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Category: Wi-Fi

Wi-FiのGとAは何が違うの? それぞれの特長や使い分け方を徹底解説!

2024.09.25

「WiFiのGとAは何が違うの?」と悩んでいませんか?

WiFiを接続しようとした場合、同じ接続先名でも後に続く文字が「G」と「A」の2通り存在することもありますよね。

どっちをどう使い分ければ良いか分からず、G」と「A」をテキトーに使ってしまっているとWiFiを快適に使用できない場合もあるので、それぞれの特長をしっかりと理解して使用環境や目的に応じて適切に使い分けることが大切です。

そこで、この記事ではWi-Fiの「G」と「A」それぞれの強みや効果的な使い分け方について詳しく解説します。

WiFiの「G」と「A」の違いを理解して、さらに快適な通信環境を利用できるようにしましょう。

目次

1.Wi-Fiの「G」と「A」の基本的な違いとは?

WiFiのGとAの基本的な違いとは?

WiFiの「G」と「A」の大きな違いは、利用する周波数帯です。

「G」では2.4GHz(ギガヘルツ)帯を使用し、「A」では5GHz帯を使用します。

この「G」や「A」は、WiFi接続に必要なSSIDと呼ばれるネットワーク名に表示されていることもあり、接続先を悩む人が多いです。

「G」と「A」を上手く使い分けることで、より快適に通信できるようになる可能性があるので、まずは「G」と「A」それぞれの特徴を確認していきましょう。

1-1.「G」は障害物に強く、遠くまで電波が届く強みがある

「G」は、2.4GHzの周波数帯を使用しており、障害物に強く、遠くまで電波を届けることができるのが特長です。

「A」の電波と比べると、壁などに囲まれている場所でも電波が弱くなりにくく、無線ルーターから離れている場所での使用に適しています。

しかし「G」で使用している2.4GHzの周波数帯は、電子レンジや電話機、BluetoothなどWi-Fi以外の多くの製品に対応しているため、電波干渉を起こしやすいことがデメリットと言えます。

それでは、次に「A」の特長を見ていきましょう。

1-2.「A」は電波干渉に強く、高速で安定した通信に強みがある

「A」は、他と干渉しづらい5GHzの周波数帯を使用しているため、電波干渉に強く、高速で安定した通信が可能です。

「G」の電波と比べると、動画視聴やオンラインゲームなど高速通信が必要な場合や、電波干渉の比較的少ない開けた場所での使用に適しています。

しかし「A」で使用している5GHzの周波数帯は、障害物に弱く、距離が遠くなるにつれて電波が届きにくくなることがあるのがデメリットと言えます。

また、使用している端末が古い場合は、「A」で使用している5GHzの周波数帯に対応していないことがあるため注意が必要です。

2.Wi-Fiの「G」と「A」では使用している通信規格が異なる!

WiFiのGとAでは使用している通信規格が異なる!

