久しぶりにWiFiを繋ぎたいと思ったタイミングになって初めて、ユーザー名をすっかり忘れてしまっていたことに気づいたということはありませんか。
普段は何気なく利用しているけれど、初期設定をしたままでWiFiのことはよくわからないという方は多いです。
この記事では、ユーザー名を忘れてしまった場合にユーザー名を確認する方法や、ユーザー名の変更手順についてご紹介します。
特に、ユーザー名の変更についてはインターネットのタダ乗りを防ぐためにも必要なので覚えておきましょう。
さっそく、WiFiのユーザー名についてわかりやすく解説していきますね。
目次
1.Wi-Fiのユーザー名とはSSIDのこと
WiFiのユーザー名とは無線親機(ルーター)を識別するためのもので、SSID(Service Set Identifier)とも呼ばれています。
ユーザー名は自分以外の知らない人にも公開され、たくさんある無線親機の中で、どの無線親機が自分のWiFiなのか判別するために役立っているのです。
ユーザー名の初期設定はルーターごとに決まっており、例えば「pr500-123456-3」というような、最大32文字の英数字で構成されています。
難しく考えずに「自分のルーターにアクセスするために用意された名前」と覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、ユーザー名へアクセスしてWiFiに接続するためにはパスワードが必要です。
パスワードについても簡単に解説しておきますね。
1−1.パスワードとは?
WiFiのパスワードとは、WiFiにアクセスするために必要な鍵のことです。
悪意を持った第三者による不正アクセスを防ぐために、WiFiにはパスワード(セキュリティキー)を設定する必要があります。
通販やお店で買ったりレンタルしたルーターを使用する場合、最初からパスワードが設定されていることが多いです。
初期設定のパスワードは、ルーター本体の側面や底面に貼ってあるシールやルーターの設定画面などで確認することができます。
また、ルーターの設定画面から、自分で任意のパスワードを設定することも可能です。
WiFiのパスワードについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
2.Wi-Fiのユーザー名は変更できるの?
WiFiのユーザー名は、設定画面から簡単に変更することができます。
文字数の制限や特定の記号を使用しないといったルールはありますが、基本的に好きな名前をつけることが可能です。
しかし、ユーザー名は知らない人にも見えてしまうので、本名などの個人を特定できてしまう名前を設定するのはセキュリティ上好ましくありません。
また、トラブルに巻き込まれないために、公序良俗に反した名前をつけることも避けるべきです。
あくまでも、他人から見られる名前だと意識した上で設定しましょう。
3.Wi-Fiのユーザー名を確認する4つの方法
それでは、実際に自分の無線親機に設定されているWiFiのユーザー名を確認するには、具体的にどのような方法があるのでしょうか?
ここでは以下4つの方法をご紹介します。
- Wi-Fiルーター本体
- Wi-Fiルーターの設定画面
- セットアップカード(マニュアル)
- 接続済みのパソコンやスマホ
それぞれわかりやすく解説していきますね。
方法1.Wi-Fiルーター本体
初期設定からWiFiユーザー名を変更していない場合、最も簡単な方法は、自分のWiFiルーター本体に記載されているユーザー名を確認することです。
パスワードと同様に、ルーターの底面や側面に貼ってあるシールに記載されています。
「ユーザー名」という項目ではなく、「SSID」として記載されていることもありますので、注意が必要です。
ルーターは正常に起動しているにも関わらず、ルーターに記載されているユーザー名の回線が見つからない場合は、過去にユーザー名を変更している可能性があります。
方法2.Wi-Fiルーターの設定画面
既に確認したいWiFiに接続している端末があれば、WiFiルーターの設定画面からユーザー名を確認することができます。
ルーターによって異なりますが、設定画面を開くには、
- ブラウザにルーターのアドレスを直接打つ方法
