WiMAX、LTEについてどのような違いがあるかお調べではないでしょうか。
これらは主にネットの回線の通信方法の違いがあり、オプションなどで加入するかを選択できるなど知識がないと分かりにくいものです。
そこで今回は両者の違いと、それぞれの詳しい内容などについて細かく説明していきます。
またオプションについてや、どのような人が使うべきかなどについても触れていきますので、もし迷われている方は参考にしてみてください。
目次
1.WiMAX・LTEとは?
両者の違いを簡潔に説明すると、通信の回線が違うという点が最大の特徴です。
WiMAXはWiMAXのみで用いられている通信の回線で、特定のモバイルルーターなどが対応しているものとなっています。
LTEについては、スマートフォンなどを中心に用いられている通信の回線で、様々なモバイルルーターにも対応している回線となっています。
次にそれぞれの回線の特徴や速度、月額料金について説明するので確認してみてください。
1-1.WiMAXについて
WiMAXの特徴などについてそれぞれ解説していきます。
通信速度 | 下り最大速度867Mbps (理論値 440Mbps) |
月額料金 (7GB) | 2,700円〜 |
月額料金 (無制限プラン) | 3,300円〜 |
特徴 | ・LTEよりも料金が安い ・LTEより最大速度が速い ・大容量のデータ通信も可能 |
エリア | ・基地局が増えており、接続範囲が拡大している(主に都市部) ・地方や山間部ではLTEの方がつながりやすい |
ギガ放題プランによってデータ容量無制限でネット利用できる点が特徴的で、安価な月額料金で多くの使用が可能となっています。
また範囲も年々拡大しており、都市部では屋内でも繋がりやすさが向上しています。
通信の安定性ではLTEにやや劣る部分がありますが、こちらも年々改善されている傾向にある点にも注目です。
1-2.LTEについて
LTEの特徴などについてそれぞれ解説します。
通信速度 | 下り最大速度100Mbps〜200Mbps (理論値 150Mbps) |
月額料金 (7GB) | 2,800円〜3,800円 |
月額料金 (無制限プラン) | 3,400円〜4,800円 |
特徴 | ・周波数が低く障害物をすり抜けやすい ・WiMAXよりも安定した通信が可能 |
エリア | ・日本のあらゆる場所で使用する事ことが出来る ・WiMAXより地方や山間部でも比較的つながりやすい |
LTEを使用したモバイルルーターでは、特に速度制限の内容がきびしいことで知られています。
7GBプランのオプションで実質無制限プランと同様の利用方法をできるプランが多く、WiMAXと比較して料金が高くなる傾向がある点には注意が必要です。
基地局が多く、範囲としては広く利用できるため安定した通信が可能となっています。
2.WiMAXとLTEの違い
WiMAXとLTEでは、回線が異なるため通信速度や安定感については特に差があります。
基本的にはモバイルでのルーターやスマートフォンで用いられている回線ですが、それぞれ管理している会社も違うためこのような差が生まれることが特徴的です。
また対応エリアや使える機種などについても異なっており、プランによっても変わってくるため細かく紹介していきます。
どちらにもメリット、デメリットが存在しているため、自身の環境に合う方を選択することで使い勝手が良くなる点にも注目です。
2-1.対応エリア範囲の違い
回線はそれぞれ別の基地局からの電波を使用しており、対応エリアがそれぞれ異なります。
現在WiMAXの回線は全国に3万基地ほどありますが、LTEの方はスマートフォンでも用いられている回線のためさらに多く基地局が存在してることが特徴的です。
そのためLTEの方がやや範囲としては広い地域をサポートできますが、WiMAXにおいてもその地域は急速に拡大しているため現在では大きな差はなくなってきています。
地域や環境によってつながりやすさには差があるため、一度確認してみてください。
2-2.対応機種の違い
モバイルルーターにおいてLTEでの回線を使用する場合は、LTEに対応した機種を使用する必要性があります。
WiMAXの場合はWiMAX回線を独占して使用することが可能ですが、オプションによってLTEを使用することができる点が特筆すべき点です。
この場合はWiMAXのLTE対応機種を選択し、ハイスピードプラスエリアモードに設定を行うことで使用可能となっています。
こちらは別途LTE回線の利用で速度制限が発生することがあるため、データの通信量には注意が必要となりますが、安定した通信を行いたい場合には有効な手段です。
もし屋内などでWiMAXの回線が拾いにくいという時には、こちらを切り替えることによってつながる場合があるなどの使い分け方ができます。
3.WiMAXはこんな人におすすめ!
