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WiFiを工事不要で利用するには?メリットデメリットも徹底解説

2019.08.15

「面倒な工事無しでWiFi環境を作りたい」と思っていませんか?

以前はWiFiを使うためには、インターネット回線を自宅に引き込む工事が必要な場合が非常に多かったです。

しかし現在では、自宅のコンセントに電源をさして設置するだけでWiFi環境を作れたり、外出先でも持ち運べるタイプのものが発売されています。

この記事では、工事不要で利用できるWiFiのしくみやメリット、デメリットをまとめました。

面倒な工事無しで手軽にWiFi環境を整えて、すぐにでもインターネット生活を満喫できるようにしましょう!

1.工事不要なWiFiとはどんなもの?

WiFi工事不要

工事不要なWiFiとは、固定のインターネット回線がなくても独自に電波(WiFi)を発する機器を使用して、自宅内や外出先でインターネットを使えるものです。

自分で対応機器を用意して設定ができるため、手軽に利用することができます。

1-1.工事不要なインターネット回線のしくみ

工事不要なインターネット回線は、電波(WiFi)を発する機器「ルーター」を経由してインターネットを利用するしくみです。

従来の固定のインターネット回線では、家の外からインターネット回線を引き込み、モデムと呼ばれる機器に繋ぎ、さらにそれを「ルーター」に経由してWiFi環境を作っていました。

工事不要なWiFiはインターネットの配線自体が必要なく、ルーター自体が電波を飛ばすことでWiFi環境を作ることができるものなのですね。

今までケーブルでつないでいたものが、無線だけで利用できるようになったと考えてください。

1-2.工事不要なWiFiの種類

工事不要なWiFiのルーターは、2種類あります。

  1. ホームルーター
  2. モバイルルーター

ホームルーターはこれまでの固定回線の代りとなり、自宅のコンセントに差して使う据え置きタイプです。

電波も比較的安定しており、階が違っても利用できます。

モバイルルーターは、ホームルーターの持ち歩きタイプです。

ホームルーターより電波は安定しにくいですが、外出先にも持って行って使用できるというメリットがあります。

大きさもスマートフォンサイズでカバンに入れて持ち歩きやすいです。

2.固定回線との違い

WiFi工事不要

工事不要でWiFiを使えるホームルーターやモバイルルーターですが、ケーブルでつなぐ固定回線と具体的にどんな点が違うのかを見ていきましょう。

主に以下の3つの点で比較していきます。

  1. 電波の速度
  2. データ通信量
  3. 料金

順番に見ていきましょう。

2-1.電波の速度

固定のインターネット回線に比べると、無線である分、電波の速度は落ちます。

特にモバイルルーターは、周りの影響を受けやすく、通信速度が速くなったり遅くなったりしやすい点もあります。

オンラインゲームなどをしたい人にとっては、途中で止まったりするとストレスに感じるかもしれません。

据え置き型のホームルーターの方がモバイルルーターに比べて速度も早いですが、家族で同時に利用すると遅くなる場合があるので、注意が必要です。

2-2.データ通信量

固定のインターネット回線の場合は、データ通信量の上限なしで利用することができる場合が多いです。

ホームルーターやモバイルルーターも同じように月間のデータ通信量の上限がないプランも存在しますが、短期間で大きくデーター量を使うと速度制限がかかる場合があります。

速度制限は、3日間など指定の日数で一定の通信量を超えると速度が制限されるというもの。

重いファイルをダウンロードしたり、家族で同時にたくさん使用するとすぐに速度制限がかかってしまう場合もでてきます。

短期間での通信量の使いすぎには注意するようにしてください。

通信制限については以下の記事もご覧ください。

モバイルWi-Fiが通信制限にかかる条件と解除する方法は?

