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Wi-Fiに繋ぐLANケーブルの選び方を【徹底】解説! 抑えるポイントは4つ

2024.10.15

WiFi(無線LAN)ではなく、LANケーブル(有線LAN)で通信したいとお考えですね。

有線LANでの接続はセキュリティや通信が安定していますが、LANケーブルの選び方を間違えると有線LANの良さを生かせません。

そこで、今回はWiFiルーターに繋ぐLANケーブルの選び方を解説します。

自分に合ったLANケーブルを選択して、有線LAN接続の良さを生かした通信環境にしましょう。

1.Wi-Fiを有線LANに繋ぐメリット

WiFiを有線LANに繋ぐメリット

WiFiを有線LANにつなぐメリットは、通信性の安定やセキュリティの向上が挙げられます。

WiFiを利用するときにデメリットと感じるところを、有線LAN接続はカバーできるのです。

もし、WiFiを使っていて、もっと通信性を安定させたかったり、セキュリティを向上させたかったりするのであれば、有線LANに接続してインターネットを使うべきです。

有線LANについて詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してください。

無線LAN(Wi-Fi)の有線接続は可能! それぞれの接続方法を詳しく解説!

LANケーブルの選び方について次の章で確認していきましょう。

2.Wi-FiにつなぐLANケーブルは使用状況で選ぼう

WiFiにつなぐLANケーブルは使用状況で選ぼう

一概にLANケーブルといっても、様々な種類が存在します。

今回はポイントを4つに絞って見ていきましょう。

  1. カテゴリー
  2. LANケーブルの形状
  3. 長さ
  4. 内部の形状

下記で詳しく解説します。

ポイント1.カテゴリー

LANケーブルを選ぶときには、まずカテゴリーのチェックをしてください。

カテゴリーとは、LANケーブルの通信速度や周波数などを表した規格です。

カテゴリーは数字とアルファベットの組み合わせで表され、数字が大きくなるほど通信速度が上がり、伝送帯域が広がります。

おすすめのカテゴリーはCAT6です。

近年では光回線の速度が上がっているので、最低でもカテゴリー5e以上にする必要があります。

ゆくゆくは次世代の接続方式10ギガビットイーサネット(以下10GbE)の利用を考えている人は、10GbEに対応しているLANケーブルCAT6Aの購入が良いでしょう。

しかし、カテゴリーが大きければ良いというものではありません。

現在はCAT8まで出ていますが、CAT7・8を使用するには特別な工法、アース(機能用接地)が必要になるので注意しましょう。

アースをとらなかった場合、ノイズが溜まり逆に速度低下を招きます。

以上の理由とコスパの面から、CAT6がおすすめです。

ポイント2.LANケーブルの形状

一般家庭で使われるLANケーブルの形状は主にスタンダード、スリム、フラットの3つです。

  スタンダード スリム フラット
配線のしやすさ
強度
ノイズ

下記で詳しく見ていきましょう。

スタンダード

いわゆる昔ながらのLANケーブルです。

ケーブル直径が大きいため、安定した通信が行えます。

しかしケーブルがスリムやフラットタイプに比べて、取り回ししづらいというデメリットがあるので気を付けましょう。

スリム

スタンダードよりもケーブル直径が小さく、柔らかいので配線しやすいのが特徴です。

狭い場所での配線に向いています。

強度や、ノイズはスタンダードに比べて劣るので注意しましょう。

フラット

ケーブルの形状が、きしめんのように平べったい形になっているものです。

ドアの隙間など高さを出したくない時に向いているLANケーブルになります。

スリムと同様にフラットタイプも強度や、ノイズはスタンダードに比べて劣るので注意しましょう。

ポイント3.長さと内部の形状

LANケーブルを選ぶ際には、ケーブルの長さも重要です。

短過ぎては機器に接続できませんし、長過ぎると余ったケーブル同士で干渉してノイズの発生源になりかねません。

長さによって価格も変わるので使用状況に合わせた長さを選ぶようにしましょう。

ポイント4.内部の形状

基本的にLANケーブル内は8本の銅線が入っています。

8本の銅線がそのような状態で入っているかで「単線」か「より線」かに分かれるのです。

それぞれ確認しましょう。

単線とは

ケーブル内に太い銅線1芯が8本入っているのが「単線」です。

太い銅線が8本束ねられているので、曲げづらいですが丈夫で安定した通信が期待できます。

より線とは

7本の細い銅線をより集めて1芯となり、その芯が8本分入っているのが「より線」です。

より線の方が銅線の数が多いですが、細いので柔らかく、取り回しがラクになります。

しかし単線に比べて、耐ノイズ性能が劣ってしまうのがデメリットです。

スリムタイプやフラットタイプの多くが、より線タイプになります。

どちらを選択する?

性能では単線に軍配が上がりますが、より線の方が使いやすいでしょう。

エレコムでは、20メートル以上は単線、20メートル以下はより線を推奨しています。

自分が配線したい状況に合わせて選択しましょう。

3.Wi-Fiルーターに接続するおすすめLANケーブル

WiFiにつなぐLANケーブルは使用状況で選ぼう

ここからはWiFiルーターに接続するおすすめLANケーブルを3つ紹介します。

  1. エレコム LANケーブル CAT6A LD-GPATBUシリーズLD-GPAT/BU05
  2. サンワサプライ CAT6LANケーブル(フラット・0.5m・ホワイト)LA-FL6-005W
  3. エレコム LANケーブル CAT6A 0.5m LD-GPASST/BU05

