「ポケットWiFiのクレードルってなに?」
「ポケットWiFiには必需品なの?」
とお悩みの方が多いのではないでしょうか。
実際に、オプションとして販売されているため導入を検討している人もいるでしょう。
おすすめされるままに契約をして不要に感じた人という声も少なからずあるのが現状です。
この記事では「ポケットWiFiのクレードルの概要やメリット・デメリット」を詳しく解説していきます。
クレードルの購入方法から活用法を覚えれば、クレードルが必要か不必要かの判断を正しくできるでしょう。
導入を検討している人も、十分に活用できるように注意点も一緒に参考にしてみてください。
目次
1.ポケットWiFiのクレードルとは?
まずは、クレードルの基本情報からチェックしていきましょう。
- スタンド型拡張機器のこと
- クレードル対応機種
上記の2つに分けて詳しく紹介します。
1−1.スタンド型拡張機器のこと
クレードルとは、ポケットWiFiを置いて使うスタンド型拡張機器のことです。
使い方はどのクレードルもほとんど同じですが、機種ごとに搭載している機能や形状が異なります。
クレードルがポケットWiFIに最初から備えられていると勘違いされやすいですが、オプションでの追加が必要です。
導入を考えているときには、ポケットWiFiを申し込むときにクレードルに関しても別途で申し込みしておきましょう。
オプション金額はプロバイダによって有料や無料など料金が異なるので申し込み前に確認しておくのを忘れないようにしてみてください。
1−2.クレードル対応機種
クレードルは全てのポケットWiFiのオプションに含まれているものではありません。
対応機種を選んで導入する必要があります。
例えば、UQwimax系のポケットWiFiにはほとんどの機種でクレードルのオプションを選べます。
以下の3つの機種が代表的です。
- Speed WiFi NEXT WX03
- Speed WiFi NEXT WX04
- Speed WiFi NEXT WX05
ワイモバイルやSoftbankのポケットWiFiのいくつかの機種にも追加できることがあるので詳しくは問い合わせてみてください。
2.ポケットWiFiのクレードルを使う3つのメリット
ポケットWiFiのクレードルには以下の3つの機能によるメリットがあります。
- 有線LAN接続が可能
- 充電スタンド機能付き
- 固定回線を無線化
それぞれの機能を詳しく解説します。
メリット1.有線LAN接続が可能
クレードルにはLANポートが備えられており、LANケーブルを接続できます。
有線LAN接続だけしか備えていない古いパソコンやノートパソコンでもポケットWiFiでインターネット接続が可能です。
有線LAN接続では安定した通信速度を確保できるメリットも。
自宅で活用することが多い人や、自宅のみで活用する人で「LANケーブル接続が必要」というケースでは大いに役立つでしょう。
メリット2.充電スタンド機能付き
本来であればケーブルでの充電をしますが、クレードルにポケットWiFiを乗せるだけで充電できます。
いちいち充電器の端子を差し込まなくていいので手軽ですね。
また、ルーターを置く位置をいつも決めておける点も役立ちます。
ポケットWiFiは小型なので置いた場所を忘れてしまいやすいですが、クレードルによる置き場所の固定によって紛失予防にも役立つのです。
メリット3.固定回線を無線化
光回線などの固定回線を使える場所で、クレードルにLANケーブルを繋いでルーターとして活用できます。
クレードルさえあれば、新たに有線用のルーターを用意しなくても、ポケットWiFiだけで対応できるのです。
ホテルなどルーターが使えれば出掛け先でも無線で複数台の機器を繋げられるのも大きなメリットとなるでしょう。
ルーターや充電器として活躍できる反面、知っておきたい注意点もあります。
次の項目で詳しくみていきましょう。
3.ポケットWiFiのクレードルを使う2つの注意点
ポケットWiFiのクレードルには便利な機能がありますが、以下の2つの点に注意が必要です。
- 充電はクレードル無しで可能
- 有線LANを利用する機会が少ない
クレードルが使う人を選ぶ理由となっているのでチェックしてみてください。
注意点1.充電はクレードル無しで可能
ポケットWiFiはクレードルがなくてもケーブルでの充電が可能です。
充電のためにクレードルを必ず準備しなくてはいけないものではありません。
また、クレードルの種類によっては安定性が悪く、ズレてしまって充電ができていないことも。
不安な人はクレードルの充電機能を使わないで有線で接続してしまいましょう。
無線ルーターとして使いながら充電するときには重宝する機能ではありますが、用途によっては不要となりがちな部分です。
注意点2.有線LANを利用する機会が少ない
最新のパソコンには無線接続機能を内蔵しているため、有線LANを利用する機会が少なくなりました。
製品によってはLANケーブルの差し込み口を備えていないものも出てきているので、便利になったことで需要が減ったことも考えられるでしょう。
また、無線接続の技術が向上し、よほど通信容量を使わない限り、速度の違いが気にならなくなったというのも1つの要因です。
このことからも、クレードルは無線接続機能がないパソコンを使うときや、無線ルーターとして使うなどの用途があるとき以外は用意しなくても問題ないことが多いということも覚えておいてください。
4.ポケットWiFiのW06ではクレードルが廃止に
ポケットWiFiでクレードルをオプション選べてきたSpeed WiFi NEXTですが、W06から廃止になりました。
W06では、ハイアンテナモードと呼ばれる新機能によって電波の感度が高くなり受信感度の向上に成功しています。
繋がりにくい場所でも約20%の向上に成功したことから不要となったのではないでしょうか。
また、有線LAN接続のニーズが減ったことも廃止された理由として考えられるでしょう。
まとめ
現在でもクレードルをオプションとして含んでいるポケットWiFiの取り扱いは残っています。
用途を選べばとても便利な機能なので、必要に応じて導入して使ってみるのもよいでしょう。
必ず導入しなくてはいけないものではないので、インターネット環境に合わせて活用する参考にしてみてください。