一人暮らしをするときに固定回線やモバイルWi-Fi、ホームルーターなど選択肢が多く、自分に合ったWiFi環境がどんなものか分からないと迷ったことはありませんか?
そもそも一人暮らしにWiFi環境が必要なの?と思っている人もいるかもしれません。
一人暮らしでWiFiを導入するなら、最適なWiFi環境がどんなものかを知っておくことが失敗しないためにも必要です。
そこで今回は一人暮らしの方に向けて、WiFiを導入するメリットと、一人暮らしに最適なWiFi環境についてご紹介します。
この記事を読めば、一人暮らしで安く快適にネットを利用する方法が分かり、自分に合った快適なインターネット環境が整うようになるはずです。
WiFi環境の悩みもスッキリ解決するためにも参考にしてみてください。
目次
1.一人暮らしにWiFiを導入するメリット
ここでは、一人暮らしにWiFiを導入するメリットを3つご紹介します。
- スマホの通信量を抑えて、データ料金を節約できる
- 家のどこにいても、WiFiが使える
- コードが減って整頓しやすい
それぞれ順に解説していきます。
メリット1.スマホの通信量を抑えて、データ料金を節約できる
WiFiを導入すると、スマートフォンの通信量を気にせず通信ができ、月額の料金を節約できます。
ご存じの方も多いと思いますが、一般的なスマートフォンの契約回線プランには通信量の上限があります。
これを超えるとキャリア会社によって「通信速度制限」をかけられ、最大128kbpsという超低速に通信速度を制限されてしまうのです。
極度に通信速度が落ちるため動画や画像の閲覧どころか、テキストのみのウェブサイトを開くのにも大変時間がかかってしまいます。
WiFiを利用して通信量を抑えれば、「通信速度制限」をかけられたり、データの追加料金を支払ったりする必要がなくなるだけでなく、スマートフォンの契約プランを下げて月額料金を減らすことも可能です。
特に通信量でお悩みの方は、思い切ってWiFiを導入してみることをおすすめします。
メリット2.家のどこにいても、WiFiが使える
WiFi環境があれば、家のどこにいても電波が届く範囲ならWiFiを使って作業をしたり遊んだりできます。
レポートや会社の資料作成をお家で行う際には、ノートパソコンを片手に気軽に場所を変えて作業することが可能です。
また、WiFiモデルのタブレットを活用すれば、家のどこにいても映画やサイト閲覧が楽しめます。
防水仕様のタブレットであればお風呂での動画閲覧や電子書籍での読書など、一人暮らしならではの贅沢な時間が過ごせますよ。
ほかにも、ゲームやテレビ、自動掃除機などもWiFiに接続して便利に活用できるのも利点です。
メリット3.コードが減って整頓しやすい
WiFi環境があればLANケーブルをあちこちに伸ばす必要がなくなり、電子機器周りの配線が減ります。
一人暮らしだとなかなか掃除する機会がない、という方も多いのではないでしょうか?
