現在、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01を検討中の人も多いのではないでしょうか。
モバイルルーターばかりがスポットを当てられる傾向にありますが、ホームルーターも気になりますよね。
しかし、自分に合わないと「すぐに解約して損をした」という事態になりかねません。
そこで今回の記事では、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のスペックや設定方法を徹底解説します。
このページを読むことで、L01の通信速度やどんな人におすすめなのかわかるようになっているので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
1.WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のスペック
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のスペックはどのようになっているのか、以下の内容に分けてお伝えしていきます。
- 通信速度
- 受信感度
- 発進電波
HOME L01は2017年2月17日にHUAWEI(ファーウェイ)から発売された機種で、インテリアに調和しやすいシンプルなデザインが採用されていることが特徴です。
HOME L01のスペック(上記3点)について、下記で詳しくみていきましょう。
1-1.Speed Wi-Fi HOME L01の通信速度
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の通信速度は、下り最大440Mbpsです。
WiMAX2+における4×4MIMO CA(キャリアアグリゲーション)通信に対応しているほか、通信方式は「WiMAX2+」とエリアの広い「au 4G LTE」に対応しています。
下り最大 | 上り最大 | |
WiMAX2+(2.6GHz帯):CA対応 | 440Mbps | 30Mbps |
WiMAX2+(2GHz帯):CA対応 | 370Mbps | 25Mbps |
WiMAX2+:CA対応 | 220Mbps | 10Mbps |
WiMAX2+ | 110Mbps | 10Mbps |
au 4G LTE:CA対応 | 225Mbps | 25Mbps |
なお、上記の回線速度は理論値です。
1-2.Speed Wi-Fi HOME L01の受信感度
Speed Wi-Fi HOME L01の受信感度は、「高い」といえます。
ホームルーターなので、モバイルルーターと比べて「受信感度が高く安定しやすいという特徴をもっている」からです。
実際、W05やWX04で1本や2本しか電波が入らないような場所であっても、HOME L01は常に4本立っています。
使用環境によりますが、通信速度の実測値は100Mbps前後です。
モバイルルーターと比べると、Speed Wi-Fi HOME L01の受信感度は高い傾向にあります。
1-3.Speed Wi-Fi HOME L01の発信電波
Speed Wi-Fi HOME L01は、受信感度だけでなく発信電波も良いといえます。
そもそもHOME L01は、2.4GHz/5GHzのWi-Fi同時利用が可能です。
5GHzは「ほかの機器との干渉が少ない」、2.4GHzは「壁や床といった障害物の影響を受けにくい」という特長をもっています。
しかも、それぞれ20台の同時接続が可能です。
自宅での利用に特化しているSpeed Wi-Fi HOME L01は発信電波も良好なので、快適にインターネットを利用できます。
2.WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のメリット
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のメリットは、以下のとおりです。
- 工事不要でスグに使える
- 下り最大440Mbps
- 2.4GHzと5GHzを同時に利用できる
- 2口のLANポートがある
- WPS接続に対応している
- デザイン性が高い
上記6点のメリットについて、次から詳しく解説していきます。
2-1.工事不要でスグに使える
1つめのメリットは、工事が不要で直ぐに利用できる点です。
WiMAXは固定回線ではなくモバイル回線なので、ルーターが届いた日にSIMカードを挿入してコンセントに繋ぐだけで、インターネットに接続することができます。
光回線の工事時間は1~2時間程度なのですが、工事日までに時間を要することが多く、状況によっては数ヶ月間も待たなければなりません。
届いたその日から使えることが、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の特長です。
2-2.下り最大440Mbps
2つめのメリットは、高速通信に対応している点です。
4×4MIMO技術とCA技術との組み合わせによって、下り最大440Mbpsを実現しています。
現在携帯キャリアで用いられる「4G LTE」が下り最大400Mbpsで、光回線が1Gbpsであることを考えると、工事が不要なホームルーターの性能としては十分といえるでしょう。
