あなたは今、WiMAXの「パラボラアンテナ」がどんなものなのか調べていませんか。WiMAXの電波が悪いなら、お金をかけずに改善したいですよね。
そんなときは、パラボラアンテナの自作がおすすめです。
しかし、何も知らない状態でいきなり作ったとしても、効果が得られない可能性があります。
そこで今回は、パラボラアンテナについて詳しく解説していきます。最後まで読むと、パラボラアンテナを自作してWiMAXの速度が改善できるようになります。
興味がある人は、どうぞ最後までご覧ください。
目次
1.WiMAXのパラボラアンテナの仕組み
パラボラアンテナとは、お椀のような形状をしたアンテナのことです。(お皿の形状にも似ているため「ディッシュアンテナ」とも呼ばれる)
テレビの衛星放送の送受信に使われるアンテナが有名ですが、実は家庭用から業務用まで広く使われています。
お椀のような形状のことをパラボラ(放物面)といい、これは放物線をy軸の中心として1回転させた曲面のことです。(ちなみに放物線はy=ax²で表すことができる)
パラボラの中心軸に対して平行に届いた電波がパラボラで反射すると、「電波が一点に集中する」という原理が利用されています。
焦点にはアンテナ(ルーター)が置かれ、素材には金属の板や網を用いることが一般的です。
電波を一点に集中させることで、受信用のアンテナは電波を受信しやすくなり、送信用のアンテナは一点から電波を出して平行にして電波を送ります。
パラボラアンテナはたとえ小型であっても性能が良く、効率よく電波を送受信できることが特徴です。
2.パラボラアンテナでWiMAXの速度はどれくらい変わる?
通常であれば、WiMAXの速度は2~3倍ほど上がりますが、場合によっては4倍になるケースもあります。
WiMAXの電波には「2.4GHz」と「5GHz」が使われているのですが、これはLTE回線(700MHz~900MHz)や4G(3.4~3.6GHz)を超える高い周波帯です。
※2019年7月現在の通信速度
※通信速度は下り最大、「WiMAX2+」「4G」は機種によって異なる
LTEのように低い周波数帯域は「障害物に強い」のですが、一方の高い周波数帯域は通信速度が速い代わりに「直進性が強く障害物に弱い」という特性があります。
「直進性が強い」という性質は、電波を反射させて一点に集中させるパラボラアンテナの原理を活かしやすいのです。
結果、パラボラアンテナを使用することで平均2倍以上の通信速度を実現できます。
3.パラボラアンテナは購入すべき?自作すべき?
結論を先にいうと、パラボラアンテナは自作することをおすすめします。
買うと5,000円くらいの予算が必要ですが、作ると100~1,000円くらいに収まるからです。
市販のものと自作のものとの大きな違いは「見た目」で、市販のパラボラアンテナはプロが開発・製造しているので、デザイン性に優れています。
商品によってデザインは違いますが、シンプルなものから光沢のある美しいものまでさまざまです。見た目を気にするなら買うべきですが、気にしないなら作った方が断然お得といえます。
材料のほとんどは100円均一で揃えられるうえ、簡易なパラボラアンテナなら材料点数も少なめです。しかも、材料以外のものは揃える必要がないので、余計なコストもかかりません。
しかも、市販のものと比べて性能に大きな差がないので、自作の方がコスパは上です。
見た目より実用性やコストを重視するなら、自分でパラボラアンテナを作りましょう。
4.【工具不要】パラボラアンテナを作る2ステップ
パラボラアンテナを作る手順は、以下のとおりです。
- 材料を用意する
- 設置する
作り方は非常に簡単で、材料も手に入れやすいものばかりです。
WiMAXは室内や屋内に弱く、窓の近くに設置すると改善することは有名ですが、パラボラアンテナを使うと電波が入りにくい場所でも改善されることがあります。
大きさは小さなものから巨大なものまでさまざまです。今回は、実用性のある小さなパラボラアンテナの作り方を紹介します。
では、下記から詳しくみていきましょう。
ステップ1.材料を用意する
まずは、パラボラアンテナに必要な材料を用意しましょう。
必要な材料は、以下のとおりです。
- ステンレス製のボウル
- まな板スタンド
- 石けんホルダー(クレードルがないときの代用)
- 裏面に粘着テープが付いたステンレス製のミニフック
どれもキッチンやお風呂場にあるもので問題ありませんが、自宅にこれらがないときは100円均一に行けば手に入ります。上記のすべてを購入しても、わずか432円と安価です。
まな板スタンドは色んなタイプのものが用意されていますが、ボウルを収めたときに自立するものであればどんなものでも構いません。
ただし、まな板スタンドがシンプルな形状の場合は、ミニフックを使ってルーター本体を固定することをおすすめします。(ルーターの位置が中心からズレると電波が安定しない)
ステップ2.設置する
次に、用意した材料を使ってパラボラアンテナを作っていきます。
作る手順は以下の通りです。
- まな板スタンドの片方を曲げてステンレス製のボウルが入るようにする
- 曲げたところにボウルを置く
- 曲げていないところにWiMAXルーターをクレードルと一緒に設置
まな板スタンドを曲げるときは、「ボウルが乗る角度」に注意しましょう。
クレードルがないときは、石けんホルダーで代用することもできます。
ちなみにクレードルとは、WiMAX端末を設置するスタンド型の拡張機器のことです。本体にはLANケーブルが挿せるようになっていて、無線LAN非対応の端末でもインターネット接続ができます。
しかし、クレードルは購入時に付属していないので、オプションとして別に購入する必要があります。
まとめ
今回は、パラボラアンテナについて詳しく解説しました。
WiMAXのエリア内でも電波が入りにくかったり、通信速度が遅くなったりするケースもあります。そんなときはパラボラアンテナを使うと、改善できることがほとんどです。
市販のパラボラアンテナは見た目がキレイですが、予算は自作の10倍以上は必要になります。見た目も予算も捨てられないなら、工夫することでクオリティの高いものを作ることも可能です。
性能を高めるのであれば、少し大きなボウルを使ったりボウル(あるいは別のもの)にアルミホイルを巻いたりすると良いでしょう。
パラボラアンテナを自作して、WiMAXの速度を改善してみてください。