「自宅でWiFiを使いたいけど、導入の仕方が分からない」
「光回線を使ってるけど、もっと節約できる方法が知りたい」
あなたはこのようにお考えではありませんか?
実は、人によって自宅に導入するべきWiFiは異なるのです。
この記事では、生活スタイルに合ったWiFiの導入方法について、メリット・デメリットを含めて詳しく紹介します。
初心者にもわかりやすく、導入方法によって異なる契約の流れについても触れていきますよ。
ぜひ今回の内容を参考にして、あなたの自宅にピッタリ合うWiFiを見つけてくださいね。
目次
1.自宅にぴったりなのはどれ?代表的なWiFiの種類と契約方法
自宅に導入できる代表的なWiFiは、次の3種類です。
- 光回線をWiFiルーターに接続してWiFiとして活用する方法
- ホームルーターでWiFiを利用する方法
- モバイルWi-FiでWiFiを利用する方法
最初に表でそれぞれの特徴、メリット・デメリット、契約先の例を見ていきましょう。
※表は横にスクロールできます
WiFiの種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 契約先の例 |
光回線 | 家族やオフィスでの使用に最適 | 速度・安定性ともに最高水準 | 自宅でしか使えない WiFiルーターを準備するのに手間がかかる |
auひかり docomo光 NURO光など |
ホームルーター | コンセントに差し込んで使う | コンセントに差し込むだけで簡単 | 時間帯によって速度が遅くなる | WiMAX HOME ソフトバンクAir SpeedWiFi HOMEなど |
モバイルWi-Fi | 携帯性が良く、充電して持ち運べる | 外出先でもWiFiが使える | 場所によって速度や安定性に欠ける | WiMAX FujiWiFi auなど大手キャリア |
表だけでは分からないことも多いかと思います。
ここからは詳しく、光回線、ホームルーター、モバイルWi-Fiの順に、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて見ていきましょう。
1-1.光回線
光回線とは、現在主流となっているインターネット回線のことです。
光回線が多くの方に選ばれている理由には、主に次の3つがあります。
- 現在提供されているネットサービスのなかで、最も通信速度が速い
- 通信の安定性が高く、快適に通信できる
- 光回線は通信容量が無制限なので、トータルな通信料を抑えることができる
とくに家族住まいの自宅やオフィスといった、複数人がネットに同時接続する環境で光回線の導入が最適です。
実際に、光回線利用者の8割以上が光回線をWiFiとして活用しているという調査もあります。
光回線を提供する会社は100を超えますが、主な契約先としてはauやソフトバンク、docomoといった大手ケータイキャリアや、BIGLOBEやSo-netなどのプロバイダ会社が一般的です。
続いては、光回線をWiFiにすることのメリット・デメリットについて詳しく確認しましょう。
光回線をWiFiにすることのメリット
すでに少し触れましたが、光回線をWiFiにすることのメリットは複数人が同時接続できるという点です。
光回線は非常に強い回線なので、WiFi電波として複数の機器で使用しても充分実用に耐えられます。
スマホやタブレットといった電子通信端末を、いつでもどこでも誰でも無制限にネット回線に接続できるというのは、大変大きなメリットといえるでしょう。
また最近では、テレビや自動掃除機といった家電のなかにもWiFiに接続することで便利に使用できるものが増えています。
接続方法も簡単で、LANケーブルをWiFiルーターに接続して少し設定をするだけです。
以上のことから、家族暮らしの自宅や大勢の社員がパソコン仕事を行うオフィスにとって、光回線は最適な選択肢といえます。
光回線をWiFiにすることのデメリット
一方、光回線を選ぶことでむしろデメリットを被る方もいます。
たとえば、以下の2パターンに当てはまる方にとっては、光回線はあまりお得とはいえません。
- インターネットをあまりしない方
- 一人暮らしの方
なぜなら、無制限に通信ができるという光回線の優れた特徴が活かされないからです。
インターネットをあまりしない方は、スマホのプランから通信容量の大きなものを選べば充分かもしれません。
また、一人暮らしの方はモバイルWi-Fiを持ち歩いた方がお得で便利にWiFiが使えます。
あるいは、次に確認するホームルーターの方が自宅に合っているという方もいらっしゃるはずです。
1-2.ホームルーター
