WiMAXのモバイルルーターに搭載されているバッテリーの交換に関してお調べではないでしょうか。
バッテリーには寿命があり、時間の経過とともに最大の充電容量が減少していくものです。
今回はバッテリーはどのくらいの時期で交換した方がいいのか、またその交換方法に関してどういった手順が必要となるのかについて詳しく解説していきます。
またバッテリーを長持ちさせるコツに関しても併せて紹介していきますので、もしバッテリーの消耗に悩んでいるなら参考にしてみてください。
目次
1.WiMAXのバッテリーの寿命はどれくらい?
WiMAXのモバイルルーターで使われているバッテリーの平均的な寿命は、約2年となっています。
こちらは端末や使い方によっても差があるためあくまで目安となりますが、経年劣化するという点に注意が必要です。
特に高パフォーマンスなモードを多く使っている場合にはさらに寿命が短くなる傾向があり、充電器から外しているとすぐに充電が減って行く可能性があります。
バッテリーで充電できる最大の容量が減少していくため、携帯して使いたいといった際にはモバイルバッテリーが欠かせなくなるでしょう。
あまり使わない場合でもバッテリー自体は劣化することがあるため、パフォーマンスを活かしたい際には適宜交換を行うことが重要です。
1−1.充電と放電を繰り返しても劣化する
バッテリーの充電と放電を繰り返すことによっても、バッテリーは劣化していきます。
こちらは蓄電池の特性によるもので、充電サイクルが乱れてくるからです。
特にバッテリーの容量が残っている状態で頻繁に充電器から抜き差ししていると、より劣化が顕著となってくることがあるため気をつけておきましょう。
なるべく放電し切ってから充電器に挿すことで劣化を抑えることはできますが、回数を重ねる度に最大容量は減少していくことを認識しておくことが重要です。
つづいて、どういった状態になったらバッテリーを交換すればいいか、交換時期の目安となる点を解説していきます。
2.WiMAXのバッテリーを交換する目安は?
バッテリー交換の目安となる時期に関して、どういった現象が発生した時かをそれぞれ解説していきます。
- バッテリーが膨張している
- バッテリーの持ちが悪い
- 電源に異常がある
どの程度の期間使っているかを忘れてしまっている場合でも、こちらのような兆候が見られた際には交換の目安として参考にしてみてください。
2−1.バッテリーが膨張している
バッテリーは充電による発熱等によって膨張してくることがあります。
こちらの膨張が原因でカバーを正常に取り付けてることができなくなったり、火災の原因にもなるため交換が必要です。
また端末によっては元々の不具合で膨張しやすいものがあり、無償交換に対応していることもあるため一度端末のサポートに確認してみてください。
2−2.バッテリーの持ちが悪い
購入時よりも著しくバッテリーを消耗する時間が早い、といった際には交換する必要があります。
経年劣化や充放電を多く行うことでバッテリーの持ちが悪くなりますが、こちらは新しいものに交換する以外に元に戻す方法がありません。
持ち運びで使うことが多い場合には特にデメリットとなる点があるため、もしすぐに充電が切れるといった際には交換を行うようにしましょう。
常に充電器に挿して使っているという場合でも、パフォーマンスが落ちたり電源が付かなくなることもあるため早期に対策しておく方が無難です。
2−3.電源に異常がある
もし電源が突然落ちたり、正常に充電されないことがあるといった事態が続くと、バッテリー関係に異常が発生していることが考えられます。
また電源自体が付かないといった際にも、バッテリーが寿命を迎えている可能性があるため交換するようにしましょう。
もし故障かバッテリー切れかを判断できない場合は、サポートへ問い合わせて対応してもらうことが重要となります。
異常を放置しておくと思わぬ故障や事故を招く恐れがあるため、気になることがあれば解決するようにしましょう。
3.WiMAXのバッテリーを交換する方法
バッテリーの交換に関して、どういった手順で行えばいいかについて解説していきます。
- 自分で交換する方法
- ショップで交換する方法
最初にそれぞれのやり方の概要をまとめてみました。
やり方 | 費用相場 |
自分で交換する方法 | 2,000円〜3,500円 |
ショップで交換する方法 | 10,000円〜20,000円 |
では、それぞれのやり方を詳しく見ていきましょう。
方法1.自分で交換する方法
基本的にはWXシリーズで、NECプラットフォームズが製造している機種であれば自身で交換することが可能です。
それ以外の場合にはショップで依頼することになるため、方法2を参照してみてください。
自分で交換する方法に関して、手順を解説していきます。
- 端末の電源をオフにする
- 本体の裏面のカバーをスライドさせて外す
