新幹線が提供している無料WiFiについてお調べではないでしょうか。
今回は新幹線が提供しているアクセススポットである下記3つを紹介します。
- 東海道・山陽・九州新幹線 Shinkansen Free Wi-Fi
- 北陸新幹線 E7系 JR-EAST FREE Wi-Fi
- 北陸新幹線 W7系 JR-WEST FREE Wi-Fi
どういった車両であれば利用できるか、接続の方法についても詳しく解説していきますよ。
現在は一部の新幹線で利用することができますが、今後も増えていくことが考えられるため是非この機会に一度確認してみてください。
また繋がりやすさやセキュリティ、注意しておくべき点に関しても言及していきますので、もし移動中に利用してみたいという方もぜひチェックしておきましょう。
目次
1.無料WiFiが使える新幹線が便利
新幹線で移動中に動画閲覧や仕事に必要なファイルを送りたいという際には、無線LANが利用できると便利です。
現在は一部の車両で無料のWiFiが提供されており、こちらを利用することで新幹線をより快適に利用することができます。
無料のアクセススポットが利用できる新幹線は3種類あり、
- 東海道・山陽・九州新幹線 Shinkansen Free Wi-Fi
- 北陸新幹線 E7系 JR-EAST FREE Wi-Fi
- 北陸新幹線 W7系 JR-WEST FREE Wi-Fi
となっています。
最初にわかりやすく表にまとめてみました。
スポット | WiFi名 | 接続回数 | 接続可能時間 |
東海道・山陽・九州新幹線 | Shinkansen Free Wi-Fi | 無制限 | 1回30分 |
北陸新幹線 E7系 | JR-EAST FREE Wi-Fi | 無制限 | 1回3時間 |
北陸新幹線 W7系 | JR-WEST FREE Wi-Fi | 無制限 | 約8日間 |
今後も多数の車両で導入されていくことが考えられているため、是非新幹線での無線利用に関してどういった特徴があるかについてチェックしてみてください。
1−1.WiFiが使える車両の調べ方
無線のアクセススポットを利用できる車両に関して、どういった方法で調べることができるかについて解説していきます。
もしこちらで紹介する特徴に当てはまっていれば利用することができるため、新幹線を利用する際には確認してみてください。
Shinkansen Free Wi-Fi
東海道・山陽・九州新幹線で提供されている無線LANスポットは、下記のステッカーが車内に貼られてあれば利用することができます。
また公式のTwitterアカウント(@Shinkansen_WiFi)から、その日のダイヤに合わせてどの車両であれば利用することができるかについても調べることが可能です。
こちらは当日の日中にダイヤ表を用いてつぶやかれるため、もし利用を考えている場合には該当の車両を調べることができるため利便性が高くなっています。
JR-EAST FREE Wi-Fi
北陸新幹線 E7系で提供されている無線LANスポットは、下記のステッカーが車内に貼られてあれば利用することができます。
またこちらのWiFiは新幹線内だけではなく、各地の空港やチケット売り場といった多くの場所で利用することができるため一度登録しておくと便利です。
どういった場所で利用できるかについては、公式の利用ガイドからチェックすることができるため目を通してみてください。
JR-WEST FREE Wi-Fi
北陸新幹線 W7系で提供されている無線LANスポットは、下記のステッカーが車内に貼られてあれば利用することができます。
西日本を中心とした主要の駅でも同じ名義のスポットが提供されているため、こちらを登録しておくことであらゆる場所でスムーズに接続することが可能です。
新幹線だけではなく大阪環状線の特急車両等でも提供されていることがあり、こちらもステッカーが貼られていれば利用することができるため確認してみてください。
2.新幹線の無料WiFiの使い方
新幹線での無線接続方法について、それぞれの提供しているアクセススポットごとに解説していきます。
- Shinkansen Free Wi-Fiの場合
- JR-EAST FREE Wi-Fiの場合
- JR-WEST FREE Wi-Fiの場合
またもし上手く繋ぐことができない場合の対処方法についても併せて紹介していきますので、お困りの際はこちらも試してみてください。
使い方1.Shinkansen Free Wi-Fiの場合
Shinkansen Free Wi-Fiの場合は、以下の手順で接続が可能です。
- 端末の設定から「WiFi」を選択
- 接続可能なSSID一覧から「Shinkansen_Free-Wi-Fi」を選択
- ブラウザを開くと新幹線WiFiのホームページが表示される
- 利用規約に目を通す
- セキュリティレベル等に同意するのチェックボックスにチェックし、インターネットに接続をタップする
- メールアドレスか、各SNSのアカウントで認証を行う画面が出てくるため任意の方法で登録を行う
- インターネットに接続されましたという画面が表示されれば接続完了
こちらの方法で接続をする際に多いトラブルが、インターネットに接続するを選択してから認証画面が表示されないことです。
ページが開けません、セキュリティ保護された接続が確立できません、といった内容の表示が出てきますがこちらは直接URLを入力することで対処することができます。
まずは、「Shinkansen_Free-Wi-Fi」に接続後に以下を入力してみましょう。
- https://www.wifi-cloud.jp/
- https://www.wifi-cloud.jp/jr_c_shinkansen/ja/01/index.html
上記、どちらかにアクセスすることで認証画面が表示されることがあるため、お困りの際は試してみてください。
それでも表示されない場合は、Yahoo!のブラウザから試してみるのも効果的です。
IPアドレスを固定している人はそちらも解除してみてください。
ここまで試せば、接続できるようになるはずです。
使い方2.JR-EAST FREE Wi-Fiの場合
JR-EAST FREE Wi-Fiの場合の接続方法は以下の通りです。
- 端末の設定から「WiFi」を選択
- 接続可能なSSID一覧から「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を選択
