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モバイルWi-Fiのアンテナが立たないときに試したい9つの方法

2019.08.09

「モバイルWi-Fiのアンテナが立たない」

「電波が悪いのか圏外で繋がらない」

とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

モバイルWi-Fiのアンテナが立たないときの対処法を覚えれば、外出先でも手軽に使えるモバイルWi-Fiを効率よく使えるようになるはずです。

この記事では、モバイルWi-Fiのアンテナが立たない3つの原因と9つの対処法について詳しく解説していきます。

対処法を参考に通信環境を整えれば、繋がらない、アンテナが立たないといった不便を感じないで快適なインターネット環境を整えられるでしょう。

まずは原因を確認するところから始めてみてください。

1.モバイルWi-Fiのアンテナが立たない主な3つの原因

モバイルWi-Fiのアンテナが立たないときには以下の3つの原因が考えられます。

  • 原因1.場所の問題
  • 原因2.電波の問題
  • 原因3.機器の問題

WiFi環境を整えるためにもまずは原因から見ていきましょう。

原因1.場所の問題

モバイルWi-Fiでアンテナが立つときと、立たないときがあるなら「建物や他の人に電波を遮られている可能性」があります。

受信している場所からモバイルWi-Fiまでの距離が遠ければ遠いほど、電波を遮られる可能性が高まるからです。

建物によるケースでは、コンクリートの建物や高い建物に囲まれていることで必要な電波が遮られてしまい通信環境が悪くアンテナが立ちにくいでしょう。

周囲の状況をよく確認し、モバイルWi-Fiを置く位置を変える必要があるのです。

自宅で使うケースでは、天井や壁の厚さ、使われている材質によって電波が遮られる可能性があります。

また、自分以外にも周りで多くの人が電波を受信していることで、モバイルWi-Fiに届くはずの電波が邪魔されてしまうこともあるので置き場所の工夫をしてみてください。

原因2.電波の問題

モバイルWi-Fi以外にも電子機器ではさまざまな周波数の電波が使われているため、電波環境が混雑してしまうとアンテナが立たないことがあります。

WiFiルーターが利用する周波数には2.4Ghz帯と5Ghz帯の2種類です。

2.4Ghz帯の周波数のときには建物を避ける性能は高いですが、速度が遅くなりやすいです。

また、電子レンジ・コードレス電話・ワイヤレスイヤホンなども同じ周波数を利用しているため電波の混雑に影響を及ぼすことも。

モバイルWi-Fiで受信する電波が5Ghz帯の周波数のときには、まっすぐ進む傾向が強く、建物を避けるための性能が悪いので建物などによって遮られてしまいます。

ただし、WiFi以外では使用されることがほとんどない周波数のため電波の混雑を起こしにくく、2.4Ghz帯の電子機器と干渉を起こしにくいのがメリットです。

他にも、同じモバイルWi-Fiの電波を複数の人で共有しているときにも電波の混雑によってアンテナが立たなくなることがあります。

周囲の電波の使用環境、WiFiに接続する人数を確認して混雑しない場所や時間帯に試してみてください。

このように、契約したモバイルWi-Fiに使われている電波の直進性や建物を避ける性能の特徴によって通信環境を合わせる必要があるのです。

原因3.機器の問題

長く愛用しているモバイルWi-Fiでは特に起きやすいのが機器によるアンテナの異常です。

連続した使用によって一時的な不具合が起きている可能性も。

一時的な不具合が生じていれば、どれだけ安定した電波が届いていても正常に可動できないため、供給された電波を上手く扱えず通信速度が遅くなります。

また、再起動をしても改善しないときには、モバイルWi-Fi本体機器に問題があるかもしれません。

機器が故障しているときには正常な動作ができずにアンテナが全く立たないケースもあるので覚えておきましょう。

故障がわかったときには、購入店での修理や交換を依頼しなくてはいけません。

ひとまず、故障を疑う前に配線に緩みや外れがないか、電源が切れていないかの確認しておき、どうしても改善しないときには依頼してみてください。

2.すぐできるモバイルWi-Fiのアンテナ対処法

ここからは、場所・電波・機器の状況に合わせて使える以下の9つの対処法を紹介します。

  1. 置く場所を変えてみる
  2. 他の電子機器と離す
  3. 再起動を試す
  4. 周波数を変える
  5. ソフトウェアの更新を試す
  6. 有線接続する
  7. ホームルーターやクレードルの活用
  8. 宅内アンテナの設置
  9. リフレクターを使う

上から順番に実践しやすいものを並べています。

すぐに実践できるものから対処を試していきましょう。

対処法1.置く場所を変えてみる

部屋や外出先で電波が悪くアンテナが立たないときには、モバイルWi-Fiを窓際など電波を遮るものがない場所や、高い場所を探して位置を変えてみます。

それでもアンテナが立たないならWiFiに接続したい端末の近くに置くといいでしょう。

電波の受信環境をよくするには、受信しやすい部屋や場所を探す必要があります。

他に多くの人が電波を受信している場所や建物が多い場所だと、電波が遮られてしまい繋がりにくいので注意して探してみてください。

またモバイルWi-Fiから電波を受信するまでの距離が遠ければ遠いほど、電波が弱くなる傾向にあります。

電波は円形状に広がるため、家の中であれば「家の中心に置く」と全体に電波が届きやすくなるでしょう。

対処法2.他の電子機器と離す

モバイルWi-Fiと他の電子機器を離して設置するだけでもアンテナの改善が見込めます。

他の電子機器の電波と、モバイルWi-Fiの電波が干渉を起こしてアンテナが立たなくなるのです。

モバイルWi-Fiと相性の悪い電子機器としては以下のものが考えられます。

  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • コードレス電話
  • ワイヤレスマウス
  • Bluetoothスピーカー

