スマホやパソコンで動画などをよく見る、よくファイルをダウンロードする、と言った方は速度制限にかかる経験をしたことも多いのではないでしょうか。
今回はモバイルWiFiルーター、WiMAXの7GBプランを使用していて、速度制限にかかった際にはどのようにすればいいのかについて解説します。
7GBのプラン、ギガ放題プランのどちらを契約するか迷われている方も、分かりやすく説明しますので是非参考にしてみてください。
目次
1.結論:速度制限は解除されるのを待つしかない
7GBプランの場合で速度制限にかかった時は、結論として翌月1日以降に解除されるのを待つしかありません。
つまり通信可能な容量を超えた翌日からその月が終わるまでの間、速度制限がかかった状態になります。
月末などであればさほど影響はありませんが月の初めのうちに速度制限にかかると、その月の間中ずっと通信が遅い状態になるということです。
こちらはスマホキャリア等で行われている容量追加が出来なくっているため、もし不便な場合は対策を考える必要性があります。
この場合最も効果的なのはギガ放題プランへ変更することです。
他のモバイルWiFiルーターなどでは追加で容量を購入する事ができますが、この場合は0.5GBごとに500円を支払うなどになります。
ギガ放題プランを契約しておく方が良い理由は、こまめに容量追加する時の料金ともあまり差がないことが挙げられます。
もし動画をよく視聴する、頻繁に速度制限にかかるという場合は、始めからギガ放題プランでの契約をしておくことがおすすめです。
2.WiMAXは7GBよりギガ放題の方がおすすめ!
WiMAXを導入する際は、始めから7GBのプランよりギガ放題プランの方がおすすめです。
メールやLINEだけしか使わないという場合は7GBでも不足することは滅多にないですが、気づかない内に容量を使ってしまっている事も多々あります。
ウェブサイトやアプリなどを見る際も容量を多く消費することがあるなど、1か月で7GBは意外と少ないものです。
ギガ放題プランの方をおすすめする理由について、さらに細かく説明していきます。
- 速度制限になっても普通に使える
- 速度制限にかかる時間が短い
- 実は700円くらいしか変わらない
理由1.速度制限になっても普通に使える
ギガ放題プランの場合は速度制限の状態でも普通に使えるのが魅力的です。
7GBプランで速度制限になった場合は通信速度が128Kbpsと、普通にインターネットを開くことすらも困難になります。
メールやテキスト中心のウェブサイトを開く等であれば使用できますが、動画などでは読み込みに相当な時間を要するため不便です。
ギガ放題プランは速度制限にかかったとしても通信速度が1Mbpsなため、Youtubeなどの標準画質動画くらいであればスムーズに再生することができます。
速度制限中でもあまり大容量のデータをダウンロードすることがなければさほど影響がありません。
このように速度制限の内容に関してもギガ放題プランの方が優しくなっているため、7GBプランよりもおすすめと言えます。
理由2.速度制限にかかる時間が短い
7GBプランの場合は、速度制限から解除されるまでにかかる時間が翌月1日以降となっています。
それに対してギガ放題プランの場合は、速度制限にかかっても翌日夜18:00〜2:00までの8時間だけとなっています。
さらに7GBプランではひと月の内に7GBが通信可能なデータ容量となっていますが、ギガ放題プランでは3日以内に10GBの通信容量ということで、かなりの差です。
つまりギガ放題プランの場合は速度制限にかかってもかなり短時間なため、その時間帯を避ければ全く問題なく使用することができます。
また理由1で紹介した通り、速度制限にかかっても普通に使用できる上、制限にかかる条件も優しいものとなっているのでギガ放題プランの方が圧倒的におすすめです。
理由3.実は700円くらいしか値段が変わらない
プラン名 | 7GB | ギガ放題 |
月額 | 2,726円~ | 3,411円~ |
WiMAXの7GBプランは、月々の支払いが2726円〜(税抜)となっています。
しかし、ギガ放題プランの場合も月々の支払いが3411円〜(税抜)となっているため、実質は700円くらいしか値段が変わらなくなっています。
これはキャリア端末で少ないデータ容量を2回追加するよりも安くなっていること・加えて速度制限の条件や内容なども優しくなっていることを考えると、かなりお得な料金設定と言えるでしょう。
そのため、もし容量をそんなに使わないという場合以外は、初めからギガ放題プランで契約してしまった方が良いということになります。
またプラン変更の申請は一か月に一度可能で、プラン変更を申請した翌月からの適用となるので気を付けておきましょう。
3.よくあるQ&A
ここで7GBプランとギガ放題プランについてのよくあるQ&Aについて紹介していきます。
プランによる速度の違い、表示の問題、ノーリミットモードなど気になる質問について回答していきますので、よければこちらもご参照ください。
ギガ放題に加入しても端末に7GBと表示されるのはなぜ?
ギガ放題プランに加入したはずなのに、端末上で7GBと表示されていることがあります。
7GBとしか使えないのかと勘違いする方も多いようですが、結論から言うと初期設定での表示のままということなだけで、ギガ放題プランで使用することができます。
もし気になる方は端末設定で、「通信量カウンター」「データ設定」「設定1か月」とジャンプすることで7GB以上の数値に変更することができます。
月内や3日以内の通信容量を表示できるシステムとなっているので、日々どれくらい通信を利用しているかを参照してみましょう。
プランによって通信速度に違いはある?表で速度制限時の速度について比較
7GBでの速度制限時は128Kbps、ギガ放題プランでの速度制限時は1Mbpsと、プランによって速度制限時の通信速度の違いがあることは紹介しました。
では通常時の通信速度に違いはあるのかについて解説します。
こちらはプランではなく通信モードの設定によって変わる事があり、高速通信が可能なハイスピードモードと、安定した通信が可能なハイスピードプラスエリアモードがあります。
プラン名 | 7GB | ギガ放題 |
ハイスピードモード | 558Mbps(最大速度) | |
ハイスピードプラスエリアモード | 1,200Mbps(最大速度) |
ハイスピードプラスエリアモードに設定した場合は、若干ではありますが通信速度は低下する点に注意が必要です。
ノーリミットモードは今でも使える?
ハイスピードモードとは、最大速度110Mbps以上を誇る高速通信が可能な通信モードです。
ハイスピードプラスエリアモードは、最大速度75Mbps以上で非常に安定しています。
こちらは携帯回線を使用するため、ギガ放題プランであっても月間7GBの通信制限が適用されます。
そしてノーリミットモードは、最大速度13.3Mbpsながらも速度制限がなく使用できる通信モードです。
こちらは2018年4月をもって終了してしまったため、現在は使用できなくなっています。
まとめ
今回はWiMAXの7GBプランの速度制限について解説していきましたが、いかがだったでしょうか。
現在はギガ放題プランの方を中心に契約することが主流となっており、料金もさほど差がなくお得なプランとなっているので、こちらの方をおすすめしています。
もしこれからWiMAX導入を考えている、プランを変更することを考えている方は、一度自身が普段どれくらいのデータ通信容量を使用しているかを計算して考慮してみてください。