一人暮らしだと、すべて自分ひとりで家事をしないといけませんよね?
自炊をよくする人の場合は、お米を食べる頻度が多いはずです。
もしご飯を作りすぎたら冷凍したほうがいいという声もありますが、中には「味が落ちるから、冷凍なんてしない」という声も耳にします。
ところがそのこだわりは勿体ないですよ。
- ご飯を冷凍すればお金と時間が節約できる
- 冷凍しても味が落ちにくい保存方法がある
- お弁当にもおいしい冷凍ご飯が使える
それは上記のようなメリットがあるから。
冷凍ご飯の正しい保存方法を知らない人や、節約をしたい人は参考にしてみてください!
目次
ご飯を冷凍保存するのは一人暮らしならではのメリットがあるから
ご飯を作りすぎると、冷凍保存をしたほうがいいと耳にするのは、以下のようなメリットがあるからです。
- お金と時間を節約できる
- 保存期間に関係なくおいしいご飯がすぐ用意できる
しかも冷凍の方法に関してはすごく簡単なので、一人暮らしなら挑戦して損はありませんよ。
ひとつずつ具体的に見てみましょう。
使い方次第で節約できるから
ご飯を冷凍する大きなメリットは、節約ができる点です。
しかもお金の節約だけでなく、時間まで節約できるので、自分の時間が欲しい人もご飯を冷凍保存しましょう。
まずお金の節約ですが、以下のように計算をすれば、どのくらい節約できるのかイメージできます。
1時間あたり14Whの場合
- 14Wh÷1,000=0.014kWh
- 0.014kWh×※26円=0.364円
- 10時間保温×0.364円=3.64円
500Wの電子レンジを使った場合
- 500W÷1,000×0.05h=0.025 kWh
- 0.025 kWh×※26円=0.65円
炊飯器の保温 | 電子レンジ | |
合計 | 10時間保温機能を使う:3.64円 | 1回ご飯を温める:0.65円 |
ご飯を炊く場合は電気を使うので、電気代が深く関わってきます。
冷凍保存しない人は、おそらく炊飯器の保温機能を使っているはずです。
保温機能だと1時間で、0.364円かかる計算になります。
そして冷凍保存した場合は、解凍に使う電子レンジで計算してみました。
1回の解凍で5分間かかるとすれば、0.65円です。
つまり2時間以上に保温機能を使っている人だと、ご飯を冷凍保存していたほうが、お金を節約できます。
また時間の節約に関しては、毎回ご飯を炊いている時間が短縮できるからです。
時間 | |
炊飯器を使う場合 | 通常の炊飯:45分前後 早炊き機能:30分前後 |
冷凍保存したご飯を使う場合 | 電子レンジで5分ほど温める |
これだけでも、かなりの時短になりますよね?
ちなみに常に冷凍庫にご飯を常備しておく必要がありますが、それでも隙間時間に多めに炊飯しておくだけでいいので、挑戦する価値は十分にありますよ。
いつでもおいしいご飯が食べられる
もうひとつの冷凍保存をするメリットは、ご飯の味に関する違いです。
炊飯器でご飯を保温したままにしていると、どうしても一定の時間がすぎたら、味が劣化してしまいます。
ところが冷凍保存をしたご飯だと、炊きたてに近い状態を維持できるのが、大きなメリットです。
ちなみに一人暮らしだと、急な来客でご飯を用意しないといけない機会がありますよね?
