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一人暮らしに必要なアンペア数は計算して把握!節約方法も紹介

2019.10.09

一人暮らしだとできるだけ節約して、少しでも生活を楽にしたいですよね?

しかしうまく節約できない人がたくさんいるはずです。

そこで電気代を節約するように意識しましょう。

それは一人暮らしでも、簡単に電気代を節約する方法があるから。

特にアンペア数を変更する方法はおすすめです。

  • 一人暮らしのアンペア数の目安
  • 節約するためのアンペア数の変更方法
  • アンペア数を変えずに節約する方法

これを把握するだけで電気代を節約できるので、一人暮らしの人は参考にしてみてくださいね。

一人暮らしの電気代に関係するアンペア数とは電力会社の基本料金

大量の1万円札

電気料金に書かれているアンペア数に関して、何の数値かわからない人も、中にはいるはずです。

そこでアンペア数がどのようなものか紹介しますね。

これを把握すると、電気代の節約にもなるので、参考にしてみてください。

まず結論からいうと、アンペア数というのは各電力会社の、基本料金が決められる数値となります。

たくさんある電力会社の中で、以下の3社を例に、アンペア数によって決められている基本料金を取り上げてみました。

  アンペア数 基本料金
東京電力 20A 561円60銭
30A 842円40銭
北海道電力 20A 669円60銭
30A 1,004円40銭
九州電力 20A 583円20銭
30A 874円80銭

※従量電灯Bの場合

アンペア数が多くなると、基本料金が高くなっているのがわかりますよね?

つまり単純に電気代を節約するのなら、アンペア数をできるだけ下げたほうがいいわけです。

またそれに加えて、家電を使った分だけ電力量料金が上乗せされます。これも電力会社によって左右されるので、契約する前にチェックしておくのがおすすめです。

  東京電力の電力量料金
最初の120kWhまで(第1段階料金) 19円52銭
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 26円00銭
上記超過(第3段階料金) 30円02銭

※引用:東京電力の従量電灯Bより

上記は東京電力のプランのひとつですが、家電を使わないほうが、電気代の節約になります。250 kWhの電力量を使ったと仮定して、少し計算してみました。

【東京電力の従量電灯Bの場合】
電力量料金×使用した電気量(kWh)
(250 kWh使った場合の例)
19円52銭×120 kWh+26円00銭×(250 kWh-120kWh)=5,722.4円
※参照:主な契約種別の料金計算式|東京電力より

電力量が多ければ多いほど、高くなるのがわかりますね。

つまり電気代の節約についてまとめると、一人暮らしの電気代の節約のためには、以下のようになっているわけです。

  • 契約するアンペア数を少なくする
  • 使用する電気量を減らす

ところがアンペア数の節約方法に関しては、極端に少なくすると、使い勝手が悪くなってしまいます。

その理由を以下で紹介しますね。

一人暮らしのアンペア数の目安は20Aから30A!確認方法も紹介

役所の女性

料金だけを見ればアンペア数が少ないほうが、節約できるのは確かです。

ところが料金が安く抑えられるのは、同時に使える電力量が少ないから。

逆をいえばたくさんの電気を使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。

電化製品のアンペア数を確認すればわかりますが、一人暮らしでも極端にアンペア数を下げると、生活が不便になるはずです。

  アンペア数
エアコン
  • 冷房:5.8A
  • 暖房:6.6A
テレビ
  • 液晶42型:2.1A
  • プラズマ42型:4.9A
冷蔵庫
  • 450Lクラス:2.5A
ドラム式洗濯乾燥機
  • 洗濯時 2A
  • 乾燥時 13A

※引用:東京電力のホームページより

上記は一部の電化製品になりますが、一人暮らしだと20Aか30Aが妥当です。

一人暮らしをしている人のTwitterを見てみると、あまり電気を使わない人は20A。

それが不安な人だと30Aにしているという声がたくさんありました。

では今契約している電気料金のアンペア数は、どのように確認するのか紹介しますね。

1番手っ取り早い方法は、設置している「分電盤」を見てみてください。

分電盤とは漏電などを防ぐための設備。

一人暮らしをしている人は、以下のような場所を確認してみましょう。

  • 玄関の入り口付近
  • 台所
  • 洗面所や脱衣所 など

その分電盤のアンペアブレーカーといわれる部分を見てみましょう。

1番左側にあるレバーが、ほとんどの場合がアンペアブレーカーです。

「○○A」と数字が書かれているので、その○○という数字が契約しているアンペア数になります。

アンペアを変更する場合の注意事項

ガッツポーズする男性 

今契約しているアンペア数を変えて、ちょっとでも電気代を節約するなら、注意するべきポイントがいくつかあります。

  • 変更するための方法は電話
  • 変更する前に管理会社や大家さんに確認
  • 頻繁にアンペア数を変更できない
  • ブレーカーが落ちないように慎重に変更する