WiFiの「G」と「A」では使用している通信規格が異なるため、最大通信速度も異なります。

通信規格とは、国際的に決められたWiFiの標準規格のことで、周波数帯をさらに細かく割り振っているものです。

この通信規格は「11ac」「11n」「11a」「11g」「11b」「11ax」の6つ。

それでは、「G」と「A」ごとに使われている通信規格を見ていきましょう。

2-1.「G」の通信規格は11g・11b・11n・11ax

G(2.4GHz帯)では11g・11b・11n・11axの4つが使用可能です。

11g 11b 11n 11ax
54Mbps 11Mbps 600Mbps 9.6Gbps

11n・11axは通信速度が速いですが、古い無線LANルーターでは対応していないことが多いです。

また、パソコンやスマートフォンなどの端末側が11nに対応していない場合も使用できないので注意しなければなりません。

2-2.「A」の通信規格は11ac・11a・11n・11ax

A(5Ghz帯)では11ac・11a・11n・11axの4つの通信規格が使用可能です。

11ac 11a 11n 11ax
6.9Gbps 54Mbps 600Mbps 9.6Gbps

「A」で最も使われている11acは6.9Gbpsと非常に速度が速く、11nに比べて約11.5倍の速度が出るのが特長です。

しかし、パソコンやスマートフォンなどの端末側が「A」に対応していない場合は使用できません。

また、障害物に弱く、遠距離の通信には不向きとなっているため近距離での接続が求められます。

さらに、11axは新しい通信規格のため高速ではありますが対応機器が非常に少なく、今のところは11acが最も使いやすく高速な通信です。

2-3.11n・11axは「G」と「A」の両方で使われている通信規格

11nと11axは「G」と「A」の両方で使われている通信規格です。

本来「G」と「A」では通信規格に互換性がありません。

しかし、11n・11ax対応の無線LANルーターや端末では「G」と「A」を切り替えて使用できます。

11n・11axはGのデメリットである通信速度を克服し、かつ「G」と「A」の両方を使えるようにするハイブリットな通信規格です。

最近では11nに対応した端末がほとんどのため、無線LANルーターを11n対応モデルにするだけですぐに使用できます。

今すぐ高速化したいなら無線LANルーターを11n対応機にしてください。

一方で、11axは端末自体も対応したものが非常に少なく、無線LANルーターも数があまりない上に販売価格が高額です。

11axは将来的に普及する通信規格となっているため、いずれ新しく端末や無線LANルーターを検討するときは対応機種を選ぶようにすると良いでしょう。

3.Wi-Fiの「G」と「A」ならどちらを使うべき?

WiFiのGとAならどちらを使うべき?

「G」と「A」の特長、通信規格についてお伝えしました。

しかし、それだけ見ても実際に自分はどちらを使うべきか悩む人も多いはずです。

そこで、ここでは以下の使用シーンに合った接続先を具体的に紹介します。

  1. 古い端末をWi-Fiに接続する場合
  2. Wi-Fiが電波干渉する場合
  3. 複数の端末を接続する場合
  4. 動画視聴やオンラインゲームなどを楽しみたい場合
  5. 無線LANルーターから離れた場所で使用する場合

「G」と「A」では使用シーンごとに適しているものが異なるので、必ず自身の使用シーンを確認してください。

それでは、それぞれのシーンを見ていきましょう。

シーン1.古い端末をWi-Fiに接続する場合

古い端末をWiFiに接続して使用する場合は、「G」を使用してください。

古い端末は、使用できる周波数帯が2.4GHzだけとなっていることが多いです。

5Ghzは新しく登場した周波数帯のため、新しい端末でなければ基本的に対応していません。

そのため、WiFiアクセスポイントや無線LANルーターをA対応モデルにしても端末が「G」のみ対応のものでは「A」を使用することはできないのです。

古い端末を使用しているなら、「G」を選択するようにしましょう。

シーン2.Wi-Fiが電波干渉する場合

WiFiが電波干渉する場合は、「A」を使用してください。

Aは電子レンジやBluetoothなどが使っていない5Ghzの周波数帯で通信を行います。

そのため、電波干渉が少なく、通信障害も起きづらいため安定した通信が可能です。

特に、自宅では家電等の電波を気にせず使用できるためストレスがありません。

「G」では電波干渉がひどく通信が安定しないなら、「A」を選択するようにしましょう。

シーン3.複数の端末を接続する場合

複数の端末をWiFiに接続する場合は、「A」を使うことでスムーズな通信が可能です。

複数の端末でWiFiを使用すると、通信速度が低下することがあり、非常に使いづらくなってしまうのです。

しかし「A」では、複数の端末を接続しても通信速度の低下を「G」よりも抑えることができます。

「A」は高速通信が可能な11acの通信規格を採用しており、もともとの通信速度が速いからです。

また、データを送るためのチャンネルと呼ばれる通路の数が「G」よりも多く、送れるデータ量も多くなっています。

複数の通路を繋げて大容量のデータを1度で送受信することもできます。

そのため、複数の端末をWiFiに接続したい場合は、「A」を利用してください。

シーン4.動画視聴やオンラインゲームなどを楽しみたい場合

動画視聴やオンラインゲームなどを楽しみたい場合は、「A」の使用をおすすめします。

「A」で使用している5GHzの周波数帯はほかの端末や電化製品などの電波干渉を受けにくいため、動画視聴やオンラインゲームが途中で中断されることも少なく、安心して楽しむことができます。

そのため、動画視聴やオンラインゲームなど高速通信が必要なコンテンツを楽しみたいときは「A」を選択すると良いでしょう。

シーン5.無線LANルーターから離れた場所で使用する場合

無線LANルーターから離れた場所で使用する場合は、「G」を使用してください。

「G」は「A」と比べて障害物に強く、遠くまで電波を届けることができる特長があるため、広い間取りの建物や壁などの多い環境で使用する場合でも電波が弱くなりにくいのです。

そのため、無線LANルーターから離れた場所で使用する場合は「G」を選択するようにしましょう。

4.実はWi-Fi無線ルーターには「G」と「A」を同時に使えるものも多い!

