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WiMAXとモバイルWi-Fiの違いは?それぞれの良さを徹底解説!

2019.08.14

モバイルWiFiルーターといえば、WiMAXとモバイルWi-Fiの2種類が有名です。

国内のモバイルWiFiルーターの中でもトップシェアを誇っている二種類ですが、その違いをご存知でしょうか。

今回はWiMAXとモバイルWi-Fiの違いについて、それぞれの利点や特徴などを徹底解説していきます

結論を先にお伝えすると、WiMAXとWiFiは用途によって使い分けるのが一番です

どちらを購入しようか迷われている方、気になっていた方など分かりやすく紹介していきますので是非最後までご覧ください。

1.WiMAXとモバイルWi-Fi、呼び名が違う理由はズバリ提供元

WiMAXとモバイルWi-Fiの呼び名が違うのは提供元の違い

WiMAXとモバイルWi-Fiの最大の違いは、提供元が違う点です

WiMAXはUQコミュニケーションズ株式会社が提供している通信サービスで、端末の名称にもなっています。

親会社は携帯電話サービスauのKDDIです。WiMAX独自の回線「WiMAX 2+」とオプションとして「au 4G LTE」の回線を利用することができます。

モバイルWi-Fiよりも審査が厳しく国から通信事業者の免許を取得していないとサービス提供ができません。

WiMAXforumという団体が製品テストや認定を行っています。

モバイルWi-Fi (Pocket WiFi)はワイモバイル (Y!mobile)が提供している通信サービスで、端末の名称としても使われています。

携帯電話サービスソフトバンクがサブのブランドとして運営しているもので、ウィルコムとイー・モバイルが合併することで誕生しました。

ソフトバンク回線と、モバイルWi-Fi独自の回線を利用することができます。

WiFi Alliance (WiFi・アライアンス)という団体に無線LANの相互接続が可能などうかを認定されると使用許可が下りる仕組みになっています。

2. WiMAXとモバイルWi-Fiの違いは?3項目で比較

WiMAXとモバイルWi-Fiの違いを3項目で比較

WiMAXとモバイルWi-Fiの性能や繋がりやすさ、エリアの違いは実際どうなのか、気になる方も多いでしょう。

ここでは、「通信速度」「通信方法」「通信エリア」の3項目で比較しています

まずは簡単にまとめてみましたので、以下の表をご覧下さい。

  WiMAX モバイルWi-Fi
通信速度(最大値) 440Mbps 112.5Mbps
通信方法 WAN(wide area network) LAN(local area network)
通信エリア 山奥だと繋がりにくい 山奥でも繋がりやすい

それぞれ比較しながら解説していきます。

機種や使用環境によっても多少の差は生じますが、どちらを購入するか迷われている方は是非参考にしてみてください。

通信速度

WiFiの速度は利用する場所や環境によって左右しますが、理論値上ではWiMAXの方が高速通信が可能です

・モバイルWi-Fi「Pocket WiFi 506HW」は、下りでの最大速度112.5Mbps
・WiMAX「Speed Wi-Fi NEXT WX05」は、下りでの最大速度440Mbps

と、同レベル帯の端末で比較した際には大幅にWiMAXの方に軍配が上がります。

モバイルWi-Fiの方でも、デイリーユースとしては十分な速度は確保されていますが、WiMAXの方がさらに快適な速度を得ることができます。

またWiMAXは一部地域でハイスピードプラスエリアモードを導入しており、この場合下り最大758Mbpsでの利用が可能です。

モバイルWi-Fiも下り最大612Mbpsを超える端末を提供してきており、こちらも順次エリアを拡大してきています。

通信方法

  WiMAX モバイルWi-Fi
通信方法 WAN(wide area network) LAN(local area network)
内容 広い地域を繋ぐもの 限定された範囲内で繋ぐもの

