「テキストページを開く速度が遅くて満足にインターネットが楽しめない・・・」
「もっとテキストページや動画を軽く、速く楽しみたいのに動かない!」
このような不便やイライラを感じた経験はないでしょうか。
そんなときには通信制限を気にしなくてもよいアドバンスモードを導入してみましょう。
この記事では、ワイモバイル(Y!mobile)のモバイルWi-Fiで追加できる「高速のまま無制限でインターネットを楽しめるアドバンスモード」について解説していきます。
対応エリアの詳細やメリット・デメリットを参考にして快適なWiFi環境を整えてみてください。
目次
1.モバイルWi-Fiアドバンスモードとは?
モバイルWi-Fiのアドバンスモードモードとは、ワイモバイルの通信モードの1つで「無制限でインターネットを楽しめる」サービスのことです。
アドバンスモードは、Pocket WiFiプラン2で契約した人が「アドバンスオプション」に加入することで使えます。
通常モードとアドバンスモードの違いは以下の表を見てみてください。
通常モード | アドバンスモード | |
プラン | Pocket WiFiプラン2(さんねん) | Pocket WiFiプラン2(さんねん) |
データ容量 | 7GBまで | 無制限 |
速度制限 | あり | なし(一部あり、後述します) |
電波の種類 | LTE | AXGP |
対応エリア | 広い | 狭い |
割引 | 無し | あり |
料金(※) | 月額3,696円 | 月額4,380円 |
※プランによって料金は異なります。
通常モードとアドバンスモードの違いが大まかにわかったところで、アドバンスモードのメリットをここからは詳しく見ていきましょう。
2.モバイルWi-Fiアドバンスモードの3つのメリット
モバイルWi-Fiアドバンスモードのメリットは以下の3つがあります。
- メリット1.通信制限がかからない
- メリット2.料金割引を受けられる
- メリット3.端末上で手軽に切り替え可能
それぞれ見ていきましょう。
メリット1.通信制限がかからない
アドバンスモードに切り替えて利用すれば、基本的に通信制限がかかりません。
ですので、高速通信のままテキストページの表示や動画の視聴を好きなだけ楽しむことも。
通常モードは月に使える通信量に7GBの上限があり、7GBを超えてしまうと通信制限がかかってしまいます。
通信制限にかかることなく、好きなだけインターネットを使いたい人にはアドバンスモードがおすすめです。
メリット2.料金割引を受けられる
アドバンスモードは、下記の3つの対象プランに加入すると1,000円割引を受けられ「684円」でオプションとして追加できます。
- Pocket WiFi プラン2(さんねん)
- Pocket WiFi プラン2(バリューセットライト)
- Pocket WiFi プラン2(バリューセット)
上記以外のプランでは、割引の対象にならないので注意してください。
対象プランに加入しないで追加する場合は「1ヵ月1,684円」の支払いが必要です。
メリット3.端末上で手軽に切り替え可能
アドバンスオプションへ加入していれば、モードの切り替えがルーター上で可能です。
モードの切り替え方法を詳しくお伝えしていきます。
ルーター本体での設定の場合
- 設定を開く
- ネットワーク設定を開く
- 現在のネットワーク設定を選択する
- 「標準モード(アドバンスモード)」から切り替え
アドバンスモードを使用中に圏外になっても、標準モードへ自動的に切り替えは行われません。
また、標準モードからアドバンスモードへの切り替えも同様に行われないため、どちらの場合も「手動で設定する」必要があるということを覚えておいてください。
3.モバイルWi-Fiアドバンスモードの2つの注意点
モバイルWi-Fiのアドバンスモードを使うときには以下の2つの注意点があります。
- 注意点1.短期間での通信速度制限がある
- 注意点2.オプション料金がかかる
それぞれチェックしておきましょう。
注意点1.短期間での通信速度制限がある
モバイルWi-Fiでは通常モードとアドバンスモードで異なる2つの通信速度制限があります。
「アドバンスモードは無制限なのに通信制限があるの?」
と感じるかもしれませんが、アドバンスモードでも特定の条件に達したときに通信制限がかかるのです。
通常モード | アドバンスモード | |
制限までの通信量 | 月トータルで7GB | 直近3日間で10GB |
通信制限速度内容 | 月末まで128Kbps | 10GB到達の当日18〜25時まで 最大1Mbps |
通常モードの通信速度制限よりも、アドバンスモードの方が1,000倍の速度なので緩めの制限と言えます。
アドバンスモードを使って「3日間に10GBで利用できるサービスの目安」は以下の表のとおりです。
スマホの場合 | パソコンの場合 | |
Webページ | 約30,000回の表示 | 約4,000回の表示 |
テキストメール(300文字程) | 約600,000通 | 約300,000通 |
YouTube(標準画質) | 約600回(47時間程度) | 約600回(47時間程度) |
Google Map | 約1,000回 | 約1,000回 |
普段から動画やテキストページをよく見る人でも制限を気にしないで十分に活用できるでしょう。
ただし、ファイル・動画・アプリのダウンロードをするときには、ダウンロードしたい容量と同じ程度の通信量を消費してしまいます。
頻繁にダウンロードをしてしまう人は、1日で10GBを超えてしまう可能性もあるため「容量を確認して」賢く使っていくのがおすすめです。
制限が起きた時はどうすればいい?
