Ping値とは、ピン値と呼ばれるインターネットを利用する際の応答速度のことで、こちらの数値が低いほど反応が速いとされています。
オンラインゲームをプレイする上では非常に重要な数値となり、こちらの反応が速いことで快適にプレイを行うことができます。
もし数値が高い場合はプレイ中にラグが発生したりするため注意が必要です。
今回はWiMAXのPing値について検証を行い、快適にオンラインゲームができるかについて徹底検証していきます。
目次
1.WiMAXでもオンラインゲームはできる
オンラインゲームの内容にもよりますが、結論から言うとWiMAXでも概ねプレイすることが可能です。
光回線にも劣らない高速通信が可能となっている点、オンラインゲームを行う上で十分なスペックが確保できている点が理由となります。
ただし安定した接続が必要な場合にはラグが発生したり、接続が途切れるといった場合もあるため注意が必要です。
有線での接続の方が安定はしますが、ある程度不安定になることも考慮した上であれば問題なくプレイすることができます。
1-1.オンラインゲームに必要なping値の指標
オンラインゲームをプレイする上で必要なping値について、その指標について紹介していきます。
こちらはアクティブなfpsゲームなどを行う際に、ラグなどが発生する可能性がある数値なため重要となります。
一般的なオンラインゲームで推奨されてるのは、Ping値50ms以下となっています。
『Ping値の目安』
5〜15ms | かなり速い |
15〜30ms | やや速い |
30ms〜50ms | 標準速度 |
50ms以上 | 遅い |
上記の表を目安に、アプリなどを用いてPing値の計測を行ってみましょう。
応答速度については、環境や状況に依存する部分が大きく、場所や時間帯によっても変化します。
特定の時間帯だけ上がるなどの場合もあるため、様々なシチュエーションで計測を行ってみましょう。
2.WiMAXのping値はどれくらい?
つづいてWiMAXのping値についてそれぞれ紹介していきます。
こちらはモバイルルーター、ホームルーターによっても変化するためそれぞれについて実測値の目安を掲載します。
使用している環境によって大きく変動する値でもあるため、あくまで参考程度となりますが、なるべくベストエフォートを出せる環境で使用するようにしましょう。
50ms以上の値であればオンラインゲームのプレイには不向きとなる点にもついても確認しておきましょう。
2-1.WiMAXモバイルルーターの場合
最新のモバイルルーターW06ではどの程度のスペックなのかを紹介します。
W06では理論上の最大下り速度が1.2Gという速度となり、この時点で光回線と同等の数値となっているため速度面ではクリアしているこということになります。
続いてPing値については、環境によって前後するものの50ms〜30ms辺りが多くなっており、通常のオンラインゲームプレイには支障のない速度です。
クレードルを用いて有線接続を行うことでさらに環境は安定するため、もし大きな容量のオンラインゲームをプレイする際にはこちらで対処することができます。
FPSの細かい処理速度にこだわるユーザーには物足りない可能性があるため、そういった場合には固定回線の方が向いていると言えるでしょう。
2-2.WiMAXホームルーターの場合
最新のホームルーターHOME L02ではどの程度のスペックなのかを紹介します。
HOME L02では、無線接続でも下り速度800Mbps〜1Gbps程度の最大速度となっており、オンラインゲームをプレイする上で十分なスペックは満たしています。
Ping値に関しては50ms前後の数値が多くなっており、環境によってはプレイが厳しくなる可能性があるため注意が必要です。
接続する端末によってもPing値が変わってくることもあるため、様々な条件で検証を行うことで利用可能かどうかを判断します。
高度なFPS処理を行うオンラインゲームでは、ラグの発生可能性があるため可能ならば有線接続を行うことが必要となる点には気をつけておきましょう。
3.ping値を測定する方法は?ping値が高いとどうなる?
