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光回線の工事費はどのくらい?安くする方法について解説

2019.09.23

光回線を契約する際に必要となるのが工事費用です。

工事費用は基本的に数万円するので、できるだけ軽減したい方が多いでしょう。

そこで今回は光回線の工事費用の概要と安くする方法について紹介します。

中には工事費用が不要になる方法もありますので、是非参考にしてみて下さい。

光回線を導入するなら工事が必要

光回線を導入する場合、必ず回線工事をしなければなりません。

光ファイバーを住宅に取り付けることで回線が使えるようになります。

残念ながら建物の構造上工事ができないケースも存在し、どうしても光回線を開通させたい場合は引っ越ししなければなりません。

とはいえ、光回線のためだけに引っ越すのはあまりにも難しいいでしょう。

そこで有効なのは、モバイルWi-Fiの契約です。

これなら工事をする必要なくインターネットに繋ぐことが可能です。

当然のことながら工事費は発生しません。

ただし、工事できない住宅は多くありません。

基本的には工事することが可能です。

そこで、光回線の工事費について見ていきましょう。

光回線の工事費用

光回線の工事費用は大体2万5000円くらいであるというのが定説ですが、実際は光回線の業者や住宅のタイプによって大きく異なります。

以下の図で主要業者の工事費を比較してみましょう。

業者名 戸建て住宅 マンションタイプ
auひかり 3万7500円 3万円
ソフトバンク光 2万4000円 2万4000円
NURO光 4万円 4万円
ビッグローブ光 3万円 2万7000円
OCN光 1万8000円 1万5000円
フレッツ光 1万8000円 1万5000円

このように、業者や戸建て・マンションの違いで1万5000円から4万円まで大きく変動するので契約予定の業者の工事費を事前に調べておきましょう。

一般的に工事費は2万5000円程度発生すると言われることが多いですが、それを鵜呑みにしていると実際に請求された時に思ったより高額だったと感じることがあるかもしれません。

もちろん思ったよりも安いと感じるケースもあるのですが、いずれにしても正確な工事費を割り出しておいて損はないでしょう。

1.マンションタイプの注意点

先に挙げたように、戸建住宅とマンションタイプの工事費は異なります。

稀に工事費は変わらない場合もありますが、マンションタイプの方が安価であることが多いです。

このため、光回線を導入するならマンションタイプは大変有利と言えます。

しかし、マンションタイプの場合は必ず事前に管理人の許可を得るようにして下さい。

配線を繋ぐために壁に穴をあけることもありますので、無断で行ってしまった場合は修繕料金を請求される恐れがあります。

2.工事費が必要ないケース

多くの場合は光回線の契約時に工事が必要ですが、中には必要ない場合もあります。

具体的には次のケースが該当します。

  • インターネット無料物件に住んでいる
  • マンションの前の住民が光回線を使っていた
  • フレッツ光から光コラボレーションに属する業者への乗り換え

それでは、それぞれ見ていきましょう。

1.インターネット無料物件に住んでいる

インターネット無料物件に住んでいる場合は、光回線の契約をする必要が無いので工事費が発生しません。

自分で業者を決められないデメリットはあるものの、大変お得です。

ただし、マンションの共有部まで回線が引かれていても各部屋まで届いていなければ工事が必要となることに注意しましょう。

「インターネット完備」「インエターネット無料」ではなく「インターネット対応」の場合は、工事が必要なケースです。

2.マンションの前の住民が光回線を使っていた

現在マンションタイプの住宅に住んでおり、前の住民が光回線を使っていた場合は工事費が不要になる場合があります。

前の住民が光回線を撤去していなければ回線を繋げる際に重要な光コンセントが残っているので、それをそのまま使用することが可能です。

ただし、これは事前に光回線業者に通達しておかなければなりません。

通達していない状態で工事の作業員が家まで来てしまった場合、何の作業もされていないのに工事費の支払いが求められます。

本来は工事費を支払う必要がないのに数万円の出費が発生するのはあまりに痛すぎるので、過去に工事がされていたのかどうかを光コンセントの有無で判断して下さい。

光コンセントは、大体次の画像ようなものです。

もし、ご自身で判断できない場合は管理人に尋ねましょう。

また、仮に光コンセントがあっても工事費を請求されることがあることにも注意して下さい。

現在ではauひかりとNURO光などは光コンセントの有無を問わず工事を行うので、これらの業者を利用する際は必ず工事費が必要であることを覚えておきましょう。

3.フレッツ光から光コラボレーションに属する業者への乗り換え

フレッツ光から「光コラボレーション」の関連会社に乗り換えた場合も工事費が発生しないので大変お得です。

光コラボレーションに属している業者は500を超えるので全て紹介することはできません。

しかし、主な業者は「光コラボレーションとは?光コラボ全事業者548社からオススメの30社を紹介こちらのサイト」光コラボレーションとは?光コラボ全事業者548社からオススメの30社を紹介こちらのサイトでまとめられています。