炊飯器にご飯がない場合や、劣化したご飯しかない場合は困りますが、冷凍保存だとすぐにおいしいご飯が準備できるのも魅力的です。
ところが正しい保存方法ができていないと、劣化したご飯になってしまいます。
そこでご飯を正しく冷凍する方法を把握しておきましょう。
一人暮らしでも簡単!ご飯を正しく冷凍する方法
一人暮らしでご飯を冷凍するメリットについて紹介しましたが、味がおいしい状態を維持できていないと、上記で紹介した冷凍ご飯のメリットが薄れてしまいます。
そこで味の劣化を防ぐ方法を紹介するので、メリットを魅力に感じた人は挑戦してみましょう。
- 保存する容器を準備する
- 正しい量を守って保存
- 劣化を防ぐひと手間
上記の順番で紹介しますが、どれも簡単で覚えやすくておすすめです。
ちなみに一番大切なポイントとなるのが、ご飯の中にある水分を残す事!これを忘れないようにしましょう。
保存する前に容器を準備!3種類の中から選ぼう
おいしい冷凍ご飯にするためには、正しい保存容器を準備しないと効果がありません。
その基準となるのが、水分を逃がさないようにできるかどうか!そんな容器を使えば、おいしいご飯が冷凍保存できます。
特に以下の保存容器を使えば、おいしいままご飯を維持できるだけでなく、冷凍庫の中も整理できておすすめですよ。
自分に合った容器を準備しておきましょう。
メリット | |
ラップ |
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フリーザーバッグ |
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コンテナ型保存容器 |
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まずご飯を冷蔵保存するのに、よく使うアイテムがラップですよね?
ご飯を直接包んで、そのまま冷凍庫に入れておける気軽さがあります。
フリーザーバッグとは、ジップが付いた袋型の保存容器になります。
ラップと違って何度か使いまわしができる上に、ラップで小分けした冷凍ご飯をフリーザ―バッグで整理するなど、使い方に幅があるのが特徴です。
ジップロックなどのコンテナ型の保存容器は、そのままご飯を入れて保存できます。
しかも解凍した後に、お茶碗に移し替えなくても、そのまま使えるのも一人暮らしならではのメリットですね。
デメリット | |
ラップ |
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フリーザーバッグ |
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コンテナ型保存容器 |
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逆にそれぞれデメリットがあるので、それをわかった上で利用しましょう。
ラップでご飯を冷凍保存するのはよく使われる方法ですが、直接ご飯が密着するため、ラップの臭いが付いてしまう場合があります。
また解凍時に加熱した際に、熱くて移し変えるのが面倒になるのは大きなデメリットですね。
またフリーザ―バッグだと、ラップよりは使いやすさがありますが、袋には変わりありません。
破ける場合や、ジップが壊れてしまう事もよくあります。袋に詰めた場合は空気を抜かないと露ができてしまい、味がおちてしまうのもデメリットです。
ジップロックなどのコンテナ型の保存容器は、使う容器によって邪魔になる場合もあるため、容器選びは慎重にしましょう。
しかもこれらの3種類の中では、1個の価格が高くなるのも意識しておいてくださいね。
炊飯器でご飯を3合炊いて6等分に分けるのが基本
容器が準備できたら、次に保存するご飯の分量を把握しておきましょう。
基本は3合を炊いて、それを6等分するのがおすすめです。
炊けたご飯が1号で350gとされており、3合で1,050gになります。
そして茶碗1杯で約180gとされているため、1回の炊飯でおよそ6等分できる計算です。
1日3回ご飯を食べる人でも2日間は持ちますよ。
おいしく保存するための方法
保存する容器と上記の量にご飯を分けたら、冷凍ご飯をおいしくする方法を使って、ひと手間かけてしまいましょう。
ちょっとした事なので、特に難しい方法ではありません。
一人暮らしなら簡単にできてしまいますよ。
- 炊飯器からすぐご飯を容器やラップで包む
- 保存する時は押し込まずにゆったり目にする
- ご飯の量はできるだけ薄くする
まずご飯が炊けたら、熱々の状態で保存容器に入れるのがポイント!
これはご飯の中の水分が逃げずに、そのままの状態が維持できて、ふっくらしたご飯がキープできるからです。
そしてふっくらした状態をキープさせるため、押し込みながら容器に保存するのもNG!