下り最大440Mbpsを実現していることも、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の魅力のひとつです。
2-3.2.4Gと5GHzを同時に利用できる
3つめのメリットは、2.4GHzと5GHzを同時に利用できる点です。
モバイルルーターの場合はどちらかを選択して設定する必要がありますが、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01は2.4GHzと5GHzが同時に使えます。
自宅の部屋の数が多いから「2.4GHz」、電化製品が多いから「5GHz」といったように、状況に応じてわざわざ設定を変更する必要がありません。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の大きな魅力は、2.4GHzと5GHzが同時に利用できることです。
2-4.2口のLANポートがある
4つめのメリットは、2口のLANポートが用意されている点です。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01本体の背面には、USBポートのほかにLANポートが2口あります。
1口はデスク上のパソコン、もう1口はゲームといったように、通信速度が求められるデバイスをLANケーブルで繋いで利用することが可能です。
LANポートが2口用意されていることも、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の大きな特長です。
2-5.WPS接続に対応している
5つめのメリットは、WPS接続に対応していることです。
WPS接続とは、通信機器とルーターをボタンひとつで簡単に接続できる仕組みを指します。
どちらもWPS機能に対応していれば、パスワードを省略してボタンだけで接続することが可能です。
WPSボタンを2~3秒長押しすると2.4GHzの通信機器、5秒ほど長押しすると5GHzの通信機器へ自動接続できます。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01は、WPS接続に対応している点が便利です。
2-6.デザイン性が高い
6つめのメリットは、デザイン性が高いことです。
不要なボタンや加飾のない、ホワイトカラーのシンプルなデザインが採用されています。
インテリアの嗜好は人によって異なりますが、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のシンプルなデザインなら、どんなインテリアにも上手く溶け込んでしまいます。
オシャレでシンプルなデザインであることも、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の魅力です。
3.WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のデメリット
一方で、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01には以下のようなデメリットもあります。
- 持ち出しには不向き
- コンセントが必要不可欠
- 操作画面(タッチパネル)がない
HOME L01特有のものから、ホームルーターならではのデメリットもあります。
上記の3つのデメリットについて、下記から詳しく見ていきましょう。
3-1.持ち出しには不向き
1つめのデメリットは、持ち出しには不向きな点です。
そもそもWiMAX Speed Wi-Fi HOME L01はホームルーターなので端末が大きく、WシリーズやWXシリーズのようなモバイルルーターのように手軽には持ち出せません。
近所までの外出というよりも、何日も滞在するような旅行でしか持ち出すような機会はないといえます。
持ち運びを重視するなら、ホームルーターではなくモバイルルーターを選びましょう。
3-2.コンセントが必要不可欠
2つめのデメリットは、コンセントが必要不可欠な点です。
ホームルーターのWiMAX Speed Wi-Fi HOME L01にはバッテリーが搭載されていないので、常に電機を供給しておかなければ使用できません。
持ち運んでも、コンセントのある環境でしか使えないのです。
一方のモバイルルーターはコンセントがない環境であっても、バッテリーによって数時間は利用することができます。
住宅によっては設計が古くてコンセントが少ない場合もあるので、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01よりもモバイルルーターを選んだほうが良いでしょう。
3-3.操作画面(タッチパネル)がない
3つめのデメリットは、操作画面がない点です。
シンプルなデザインのWiMAX Speed Wi-Fi HOME L01には、操作画面が搭載されていません。
モバイルルーターの場合は操作パネルがあって、目で確認しながら細かく設定を変更することができますが、HOME L01はLEDランプの点灯によって状態を確認する必要があります。
使い始めは、少し不便に感じるかもしれません。
操作画面での操作に慣れている人には、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01は不向きです。
4.WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の評判
