自分自身や子どもたちの将来のためにも、節約をして、貯金を増やしておきたいですよね。
しかし、実は「やめた方がいい節約」もあることを、ご存知でしょうか?
間違った節約に取り組んでしまうと「頑張って節約しているのに成果が出ない」「節約が続かない」という状況に陥ってしまいます。
そこで本記事では、やめた方がいい節約を6つ、具体的に紹介していきます。
節約の間違った道に進まないために、やめた方がいい節約をあらかじめ把握しておきましょう。
そうすれば、もっと効率よく節約生活を送ることができますよ。
目次
実は効果なし?やめた方がいい節約方法6選
節約において、正しい節約方法を取り入れることは、とても大切です。
間違った節約方法を取り入れてしまうと、節約の効果があまり発揮されず、節約生活をストレスに感じてしまいます。
そこで本記事では「やめた方がいい節約」として、こちらの6つを紹介していきます。
- 家計簿をつけない節約
- ストレスを感じる節約
- 時間に見合わない節約
- 人間関係を壊す節約
- オンとオフの切替がない節約
- 食費を1円単位で削る節約
あなたは間違った節約方法や効率の悪い手段を選択していませんか?
今から、それぞれのやめた方がいい節約について、どうしてやめるべきなのか、その理由をお伝えしていきます。
また、やめた方がいい節約の代わりにどのような節約に取り組めばいいのかも、合わせて紹介していきます。
中には簡単に実践できるものもあるので、ぜひ今日から取り組んでみてください。
節約のポイントや注意点を知って、もっと効率のよい節約生活を実現させましょう!
家計簿をつけない節約
1つ目のやめた方がいい節約は、家計簿をつけない節約です。
ある日いきなり節約を決意する方ほど、とにかく安い商品を購入し、食費や被服費などの支出を頑張って減らすことに目を向けてしまいます。
しかし節約において大切なことは、むやみやたらに支出をカットする前に、家計簿をつけることです。
あなたは、何に対していくら支払っているのか、しっかりと把握していますか?
まずは家計簿をつけて、1か月の支出を分析してみましょう。
食費・光熱費・住居費などの項目ごとに支出を計算し、お金を掛け過ぎている部分を客観的に把握するのです。
そして、支出の割合が高くなり過ぎている項目から、節約に取り組むようにしましょう。
家計簿をつける際は、ノートに手書きするよりも、スマホアプリの活用がおすすめです。
例えば「Zaim」というアプリを使えば、レシートを写真撮影するだけで、手軽に家計管理ができます。
またアプリでは、支出内容を円グラフ化してくれるので、どの項目に対する支出を減らせばいいのか、どの項目で無駄使いが多発しているのか、一目で分かるようになります。
何も分析せずに節約に取り組むことはやめて、このように1か月の家計簿をしっかりとつけることから始めましょう。
これが節約上手になるためのポイントです。
また家計簿をつけていれば、節約の効果がどのくらい出ているか分かるようにもなるので、モチベーション維持にも繋がります。
特に貯金の目標額に近づいていることを実感できると、とても嬉しい気持ちを味わえますよ。楽しみながら節約生活を送りましょう。
ストレスを感じる節約
2つ目のやめた方がいい節約は、ストレスを感じる節約です。
節約のために、あなたの趣味まで制限したり、好きな食べ物を買わなくなったり。心のゆとりを失うような行動を取っていませんか?
いくら節約のためとは言え、節約をストレスに感じてしまうような行動は、おすすめできません。
無理のある節約は、継続することが難しいからです。
また、ストレスを抱えながら節約していると、その反動から、返って散財してしまうこともあります。
ダイエットのリバウンドと同じような現象が発生してしまうのです。
そこでおすすめする節約方法は、固定費の見直しから始めること。
食費や被服費は、買いたい物を我慢しながら節約しなければいけませんが、固定費なら、心にゆとりを持ちながら節約できる項目が多いです。
また、食費や被服費は、小さな金額をこつこつと節約する場合が多いですが、固定費なら、1度の見直しで、大きな金額を節約することも可能です。
例えば、手軽に固定費を節約する方法として、スマートフォンの通信料の見直しをおすすめします。
特に、ドコモ・ソフトバンク・auのいずれかで契約している方は、この機会に格安SIMに乗り換えましょう。
格安SIMなら、毎月の通信料を2000円以下に抑えることも可能です。
スマートフォンの契約変更は、手間が掛かるように思うかもしれませんが、1度手続きしてしまえば、その後は心の負担なく節約できます。
このようにストレスがあまり掛からず、継続性のある節約方法から実践することが、節約成功のポイントです。
ストレスを抱え込むような節約はやめておきましょう。
時間に見合わない節約
3つ目のやめた方がいい節約は、時間に見合わない節約です。
例えば、10円安い食材を求めて複数のスーパーを走り回っていませんか?