空気が残るように、ふんわりと容器に移し変えてくださいね。
最後に冷凍や解凍をしやすくするために、薄めにご飯を敷き詰めるのもポイント!熱が全体に伝わりやすくなるので、扱いやすくなりますよ。
一人暮らしでも冷凍ご飯をおいしいままお弁当に入れるコツ
一人暮らしで冷凍ご飯を使うようになると、お弁当にも使う機会が増えますよね?
普通に家で冷凍ご飯を食べるとおいしいのに、お弁当に入れた冷蔵ご飯は、あまりおいしく感じない人もいるはずです。
その原因もご飯の中にある水分が関係していました。
- 急速冷凍でご飯の水分を飛ばさない
- 解凍したご飯を保温機能の付いたお弁当箱に入れる
- 味を付けた冷凍ご飯を使う
これらを頭に入れて、お弁当に冷凍ご飯を使ったとしても、味の劣化が起きませんよ。
急速に冷凍して水分を飛ばさない
冷凍ご飯の味が左右される水分を飛ばさないためには、炊飯器から出したご飯を、すぐに保存容器に入れて冷凍するが基本です。
ところがそれだけだと、お弁当に入れた時間が長くなるにつれて、水分が飛んでしまいます。
そこで急速に冷凍させるために、アルミホイルを使うのがおすすめです。
アルミホイルは熱伝導率が高いため、通常通りに冷凍する以上に急速冷凍できます。
つまり水分をさらに逃がさず保存できるため、お弁当に入れても味の劣化を防げるわけです。
ではどのようにアルミホイルを使うのか、その方法について紹介しますね。
- ラップを使ってホカホカのご飯を包む
- 余熱がなくなったらその上からアルミホイルを包む
- 冷凍庫で保存する
- 解凍する時はアルミホイルを外してレンジで加熱
- 加熱したご飯をホカホカのままお弁当箱に入れる
これで通常の冷凍保存より、ご飯の中の水分が残されて、味の劣化が防げます。
解凍後そのまま保温できるお弁当箱で持っていく
冷凍ご飯を解凍してそのまま長時間放置すると、デンプンが硬くなって水分が飛び、味が劣化してしまいます。
そこで保温機能があるお弁当箱にしましょう。
これだけで冷凍ご飯でも、味がおいしい状態をキープできますよ。
ちなみに解凍後に味が劣化してしまうのは、レンジの使い方にも問題があります。
解凍機能がないレンジの場合は以下の使い方で、冷凍ご飯を解凍しましょう。
- おかずとご飯が別の弁当箱を用意する
- 500Wで2分ほど温める
- 温まったらすぐ弁当箱に入れて蓋をする
解凍機能が付いたレンジでも、加熱できる通常の使い方をして、ご飯を解凍するのがおすすめです。
それはご飯の中にあるデンプンが、60度以下になると劣化が起こってしまうから。
熱々の状態を維持するために、レンジを使って加熱し、保温したままお弁当を持っておきましょう。
冷凍ご飯に味を付けてごまかす
保温機能が付いたお弁当箱がないのなら、冷凍ご飯を調理して、味でごまかす方法もおすすめです。
- チャーハン
- 炊き込みご飯
- ドライカレー など
味を濃くしていれば、冷凍ご飯が劣化していたとしても、気にならなくなります。
お弁当を持って行く前日に作っておくと、朝の忙しい時間も安心です。
一人暮らしならご飯を冷凍して自分の時間とお金を捻出しよう!
ご飯を冷凍してしまえば、一人暮らしでもお金を節約できて、自分のために使えるお金が捻出できます。
また、毎回ご飯を炊飯器でご飯を作らなくてよくなるため、時間の節約にもピッタリです。
また冷凍ご飯は味が劣化するのが嫌という人もいますよね?
そんな人は熱々の状態で保存容器に入れて、薄くした状態で冷凍庫に保存すれば味の劣化を防げます。
解凍する際も500Wで2分ほど温めて、保温できる容器があるのなら、お弁当としておいしくご飯が食べられますよ。