WiMAXは基本的に大容量のデータを送受信する人におすすめです。
その他おすすめできるポイントも含めて、具体的に紹介していきます。
- よく動画などを視聴したり、スマホゲームをする人
- 比較的都会に住んでいて電波を受信しやすい人
- 高速通信を利用したい人
- 低料金で無制限のインターネット利用をしたい人
モバイルルーターでも特にWiMAXは人気が高く、多くのユーザーが他の会社のルーターではなくこちらを利用していることが多いです。
料金の安さとギガ放題プランや、各種キャンペーンが魅力となっているため、条件が合う場合には非常に便利なルーターとなっています。
毎日多くネット利用する場合には、こちらのルーターを選択しておくことで快適に利用していくことができます。
4.LTEはこんな人におすすめ!
LTEは安定した通信環境を求める人に対しておすすめできる回線となっています。
さらにおすすめできるポイントについて、それぞれ紹介していきます。
- 郊外や地方などでWiMAXの電波に対応していない人
- スマホに合わせたルーターを導入したい人
- 周囲が建物などで囲まれている環境でネット利用をしたい人
以上のように、特殊な環境下での使用を考えている場合や、利用しているスマホの会社などによってマッチする人にはLTEの方がおすすめとなります。
基本的には、ご自身の環境に適合する方を選択するようにすれば失敗がありません。
5.WiMAXのLTEオプションとは?
WiMAXでは、専用の回線だけでなくオプションという形で契約を行うことによってLTEの回線も利用することができます。
こちらは同時に使用することで、通信環境をさらに安定させることが可能となる点が最大の特徴となっており、よく移動などを行う人にとっては便利な機能です。
こちらのオプションについてのそれぞれの内容や条件、またメリットやデメリットについてもそれぞれ紹介していきます。
もし加入するか悩んでいる際には参考にしてみてください。
5-1.LTEオプションの月額料金
LTEオプションを導入する際の月額料金は、1,005円となっています。
こちらは特別な申し込みを行う必要性がなく、端末のオンとオフを切り替える事によって自動的に加入するという仕組みです。
一度接続を行うだけで、その月にどれくらい使っても同一の料金がかかってくるためその点には注意が必要となります。
もし3年契約を結べばこちらの月額料金が無料となるキャンペーンも行われているため、長期での利用を考えている場合にはお得な内容となっています。
5-2. LTEオプションの加入条件
オプションの加入条件としては、WiMAXを利用している人で、対応した機種を使用している人となります。
通常ではハイスピードモードでの利用となりますが、こちらに加入することによってハイスピードプラスエリアモードについても使用可能となります。
また3年契約に切り替える場合と、auのスマートバリューmineに加入している場合においては、こちらのオプションの加入が無料となります。
条件が揃っていて必要であれば場所を選ばず便利に利用することが可能です。
6.WiMAXのLTEオプションのメリット・デメリット
LTEオプションが必要ではないという人には、加入して使用することによってデメリットが発生することもあります。
またメリットについてもそれぞれ比較しながら説明していきますので、こちらも参考にしてみてください。
6-1.WiMAXのLTEオプションのメリット
こちらのオプションを使用する点での最大のメリットは、あらゆる場所での通信が安定することです。
以下のような環境下である人にとってはメリットとなるため、確認してみてください。
- WiMAXのエリア圏外で通信を多く利用する
- 周囲が建物に囲まれている環境で多く利用する
- 移動や出張などが多い
- 通信の最大速度を向上させたい
WiMAXのエリア圏外でよく利用する場合や、地下鉄などで移動する際に利用する場合などにはケータイ通信の安定した電波を受信することができるため重宝します。
そのためよく移動や出張を行う人にとっては、安定した通信の利用ができるため便利なシステムです。
またルーターの最大速度を上げる使い方もできるなどがメリットとして挙げられます。
6-2. WiMAXのLTEオプションのデメリット
オプションを利用することによって発生するデメリットも存在しています。
もしあまり利用しない場合では、余分な月額料金が加算される他にも気をつけるべき点があるため説明していきます。
- 月内の7GB以上の利用を行った際に通信制限が発生する
- 3日で10GB以上の利用を行った際に、LTEでの通信も遅くなる
- 3年契約での使用をしている場合には解約の際に手数料がかかる
以上のような点についてデメリットがあり、計画的なデータ利用を行わないとハイスピードモードでの通信にも影響を与える事があります。
LTEオプションを使うことで10GBの制限を脱することができるわけではなく、それぞれデータ容量が加算されていく点については注意が必要です。
まとめ
今回はWiMAXとLTEの違いと、オプションへ加入するかどうかについてそれぞれ説明を行っていきましたがいかがだったでしょうか。
ハイスピードモードで安定して使えている方には必要のないオプションとなっていますが、もし移動や出張などで安定した通信利用をしたい方には便利な機能となっています。
基本的には大容量なデータ通信を利用することが目的な場合は、WiMAXのギガ放題を、安定した通信を求める場合にはLTEの利用で安定して利用することが可能です。