アドバンスモードで通信制限がかかっても、1Mbpsまで低下するだけなのでYouTubeの標準画質の動画であれば問題なく見れます。
ただし、通常モードでの通信制限は128KbpsではWebページを開くのに5分以上かかるケースや、動画の視聴が困難なケースが出てくるでしょう。
また、通信制限が解除された時刻なのに関わらず、通信制限が解除されないというケースをよく見かけます。
解除されないときには以下の方法が効果的です。
- 1度、外に出てから使ってみる
- 接続端末数を確認して余計な接続がないかを疑う
- 端末の再起動をして端末をリセットする
- LTEになっていないか通信モードを確認する
- 7GB通常プランになっていないか契約内容を見直す
上記を試しても改善しないときには、プロバイダにお問い合わせをしてみましょう。
モバイルWi-Fiの通信制限については以下の記事もご覧ください。
3−2.使えるエリアが限られている
アドバンスモードは、通常モードとは違う電波を使っているため「使われている電波の提供エリアでのみ」使えます。
提供エリアに含まれていない場所ではアドバンスモードが圏外となり、通常モードから切り替えても使えないので注意しておきましょう。
補足として、現在アドバンスモードで使われている電波は、AXGPとTDD-LTEの2種類です。
電波の種類 | 内容 |
AXGP | WiMAX電波と同じような通常モードでも使われている周波数帯の電波のこと |
TDD-LTE | 4GLTEと同じ周波数の電波のこと |
旧アドバンスモードでは建物などの障害物に弱いAXGPの周波数だけを使ったエリアを提供していました。
現在では、TDD-LTEの電波を加えることで快適度と繋がりやすさが向上しているので使いやすくなっています。
4.アドバンスモードはこんな人におすすめ
アドバンスモードがおすすめな人は以下のような人です。
- 対応エリアの多い都市部の人
- 通信制限が気になる人
- 高速通信で快適なインターネット環境を用意したい人
アドバンスモードの対応エリアが多い都市部の人であれば、面倒な通信制限を気にしないで使っていけるのでおすすめです。
アドバンスモードは、通常モードよりも高速通信を可能にして快適なインターネット環境を整えられます。
Pocket WiFi プラン2(さんねん)、Pocket WiFi プラン2(バリューセットライト)、Pocket WiFi プラン2(バリューセット)と組み合わせることで、オプション追加料金も割引にされ、そこまで痛い出費にはならないでしょう。
対応エリアを確認して、普段使いに活用できそうであれば導入を検討してみてください。
まとめ
モバイルWi-Fiのアドバンスモードを活用するためには、対応エリアであることが絶対条件です。
契約のときに使用する場所が対応エリアに含まれているかどうかを確認し、満足に使えるかどうかを調べておくと安心して使っていけるでしょう。
また、特定プランとの組み合わせで費用を抑えながら、面倒な通信制限を気にしないでインターネット環境を整えられるのも強みです。
ご紹介したメリットやデメリットをよく確認し通信制限をほとんど気にしなくていいアドバンスモードを使いこなしてみてください。