HOME L01は「手軽に利用できて月額も安い」ため、一人暮らしでの利用に合っているという意見がありました。
実家を出るにあたって固定回線を引くのはわずらわしいのでso-netでwimaxを契約した。端末は据え置き型のホームルータL01。ギガイーサ2ポートなのでPCとnasne接続して今まで通り使用できる。雨の今日、LAN接続で約80M、無線で30M。15年前に契約した100Mの光回線と同等。月々3500円程。手軽で高コスパだ pic.twitter.com/8gAf8VZxa7
— haji (@pcprc419) 2018年8月7日
通信速度については、「光回線の実測値とほとんど変わらない」という声もあります。
事務所では光回線の代替で Wimax の HOME L01 っての使ってるんだけど、日中はこれくらい出てる(ルータとマシンは有線接続)。自宅はNuroで700Mbpsくらい出るけど、実際あまり差を感じない。 pic.twitter.com/OBErEeJ1sH
— ハリトエンビ (@haritenvy) 2018年1月9日
外出する時に持ち運べないことについて、不便に思うユーザーもいました。
今まで一人暮らしでwimaxのL01使ってきたの無駄すぎた。
固定回線より全然遅いし、auの3日で6GBとかいう謎の制限かかるしでいいことなかった。
やっぱwimaxの真骨頂は持ち運びだと思う。都内に住んでるとなおさら持ち運びのできるw04が便利。— 💵100億万円欲しい💴 (@HUCMTH) 2018年11月6日
操作を誤っていることもわからず「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替わっていて、知らないうちに7GBを超過して速度制限がかかっていたというケースもあります。
最近Wi-Fiがえらく遅いと思ってたら、WiMAX端末のl01、最近アップデートがあって。本体(WPSボタンとModeボタン長押し)でアップデートしたら、実際にはModeボタンしか押せてなくてハイスピードプラスエリアモードに切り替わってたのに気付かずに7GBオーバーで速度制限食らってたみたい。罠やんこれ。 pic.twitter.com/Zkc1sLOIQh
— 空 (@curry1818) 2019年6月23日
5.WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01の設定方法
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01を設定する手順は、以下のとおりです。
- HOME L01の電源を入れる
- 接続デバイスで起動URLを開く
- ユーザー名とパスワードを入力して接続
なお、HOME L01の設定ツールに接続するにはパソコンやスマートフォンなどの接続デバイスが必要になります。
設定自体は簡単で、一度設定すれば以降は触る頻度がほとんどなくなるので、面倒でも設定だけは済ませておきましょう。
では、手順について詳しく解説していきます。
5-1.HOME L01の電源を入れる
まずは、HOME L01の電源を入れましょう。
HOME L01に付属するACアダプタを取り出します。
ACアダプタのDCプラグをルーター本体(本体背面のUSBポートの下)に接続して電源プラグをコンセントに差し込むと、電源が立ち上がります。
DCプラグは、本体の奥までまっすぐにしっかりと差し込むようにしてください。
5-2.接続デバイスで起動URLを開く
次に、接続デバイスで起動URLを開きましょう。
接続された機器側(パソコンやスマートフォンなど)でブラウザを起動させて、以下のURLを入力すると「Speed Wi-Fi HOME設定ツール」にアクセスできます。
なお、Speed Wi-Fi HOMEに接続した端末以外ではアクセスできません。
5-3.ユーザー名とパスワードを入力して接続
最後に、ユーザー名とパスワードを入力して接続します。
「Speed Wi-Fi HOME設定ツール」にアクセスして、「ユーザー名」「パスワード」が表示されたログイン画面を表示させましょう。
ユーザー名に「admin」、パスワードはIMEIの下5桁を入力します。ユーザー名・パスワードを入力したあとに「ログイン」を選択すると、接続は完了です。
ユーザー名とパスワードの確認方法
「初回ログインパスワード」は、HOME L01本体底面のシールに記載されています。
自分で変更したパスワードを忘れてしまった場合は、本体の背面のUSBポートのうえに「RESETボタン」があるので、先の細いもので2秒以上押してください。
工場出荷時設定にリセットされるので、リセット後は「初回ログインパスワード」を利用します。
まとめ
今回の記事では、WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01のスペックや設定方法を徹底解説しました。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME L01は通信速度も申し分なく、ホームルーターとして優れた製品です。
持ち運ぶことがなく、自宅でネットを使う人におすすめできます。
野外でも使いたい人は、持ち運びができるモバイルルーターなどを選ぶと良いでしょう。