ホームルーターとは、機器をコンセントに接続するだけで使えるようになるWiFiのことです。
一般的なサイズは、高さが20cm前後、横と縦の長さが10cm前後と、WiFiルーターやモバイルWi-Fiよりは少し大きめのサイズ感となっています。
契約先としては、ソフトバンクエアーを提供するソフトバンクや、Speed Wi-Fi HOMEを提供するWiMAXなどが一般的です。
次に、ホームルーターのメリット・デメリットについて確認しましょう。
ホームルーターのメリット
ホームルーターのメリットは、何といっても導入の手軽さです。
光回線を導入する場合は、開通工事の予約を取ってさらに立ち会わなければなりません。
シーズンによっては、一か月以上待たされることもあるようです。
しかしホームルーターであれば、開通工事や開通費用が不要で、機器が届いた当日にコンセントに接続するだけで即使用できます。
また、ホームルーターは電波が届く範囲が広く、マンションはもちろんのこと2階建ての一戸建てでの使用も可能です。
その範囲は、約50m~60mにも及びます。
モバイルWi-Fiの電波が約20mの範囲にしか届かないことを考えると、これも大きなメリットの1つといえます。
結論としては、広い自宅に住んでいてかつ手間をかけずにWiFiを導入したい方に向いているといえるでしょう。
ホームルーターのデメリット
ホームルーターの最大のデメリットは、持ち運びができないという点です。
ホームルーターは、自宅の住所でコンセントに差して使用することを前提として作られています。
そのため、職場や友達の家といった自宅の住所以外の場所で使用するのは、規約違反となるのです。
持ち運びを前提として検討する方は、ホームルーターではなくモバイルWi-Fiを選びましょう。
また、通信制限があるという点も気づきづらいデメリットの1つです。
たとえば、ギガ放題プランという名前のプランがあります。
一見無制限に通信できるように見えるプラン名ですが、実際には3日間で10GBを超える通信を行うと通信制限がかかるのです。
とくにYouTubeが好きな子どもがいる家庭などは、3日間で10GBを超える可能性があります。
通信制限がかかると通信速度は約1Mbpsまで制限されてしまうため、複数のスマホやタブレットで動画を観るような高負荷な通信はできません。
デメリットから考えると、がっつりインターネットを使いたい一人暮らしの方や、動画が好きな子どもがいる家庭などには向いていない選択肢といえるでしょう。
逆に、インターネットのライトユーザーにはとことんおすすめできる選択肢といえます。
1-3.モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiとは、充電式のバッテリーで駆動するWiFi端末のことです。
一般的にはモバイルWiFiルーターや、単にモバイルルーターとも呼ばれています。
一般的なスマートフォンよりも一回り小さいサイズ感で、携帯性は抜群。
充電しておくだけでどこへでも持ち運びができるのが、最大のメリットです。
また、一般的な契約先としては、WiMAXやソフトバンクなどがあります。
とくにWiMAXのモバイルWi-Fiは通信速度が速く、月額料金も安いと評判です。
続いては、モバイルWi-Fiのメリット・デメリットについて確認しましょう。
モバイルWi-Fiのメリット
モバイルWi-Fiは、一人暮らしの方や仕事で外へ出る機会が多い方に最もおすすめできます。
というのも、すでに触れた通り、モバイルWi-Fiには持ち運びができるという最大のメリットがあるからです。
たとえば一人暮らしで光回線を契約していても、学校や仕事で自宅を空けている間は使用できません。
しかしモバイルWi-Fiなら、学校で好きなだけ調べ物をしたり、外回りの空き時間にパソコン仕事をしたりすることができるのです。
また、ホームルーター同様に、届いた当日にすぐ利用できる点も優れています。
設定は基本的にパスワードを打ち込むだけなので、ネット周りに疎い方も安心です。
モバイルWi-Fiのデメリット
モバイルWi-Fiは、逆に複数人での使用には向いていません。
なぜなら、同時接続可能数がそこまで多くないうえに、場所や時間帯によっては通信速度が大きく落ちてしまうことがあるからです。
また、電波の届く範囲もそう広くなく、2階建ての一戸建てといった広い環境ではそもそも通信が不可能となってしまいます。
契約する前は、あくまで自分用としての使用を想定するようにしましょう。
ここまでは、人によって適切なWiFi導入の仕方が異なることを確認してきました。
続いては、契約のステップ及び流れについて確認していきます。