上から順にスタンダードタイプ、フラットタイプ、スリムタイプそれぞれでおすすめのLANケーブルを挙げました。

順番に確認しましょう。

おすすめ1.エレコム LANケーブル CAT6A LD-GPATBUシリーズLD-GPAT/BU05

エレコム LANケーブル CAT6A LD-GPATBUシリーズLD-GPAT/BU05

メーカー エレコム
品番 LD-GPAT/BU05
※商品ページにジャンプします
公式URL エレコム公式サイト
価格 980円(税込)

次世代10GbEに対応したスタンダードタイプのLANケーブルです。

安定した通信を重視する人におすすめします。

これから普及してくる10GbEに対応しているので、長く使うことが可能です。

隣合うケーブル間のノイズを防いでくれるので、複数のLANケーブルを敷設する場合にもおすすめできます。

1000回の折り曲げ検査に合格しているので、曲げの耐久性は安心して良いでしょう。

普通の使い方をしていれば絶対に折れないという触れ込みのツメも安心して利用できるポイントです。

おすすめ2.サンワサプライ CAT6LANケーブル(フラット・0.5m・ホワイト)LA-FL6-005W

サンワサプライ CAT6LANケーブル(フラット・0.5m・ホワイト)LA-FL6-005W

メーカー サンワサプライ
品番 LA-FL6-005W
※商品ページにジャンプします
公式URL サンワサプライ公式サイト
価格 390円(税込)

こちらはフラットタイプのLANケーブルになります。

カーペットの下や、戸の隙間に這わせたい人におすすめです。

外皮も丈夫で、引き戸の隙間などに配線しても劣化することなく利用できると言われています。

部屋から部屋間の配線は、安心して這わせられるでしょう。

カラー展開もしていて、黒・青・白の3つから選択できます。

部屋の配線状況によってカラーの選択が出来るのは使いやすいですね。

おすすめ3.エレコム LANケーブル CAT6A 0.5m LD-GPASST/BU05

エレコム LANケーブル CAT6A 0.5m LD-GPASST/BU05

メーカー エレコム
品番 LD-GPASST/BU05
※商品ページにジャンプします
公式URL エレコム公式サイト
価格 880円(税込)

ケーブル直径が3ミリという極細のLANケーブルです。

狭い箇所で配線を考えているにおすすめの商品になります。

かなり細いので、狭い場所での取り回しでも苦労しないでしょう。

細いと耐久性が不安ですが、1000回の折り曲げ検査に合格しているので、耐久性も保証されています。

燃えにくい素材を利用しているので安全性も高いケーブルです。

こちらも10GbEに対応したモデルですので、長く利用できるでしょう。

接続部分も工夫が凝らしてあり、コネクタが従来よりも小ぶりです。

4.Wi-FiルーターとLANケーブルを接続する際の注意点

WiFiルータとLANケーブルを接続する際の注意点

WiFiの設定よりも単純ですが、WiFiルーターとLANケーブルを接続するときには注意する点があります。

以下の3つです。

  1. 長距離配線時には長さに注意しよう
  2. 古いLANケーブルは使用しない
  3. 接続順序を遵守する

詳しく確認していきましょう。

注意点1.長距離配線時には長さに注意しよう

一軒家などの広い場所でWiFiのかわりにLANケーブルを利用しようと考えている人はケーブルの長さに注意してください。

一般的に、100メートルの敷設までは理論値上大丈夫だといわれています。

実際には、夏季などの高温状態での導通抵抗の増大を考慮すると、80mまでが安全な範囲といわれているので注意しましょう。

注意点2.古いLANケーブルは使用しない

光回線の速度が上がっているのに、自宅にある古いLANケーブルを使用しては意味がありません。

WiFiルーターにLANケーブルを接続するときは、カテゴリーの確認を必ずしましょう。

カテゴリーが低いLANケーブルは、速度も下がり伝達できるデータの量も少なくなります。

高速光回線を契約していても、古いLANケーブルを利用すると満足いく速度が出ません。

CAT5e以下のLANケーブルの使用は控えましょう。

安価な古いLANケーブルは、外皮の劣化が進んでいる可能性があります。

カテゴリーが5eでも経年劣化でノイズが発生し、速度低下を引き起こす可能性があるのでなるべくLANケーブルは新調しましょう。

注意点3.接続順序を遵守する

今回はパソコンをLANケーブルで繋ぐ方法をお伝えします。

最初にWiFiルーターにLANケーブルの差込口があることを確認しましょう。

LANケーブルでつなぐ方法は以下の通りです。

  1. WiFiルーターなどのネットワーク機器の電源を落とす
  2. パソコン本体の電源を落とす
  3. パソコン本体の電源供給ケーブルを全て外す
  4. パソコン→WiFiルーターの順にLANケーブルを挿す
  5. ネットワーク機器の電源を入れる
  6. パソコン本体の電源供給ケーブルを挿す
  7. パソコンの電源を入れる

以上がLANケーブルでパソコンを繋ぐ方法です。

最近はパソコンの設定が常時接続設定になっている場合が多いので、LANケーブルを挿し込めばすぐにインターネットの利用が可能です。

PPPoE環境の場合は始めに接続設定が必要になります。

その際にはプロバイダーから付与されたユーザー名・パスワードが必要になるので用意しておきましょう。

まとめ

まとめ

LANケーブルを選ぶ際に重要なポイントはカテゴリー・ケーブル形状・長さ・内部形状の4つです。

自分の使用状況と照らし合わせて、ぴったりのLANケーブルを購入してください。

合わないLANケーブルを選んでしまうと、満足いく通信状況になりません。

何度も買わなければならない状況になる前に、最初からしっかりと選んで購入するがおすすめです。

ポイントを押さえたLANケーブルで、安定した通信状況を手に入れましょう!

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