テレビやゲーム機、空調、充電機などの配線は、絡まって埃がたまってしまいがちです。
モデム周りさえうまく管理すれば、ケーブルがなくなることで掃除も楽になり見栄えも良くネットが利用できますよ。
2.家によっては、維持費ゼロでWiFiが使えることも
マンションやアパートで一人暮らしをしている人の場合、WiFiの利用料が家賃に含まれていることがあります。
- WiFi完備のアパートやマンション
- インターネット回線ありのアパートやマンション
それぞれご紹介します。
2-1.WiFi完備のアパートやマンション
WiFi完備とは、特別な契約等はせずにIDやパスワードだけでWiFiが利用できる設備のことです。
自身でWiFiルーターを購入する必要もなく、備えられている機器へ使いたい端末を接続するだけでWiFiを利用できるでしょう。
一般的に、WiFi完備のアパートやマンションでは契約時に「WiFi付き(インターネット使用料無料)」などと説明されているはずですので、心当たりがある場合は管理会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
WiFiに接続するためのIDとパスワードについては、入居時の書類に入っていることが多いです。
2-2.インターネット回線ありのアパートやマンション
インターネット回線ありのアパートやマンションは、ある程度までのインターネット回線が引かれているということを意味しています。
引かれているインターネット回線が部屋までなのか、共有スペースまでなのかはアパートやマンションによって違いがあるため確認が必要です。
例えば、インターネット回線がマンションの共有スペースまでは届いているとします。
個人の部屋までは届いていないため、インターネットを使うには共有スペースから部屋までの回線開通工事が必要となるでしょう。
この場合は、回線を引き込む工事と一緒に、マンションが契約しているプロバイダと同じプロバイダとの契約も必要となってきます。
アパートやマンションがプロバイダとの契約を済ませて部屋までインターネット回線を引き込んでいるケースであれば回線の開通工事は必要ありません。
この場合、インターネット回線の料金を家賃に含めて支払うことがほとんどで、支払いをしていればご自身でWiFiルーターを購入して接続するだけでWiFiが利用できるでしょう。
おすすめのWiFiについて詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してください。
2-3.無料のWiFiは、通信速度が遅い場合もある
無料のWiFiは月額料金が家賃に含まれているものも含めて大変お得ですが、通信速度が遅いという声も多いようです。
通信速度が遅い理由はいくつかありますが、大抵の場合は接続する台数が多く混雑によって影響がでてしまうからでしょう。
使ってみてストレスを感じるようであれば、ご自身でモバイルWi-Fiを契約するなどした方が良いかもしれません。
3.一人暮らしには固定回線?モバイルWi-Fi?ホームルーター?
WiFiには、大まかに分けて固定回線とモバイルWi-Fi、ホームルーターの3種類があります。
結論を先に言うと、一人暮らしに最適なのはモバイルWi-Fiです。
ここからはなぜそう言えるのか、それぞれの特徴、メリットデメリットを確認しながらお伝えしていきます。
結論だけ知りたいという人は「4.結論!一人暮らしにおすすめなのは、モバイルWi-Fi」を確認してください。
まずはそれぞれの特徴を確認しておきましょう。
固定回線(光回線) | モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
通信速度 | ◎ | ◯ | ◯ |
通信の安定性 | ◎ | ◯ | ◯ |
月額料金 | 約4,000〜6,000円 | 約2,000〜4,500円 | 約4,000〜10,000円 |
工事の有無 | 必要 | 必要なし | 必要なし |
通信容量制限 | なし | プラン次第 | プラン次第 |
外出先での使用 | ☓ | ◎ | ☓ |
表だけでは分からないところもあると思うので、
- 一人暮らしで固定回線を利用する場合
- 一人暮らしでモバイルWi-Fiを利用する場合
- 一人暮らしでホームルーターを利用する場合
の3つに分けてそれぞれメリット・デメリットを解説していきます。
3-1.一人暮らしで固定回線を利用するメリット
固定回線は、通信速度が速く安定していて、通信容量に制限がないのが特徴的です。
