WiFiスポットの料金についてお調べですね。
現在多くの携帯キャリアや公共施設、飲食店などでWiFiスポットが提供されていることから悩む人も多いでしょう。
そこで今回はWiFiスポットの料金や種類について注意点も含めて詳しく解説していきます。
WiFiスポットへ接続する注意点も一緒に覚えれば、有料のものから無料のものまであるWiFiスポットを使いこなせるようになるはずです。
知識なく不用意に接続してしまうと、個人情報が流出する危険性やウイルスに感染することもあるため参考にしてみてください。
目次
1.WiFiスポットとは
WiFiスポットとは、施設や飲食店、駅やバス停などの限定的な地域でWiFiを利用できる無線LAN(ケーブルを使わない接続)のことです。
それぞれの店鋪で、WiFiを使用できるステッカーなどで表示されているため見つけやすいでしょう。
- SSID(ネットワーク名のこと、接続先の名前)を選択するだけで繋げるもの
- SSIDを選択し、接続にパスワードが必要なもの
- SSIDの使用に有料で登録が必要なもの
などWiFiスポットにも種類があります。
また携帯キャリアに合わせたWiFiスポットもあり、街中の多くの場所で提供されているのです。
次の項目から、それぞれのWiFiスポットとその料金を確認していきましょう。
2.携帯キャリアのWiFiスポットと料金
携帯キャリアのWiFiスポットは、プランによっては料金に含まれていて無料で利用できるもの、追加料金を支払うことで利用できるものがあります。
キャリアによって料金も変わってくるため
- au WiFiスポット
- docomo WiFi
- Softbank WiFiスポット
上記3つのキャリアに分けてそれぞれ詳しく解説していきます。
2−1.au WiFiスポット
auのWiFiスポットは、SSIDで「au_WiFi2」「Wi2premium」などで表示されています。
契約したプランや、使用している端末によって利用料に違いがあるので以下の表を参考にしてみてください。
無料 | auの端末(4G LTE)を利用している人 |
月額300円or月額467円 | プランによって異なる |
詳細はau WiFi SPOT公式ページで確認するようにしてください。
2−2.docomo WiFi
docomoのWiFiスポットは、SSIDで「0001docomo」で表示されています。
docomoと契約している機器では利用設定をすれば無料で使えるのが特徴です。
月額300円を支払えば、docomoの回線契約がない機器でも利用できます。
2−3.Softbank WiFiスポット
SoftbankのWiFiスポットは「0001softbank」「mobilepoint」などで表示されています。
フラット型定額パケットサービスプラン | 無料 |
その他の定額プラン | 月額467円 |
それぞれのキャリアごとにプランの内容などによって料金に違いがあるので注意してみてください。
3.その他のWiFiスポットと料金
携帯キャリアのWiFi以外にも、定額やワンタイムプランなどでWiFiスポットを利用できるサービスが全国各地に用意されています。
種類も多種多様ですが、代表的な
- Wi2 300
- UQ Wi-Fi
- OCN モバイル ONE Wi-Fiスポット
上記3つのWiFiスポットを紹介するので参考にしてみてください。
3−1.Wi2 300
Wi2 300は全国最大規模のエリアで使用できる公衆無線WiFiです。
飲食店や公共施設など、街中のあらゆる箇所で接続できます。
ワンタイムプラン | 全国20万以上のスポットの中から6時間350円(税込)で利用できる |
月額定額プラン | 全国6万以上のスポットの中から月内362円(税抜)で利用できる |
の2種類があり、使い分けできるのが特徴です。
特定の場所で使用する場合は月額定額プラン、様々な場所で短期間利用したい場合はワンタイムプランなど用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
3−2.UQ WiFi
UQ WiFiはUQ mobileが提供しているWi2のアクセスポイントをそのまま利用した公衆無線WiFiです。
「Wi2 300 for UQ mobile」というサービス名称で提供されており、UQ mobileの契約者は使用料金無料となっています。
ただし、オプションエリア(Wi2premium, Wi2premium_clubの対応エリア)については1時間100円の追加料金が必要です。
基本的にUQ mobileを契約している場合のみ使えるWiFiなので、契約者以外は使用不可ということを覚えておきましょう。
3−3.OCN モバイル ONE WiFiスポット
OCN モバイル ONEのWiFiスポットは、OCN モバイルで提供している日次、月次コースを利用している契約者が追加料金なしで利用できるスポットです。
全国87,000以上のアクセスポイントが用意されています。
OCNモバイルONEのインターネット通信コースの料金は以下の通りです。
月単位コース
3GB/月 | 1,100円 |
6GB/月 | 1,450円 |
10GB/月 | 2,300円 |
20GB/月 | 4,150円 |
30GB/月 | 6,050円 |
日単位コース
110MB/日 | 900円 |
170MB/日 | 1,380円 |
コースごとに利用料金が違うため、自分の使いやすいコースを選ぶとよいでしょう。
4.料金のかからないWiFiスポット
街中の至る所に自由に使用できる料金のかからないWiFiスポットがあります。
代表的な
- FREESPOT
- FON
- コンビニや飲食店のWiFiスポット
- 公共交通機関のWiFiスポット
の4つを簡単な認証が必要な場合、一日の時間制限などの注意点も含めてチェックしていきましょう。
4−1.FREESPOT
FRESPOTの基本情報を以下にまとめてみました。
地域 | 全国 |
アクセスとポイント数 | 14,000件 |
使用方法 | メール認証(1回の認証で30分利用可能) |
料金 | 無料 |