小さな金額を節約するために、大きな時間を掛けることは、とても非効率です。
「時は金なり」とも言うように、時間というものは、お金と同等・またはそれ以上に大切なものである、という認識を持ちましょう。
長い時間を掛けて小さな金額を節約するくらいなら、その時間で働きに出たり、自己投資に繋がる活動を始めることをおすすめします。
例えば、節約や投資に関する本を購入して、正しい知識を学んでみてください。
本の購入は、短期的には支出となりますが、後々に大きな効果が現れて、最終的にはプラスとなり得ます。
時間に見合わない節約にこだわらないことは、節約上手に近づくための1つのポイントです。
目先の小さなメリットに捕らわれて大切な時間を無駄にしないように気をつけましょう。
人間関係を壊す節約
4つ目のやめた方がいい節約は、人間関係を壊してしまう節約です。
節約したい気持ちが強いあまりに、ある日を境に全ての誘いを断るような方がいます。
しかし、いきなり行動を変えてしまっては、大切な友人や仕事仲間・仕事のチャンスを失うことになりかねません。
支出を削ると同時に、今ある人間関係まで削ってしまわないように気をつけましょう。
信頼は簡単に失うものですが、それを取り戻すには大変な時間と労力が必要です。
また、一緒にいる家族や友人に、節約を強制し過ぎないこともポイントです。
節約に対して神経質になり過ぎると、その場の雰囲気がピリピリと悪くなってしまいます。
誰かと一緒にいる時は、心にゆとりを持つようにしましょう。
一緒に暮らす家族や恋人がいる場合は、1人で節約を始めるのではなく、ともに節約の目標を設定したり、節約のルールを決めることをおすすめします。
節約生活と人間関係の両方を維持して、豊かな暮らしを送りましょう。
オンとオフの切替がない節約
5つ目のやめた方がいい節約は、オンとオフの切替がない節約です。
四六時中、節約モードでいると疲れてしまいます。
また、お金を払うことを常に毛嫌いするような状態まで、節約を意識することはおすすめしません。
むしろ、あなたにとって大切なことには、しっかりとお金を掛けましょう。
例えば、料理が好きな方ならば、こだわりの調味料や新鮮な食材に対する支出はためらわなくても大丈夫です。
その代わり、服装にはプチプラを積極的に取り入れるなど、別の項目で節約を意識しましょう。
このようにオンとオフを切り替えながら上手に節約するためには、あなたは何を重視するタイプなのか、自分の価値観を見直すことが大切です。
日々の暮らしにおいて、あなたのこだわりが強い部分と弱い部分を自己分析してみてください。
そして、あまりこだわりのない部分から支出を削っていきましょう。
また、節約を意識しないオフモードの日を、たまに設けることをおすすめします。
例えば、家族旅行や仲のいい友人との食事会など、特別な日には、細かい支出を気にするよりも楽しむことを優先しましょう。
常に節約にストイックになるのではなく、節約のオンとオフを上手く切り替えることが、節約を長く続けるコツです。
あなたの価値観を見つめ直して、自分に合う節約のスタイルを見つけてください。
食費を1円単位で削る節約
6つ目のやめた方がいい節約は、食費を1円単位で削る節約です。
スーパーマーケットで、1円でも安い店舗を探したり、最安値で購入できる時にだけ買い物することは、時間的にも心理的にも負担が掛かります。
また、何軒ものスーパーマーケットを周り、安い食材だけで栄養のある献立を考えることも大変ですよね。
そのため、1円単位で値段を気にするよりは、例えば、最安値+50円までは許容範囲にするなど、あなたなりのルールを作ることをおすすめします。
あらかじめルールを設けておけば、購入するかどうか一々迷うことなく、基準に則って潔く買い物することができますよ。
そうするとストレスも溜まりません。
また、栄養のある食事・美味しいご飯を食べることは、あなたや家族の健康にとって、とても大切であることを忘れないようにしましょう。
節約を意識するあまりに栄養を損なうと、病気に罹ってしまうかもしれません。
そうなると、結局は医療費などの別の支出が増えてしまいます。
毎日健康でいることは、節約にも効果のあることなので、食費は極端に削り過ぎないように気をつけましょう。
自分に合う方法で節約することが大切
今回の記事では、やめた方がいい節約を6つ紹介しました。
- 家計簿をつけない節約
- ストレスを感じる節約
- 時間に見合わない節約
- 人間関係を壊す節約
- オンとオフの切替がない節約
- 食費を1円単位で削る節約
上記の中に、あなたが実践している節約方法はありましたか?
当てはまる項目があっても、あなたにとって負担のない節約となっているならば、そのまま続けても大丈夫です。
ただし、ストレスを抱えながら節約生活を送っている方は、この機会に節約方法を見直してみてください。
あなたに合う節約方法を実践して、心にゆとりを持ちながら楽しく暮らすことは、節約を成功させるための大きなポイントです。