実はWiFi無線ルーターにはGとAは同時に使えるものも多い!

WiFi無線ルーターの中には、「G」と「A」の両方を利用できるものが販売されています。

任意で好きな接続先を選択することができ、シーンごとに切り替えることも可能です。

例えば、パソコンでは「A」に接続し、スマートフォンでは「G」に接続させることも。

接続先を任意で替えることができるため、通信障害や速度が遅いときでもすぐに切り替えられて便利です。

WiFi無線ルーターを購入するなら、「G」と「A」の両方を同時に使えるものにするのが良いでしょう。

5.Wi-Fiの「G」や「A」と似ている!?「GW」と「AW」に要注意!

WiFiのGやAと似ている!?GWとAWに要注意!

WiFi接続先の「G」と「A」には、「GW」と「AW」と表記されているものも存在します。

「GW」と「AW」は、基本的には「G」と「A」と同じ特長を持ちますが、古い規格のため通信速度が遅くなっているのです。

また、通信する際のセキュリティが脆弱なため、情報が漏えいする可能性が高くなっています。

これに気付かず使用してしまう人も多いため、接続する際には「GW」「AW」ではないことを確認してから使用してください。

6.Wi-Fiの「G」が使えないときの対策は?

WiFiのGでも遠くの部屋で使えないときの対策は?

接続先を「G」にしても、接続できない場合は以下の3つの対策を行ってください。

  1. Wi-Fi無線ルーターを高いところに設置する
  2. Wi-Fi無線ルーターを建物の中心に設置する
  3. Wi-Fi無線ルーターを干渉源となるものから離す

これらを実践するだけで、良好な通信環境を作ることが可能です。

それでは、実際にそれぞれの対策を紹介します。

対策1.Wi-Fi無線ルーターを高いところに設置する

WiFi無線ルーターを高いところに設置することで、遠くまで電波が届くようになります。

ルーターを床から1mから2mの高さに設置するだけで障害物への影響が少なくなるのです。

そのため、床や低い場所に設置している場合は、高い場所に設定してください。

対策2.Wi-Fi無線ルーターを建物の中心に設置する

WiFi無線ルーターは建物の中心に設置すると、建物全体で快適に接続が可能です。

WiFiの電波は、ルーターを中心に球体状に送られています。

そのため、建物の中心に設置すると全ての部屋に最短距離で電波が届きやすいです。

対策3.Wi-Fi無線ルーターを干渉源となるものから離す

WiFi無線ルーターを干渉源となるものから離すことで、安定した通信が行えます。

電子レンジやテレビ、電話機、Bluetooth使用機器は2.4GHzの周波数を使うため「G」では混線しやすいです。

この影響で、遠い場所ではルーターとの接続が安定せず、使いにくくなってしまいます。

ルーターを設置する際には、上記の機器から離れた場所に設置してください。

7.Wi-Fiの「A」が使えないときの対策は?

接続先を「A」にしても、接続できない場合は以下の2つの対策を行ってください。

  1. 接続したいデバイスが「A」に対応しているか確認する
  2. Wi-Fi無線ルーターの設置場所を変える

これらを実践するだけで、良好な通信環境を作ることが可能です。

それでは、実際にそれぞれの対策を紹介します。

対策1.Wi-Fi無線ルーターや接続したいデバイスが「A」に対応しているか確認する

使用しているWi-Fi無線ルーターやデバイスが「A」で使用している5GHzの周波数帯に対応していない場合があります。

例えば、Wi-Fi無線ルーターの規格が11b(2.4GHz帯)の場合、「A」(5GHz)の電波は使用できません。

取扱説明書やメーカーの公式サイトなどで、使用しているルーターやデバイスが「A」に対応しているか確認してみましょう。

対策2.Wi-Fi無線ルーターの設置場所を変える

Wi-Fi無線ルーターと接続したいデバイスとの間に壁や床など電波を遮るものがあると、電波が上手く届かないことがあります。

特に「A」は「G」と比べて障害物の影響を受けやすく、距離が遠くなるにつれて電波が届きにくくなることがあるため、ルーターを電波の届きやすい位置に設置するなどの工夫が必要です。