ソフトバンク光やビッグローブ光など有名な業者やDMM光など最近注目されだした業者まで広く提携しているのが魅力的です。

フレッツ光から乗り換える場合は乗り換え先が光コラボレーションに属しているか調べてみましょう。

3.工事費だけでなく撤去費が必要な業者もある

工事費だけでも数万円するので高額ですが、更に撤去費が必要な業者もあります。

撤去費用は大体1万5000円程度であり、決して安い金額ではありません。

とはいえ、そもそも撤去するのかどうかに関してはユーザーに任せている業者が多いので実質的には無料となっているケースが大半です。

ただし、中には解約時に必ず撤去しなければならない業者も存在します。

代表的なのはauひかりです。

2018年2月28日以降にauひかりで光回線の契約をした場合は必ず撤去しなければならず、撤去費用として2万8800円が発生します。

これからauひかりなどの業者に申し込む場合は工事費用だけでなく撤去費用も頭に入れておく必要があるのです。

撤去費用は解約時に請求されるので忘れた頃にやってきますから、慌てないように最初から想定しておきましょう。

光回線の工事費を安くする方法

光回線を導入するなら基本的に工事費を支払わなければなりません。

しかし、現在はあらゆるキャンペーンなどを駆使して負担を軽減することが可能です。

是非積極的に利用しましょう。具体的には次のような方法があります。

  • 工事費無料キャンペーンを利用
  • キャッシュバックを狙う
  • モバイルWi-Fiを利用

それぞれ見ていきましょう。

1.工事費無料キャンペーンを利用

現在では光回線業者同士の競争が進み、顧客を獲得するためのサービスとして工事費用無料キャンペーンを行っている場合があります。

本来は数万円発生する工事費がタダになるわけですから、キャンペーン期間に契約するだけで少なくとも1万円以上の負担を軽減することがが可能です。

2019年8月末ではかなり多くの業者が工事費無料キャンペーンを行っています。

主要業者の工事費無料キャンペーンは次の通りです。

業者名 金額 割引期間
auひかり 最大3万7500円 最大60ヶ月
so-net光 2万4000円 最大60ヶ月
NURO光 4万円 最大36ヶ月
ソフトバンク光 2万4000円※他業者からの乗り換えのみ 最大24ヶ月
BIGLOBE光 最大3万円 最大40ヶ月

ただし、工事費無料と宣伝している業者でも大概は「工事費実質無料」であることに要注意です。

実は、無料と実質無料は天と地ほどの差があります。

一昔前には工事費完全無料サービスが行われていましたが、残念ながら2019年現在では廃れてしまいました。

1.工事費実質無料キャンペーンに注意

工事費実質無料は多くの場合、月額料金から一定の額を引くというものです。

割引は累計の割引額が本来の工事費用に届くまで行われます。

これなら、工事費を支払ったとしても月額料金が工事費用分だけ安くなるので結局は無料になったようなものです。

例えば工事費が4万円で月額が5000円であり、月に1000円を引くとすれば40ヶ月経過するまで月額料金は4000円になります。

ただし、この方法は解約する時にお金が発生しやすくなるという落とし穴があるのです。

まず、先程の例の場合は工事費を払い終えるまでに40ヶ月かかります。

このため、40ヶ月を待たずして解約すると残りの工事費が請求されてしまうのです。

また、40ヶ月経過してから解約したとしても、その月が更新月(解約しても違約金が発生しない月)でなければ1万円程度の違約金が発生します。

これを避けるには更新月を待たなければならないのです。

このため、工事費実質無料サービスを使った時点で長期利用するか工事費・違約金を支払ってでも解約するかのどちらかとなります。

現状、最も工事費完全無料に近いサービスを行なっているのはDMM光です。

この業者はプランの性質上契約から2年経過すれば工事費・違約金共に無料となります。

解約手数料について確認する

引用:DMM光公式

いずれにしてもDMM光など縛りの緩い業者以外を利用するのであれば、契約期間以上の長期契約を覚悟しましょう。

2.キャッシュバックを狙う

多くの業者は契約時にキャッシュバックを行なっているので、これを利用すれば工事費はかなり安くなるでしょう。

ただし、高額なキャッシュバックを受け取るには他人を紹介したり特定のプランに入らなければならないなど厳しい条件が課せられることが少なくありません。

そこで、比較的条件の緩いキャッシュバックを紹介します。

業者名 キャッシュバック金額
auひかり
ソフトバンク光
NURO光
ビッグローブ光

キャッシュバックを利用すれば工事費が実質的に無料になったり、得することもあるので是非利用してみましょう。

3.モバイルWi-Fiを利用

モバイルWi-Fiは工事が必要ないので工事費が発生しません。

しかも、価格は大体月に4000円程度なので光回線よりも安いです。

更に、どこへでも持ち運ぶことも可能なので電波が届けばあらゆる場所で使用できます。

光回線は80mbps程度の速度が出るのでモバイルWi-Fiより高速ですが、モバイルWi-Fiも30mbps前後の速度があるので動画の視聴程度なら不便さは感じません。

多くのお金をかけずに使用感を調べたい場合はレンタルすることも可能です。

まとめ

今回は光回線の工事費と、工事費を安くする方法について解説しました。

工事費は大体2万5000円と言われてはいるものの1万5000円~4万円程度まで幅があるので、必ず契約前に調べておきましょう。

その際、撤去費用も同時に調べておくのが望ましいです。

工事費を軽減するには次の方法が有効です。

  • 工事費無料(実質無料に注意)
  • キャッシュバックのキャンペーン
  • モバイルWi-Fiの利用

是非、できるものを取り入れてみましょう。

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