(例えば「192.168.1.1」「192.168.0.1」など) - ルーターの初期設定時にインストールした設定ツール
(バッファロー製であれば、AirStation設定ツールなど)
などの方法があります。
必要なアドレスは、自分が使用しているルーターの公式サイトやマニュアルに記載されています。
無事に設定画面を開くことができたら「無線LAN設定」「無線情報確認」といった名前の項目からSSIDを確認しましょう。
方法3.セットアップカード(マニュアル)
ルーター購入時に付属していたセットアップカード(マニュアル)にも、WiFiユーザー名が記載されています。
メーカーによって「SSID」「ネットワーク名」といったように異なった名称で記載されているケースもありますので、注意が必要です。
初期設定からユーザー名を変更している場合は、こちらの方法で確認することはできません。
WiFiルーターの設定画面か、WiFiに接続済みの端末から確認しましょう。
方法4.接続済みのパソコンやスマホ
WiFiに接続済みのパソコンやスマホを使ってユーザー名を調べる方法もあります。
確認方法はとても簡単で、パソコンやスマホで接続しているWiFiのSSIDを接続設定から確認するだけです。
SSIDはユーザー名のことですから、接続さえしていればすぐに確認することができます。
端末の種類によって操作方法は異なりますが、主な流れは大体一緒です。
例えば、Windowsパソコンであれば、タスクバーの右側のWi-Fiアイコンから確認することができます。
スマホの場合は、設定から「WiFi」の項目を選ぶことでユーザー名が見られるでしょう。
接続済みの端末があるならば、こちらの方法が一番簡単です。
過去にユーザー名を変更していても、問題なく現在のユーザー名を確認することができます。
4.Wi-Fiのユーザー名を変更する方法
それでは、ユーザー名を変更するためにはどのような操作が必要なのでしょうか?
ご利用の端末やルーターごとに方法は異なりますので、ここでは
- Wi-Fiルーターの場合
- テザリング端末の場合
の2つの場面に分けてご紹介します。
4−1.Wi-Fiルーターの場合
WiFiルーター(モバイルWi-Fiを含む)のユーザー名を変更する方法は専用のブラウザを開いて行うのが一般的です。
細かい設定方法は機種によって異なりますが、大まかな流れは以下の通りですので試してみてください。
- iPhone・Android・パソコンをユーザー名を変更したいWi-Fiに接続する
- 設定ツールもしくは専用URLを使い、専用ブラウザを開く
- ルーターの設定画面を開く
- 「無線LAN設定」「Wi-Fi設定」といった項目を開く
- 「SSIDの確認・変更」の項目を開く
- Wi-Fiルーターの再設定を行う以上がWi-Fiルーターのユーザー名を変更する方法です。
専用URLで設定画面を開く時は、ブラウザにルーターのアドレス(たとえば、「192.168.1.1」、「192.168.0.1」など)を入力しましょう。
必要なアドレスはご利用のルーターごとに異なるため、公式サイトかマニュアルでご確認ください。
また、SSID項目名はご利用のルーターごとに異なります。
項目が開ければ、新しいSSIDを入力することで、ユーザー名を変更することができます。
ユーザー名は、半角英数字で入力しましょう。アンダーバー「_」やハイフン「-」以外の記号は対応していないことがあります。
ユーザー名を変更すると、端末とルーターの間の接続が切断されます。
初めてルーターを使った時と同様に、WiFiの利用設定を行う必要があるので覚えておきましょう。
4−2.テザリング端末の場合
テザリング端末(iPhoneやAndroidなど)のユーザー名を変更する方法も覚えておきましょう。
テザリングは、WiFiルーターの代わりにiPhoneやAndroidを利用してWiFiに接続する方法です。
こちらにもユーザー名があるので変更しておくとセキュリティ向上に繋がるでしょう。
『iPhoneの場合』
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「一般」を開く
- 「情報」を開く
- 「名前」を開く
- ユーザー名(〜のiPhone)を変更する
- 「Done」または「完了」を押す
以上がiPhoneのユーザー名を変更する方法です。
