\24時間受付中/

お申込みはこちら

Category: Wi-Fi

WiFiでウイルスに感染する4つの原因と対処法まとめ

2019.12.05

パソコンやスマホを使っていて何としてでも避けたいのが「ウイルス感染」ではないでしょうか?

端末が故障したり、個人情報が流出したりと大きなリスクを伴うウイルスですが、実はWiFiでもウイルスに感染することがあります。

今回は、WiFiでウイルスに感染するとどうなるのか、WiFiでウイルスに感染する原因などを徹底的に解説しています。

ウイルスが原因で多大な被害を受けないためにも、今回の記事を参考に万全の備えをしてくださいね。

1.WiFiでもウイルスに感染する恐れがある

WiFiでもウイルスに感染する恐れがある

結論から言うと、WiFiでもウイルスに感染することがあります。

よくある誤解として、

「有線LANならウイルスに感染するけれど、WiFiはルーターを通るのでウイルスは除去される」

「パソコンはウイルスに感染するけれど、WiFiを主に使うスマホなら安全」

というものがあります。

しかし、実際にはWiFiの電波にもウイルスが感染しているケースはありますし、スマホを攻撃目標としたウイルスも多数報告されているのが現実です。

ウイルスに感染した場合の危険性は後で詳しくご説明しますが、「個人情報の流出」や「デバイスの乗っ取り(遠隔操作)」など犯罪に巻き込まれてしまうようなケースもあります。

もう一度繰り返しますが、「WiFiでもウイルスに感染する」というのを肝に銘じておいてください。

すぐに対処を知りたい人は5.WiFiがウイルスに感染した時の対処法まで読み飛ばしましょう。

2.WiFiでウイルスに感染した場合の危険性

WiFiでウイルスに感染した場合の危険性

さて、WiFiの電波を通じてウイルスに感染するとどのような危険性があるのでしょうか?

ウイルスに感染した場合の危険性には以下の5つです。

  1. 個人情報の流出
  2. デバイスの乗っ取り(遠隔操作)
  3. 詐欺サイトへの誘導
  4. 金銭被害
  5. 盗聴・盗撮

パソコンだけでなく、スマホにも関係のあるお話ですので「パソコンは使わない」という方も読んでおいてくださいね。

2−1.個人情報の流出

端末がウイルスに感染して真っ先に心配なのが「個人情報の流出」です。

パソコン、スマホはユーザーの情報が詰まった個人情報の宝庫ともいえます。

これらの端末がウイルスに感染すると、個人情報が外部に流出して知られたくないことを知られる危険性があります。

また、住所や勤務先の情報が流出してしまうと、悪意のある人物に居場所を知られてしまうのも危険な例です。

2−2.デバイスの乗っ取り(遠隔操作)