- ブラウザを開くとJR東日本のWiFi接続ページが表示される
- 「インターネットはこちらから」を選択し、「さっそく登録する」を選択
- ユーザーエントリーの項目でメールアドレスを入力する
- 確認ページが開いたらセキュリティに関する内容に「同意する」を選択する
- インターネットに接続されましたという表示が出れば接続完了
こちらはブラウザでJR東日本の接続ページが表示されない、といったことがありますがブラウザの更新ボタンを押せば表示されることがあります。
時間帯によっては混み合っていることで接続そのものが上手くいかないことがあるため、時間を置いて接続を試みることが対処方法です。
もし接続できずにお困りの際には上記の対処方法についても試してみてください。
使い方3.JR-WEST FREE Wi-Fiの場合
JR-WEST FREE Wi-Fiの場合の接続方法は以下の通りです。
- 端末の設定から「WiFi」を選択
- 接続可能なSSID一覧から「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」を選択
- ブラウザを開くとJR西日本の認証画面が表示される
- 「上記に同意の上インターネットを接続する」という項目を選択
- メールアドレスかSNSのアカウントによって認証を行うことができるため、任意の項目を選択
- メールアドレス・アカウント名のどちらとパスワードを入力し、「連携アプリを認証」を選択
- セキュリティー対策に関する項目が表示されるため、内容に目を通した後「同意する」を選択
- JR西日本の無線アクセススポットホームページが表示されれば接続完了
もし認証されないといった場合は、JR西日本の画面から「ゲストコード取得」を選択することで対処可能です。
こちらは空メールを送信するかQRコードを読み取ることから「ゲストコード」を取得することができ、認証に利用することができます。
3.新幹線の無料WiFiの利用制限を知ろう
新幹線での無線スポット利用には、気をつけておくべき制限についても存在しているためそれぞれ解説していきます。
最初に利用制限について表でまとめてみました。
WiFi名 | 接続可能回数 | 接続可能時間 |
Shinkansen Free Wi-Fi | 無制限 | 1回30分 |
JR-EAST FREE Wi-Fi | 無制限 | 1回3時間 |
JR-WEST FREE Wi-Fi | 無制限 | 約8日間 |
それぞれわかりやすく解説していきますね。
通信速度に関して、どの程度であれば快適に使うことができるかについても紹介していきますのでこちらも参考にしてみてください。
3−1.Shinkansen Free Wi-Fiの場合
こちらの接続回数に関しては、一日無制限で何度でも接続することが可能となっています。
ただし一度で利用できる時間が30分となっており、こちらの時間を過ぎた場合は再度認証画面による接続が必要となるため注意しておきましょう。
登録に関しては最初の登録から21日が経過した時点で、再度登録が必要となってくるため気をつけておく必要があります。
また大規模な災害があった場合は登録の手続きなしで接続することが可能です。
通信速度は下り2Mbps程度と、一般的なホームページの閲覧は可能ですが動画等の視聴は快適とまでは言えないことが多くなっています。
利用者の数によって速度が変動する点、大きなファイルのダウンロードを行うと128Kbpsの速度制限が課せられる点にも注意して利用を行いましょう。
3−2.JR-EAST FREE Wi-Fiの場合
こちらの接続回数に関しては、一日無制限で何度でも接続することが可能となっています。
ただし、一度で利用できる時間は3時間となっており、こちらの時間を過ぎた場合は再度認証画面による接続が必要となるため気をつけておきましょう。
元々外国人観光客のためのサービスとなっていますが、日本人であっても利用すること自体は問題ありません。
通信速度に関しては下り速度10Mbps以上出ることもあれば、1Mbps以下であることもあり、利用者によって大きく変動するため安定しないと言えます。
利用者が少ない状況であれば快適に動画を視聴することもできますが、トンネル内等では途切れる可能性があるといった点についても注意が必要です。
3−3.JR-WEST FREE Wi-Fiの場合
こちらの接続回数、接続可能時間に関しては、公式での記載はありません。
一度登録を行うことで8日間は登録無しで利用することができますが、こちらの期間を経過した場合には再度登録を行って認証する必要があるため注意が必要です。
また外国人観光客向けとされていますが、日本人であっても利用すること自体は問題ありません。
通信速度に関して、乗車している他の客への影響を考慮して大容量のデータ通信を行う際には快適に利用できない旨の記載があるため気をつけておきましょう。
実測値に関しては他の利用者の影響を受けやすくなっていますが、1Mbps程度と通常のブラウザ閲覧等であれば問題ないことが多いです。
また大災害時には登録なしで誰でも接続して利用することができます。
4.新幹線の無料WiFiのセキュリティは万全?
新幹線で利用できるWiFiに関しては、多くのフリースポットと同様にセキュリティに対する対策や暗号化がされていない場合が多いです。
そのため個人情報に関わる内容の入力、インターネットショッピング等は控えておくことが無難となっています。
VPN接続や通信保護されたホームページを閲覧するといった自衛手段が特に有効となっているためこちらも参考にしてみてください。
また大規模な災害時にはそもそも基地局にトラブルが発生していたり、多くの利用者がいることが考えられるため繋がらない、繋がりにくいことがあります。
利用する際には緊急の連絡等にとどめておくといった、他の利用者に迷惑がかからないような配慮をすることも重要です。
まとめ
今回は新幹線で利用することができる無線WiFiについて、どういった種類があるかや接続方法に関して解説していきました。
セキュリティに関する危険性や他の利用者からの影響も受けやすくなっているため、可能であれば自身でモバイルルーターを持参した方が快適に利用することができます。
ただし今後も多くの新幹線で導入されていく予定があり、緊急時にも役立つアクセススポットとなっているため万が一の際には利用できるように把握しておくようにしましょう。