上記以外にも家電を含む電子機器によって電波が遮られてしまうことも。

アパートやマンションなどの集合住宅では、隣の部屋の電子機器に影響されることもあるので念頭に入れて置き場所を工夫してみてください。

対処法3.再起動を試す

モバイルWi-Fiの本体機器は、電源を切らない連続して使い続けることで調子が悪くなるケースがあることから「再起動」を試してみるのもおすすめです。

特に、最初は問題なかったのに使えば使うほどアンテナが立たなくなったというケースには効果的と言えるでしょう。

モバイルWi-Fiを再起動するときには、念のためにもモバイルWi-Fiに限らず接続しているスマホやPCの再起動も一緒に試してみてください。

再起動するだけで改善したときには、今後の使用で定期的に再起動するように心がけるだけで安定した使用感を得られます。

対処法4.周波数を変える

モバイルWi-Fiに電波の周波数を変える機能が付いているときには、モード変更から周波数を変えることで「電波干渉を起こしにくく」なるためアンテナの改善が見込めます。

5Ghz帯を選べるものであれば、周波数を変えるだけで電子機器の影響を受けにくくなるでしょう。

ただし、周波数が高くなればなるほどまっすぐ進む傾向が強くなり、建物を避ける性能が失われます。

建物の影響を受けないようにするためにも「置く位置に工夫」が必要です。

また、古いモバイルWi-Fiでは周波数を切り替えができないので注意してみてください。

対処法5.ソフトウェアの更新を試す

モバイルWi-Fiのソフトウェアが最新の状態になっているかを確認し、必要であれば更新を試してみましょう。

古い状態のままだと、最適化された電波の受信に悪影響を及ぼしてアンテナが立たなくなる可能性があるからです。

モバイルWi-Fiの更新と一緒に、パソコンやスマホのOSの更新を試すのも同様の効果が期待できます。

ソフトウェアは最新の状態で維持できているのかも意識してみてください。

対処法6.有線接続する

他の機器や建物によってアンテナが立たないときには、USBケーブルなどで有線接続する方法が効果的です。

アンテナが立つときと立たないときがあるなら、不安定な状態と言えるので有線接続による安定化で一定の効果が得られるでしょう。

有線接続は電波の影響を減らして、安定した接続が可能となります。

ケーブルが邪魔に感じるかもしれませんが、対策としては効果的なので検討してみてください。

対処法7.ホームルーターやクレードルの活用

ホームルーターやクレードルの活用で、電波を受信できる範囲が広くなるためアンテナの改善が見込めます。

ホームルーターは、電源コンセントから電気を供給する自宅で使う据え置き機器で、モバイルWi-Fiよりも強い電波を発信できるものです。

家の2階まで十分に安定した電波を届けられることから、アンテナの問題が気にならなくなるでしょう。

クレードルは、モバイルWi-Fiを立てるための台のことで、「拡張アンテナを内蔵」しており電波を強くできます。

充電機能もついているので、電力を供給しながら電波を強く発信してアンテナを立てられるのです。

家ではホームルーター、出掛け先ではクレードルというように使い分けできるので試してみてください。

モバイルWi-Fiのクレードルについて詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してみましょう。

モバイルWi-Fiのクレードルってなに?メリットや注意点を紹介

対処法8.宅内アンテナの設置

自宅に設置する小型の宅内アンテナを設置して電波を強くするだけでも、アンテナの改善が見込めます。

電波が入りにくい、受信できないという家庭に対して開発されたものなので電波環境の改善に最適と言えるでしょう。

ただし、宅内アンテナは持ち運びできるものではないので自宅で使うときのみの対処法です。

自宅で使うときにより快適な環境を整えたいというケースでは力強い味方になります。

対処法9.リフレクターを使う

リフレクターをモバイルWi-Fiと一緒に使えば、広範囲の電波を拾えるのでアンテナが改善します。

リフレクターとは光や音を反射させる装置(反射板)で、端末を覆うように使えば電波を反射させて集めてくれるのです。

アルミ製のシートを使って自作したリフレクターでも十分な効果が得られるので試してみるのもよいでしょう。

シートをパラボラアンテナのようにしてモバイルWi-Fiを覆うなど受信しやすい環境づくりに工夫して取り入れてみてください。

まとめ

モバイルWi-Fiの受信環境を整えてあげるだけでも十分にアンテナを立たせられます。

紹介した9つの対処法を組み合わせて、快適なインターネット環境を整えれば不便を感じないでWiFiを楽しめますね。

古くなったモバイルWi-Fiを新しく買い換えるだけでも、対応できるエリアが増えるので検討してみるのもいいでしょう。

高速で通信できるWiFiを上手く活用するためにも、通信環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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