ウイルスに感染してデバイスを乗っ取られてしまうと、自分のアカウントを他人に見られてしまったり、遠隔操作で勝手に書き込みなどをされてしまう危険性があります。

数多くあるSNSのいずれも該当するため、SNS全般を利用している人は注意が必要と言えるでしょう。

SNS上の友人に勝手に接触されるなど、人間関係さえ失うケースもある危険な被害を受けることもあるので注意してみてください。

2−3.詐欺サイトへの誘導

ブラウザを使ってインターネットを見ていたら、突然別のサイトに飛ばされてしまった…。

このように、詐欺サイトへ誘導されるのもWiFiでウイルスに感染する危険性の一つです。

契約する気がないサービスに勝手に登録されて、多額の金銭を要求されて思わず支払ってしまうなどの事例があります。

悪質なサイトへ移動した時にウイルスが端末に入り込むことがあるので疑ってみてください。

2−4.金銭被害

ウイルス感染によってクレジットカードのデータが流出してしまうと、気が付くと限度額いっぱいまで使われてしまうことがあります。

「クレジットカードを落とした」というケースではなくなったことに気づきやすく、事前に利用を止めることも容易です。

しかし、スマホなどに登録していたデータの流出は発覚も遅れ、実際に請求が来て被害に気づくこともあります。

このような金銭面での被害もウイルス感染によって引き起こされるものです。

2−5.盗聴・盗撮

最近増えてきているのが、ウイルスがスマホのカメラや電話アプリにアクセスすることで盗聴・盗撮の被害が起きているというケースです。

スマホは部屋の真ん中に置かれることもよくあるので、家中の会話や物音を聞かれてしまうケースも。

このような、遠隔操作による盗聴・盗撮もWiFiからのウイルス感染で起こると知っておきましょう。

3.ウイルスに感染しているかの確認方法

ウイルスに感染しているかの確認方法

さて、ここまで読んだみなさんも「自分のパソコンやスマホがウイルスに感染していないか」心配になったのではないでしょうか?

ここでは、ウイルスに感染しているかを確認する方法を以下3つ紹介していきます。

  1. ウイルスバスターなどのセキュリティソフトを使う
  2. SNSのログインを試す
  3. 挙動を思い返してみる

ぜひ一度感染の有無を確かめておきましょう。

方法1.ウイルスバスターなどのセキュリティソフトを使う

ウイルス感染の有無を確認する代表的な方法が、セキュリティソフトを使うというものです。

パソコンのユーザーであれば誰でも一度は聞いたことのある「ウイルスバスター」を例に使い方を紹介したいと思います。

『ウイルスバスターの使い方』

  1. ソフト・アプリをインストール
  2. ウイルスの情報を最新のものに「アップデート」
  3. 「検索開始」をクリックし、ウイルス感染の有無を確認
  4. (ウイルスが見つかった場合)隔離されたファイルを削除

この他のソフト・アプリも基本的にはこの流れです。

ウイルスバスターには他にも「迷惑メール対策」や「有害サイト対策」など、ウイルス感染の原因への対策を個別に行えるというのも特徴といえるでしょう。

「ウイルスバスター」は有料ですので、まずは無料のウイルススキャンを使ってみたい方は上記のサービスを試してみてはいかがでしょうか。

方法2.SNSのログインを試す

SNSで自分のアカウントにログインできるかを試すことでウイルス感染の有無が分かることがあります。

スマホなどでウイルスに感染した場合、乗っ取りによるIDやパスワードの変更があるためです。

もしも、自分のアカウントなのにIDやパスワードを入力してもログインできない場合は、既にウイルスの持ち主によってアカウントを奪われてしまった可能性があります。

このようなケースではSNSの運営に連絡してアカウントを止めてもらうようにしましょう。

方法3.挙動を思い返してみる

「そういえば最近なんだかスマホの調子が悪いな…」というように挙動を思い返してみてウイルスの感染が発覚することも多いです。

例えば、普段ならスマホの電源を付けっぱなしなのに再起動を何度も繰り返していたりしませんか?