『Androidの場合』
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を開く
- 「テザリング」を開く
- 「WiFiテザリング」を開く
- ユーザー名(ネットワーク名)を変更する
- 「保存」を押す
以上がAndroidのユーザー名を変更する方法です。
テザリング機能も、WiFiルーターと同じようにそれぞれユーザー名が用意されています。
より詳しくテザリングについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
5.Wi-Fiのユーザー名を忘れた時の再発行について
WiFiのユーザー名を忘れてしまい、ここまでにご紹介した手段でも確認することができない場合、再発行を依頼することができる場合があります。
各社プロパイダによって方法は異なりますが、主な流れをご紹介します。
5−1.各社プロバイダで再発行できる
まずは、ご利用されているプロパイダのお問い合わせ先に連絡を行い、ユーザー名を忘れてしまったことを伝えましょう。
窓口から、再発行に必要な手続きを案内してもらえます。
一般的に、再発行を行うためには本人確認が必要です。
登録情報などを聞かれることがありますので、これまでに受け取った郵便物をなるべく手元に用意しておきましょう。
また、連絡を行うのは契約者本人であるとスムーズに対応してもらえます。
なお、書面での再発行となる場合には、小額ですが有料(プロバイダ毎に異なる)となってしまうケースもありますので確認してみてください。
再発行を受けた後には、もう一度紛失しないように大切に保管しておきましょう。
5−2.ユーザー名を紛失したときは買い替えなどを検討する
ここまでご紹介した方法で、ユーザー名を確認することも再発行することもできない場合には、残念ですが買い替えや契約サービスを乗り換えるしかありません。
また、ユーザー名を確認して一つしかない時には、そのルーターはかなり古いものですので、買い替えなどを検討する時期だと言えます。
しかし、いきなり新しいものに買い替えるのは抵抗がありますよね。
長く使うものですから、ゆっくり調べて選びたいところですがWiFiがなくて困るケースもあるかと思います。
そんな時はモバイルWi-Fiのレンタルサービスがおすすめです。
例えを1つ挙げると、弊社が運営しているFUJI WiFiでは契約期間の縛りなし、解約金なしでモバイルWi-Fiのレンタルサービスを行っています。
途中解約可能で単月でも利用できますので、短期間だけ必要な方やモバイルWi-Fiを試してみたい方にもおすすめですよ。
もしルーターの買い替えや契約サービスの乗り換えを検討されているようでしたら、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
おすすめのモバイルWi-Fiルーターレンタルサービス
特徴 | |
【FUJI WiFi】 | ・プランが豊富で自分に合ったプランがを選ぶことができる。 ・契約の縛りがないため解約金がかからない。 |
【Pocket Wi-Fi】 | ・安心のSoftBank4GLTE回線を利用できる。 ・月間のデータ通信量が無制限のため、動画をよく見る方などにおすすめ。 |
【Wifiレンタル屋さん】 | ・1日からレンタル可能のため短期間利用したい人におすすめ。 ・自分に合ったデータ通信容量や回線キャリアを選ぶことができる。 |
【AIR-WiFi】 | ・1年契約プランと契約期間の縛りがないプランから自分に合ったプランを選ぶことができる。 ・ クラウドSIMを採用しているため海外でも使うことができる。 |
【それがだいじWi-Fi】 | ・30日間お試しキャンペーンを行っているため、使い心地を確認することができる。 ・契約の縛りがないため解約金がかからない。 |
まとめ
ここまで、WiFiユーザー名とは何なのか、忘れてしまった場合にどのように確認すれば良いのか、またユーザー名を変更する具体的な方法についてもご紹介しました。
WiFiのユーザー名とパスワードは、WiFiを利用していく上でとても重要な情報です。
紛失してしまえば、セキュリティ上のリスクもあります。
再発行を行うこともできますが、まずは無くしてしまわないように、しっかり管理しておきましょう。