一人暮らしで利用する大きなメリットは以下の2つがあります。
- 通信量に制限がなく、使い放題
- 通信速度が速く、安定している
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット1. 通信量に制限がなく、使い放題
固定回線を使っていると、ひと月にどれだけ使っても速度制限がかかることはありません。
インターネットで調べ物をする程度ならモバイルWi-Fiで問題ありませんが、オンラインゲームや高画質での映画鑑賞などデータ容量の大きなことをしたい方は、固定回線がよいでしょう。
メリット2.通信速度が速く、安定している
モバイルWi-Fiとは異なり、固定回線は基地局との距離に影響されないため、インターネット環境が常に安定しています。
映画がカクついたりすることはまずあり得ないといってよいほどの安定性です。
3-2.一人暮らしで固定回線を利用するデメリット
一人暮らしで固定回線を利用するのはメリットだけではありません。
- 工事に手間がかかる
- 月額料金が高い
- 解約金が高い
上記3つのデメリットについてそれぞれ解説します。
デメリット1. 工事に手間がかかる
固定回線を開通するには、工事が必要となります。
開通工事に費用が掛かるのはもちろんのこと、工事の立ち合いなど手間もかかってくるため、面倒です。
さらに、3~4月の開通工事は数週間~数カ月ほど待たなければいけないこともあり、固定回線を契約したからといってすぐに利用できるわけではないという問題もあります。
また、部屋を退去する際に固定回線の撤去工事が必要となることもあるため、注意が必要です。
デメリット2.月額料金の費用が高い
固定回線の開通費用は、月額料金に上乗せされることが多いです。
そのため、回線を使い始めた頃の月額料金は、5,000円~6,500円が相場となっています。
下宿している大学生など、金銭的に余裕がない場合には大変痛い出費となります。
デメリット3.解約金が高い
固定回線は2年縛りの契約が多く、2年以内の解約には1万円前後の違約金が発生します。
特に、近いうちに引っ越す可能性が高い方や、長期契約の束縛が嫌だという方は注意が必要です。
3-3.一人暮らしでモバイルWi-Fiを利用するメリット
では一人暮らしでモバイルWi-Fiを利用する場合はどうでしょうか。
- 月額料金が安い
- 家でも外でも使える
- 工事不要で即日利用可能
モバイルWi-Fiを使う場合には上記3つのメリットがあります。
それぞれ詳しく解説していくのでチェックしてみてください。
メリット1.月額料金が安い
モバイルWi-Fiは、固定回線に比べて月額料金が安いです。
プランや製品にもよりますが、一般的にモバイルWi-Fiなら3,000円~4,500円ほどに抑えることができます。
メリット2.家でも外でも使える
モバイルWi-Fiなら、外出先でパソコンやWiFiモデルのタブレットが使えるのはもちろんのこと、通信容量を気にせずネットに接続できます。
小さくて軽いので、気軽に持ち運びできるのも良い点です。
外出先での利用はモバイルWi-Fiの最も大きなメリットと言えます。
出先で仕事や調べ物がしたい、通勤・通学中に映画や動画を通信量を気にせず楽しみたいという方ににとって、モバイルWi-Fiは最適なのです。
メリット3.工事不要で即日利用可能
モバイルWi-Fi本体が家に届いた時点でWiFiに接続することができます。
販売会社にもよりますが、申し込み後1週間ほどで届くのが一般的なようです。
工事に立ち会ったり費用を払ったりする必要もなく、固定回線に比べて大きなメリットといえるでしょう。
3-4.一人暮らしでモバイルWi-Fiを利用するデメリット
モバイルWi-Fiを一人暮らしで使うときには以下2つのデメリットがあります。
- 通信量に制限がある
- 通信が不安定な場合もある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デメリット1.通信量に制限がある
モバイルWi-Fiは、基本的に通信容量に制限があります。
スマートフォンの通信制限と同様、容量を超えると通信速度が制限されてしまうのです。
プランによっては、大容量のデータを使う人向けに「無制限プラン」などとしているものもあります。
しかし、詳しく見ると「3日間で10GB以上使うと速度制限がかかる」など通信容量に制限を設ける規約がある場合もあるのです。
