一人暮らしで出費を減らすために節約を考えている人は、お風呂の入り方を気にしていませんか?
確かにお風呂は多くの支払いが発生するので、節約すればかなり料金を抑えられます。
- お湯の出る量によって決まる水道代
- お湯を沸かすためのガス代
- オール電化物件なら電気代
そこでそれぞれのお風呂にかかる料金の相場を、これから紹介するので、それを参考に節約してみましょう。
もちろん簡単な節約方法や、メリットについても調べてみたので、うまく活用してみてくださいね。
目次
一人暮らしでお風呂に入ると発生する料金と1番お得な環境
一人暮らしは誰も注意してくれない環境だからこそ、お風呂でお湯を使いすぎないように、気を付けないといけません。
それは水道代だけでなく、ガス代や電気代がかかるからです。
ではガス代と電気代は、どちらが高くつくのか気になりませんか?
先に結論を言ってしまうと、以下のような料金になるため、電気を使ってお湯を沸かしたほうがお得になります。
湯船の場合 | シャワーの場合 | |
水道代 | 約42円(200ℓ) | 約21円(10分間:100ℓ) |
ガス代 | 約94円 | 約47円 |
電気代 | 約37円 | 約18円 |
水道代+ガス代の合計 | 約136円 | 約68円 |
水道代+電気代の合計 | 約79円 | 約39円 |
またお風呂に入る場合は、湯船に浸かる場合と、シャワーだけで済ませる場合の、2パターンあるはずです。
もちろんその2パターン、それぞれ計算してみました。
ちなみにこれは、あくまで目安の料金です。
お湯を沸かすタイミングや、使っている機器などによって、かなり違いがあるので注意しましょう。
どのように料金を出したのか、計算方法を紹介するので、お風呂の節約のために参考にしてみてくださいね。
水道代
お風呂の節約として意識しやすいのが、水道代ですよね?
この料金は単純にお湯の量を意識すれば、簡単に節約できてしまいます。
そこで湯船に浸かるのとシャワーは、どちらのお湯の量が多いのかという疑問が出てきますよね?
湯船の場合は多い人だと、200リットルの水を使うのに対し、シャワーだと使用時間によってお湯の量が変わります。
1回分の水量 1回の水道代(東京23区の場合) 湯船 200リットル 約42円 シャワー 10分間:100リットル 約21円 参照:東京都水道局より
シャワーの種類によっても変わりますが、基本は「1分で6~10リットル」のお湯の量を使うと意識しておきましょう。
ちなみに上記は多めに計算しているので、節約を意識してお風呂に入ると、表の料金より安くなるはずです。
ガス代
お風呂に入るなら水を沸かす必要があり、そのためにガス代がかかってしまいます。
また大きく分けて以下の2種類のガスを使っている場合が多く、料金もそれぞれ違いがあるので注意しましょう。
- 都市ガス:天然ガスが主成分
- プロパンガス:液化石油ガスを主成分
使われている成分が違うため、発熱量にも違いが出てきます。
それによって、料金にも差が出てくるわけです。
1回分の水量 | 都市ガス | プロパンガス | |
湯船 | 200リットル | 約94円 | 約149円 |
シャワー | 10分間:100リットル | 約47円 | 約75円 |
上記の表を見ればわかるように、プロパンガスよりも、都市ガスのほうが節約できます。
発熱量に違いがあるだけでなく、ガス会社の料金設定に関しても、都市ガスが安いのが以下の計算方法を見ればわかるはずです。
※表は横にスクロールできます
計算方法 | |
前提条件 参照:プロパンガス料金消費者協会より |
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都市ガス料金 参照:ニチガスの都市ガス料金表より |
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プロパンガス料金 参照:ニチガスのPLガス標準料金より |
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またガス料金の計算方法の基本は、「基本料金+従量料金」です。
従量料金というのは、使った分だけ料金が発生する仕組み。使用量が多いと安くなります。
もちろんこれもガス会社によって料金が違うので、確認してみましょう。
電気代
物件によってはガスを設置していないなら、電気でお湯を沸かす機器を備え付けているはずです。
そしてその機器に関しても、以下の2種類に分けられます。
- 電気温水器:電気でヒーター水を温める仕組み
- エコキュート:空気の熱でお湯を沸かす仕組み
ヒーターによってお湯を沸かす電気温水器は、どうしても消費電力が高くなるため、電気代も高くなりがちです。
以下の表を見たらわかるように、エコキュートのほうが電気代を節約できるのがわかります。
湯船 | シャワー | |
1回分の水量 | 200リットル | 10分間:100リットル |
電気温水器 | 約56円 | 約28円 |
エコキュート | 約37円 | 約18円 |
お風呂にかかる料金を計算してみましたが、消費電力の影響をかなり受けています。
ちなみに比較しやすくするために、同じPanasonic製のもので計算しました。
もちろんこの機器よりも、消費電力が少ない機器を使うと、さらに節電可能ですよ。
※表は横にスクロールできます
計算方法 | |
前提条件 参照:東京電力の従量電灯B料金表より |
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電気温水器 参照:Panasonic DH-37G5ZU仕様書より |