また、「A」は比較的通信距離が短いため、接続中に通信が不安定になった場合はルーターに近づいてみるのもおすすめです。

8.Wi-Fiは60Ghzの11ayによる高速通信が一般化する見込み

WiFiは60Ghzの11ayによる高速通信が一般化する見込み

WiFiは次世代の通信方法として60Ghzを使用する11ayが開発されています。

この通信方法はまだ開拓されていない60Ghz帯の周波数を使うため、電波干渉がほぼ発生しません。

これに合わせた新しい通信規格である11ayは、通信伝送速度100Gbpsと11axの約10倍もの高速通信を可能とします。

将来的には1Tbpsまで速度を上げる計画もあり、画像データも一瞬で送れるようになるのです。

現段階では、2020年以降から一般化させることを各企業が目指しており、さらなる高速通信の時代がやってきます。

9.Wi-Fi環境を見直すのにおすすめのインターネット回線

Wi-Fiをもっと便利に使いたいと考えている人は、今回紹介した方法のほかに、インターネット回線の見直しを検討するのもおすすめです。

自分の利用状況に合ったインターネット回線を契約することで、Wi-Fiをより快適に使用することができるでしょう。

おすすめの光回線サービス

安定した通信環境を求める人や、オンラインゲームでタイムラグが発生しないようにしたい人は光回線サービスがおすすめです。

サービスごとの特長を以下の表にまとめたので選ぶ際の参考にしてみてください。

  特長
【NURO光】 ・NTT東日本/NTT西日本が提供する高品質な光回線サービス。
・高速通信IPv6接続に対応しているため快適にインターネットが利用できる。
【@nifty光】 ・NTT東日本/NTT西日本が提供する高品質な光回線サービス。
・高速通信IPv6接続に対応しているため快適にインターネットが利用できる。
【フレッツ光】 ・プランが豊富で自分の利用用途に合ったプランを選べる。
・特典やキャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているためお得に利用できる。
【So-net 光 (auひかり)】 ・訪問設定サポートやセキュリティソフトが無料で利用できるなどサービスが充実。
・ auスマホを利用している場合はスマートフォンの月額料金が割引になる「auスマートバリュー」が利用できる。
【SoftBank 光】 ・SoftBankが提供する高速光回線サービス。
・SoftBankやY!mobileのスマートフォンを使っている人はおうち割適用でお得に利用できる。
【楽天ひかり】 ・月額料金が安く、回線の混雑が起こりにくいIPv6に対応している光回線サービス。
・楽天モバイルとセットと使うことで楽天市場のお買い物で獲得ポイントUP。
【auひかり】 ・知名度の高いKDDIが提供する安心の光回線サービス。
・特典やキャンペーンが豊富でお得に光回線を利用したい人におすすめ。

※2024年9月現在

おすすめのモバイルWi-Fiルーターサービス

回線工事をせずに手軽にWi-Fi環境を整えたい人や、外出先でもWiFiを利用したい人はモバイルWi-Fiルーターサービスがおすすめです。

サービスごとの特長を以下の表にまとめたので選ぶ際の参考にしてみてください。

  特長
【FUJI WiFi】 ・プランの種類が豊富で自分の利用状況に合ったタイプを選べる。
・モバイルWi-Fiルーターのレンタル料金が0円のためお得に利用できる。
【THE Wi-Fi】 ・クラウドSIMを利用した3キャリア回線対応のモバイルWi-Fiルーターのため国内も海外も簡単に通信ができる。
・最大6ヶ月間の利用料金が実質無料になるキャンペーンを実施しているためお得に利用できる。
【それがだいじWi-Fi】 ・30日間のお試しキャンペーンを実施しているため使用感を確認してから契約できる。
・データ容量の追加購入ができるため使いすぎた月も安心。
【VisionWiMAX】 ・WEBサイトからの申込みでキャッシュバックなどのお得な特典がもらえる。
・ 端末補償オプションの種類が充実しているため自分に合ったタイプを選べる。
【テレWi-Fi】 ・ドコモ回線の安心の高速インターネットが利用できる。
・最低利用期間無しのプランと有りのプランから自分に合ったプランを選べる。

※2024年9月現在

まとめ

まとめ

Wi-Fiにおける「G」と「A」は、それぞれにメリットとデメリットがあります。

それぞれの強みを知った上で、効果的に活用していくべきです。

Wi-Fiを積極的に使って、今まで以上に便利に暮らしていきましょう。

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