されているか
こちらの2点を確認してみてください。そこで必要のないオプションが見つかれば、解除しましょう。
キャンペーン価格が適応されていない方や、契約の更新月が迫っている方は、別の回線・プロバイダに乗り換えることを検討してみてください。
例えば「NURO 光」に申し込むと、3万5000円のキャッシュバックが適用されることもあります。
このようなお得なキャンペーンを使用して乗り換えれば、毎月の通信料が今より安くなるかもしれません。
ただし、契約の更新月以外に解約すると、解約金が必要になることもあるので、注意してください。
節約方法3:食費を節約する
続いて、食費を節約する方法を紹介します。
サラリーマンをしていると、支出の中でも食費の割合が高くなりがちですよね。
ここからは、簡単に食費を節約できる3つの方法をお伝えしていきます。
ランチ代を1日500円に設定
まずは、ランチ代を1日500円に設定して、食費を節約してみましょう。
新生銀行の「2018年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性サラリーマンの1日の平均ランチ代は570円です。
あなたは毎日のお昼ごはんにどのくらいのお金を掛けていますか?
1日のランチに1000円近く使っている場合は、まずは500円代まで下げることを1つの目標にしてみてください。
今は牛丼やうどんに限らず、安くて美味しいランチを提供する食事処が増えています。
「ワンコインランチ 新宿」のように検索して、会社近くのお店を探しましょう。
コンビニよりスーパーマーケットを活用
コンビニよりスーパーマーケットを活用して、食費を節約しましょう。
どこにでもあるコンビニは便利な存在ですが、つい無駄使いする場所でもあります。
昼食を買うために立ち寄ったのに、コーヒーやお菓子まで買ってしまうこともあるのでは?
飲み物やお菓子などは、コンビニではなくてスーパーマーケットでまとめ買いするようにしましょう。
コンビニ | スーパーマーケット | 節約効果 | |
1日の料金 | 150円 | 80円 | -70円 |
30日の合計料金 | 4500円 | 2400円 | -2100円 |
例えば、コンビニで150円するペットボトル飲料も、スーパーマーケットなら80円でまとめ買いすることができます。
そうすると、30日で2100円も節約できるのです。
スマホ決済でお得に買い物
スマホ決済でお得に買い物をして、食費を節約しましょう。
特におすすめのスマホ決済は下記の3つです。
これまでに、購入金額のうち70%がキャッシュバックされるキャンペーンや、コンビニのおにぎりが11円になるクーポン配布など、非常にお得な企画が実施されてきました。
今も様々なキャンペーンが頻発していますので、これを活用しない手はありません。
スマホ決済で賢く節約しましょう。
節約方法4:サラリーマンもできる節税対策に取り組む
最後に、サラリーマンもできる節税対策を紹介します。
会社に務めている場合、年末調整などの面倒な手続きを自分で行う必要はありません。
そのため「節税」と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、サラリーマンにもできる節税対策があるのです。
今回は、比較的簡単にできる3つの節税対策を取り上げます。
ふるさと納税
サラリーマンでもできる節税対策として、まずは、ふるさと納税を紹介します。
全国各地の好きな自治体に寄付をすると、牛肉や果物などの返礼品が貰える制度です。
しかも寄付金は還付されるので、実質負担額は2000円となります。
通常は確定申告が必要なのですが、サラリーマンの方は「ワンストップ特例制度」というものを利用すれば確定申告の必要はありません。
より詳しい規則は「ふるさとチョイス」にてチェックしてみてください。
医療費控除またはセルフメディケーション税制
医療費控除またはセルフメディケーション税制もおすすめです。
ただし、サラリーマンの方も確定申告をする必要が出てきます。
1年間の医療費が10万円を超える場合、医療費控除を行えば一部のお金が戻ってきます。
詳しい手続き方法は「『医療費控除の準備』平成30年分 確定申告特集|国税庁」をご覧ください。
または、セルフメディケーション税制の要件に当てはまっていないか、確認してみてください。
医療費控除と同じように一部のお金が戻ってきます。
ただし、複数の条件を満たす必要があるので、詳しくは「『セルフメディケーション税制の概要』平成30年分 確定申告特集|国税庁」をご覧ください。
生命保険料控除
最後に、サラリーマンもできる節税対策として、生命保険料控除を紹介します。
生命保険料を支払っている方は、1年間に支払った金額のうち一定額を控除することができる制度です。
年末調整が近づくと、保険会社から「生命保険料控除証明書」が送付されるので、会社に提出して手続きを進めましょう。
その他、詳しい概要や要件は「生命保険料控除|国税庁」をご覧ください。
まとめ
本記事では、サラリーマンやOLにおすすめの節約方法を紹介しました。
- 水道・光熱費を節約する
- 通信費を節約する
- 食費を節約する
- サラリーマンもできる節税対策に取り組む
大きく4つの節約方法を取り上げましたが、あなたにとって簡単なものから順番に実践してみてください。
そうすれば無理なく節約生活を続けることができますよ。