WiMAXとモバイルWi-Fiの大きく異なる点は通信方法です。

WiMAXは、WAN (wide area network)を用いています。

WANとは広い地域を繋ぐためのネットワークとして使用されているものです。

モバイルWi-Fiは、LAN (local area network)を用いています。

LANとは限定された範囲内の地域での、ネットワークとして使用されているものです。

モバイルWi-Fiの場合は通信エリアが狭くなるというわけではなく、LANを拡張して使用しているためWiMAXと同様の通信エリアを確保しています。

通信方法こそ両者で異なりますが、モバイルWi-FiでもWANの側面を持ち合わせているため結果的に差がないものとして現状は利用されているものです。

通信エリア

WiMAXとモバイルWi-Fiで、通信エリアはほとんど変わらなくなってきています。

お住まいの地域によってどちらかがサポートされていない場合もあるので、こちらはサポートマップより確認してみましょう。

山奥などの電波が届きにくい場所で繋がりやすいのはモバイルWi-Fiと言われています。

これは電波の特性によるもので、エリア対象外の場合はその限りではない点に注意しましょう。

もっと詳しく通信エリアのことが知りたい方は、「WiMAXはどこでも使える?使えるエリアの検証方法を解説!」をご覧下さい。

3.結論:WiMAXとモバイルWi-Fiは用途によって使い分けるべし

WiMAXとモバイルWi-Fiは用途によって使い分けるべし

結論として、WiMAXとモバイルWi-Fiに現状あまり差がないため、用途によって使い分けることをおすすめします

対応している地域や異なるため、まずは使用したいエリアがサポートされているかをチェックしてみましょう。

高速通信を中心に利用したい場合はWiMAX、安定した電波を確保して使用をしたい場合はモバイルWi-Fi、といった選択でも望ましいです。

また、携帯電話会社でauを利用している人はWiMAX、Softbankを利用している人はモバイルWi-Fiという選択方法でも、キャリアサポートが同じになります。

その時々の割引キャンペーンや、契約するプロバイダによってもおすすめ内容は変わってきますので、逐一新しいサービス内容や情報を確認することも必要です。

年単位での契約になり、解約時には違約金が発生することがあります。

ご自身の環境やライフスタイルに合わせて、最適と思われる方を慎重に選択するようにしましょう

4.よくあるQ&A

Q&A

WiMAXとモバイルWi-Fiを比較する際によくあるQ&Aを紹介します。

こちらも参考にしながら、実際に使用していく上でどちらがご自身の使用環境にマッチするか、ライフスタイルに合うかをチェックしてみてください。

電波が入りにくい場所で繋がりやすいのはどっち?

ビルに囲まれたオフィス街や、山間部の地域といった電波が入りにくい場所で繋がりやすいのはどちらかという質問もよくあります。

こちらの場合はややモバイルWi-Fiの方に軍配が上がります

WiMAX回線は比較的栄えている地域であれば問題なく使用できますが、障害物などの影響も受けやすく、地方などの場合はサポートも狭くなっているためこの点に関しては注意が必要となります。

モバイルWi-Fiの場合は基地局の数などで幅広くサポートできることもあって有利になっています。

どちらも公式サイトで使用可能かどうかのエリア判定ができるので、一度チェックしてみるようにしましょう。

一度に沢山の端末を繋げるのはどっち?

結論からお伝えすると、モバイルWi-Fiの方が多く端末を繋ぐことができます

モバイルWi-Fiの中でも603HWが14台接続可能となっており、こちらが多く接続できることでモバイルWi-Fiに軍配が上がります。

とはいっても、WiMAXでも概ね10台は接続できる端末が多いため、あまり差はないです。

オプションで接続可能台数を増やすこともできるので、正直どちらを選んでも問題はありません。

ただ、あまり多くの台数を接続すると、通信速度にも影響を与えやすく月々の通信量も増加するので気をつけましょう。

まとめ

まとめ

今回はモバイルWi-FiとWiMAXについて、それぞれの利点や違いについて紹介していきました。

WiMAXが有力だった頃もありますが、現状ではあまり差がなくなってきています。

これから導入を検討されている方は、まずお住まいの地域のサポート状況を確認しましょう。

サポートエリア内で障害物の少ない場所であれば高速通信のできるWiMAX、電波に不安がある場合はモバイルWi-Fiなど、様々な面で考慮し、最適な選択をしてみてください。

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