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エコキュート 参照:Panasonic HE-NS46JQS仕様書より |
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また選ぶ電力会社によっても、お風呂に関わらず、電気代がかなり変わります。
電力の自由化によって、選べる電力会社がかなり増えました。
- Looopでんき
- ENEOSでんき
- HISのでんき
- 東京ガス など
料金プランをよく見て、お得な会社を選ぶのも節約するためのポイントです。
一人暮らしでお風呂にかかる料金の節約の方法
お風呂に1回入ると、どれくらいの料金がかかるか、上記である程度把握できたはずです。
その料金を節約するためには、少なくとも使うお湯の量を減らさないといけません。
また湯船に浸かる場合とシャワーを使う場合、それぞれ節約の方法が違います。
そこでそれぞれ具体的に紹介するので、参考にしてみましょう。
湯船に浸かる場合の節約方法
湯船に浸かる場合は、貯めるお湯の量を気にしておくだけで、かなりの節約になります。
- 湯船に入れるお湯の量を少なくして半身浴
- 湯船のお湯で体を洗い流してシャワーを使わない
- お風呂が入ったらすぐに入る
まずお湯の量を少なくするだけでなく、その量を利用して半身浴をしてみましょう。
体に負担をかける事なく、血液の巡りをよくして健康的にもなれます。
また湯船を浸かるのなら、シャワーをできるだけ使わないのも節約のポイント。
湯船に溜まったお湯で体を洗いましょう。
ちなみに追い焚きや足し湯などの機能を無駄に使うも、お風呂の料金が高くなる原因です。
水温が下がらないように、早めにお風呂を済ませておくと、余分な料金が発生しなくなります。
シャワーだけで済ませる人の節約方法
シャワーで料金が発生する基準は、使用時間です。
長時間シャワーを使うとお湯の量が自然と多くなるため、場合によったら湯船にお湯を溜める時より、高額になってしまいます。
そうならないためにも、以下のような節約を心がけましょう。
- 節水できるシャワーヘッドに変える
- 必要の時だけシャワーを使う
シャワーを使うのは、泡などの汚れを落とす場合のみ。
それ以外の時間はシャワーを止めておき、無駄なお湯を使わないようにしてください。
また使用時間を気にしているのは、使うお湯の量が増えてしまうからですよね?
そこで節水ができるシャワーヘッドに変えてあげると、効果があります。
ここまで節約を徹底していれば、料金は抑えられるはずです。
ところが中には湯船に浸かって、楽しみながら一人暮らしを満喫したい人もいますよね?
そこで以下ではメリットや、楽しみ方についても紹介するので、そのまま読み進めてみましょう。
一人暮らしのお風呂なら湯船とシャワーのどちらがいいかは好み次第
湯船に浸かる場合とシャワーとでは、使用するお湯の量がかなり違いますが、トコトン節約をしたいのならシャワーを使いましょう。
とはいっても時期によったら、湯船に浸かりたい人もいますよね?
そこでそれぞれのメリットや楽しみ方について紹介します。
もちろんお湯の量を意識して、節約しながら楽しみましょう。
お風呂(湯船に浸かる)のメリットと楽しみ方
湯船に浸かりたい人の多くは、以下のようなメリットを感じているからですよね?
シャワーではこれらのメリットを感じられないので、節約を意識しながら楽しみましょう。
- 体が芯から温まる
- 入浴剤などのお風呂グッズでリラックスできる
- マッサージをして疲れを癒すのに適している
湯船に浸かるとシャワーを浴びる時間より、長時間温かいお湯に浸かれるので、リラックスしやすくなります。
また少ないお湯の量で、体がなかなか温まらないのなら、体が温まる入浴剤を使いましょう。
代謝が上がって、体がポカポカしてくるするはずです。
もちろんいい匂いがする入浴剤や、アロマオイルなどを使えば、リラックス効果も味わえます。
ちなみに折角長時間入るのなら、湯船に浸かりながらマッサージをすれば、疲れが取れやすくなりますよ。
シャワーのメリット
湯船に浸かるのに対して、逆にシャワーを使いたい人は、時短を意識しているはずです。
つまりシャワーのメリットは、早くお風呂を済ませるのに適しています。
- 素早くお風呂を済ませられる
- とにかく節約には向いている
- 汚れをササっと落とせて掃除の手間がかかりにくい
上記ではシャワーの節約方法について紹介しましたが、シャワーの出るお湯を減らすと、さらに節約ができます。
10分ほどで湯船の半分と紹介しましたが、頭と体を1度に洗い流しましょう。
するとそれより短い時間で済ませられるため、かなりの節約ができますね。
また湯船に浸からない場合だと、その分の汚れが付きにくくなるはずです。
そのため掃除の手間がなくなります。
体を洗った後にすぐシャワーで掃除ができるため、すぐ掃除するという意識があれば、カビなどの予防も可能!
一人暮らしでお風呂掃除は面倒ですが、その手間がなくなるのはうれしいポイントですね。
一人暮らしでお風呂の節約をするならエコキュートの物件でシャワーのみ!
一人暮らしでお風呂の節約をするなら、オール電化にした物件を選びましょう。
それはガス代よりも電気でお湯を沸かしたほうが、トータルで見ても節約できるからです。
さらにエコキュートを備え付けているなら、消費電力が少なくて済むため、1番お風呂の料金を抑えられます。
そしてシャワーでササっと体を洗うようにすれば、安心です。
湯船に浸かってお風呂を楽しみたいのなら、貯めるお湯の量を減らして、そのお湯で泡などの汚れを落としましょう。
これだけでも節約になりますよ。
そして長時間湯船に浸かって、お風呂を楽しんでみてくださいね。