2-3.料金

料金は、固定のインターネット回線に比べて初期費用・月々の利用料共に安くなります。

サービスによって若干の差はありますが、だいたい月々1,000円ほど利用料がお得。

また、工事も必要ない分、数万円の初期費用も不要な場合が多いです。

さらに固定のインターネット回線だと引越しの際は撤去をしなければならず、費用がかかってしまいます。

ホームルーターやモバイルルーターであれば、引っ越し先に持って行って使うこともできるので、余分な費用がかからずおすすめです。

3.工事不要のWiFiのメリット・デメリット

WiFi工事不要

ここからは、工事不要のWiFiのメリットとデメリットを比較していきましょう。

ケーブル接続する固定のインターネット回線と比べると通信の速度や安定感は劣りますが、工事が無い分、利用へのハードルやかかる費用は低くなります。

自分の利用スタイルを考えて、どちらが合っているかを比べてみてください。

3ー1.工事不要のWiFiのメリット

工事不要のWiFiのメリットは、以下の3つが挙げられます。

  1. 安いこと
  2. 気軽に利用できること
  3. 引っ越し時の手続きも簡単なこと

まずは、インターネット回線よりも利用料が安いことがメリットですね。

月々の支払いが抑えられるだけでなく、工事のための費用が必要ない分、初期費用もかかりません。

2つ目は、業者を呼んで工事をしてもらうための費用や時間が必要ない分、気軽に利用できることでしょう。

工事が無い分、契約してからすぐにでも利用できるので、「インターネットの使えない待ち時間」がありません。

また、引っ越し時の手続きも簡単です。

スマホの住所変更などと同様に、必要な書類を出すだけで引っ越し先でも使用できます。

中には、書類を出さなくても良いものもあるので、事前に確認してみてください。

固定のインターネット回線だと、引っ越しするたびに工事が必要になるので、手間も費用もその都度かかってしまうので損ですよね。

【メリットまとめ】

  1. インターネット回線よりも利用料が安い
  2. すぐに利用できて手軽で便利
  3. 引っ越し時の手続きが簡単

3ー2.工事不要のWiFiのデメリット

メリットも多いホームルーターやモバイルルーターですが、以下の2つのデメリットがあります。

  1. エリア外があること
  2. 安定性・速度が落ちる

デメリットもきちんと確認した上で、WiFiの利用方法を選んでいきましょう。

ホームルーターやモバイルルーターには、一部エリア外の場所も存在します。

主な都市部では電波の届く「エリア内」であることが多いですが、地方に行くと場所によって繋がらない場所が出てくるなど、不便な点も。

せっかく契約しても自宅周辺はエリア外で繋がらなかった、という事態を避けるためにも、契約前に自宅がエリア内かどうかを確認しておいてください。

モバイルルーターなどのサービスサイトで、「エリア内検索」ができるようになっているので利用すると良いでしょう。

もし、契約後に電波が入らないとなった場合は、違約金等なしでキャンセルすることもできます。

また、固定のインターネット回線に比べると、安定性と速度も落ちます。

ケーブルでつながっている固定のインターネット回線に比べ、無線で電波を飛ばす仕組みのため、周辺環境の影響を受けやすいのです。

【デメリットまとめ】

  1. エリア外があること
  2. 安定性・速度は落ちること

まとめ

WiFi工事不要

工事不要のWiFiは、電波を発するルーターという機器を通してインターネットを利用するしくみです。

据え置き型のホームルーターと持ち運べるモバイルルーターの2種類があり、固定のインターネット回線に比べると電波の速度や安定度は落ちますが、費用の安さや工事無しで気軽に利用できる点がメリット。

引っ越し時にも手続きが簡単で、固定回線のように撤去費用もかからないため、転居や出張の多い人にはおすすめ。

ただし、対応エリアでないと使えないことと、家族で同時にたくさんの通信量を使うには物足りないこともあるので注意してくださいね。

安く気軽にインターネット環境を整えたい人は工事不要のWiFiを利用して、インターネットを楽しみましょう。

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