契約前に流れを把握していれば、安心して自分に合ったWiFiを吟味することができますよ。
2.光回線でWiFiを契約する3STEP
光回線でWiFiを契約する場合のステップは、以下の3つです。
- プロバイダとの契約
- 工事の立ち合い
- WiFiルーター設置
順に確認しましょう。
STEP1.プロバイダとの契約
まずは、光回線を契約します。
さまざまな種類がありますが、基本的には自分のスマホキャリアが扱っている光回線を選ぶのがよいでしょう。
キャリア各社はスマホ割に大きな力を入れており、スマホ一台当たりの月額料金が1000円割引されるなど、大変インパクトのある割引が受けられるのです。
特に家族みんなが同じキャリアで契約している場合などは、この方法が最もお得になります。
光回線を選んだら、次はプロバイダとの契約です。
インターネットに接続するためにはプロバイダとの契約が必須なので、注意しましょう。
プロバイダにもさまざまな種類がありますが、プロバイダ業の実績が豊富である大手プロバイダ会社のサービスを選ぶと安心です。
STEP2.工事の立ち合い
プロバイダ契約も済んだら、次は光回線の開通工事です。
光回線の開通工事には、基本的に立ち合いが必要となります。
工事が完了したら、次はWiFiとして活用するための準備です。
開通工事の詳しい料金や内容については、下記の記事が参考になりますよ。
STEP3.WiFiルーター設置
開通工事が済んだら、WiFiルーターとLANケーブル、さらにスマホやタブレットなどの電子通信端末を準備しましょう。
WiFiルーターの電源プラグをコンセントにさし、モデムとWiFiルーターをLANケーブルで接続すれば基本準備はOKです。
最後に、WiFiルーターの側面や底面に記載されているSSID(ネットワーク名)と、暗号化キー(パスワード)を確認し、電子通信端末の方で記載通りのパスワードを入力すれば設定が完了。
晴れて、WiFi環境の完成です。
3.ホームルーターでWiFiを契約する2STEP
次はホームルーターでWiFiを契約する流れです。
主に、以下の2点があります。
- プロバイダとの契約
- ホームルーター設置
それぞれ順番に確認しましょう。
STEP1.プロバイダとの契約
ホームルーターを取り扱っているプロバイダとの契約です。
契約先はWiMAXやソフトバンクなどが主で、サービスの質も高いためこれらを選んでおけば間違いはありません。
ただ、代理店を介して契約することでより大きな恩恵が得られる場合があるため、代理店選びに注意しましょう。
代理店によっては、大きなキャッシュバックが受けられたり、月額料金、本体料金の大幅な割引があったりします。
場合によっては、総額5万円もお得になるケースもあるのです。
プロバイダ選びはもちろんそうですが、代理店選びも事前にしっかりと確認する必要があります。
多くの条件を比較し、最適なプロバイダと代理店を見つけましょう。
STEP2.ホームルーター設置
すでに触れた通り、ホームルーターは手軽さがウリです。
電源プラグをコンセントに差すだけで使用できるので、届いたらさっそく試してみましょう。
4.モバイルWi-FiでWiFiを契約する2STEP
最後は、モバイルWi-FiでWiFiを契約する流れについてです。
モバイルWi-Fiの契約には、以下の2つのステップがあります。
- プロバイダとの契約
- モバイルWi-Fi設置
それぞれ順に確認しましょう。
STEP1.プロバイダとの契約
モバイルWi-Fiも、まずはプロバイダとの契約です。
ネットから申し込めば、店舗に立ち寄る必要もないため非常に便利。
ただし、クレジットカードのない方は契約できない可能性もあります。
契約先としては、WiMAXやソフトバンク、その他大手キャリアのものが主流です。
なかでもWiMAXは特に通信速度が速いとされています。
STEP2.モバイルWi-Fi設置
モバイルWi-Fiの設置は、充電して設定するだけです。
充電プラグをコンセントに差し込んで電源をオンにし、あとは同梱されたカードや本体の裏に記載されたSSIDと暗号化キーに従って選択、入力すればWiFiが使えるようになります。
モバイルWi-Fiの接続方法について知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
WiFiを自宅で契約する方法は、光回線、モバイルルーター、ホームルーターの3種類があります。
家族の人数や生活のスタイルによって最適なWiFi環境は変化してくるので、自分や自分の家族に合う契約を選択しましょう。
そして、安くて快適なWiFiを自宅で活用してくださいね。