ウイルスに感染すると端末の動きが悪くなるので、「単に調子が悪いのかな?」と思って再起動をしがちになります。

一度や二度ならともかく、何度も繰り返すとなるとウイルスの症状が出ていることを疑うべきでしょう。

他に「頻繁にフリーズしてしまう」、「動作が異常に遅い」を加えた3点がウイルスに感染した時の代表的な症状です。

最近の挙動を思い返して、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

4.WiFiがウイルスに感染する原因

WiFiがウイルスに感染する原因

次に、普段使っているWiFiがウイルスに感染してしまう原因を以下4つに分けて解説します。

  1. フリーWiFiの接続
  2. ホームページの閲覧
  3. アプリのインストール
  4. ルーターの感染

WiFiがウイルスに感染すると、その回線を利用した端末までウイルスに晒されてしまうため二次被害を引き起こす危険性があるので注意しましょう。

原因1.フリーWiFiの接続

まず、WiFiがウイルスに感染する原因の一つにフリーWiFiの接続が挙げられます。

どのような経路で感染するかというと、「フリーWiFiに接続したスマホがウイルスに感染」→「そのスマホでWiFiに接続することで感染が広がる」というものです。

最近はどこでもフリーWiFiを利用できる環境が増えてきました。

しかし、フリーWiFiはセキュリティ対策の甘いものも多く、ウイルス感染の原因となってしまいます。

フリーWiFiに繋いだスマホがウイルスに感染することで、自宅のWiFiにまでウイルスが広がってしまう可能性があります。

こうなるとウイルスが次々に広がってしまう危険な状態といえるでしょう。

原因2.ホームページの閲覧

ホームページを閲覧することでWiFiがウイルスに感染することもあります。

これも経路としては「ウイルスに感染したホームページをパソコンやスマホで閲覧」→「パソコンやスマホを通じてWiFiがウイルスに感染」というのが一般的です。

ただし、このケースではWiFiを通じてウイルスに感染したホームページを閲覧していますので、直接WiFiのプログラムが書き換えられて詐欺サイトなどに誘導されることもあります。

いずれにせよ、危険なホームページの閲覧にもWiFiがウイルスに感染するリスクがあることを知っておきましょう。

原因3.アプリのインストール

一見すると無害なアプリでも実はスマホやWiFiをウイルスに感染させる有害なアプリというケースがあります。

このようなアプリをインストールしてしまうと、ウイルスに感染したスマホに繋がっているWiFiへのウイルス感染の危険性も。

「App Store」や「GooglePlay」などで配布されているアプリは入念な審査を受けているため、ウイルスに感染しているリスクも少ないです。

しかし、それ以外のサイトで配布されているアプリには危険なウイルスに感染させることを目的としたものも少なくありません。

こういったウイルスに感染しないためにも、アプリは信頼のできるサイトからだけインストールするようにしましょう。

原因4.ルーターの感染

パソコンやスマホだけでなく、ルーターそのものがウイルスに感染することもあります。

ルーターがウイルスに感染してしまうと、WiFiも当然ながらウイルスに感染しているので電波を通じて爆発的にウイルスが広まってしまう危険性があるんです。

ウイルスによってルーターの設定が書き換えられてしまい、繋がっている端末を悪質なサイトに飛ばすといった被害も報告されています。

以上のことからWiFiがウイルスに感染する原因として、ルーターの感染は警戒しておきたいケースの一つといえるでしょう。

5.WiFiがウイルスに感染した時の対処法

WiFiがウイルスに感染した時の対処法

次に、WiFiがウイルスに感染した時の対処法を2つ紹介します。

  1. ウイルスバスターなどで駆除を試す
  2. 端末・ルーターを初期化する

パソコンやスマホなどのウイルス感染と同じく、WiFiのウイルスも駆除が可能です。

「WiFiがウイルスに感染してる…」と感じたら駆除できるか試してみてくださいね。

対処法1.ウイルスバスターなどで駆除を試す

ウイルス駆除で大活躍する「ウイルスバスター」などのセキュリティソフトですが、WiFiのウイルス感染に対応しているものも多いので駆除を試してみると良いでしょう。

代表的なセキュリティソフトは以下のものがあります。

パソコン iPhone Android
・ウイルスバスター
・シマンテック
・ゼロスーパーセキュリティ
・トレンドマイクロ
・カスペルスキー
・Lookout
・ノートン モバイルセキュリティ
・ウイルスバスターモバイル
・Kaspersky Safe Browser
・マカフィー モバイル セキュリティ
・ESET Mobile Security
・カスペルスキー インターネットセキュリティ for Android
・ノートン モバイルセキュリティ
・ウイルスバスターモバイル
・マカフィー モバイル セキュリティ