意外と注意するべきポイントが多いので、ひとつずつ確認してから、アンペア数を変更しましょう。

特にアパートやマンションなどに一人暮らしをしている人は、慎重にアンペア数を選んだほうがいいですよ。

アンペア数の変更は電話でできる

アンペア数を変更するのに間違いない方法は、電話を使って電力会社に相談する事です。

以下の内容を聞かれるので、事前に決めておくとスムーズに話が進みますよ。

  • 工事の希望日
  • 電力会社のお客様番号
  • 電気ご契約種別
    ※参照:九州電力より

インターネットで申し込みができる電力会社もありますが、状況によって電話のみの受付となるので、最初から電話で相談したほうがスムーズです。

変更前に管理会社・大家さんや電力会社に確認

アパートやマンションに住んでいるのなら、電力会社に連絡する前に、管理会社や大家さんにアンペア数を変更できるか確認しましょう。

意外とこれを知らない人がいるので、忘れずに確認しておいてくださいね。

これは分電盤を変更する場合、工事が必要になる可能性があるから。

物件そのものの電気使用量の最大容量を超えると、工事が発生してしまいます。

この最大使用量がいくつなのか聞いて、アンペア数を変更する許可をもらっておいてくださいね。

基本は年間契約だから頻繁に変更できない

電力会社の多くは、アンペア数を変更できるのは、1年に1回になっています。

大家さんに相談すると、却下されている人もいました。

そこで電気を1番多く使う月の使用量を基準に、アンペア数を決めるのがおすすめです。

よく冬が1番電気を使う時期と耳にするので、どのくらいのアンペア数になるのか計算してみてくださいね。

ちなみにアンペア数の確認方法ですが、以下の場所を見ればわかります。

  • 電化製品の本体
  • 仕様書 など

同時に使うものを予測すれば、ある程度の必要なアンペア数は把握できるはずです。

適切なアンペア数でないとブレーカーが落ちる可能性もある

必要なアンペア数を把握せず、契約している数値以上の電気を使ってしまうと、漏電を止めるためにブレーカーが落ちてしまいます。

1年以内の契約が変更できないので、節約はできても生活が不便になってしまいますよ。

意外にTwitter上でもブレーカーが落ちている人がいるので、よく考えてアンペア数を決めましょう。

アンペア数を変えずに一人暮らしで電気代を節約する方法

アンペア数を変更して節約するのは面倒…という人は、その他の方法で電気代を節約できてしまいます。

基本的に従量電灯などの今までのプランから、新しいプランに変更するだけでも、節約しやすくなっておすすめです。

  • オール電化向けプラン
  • ガスとセットで契約するプラン

電力会社によって、たくさんのプランが用意されていますが、上記の2つのプランについて見てみましょう。

オール電化向けプランを利用しよう

オール電化向けのプランは、従量電灯のような今までのプランと、以下のような違いがあります。

  • 夜間の電力量料金が安い
  • 土日などの曜日の電力量料金が安い

つまり電気を使うタイミングをうまく変えれば、節約ができてしまうわけです。

ちなみに東京電力の「夜トクプラン」というものだと、以下のような料金になっています。

  料金
基本料金 210.60円
電力量料金(1kWh) AM7:00~PM 11:00:32.14円PM11:00~AM7:00:20.78円

引用:東京電力「夜トク8」より

夜に電気を使えばお得になるように作られているので、単純に昼間に家電を使っていたのを、深夜に変えるだけで節約になりますよね?

従量電灯などの一般的なプランは一定だったので、かなり節約しやすくなるはずです。

電気とガスのセット契約もおすすめ

ガスを使っているのなら、セット契約すると割引になるプランも存在しています。

例えば東京電力の場合だと、ガス事業も一緒に展開しているため、東京ガスも一緒に契約できると割引が可能です。

電気代ではなく、ガス代がお得になる仕組みですが、トータルの支払いが抑えられますね。

ちなみに割引の恩義を受けるには、ほとんどの場合は条件が用意されているので、注意しましょう。

東京電力だと従量電灯などの、今までのプランに入っているとお得になりません。

  契約プラン
東京電力
  • プレミアム
  • スタンダード
  • 夜トク
東京ガス とくとくガスプラン

※引用:おトクなガス料金プランより

契約プランを確認してから、うまく節約に利用してみてくださいね。

一人暮らしならアンペア数を確認してから電気代を節約!

貯金箱

アンペア数というのは、一人暮らしだけでなく、電気代に関わる数値です。

節約のためには、このアンペア数を変えるだけで構いません。

まず今契約しているアンペア数を確認して、楽に節約してしまいましょう。

確認するためには、分電盤を見るだけでわかりますよ。

ちなみにアンペア数を下げる節約方法だと、分電盤を取り換える必要があり、それが面倒と感じる人にも方法はあります。

それは契約プランを従量電灯など、今のプランから節約しやすいものに変更する方法。

自分に合ったプランを選んで、節約してしまいましょう。

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