応答速度を示すping値を測定するには、ブラウザからサイトを開いて計測する方法とアプリを用いて計測する方法があります。
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
「a.ブラウザ上でping値を測定する方法」
- WiFiを接続した端末でブラウザを起動する
- フリーでping値を行えるSPEEDTESTにアクセスする
- Goボタンをタップするだけで、下り速度、上り速度、ping値の測定が可能
- 接続環境で結果が変化するため様々なシチュエーションで計測を行う
「b.アプリを用いてping値を測定する方法」
- スマホ等でping値の計測を行えるアプリ「speedtest.net」などをダウンロードする
- アプリを立ち上げて計測を開始する
- 使用場所などによって結果が変わるため様々な場所で試してみる
上記のような方法でping値は簡単に計測できるため、是非参考にしてみてください。
もしping値が50ms以上の数値で高かった場合には注意が必要です。
こちらの数値が高くなるほどサーバーからの応答が遅れるため、ブラウザを開く際の時間が長くなったり、ラグが発生することがあります。
快適な環境を確保するためには、ping値50ms以下にしておく必要性があります。
4.WiMAXのping値を下げるための改善方法
様々な環境で使用を行ってもping値が改善されない場合は、別途対策を講じていく必要性があります。
こちらは主に「ルーター」「LAN」「プロバイダ」のいずれかに問題があることが多く、これらを改善していくことで快適な速度が得られる可能性が高いです。
基本的には物理的にルーターに近いほどping値は下がり、最新のルーターを使用することでさらに反応が良くなることがあります。
その他の方法についてもそれぞれ紹介していきます。
4-1.有線LAN接続にする
無線LANで接続を行う際には、周囲の電波や遮蔽物に対する干渉を大きく受けるためping値についても数値が高くなる可能性があります。
特に距離などの影響を受けやすいため、遠くになるほど反応速度が下がる傾向がある点についても確認しておきましょう。
ケーブルを使用して有線LANに接続すれば、電波や遮蔽物による干渉がなくなるためping値についても数値が下がる傾向があります。
LANケーブルが接続できるルーターであればこちらを用いて接続を行うことで、ping値について改善される場合があることについて覚えておきましょう。
また使用するLANケーブルについては古いタイプのものだと、現状の端末に対してベストエフォートを得られないことがある点に注意が必要です。
4-2.プロバイダを見直す
契約をしているプランの内容によって通信速度が変わることがありますが、プロバイダ自体が発信している基地局の関係性も影響してきます。
プロバイダによって基地局も変化し、その距離によっても通信速度やping値に対して影響を与えてくることがある点について確認しておきましょう。
もし現在利用を行っているプロバイダでping値が遅い場合には、別のプロバイダに乗り換えることで応答速度の改善が見られることがあります。
使用する環境や住所などによっても合うプロバイダが変化するため、ご自身が利用する上で高速なプロバイダを探してみるようにしましょう。
人気のプロバイダの場合は特定の時間帯のアクセスで混雑することがある、設備に差があるなどについても念頭に置くと探しやすくなります。
5.WiMAXでオンラインゲームをしている人の口コミ・評判
では、実際にWiMAXでオンラインゲームをしている人の口コミを見てみましょう。
WiMAXを夜に使ってみた結果、昼と同じ性能で使用可能。パケロスもなくて快適にゲームできた。
これは契約継続かな— れいる (@reil616) August 22, 2019
おっと!WiMAX届いたから少しやった感じ、pingは60で上り35M、下り2.4Mだけど、他のデータセンターに飛ばされることもなく10戦くらいできた!
これは復帰できそうな予感!ゲームのお誘い待ってます(*´ω`*)人柱になってください(*´ω`*)
— ひらりすは天性の眠り姫 (@hiRa_ris17) August 14, 2019
口コミでは可能、不可能の意見が多く分かれており、使用する環境や状況によってかなり使用感が変わってくるようです。
WiMAX本来のスペックが出せる環境下であれば、ライトなオンラインゲームについては問題なく使用できます。
もしデータ通信量の大きいオンラインゲームをプレイする際には注意しておきましょう。
まとめ
今回はWiMAXのping値について詳しく紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
ping値に関しては様々な影響を受けることがあるため、なるべく安定した有線LANを接続するなど改善できる点があれば積極的に試してみましょう。
オンラインゲームに関しては、スペック自体に問題はなくプレイすることが可能です。
ただし接続が良好ではない環境や、ゲームとの相性が良くない際には難しいこともあるためあらかじめ注意しておきましょう。