主に飲食店やホテルなどで導入されているWiFiスポットで、屋外であればルーターから半径100mほどの距離まで接続することが可能です。
多くの人が利用するスポットですが、フィルターによって有害なサイトなどはブロックされるシステムを導入しているため、一定のセキュリティは確保されています。
4−2.FON
FONの基本情報を以下にまとめてみました。
地域 | 全世界 |
アクセスとポイント数 | 2,000万件 |
認証方法 | ルーターの購入、メンバー登録 |
料金 | 契約内容による |
FONに登録しているメンバーのみが使用できるシステムによってセキュリティーを確保し、またグローバルなネットワークとして世界各地で使用できる点が魅力です。
ただし、FONルーター購入などに4,000〜5,000円程度の費用がかかることは覚えておきましょう。
4−3.コンビニや飲食店のWiFiスポット
コンビニや飲食店では、会社独自のWiFiスポットが無料で提供されています。
簡単なメール認証などは必要となりますが、基本的には無料となっているため多くの人が利用できるアクセスポイントです。
ただし、混雑状況やWiFiスポットの設置場所、接続する場所によっては通信が安定せず繋がりにくい難点があるため注意しておきましょう。
またカフェなどでも独自に公衆WiFiを提供しています。
そちらは店の案内に従ってパスワードなどを取得し、無料で使用できるのでチェックしてみてください。
4−4.公共交通機関のWiFiスポット
空港やバス停、地下鉄などの公共交通機関で無料提供されているWiFiスポットがあります。
都内での利用方法を例としてみてみましょう。
空港のWiFiスポット利用方法
空港のWiFiスポットの利用方法は以下の通りです。
- SSIDをタップし、ブラウザを開く
- 「インターネットに接続する」
- 「利用規約に同意する」で接続可能
以上が空港での利用方法です。
バス停・地下鉄のWiFiスポット利用方法
バス停・地下鉄のWiFiスポットの利用方法は以下の通りです。
- ブラウザからメールアドレスの登録をする
- 「セキュリティレベル等について」の内容を確認、同意する
- 1回180分の接続が可能
以上がバス停・地下鉄での利用方法です。
地域によって若干操作が異なりますが、大抵の場合がメール認証だけ行うことで誰でも利用できます。
5.WiFiスポットを利用する注意点
多くの人が利用できる公衆無線LANのアクセスポイントは、あらゆる危険性が存在しているため安全性を確認した上で接続することが重要です。
- 対象プランの加入が必要なものもある
- 暗号化の有無を確認
- 野良WiFiに注意
WiFiスポットを利用する際に、特に注意すべき上記3点について説明します。
注意点1.対象プランの加入が必要なものもある
WiFiスポットの中には対象プランに加入しないと使えないタイプがあります。
特に携帯キャリアサービスのWiFiスポットなどで多く採用されており、SSID上で表示されていても利用者の認証が出来ていない場合は利用できないでしょう。
利用したいアクセスポイントに対応したプランを契約し、発行されるパスを利用して、認証することで使えるものなので注意してみてください。
対応プランは無料のものから有料のものまであるので、WiFiスポットの対象プランを各キャリアサービスごとに確認する必要があります。
また発行されたパスや利用できる期間には有効期限などが設定されていることもあるため、プラン内容に関して十分に把握しておくことも重要です。
注意点2.暗号化の有無を確認
暗号化されたネットワークで、セキュリティがしっかりとしているWiFiスポットかどうかを確認することも忘れずにしておきたい点です。
接続先のSSIDに鍵マークが表示されていれば、そのアクセスポイントと通信が暗号化されていることを意味しています。
SSIDが暗号化されておらず、鍵が表示されていない場合は安全性が低く、個人情報の漏えい、ウイルスの感染などの危険な状態で利用することになるでしょう。
また暗号化されている場合でも、「ブラウザなどで個人情報に関わることは入力しない」ようにするのが安全に利用するためのポイントとなっています。
WiFiスポット利用時は、万が一の危険性についても認識しておくと安全に利用できるのです。
注意点3.野良WiFiに注意
野良WiFiと呼ばれる、誰が提供しているか分からないWiFiスポットは各地に点在しています。
野良WiFiでは、公衆無線LANに似せた紛らわしいSSIDなどを利用して、ログインした相手のデータを抜き取る、ウイルスに感染させるなどの悪意を持って提供されていることがほとんどです。
知らないSSIDに不用意にWiFiを接続させないためにも
- 接続先をよく確認する
- 見たことのないWiFiには接続しない
- 自動ログインしないように設定しておく
など注意が必要でしょう。
中でも暗号化されていないものなどは特に危険な場合が多いため、なるべく自身でモバイルWi-Fiを用意する、安全性の高いWiFiスポットを利用することが自衛手段となります。
例えば、弊社が運営している「FujiWiFi」では、対応エリア内であればいつでも簡単にWiFiを利用できます。
単月での利用が可能、解約金なしなので急遽WiFi環境が必要となったときにもご利用いただけるシステムを取り揃えているのが特徴です。
野良WiFiやフリースポットでの通信が遅いと感じたときには、レンタルでのお試しもしているので一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は全国に点在しているWiFiスポットについて、その特徴や料金を解説していきましたがいかがだったでしょうか。
上手く利用できれば、出張や外出の多い方にとって非常に便利なものとなります。
使いやすさや、契約プランを確認の上、セキュリティにも意識しながら自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと使い勝手を向上できるでしょう。
セキュリティが気になる、快適な通信速度で使いたいなら持ち運べるモバイルWi-Fiを視野に入れておくのもおすすめです。
各地のWiFiスポットの特徴を理解して、快適なインターネット環境を整えるために利用してみてはいかがでしょうか。