一部のセキュリティソフトではWiFiのウイルス駆除までは対応していないものもありますので、購入の際にパッケージなどを良く読むようにしてください。

また、無料のウイルススキャンは「ウイルスの発見」までには対応していても、駆除できる機能を備えていない可能性があります。

駆除できる機能を備えていない場合は、駆除に対応したセキュリティソフトを一刻も早く導入してウイルス感染の被害を防ぐようにしてみてくださいね。

対処法2.端末・ルーターを初期化する

ウイルスバスターなどのセキュリティソフトでウイルスを駆除できなかった時は端末・ルーターを初期化するのが効果的です。

パソコンやスマホを初期化すると、入っていたデータが全て消えてしまうのでウイルスが引き起こす以上の被害が出てしまう可能性があります。

一方、ルーターであれば設定が消えるだけで済みますので、ためらわずに初期化しても問題ありません。

また、ルーターにはウイルスバスターなども搭載できませんので、ウイルス感染が発覚したら初期化の一択です。

端末・ルーターともに初期化をするときは必ず事前にバックアップをして、万が一消えていけないデータが消えてしまった時に備えておきましょう。

6.WiFiがウイルスに感染しないための対策法

WiFiがウイルスに感染しないための対策法

最後に、そもそもWiFiをウイルスに感染させない対策法を3つご紹介したいと思います。

  1. セキュリティを見直す
  2. OSを最新バージョンにする
  3. ログインパスワードを変更する

ウイルスは事前に対策すれば防げるものばかりです。

WiFiがウイルスに感染して「個人情報の流出」や「盗聴・盗撮」などの被害を引き起こさないようきちんと対策をしてくださいね。

対策1.セキュリティを見直す

パソコンやスマホ、ルーターにはセキュリティのレベルを上げ下げする設定があります。

「危険なサイトはブロックする」、「許可のないアプリはインストールしない」といった設定にしておくことでウイルス感染のリスクのあるサイトやアプリとの接触を減らすことができるでしょう。

また、セキュリティソフトの導入も効果的です。

ウイルスとの接触を最小限にしてくれる設定がパッケージされたものといえます。

また、侵入したウイルスを自動で駆除してくれる機能もあるので、セキュリティの見直しとしては十分な効果が期待できます。

WiFiのセキュリティについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

WiFiのセキュリティは対策済?暗号化キー以外の方法を紹介!

対策2.OSを最新のバージョンにする

パソコン、スマホのOSや接続端末、ルーターのファームウェアのバージョンにはウイルス対策も中に含まれています。

言い換えれば、これらのバージョンを古いままにしておくとウイルス対策も古い情報のままということです。

そのため、パソコンやスマホ、ルーターのウイルス対策を万全にするためにはOSなども常に最新のものにしておく必要があります。

設定によっては一週間に一回アップデートを確認するようにできますので、定期的にバージョンを見直せるようにしておきましょう。

対策3.ログインパスワードを変更する

SNSなどのログインパスワードが漏れるのはウイルス感染だけとは限りません。

ウイルス感染以外の理由でログインパスワードを破られてしまい、ウイルスに感染させるURLなどを貼るという手口もあります。

「こんなURL投稿したっけ?」と思ってクリックしたところ、ウイルスに感染したというケースもありますのでログインパスワードも定期的に変更するのがおすすめです。

ウイルス感染の可能性がある経路はなるべく潰しておくのがベターといえます。

まとめ

まとめ

今回はWiFiでのウイルス感染や、WiFiそのものがウイルスに感染するというトラブルについて徹底解説しました。

ウイルスはパソコン、スマホ、WiFi、ルーターと感染経路を挙げるとキリがありません。

しかし、一度ウイルスの侵入を許してしまうとさまざまな被害が出るだけでなく、より多くの端末にウイルスが広がってしまうことも。

ウイルス対策はソフトやアプリを導入するなど万全にして、ウイルス感染を何としてでも防ぐようにしましょう。

file_copy この記事のURLをコピーする