モバイルWi-Fiを契約する際は、プラン内容をしっかり把握したうえで契約しましょう。
デメリット2.通信が不安定な場合もある
モバイルWi-Fiの通信は、固定回線に比べて速度・安定性ともに少し劣ります。
それは、モバイルWi-Fiが機器の状況や周辺環境の影響を受けやすいためです。
特に、日中の休憩時間や夜のゴールデンタイムは利用者の数が多くなるため、回線速度が大きく落知てしまう機器もあります。
3-4.ホームルーターを利用するメリット
ホームルーターを利用するメリットは以下の通りです。
- 回線の開通工事が必要ない
- 充電の必要がなく、最大接続台数も多い
それぞれ見ていきましょう。
メリット1.回線の開通工事が必要ない
モバイルWi-Fiと同様回線の開通工事は必要ありません。
ホームルーターはコンセントに挿して、電波を受信することで周りにWiFi環境を作り上げるものだからです。
固定回線と同じく設置型ですが、固定回線との大きな違いと言えるでしょう。
回線の開通工事がなければ設置してすぐ使えるので便利ですね。
メリット2.充電の必要がなく、最大接続台数も多い
コンセントに差し込んで使うタイプなので充電の必要がありません。
コンセントから電気を供給しているため、繋がっている限りは動き続けるからです。
また固定回線のルーターと似た特徴として最大接続台数が多くなっています。
小さいオフィス程度であれば十分にまかなえる機能を備えていると言えるでしょう。
3-5.ホームルーターを利用するデメリット
ホームルーターにもデメリットは存在します。
- 持ち運びできない
- 通信速度は固定回線に負ける
- 通信が不安定な場合もある
それぞれチェックしていきましょう。
デメリット1.持ち運びできない
ホームルーターは常にコンセントに挿して使うものなので持ち運びできません。
電波を受信してWiFi環境を整えるところはモバイルWi-Fiと同じですが、バッテリーを内蔵していないため外では使えないからです。
ただし、引越しなどでの移動であれば、コンセントのあるところへの持ち運びのため接続してそのまま使えます。
このことから、ホームルーターは外では使えないことは覚えておきましょう。
デメリット2.通信速度は固定回線に負ける
固定回線のように使えるホームルーターですが、通信速度では劣ってしまいます。
これは、ホームルーターが無線で電波を受信する構造を使っているからです。
固定回線は有線で接続するため安定した電波を準備できますが、無線で不安定な電波が届けば通信速度が落ちてしまうでしょう。
このことから、通信速度は固定回線よりも遅くなるんですね。
デメリット3.通信が不安定な場合もある
無線を利用していることから受信する電波が弱くなれば通信が不安定になることがあります。
設置場所や対応エリアから離れているなどの問題があれば、より顕著に通信が不安定になるでしょう。
設置場所の変更してみる、対応エリアの高速通信が可能な場所で使うなどの対策が効果的です。
4.結論!一人暮らしにおすすめなのは、モバイルWi-Fi
ここまで、固定回線とモバイルWi-Fi、ホームルーターを一人暮らしの視点から比較してきましたが、やはり、一人暮らしに最適なのはモバイルWi-Fiです。
なぜなら、一人暮らしで使う通信であればモバイルWi-Fiで十分に対応でき、安いからです。
モバイルWi-Fiには通信制限があり不便のように感じますが、よっぽどのヘビーユーザーでない限りは3日間で10GBの通信をすることはありません。
固定回線よりも安く導入でき、一人暮らしであれば通信制限も気にしなくていいのです。
また持ち運びできるモバイルWi-Fiを選べば家や外で対応エリア内であればいつでも快適にインターネットを利用できますよね。
ホームルーターほどの接続台数も必要ないので、総合的に見ればモバイルWi-Fiが一人暮らしに適していると言えるでしょう。
それでも不安な人は弊社が運営しているFUJI Wifiの500円のお試しプランを試してみてはいかがでしょうか。
お試しプランは7日間、実際にFUJI Wifiを体験できるサービスで通信速度や接続状態などを手頃な価格で試せます。
他にも月々2500円からで25GBの通信ができ、解約金無料、月ごとにプラン変更ができるなども取り揃えているのでお気軽にお試しください。
まとめ
一人暮らしには、家でも外でもWiFiに接続できるモバイルWi-Fi(モバイルルーター)が最適です。
仕事や勉強、動画鑑賞やネットサーフィンまで、モバイルWi-Fiでネットを快適に利用しましょう!