- バッテリーを外して少し時間を置く
- 新しいバッテリーを装着して、カバーを戻す
概ねこちらの流れでバッテリー交換が完了です。
自身で交換をする際の費用に関しては、新しいバッテリーの購入費用だけで済むため、約2,000円〜3,500円程度が相場となります。
公式サイトやAmazonで購入することができますが、古いモデルのものは取り扱っていないこともあるため気をつけておきましょう。
方法2.ショップで交換する方法
WXシリーズ以外の場合は、契約したプロバイダから修理依頼としてバッテリー交換する必要があります。
こちらの期間の目安としては、7日〜30日程度と長期になることが多いです。
そのため代替品を準備してくれることもありますが、もし在庫がない場合は用意してもらえないことがあります。
費用としても1万円から2万円程度必要になることがあり、解約をして新たに契約する方が安くなることもあるため一度チェックしてみてください。
またショップで交換する際の手順を解説していきます。
- UQお客様センターか、auショップに問い合わせる(プロバイダごとに対応が異なる)
- 端末を修理に出し、代替品の利用ができるようであれば受け取る
- 修理が終われば端末が送られてくるため、受け取って代替品を返却する
WiMAXの解約について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください
4.WiMAXのバッテリーを長持ちさせる6つの方法
バッテリーについては、消耗を抑えて寿命を長持ちをさせるコツがあるためその方法を6種類紹介していきます。
- バッテリーを高温状態にしない
- 過充電をしない
- 充電がゼロの状態を避ける
- 省電力モードを使う
- Bluetooth接続を行う
- 未使用時は端末の通信をオフにする
意識して利用することで膨張や料金を抑えることにつながるため、是非利用の際には参考にしてみてください。
方法1.バッテリーを高温状態にしない
バッテリーがなるべく高温状態にならないように気をつけておきましょう。
長時間インターネットに接続して使い続けている場合や、ハイパフォーマンスモードで使っている場合には端末が高温になることがあります。
また周囲の気温が高かったり、熱がこもりやすいカバー等を付けている場合も同様に熱を帯びやすいです。
高温の状態で使い続けることで消耗が激しくなり、バッテリーも膨張しやすくなるため、熱くなっている際には少し時間を置いて使うことが効果的です。
方法2.過充電をしない
充電器に挿し続けていることで過充電が起こり、バッテリー自体の消耗も早くなることがあります。
また頻繁に充電器から抜き差しすることでもバッテリーの最大容量が下がってくる傾向があるため、一度放電してから充電するといった使い方が望ましいです。
こちらはリチウムイオン電池の特性によるものであるため、理解した上で使い方を工夫すればバッテリーを長持ちさせることができるようになります。
使っていない時は充電器から外して電源を切っておくということも、寿命を伸ばす上では有効な手段です。
方法3.充電がゼロの状態を避ける
バッテリーの充電がゼロの状態で放置しておくことは、最大で充電できる容量を低下させて結果的に寿命を縮める可能性があります。
長期間使わない場合であっても、バッテリーを充電させておいてから電源を切っておくことでバッテリーが長持ちすることがある点もチェックしてみてください。
昔はメモリー効果によって使い切ってから充電した方が良いと言われていましたが、現在のリチウムイオン電池ではこういった方法が逆効果となることがあります。
方法4.省電力モードを使う
通信を多く利用するほど電池の消耗は激しくなるため、省電力モードを使って通信することによってバッテリーの寿命を長くすることができます。
長期間充電することができない状況の場合や、あまり通信速度を気にする必要がない際には特に効果的な方法となっているためこちらも試してみてください。
端末のパフォーマンス自体は低下しますが、充電せずに利用できる時間も増えるため外出先でも有効な手段です。
端末の設定から簡単に切り替えることができるため、一度切り替えてどの程度のパフォーマンスであるかをチェックしてみてください。
方法5.Bluetooth接続を使う
WiFiによる接続ではなく、Bluetoothでの接続を用いることによってもバッテリーは長持ちさせることができます。
パフォーマンスが落ちる、接続台数が1台に限られるといった制約がありますが、電池の消耗を抑えることができるためバッテリーを長持ちさせる上では効果的です。
個人がスマホでブラウザを視聴する程度であれば、特に不便となることも少ないため出先で使う際には一度こちらの方法についても試してみてください。
方法6.未使用時は端末の通信をオフにする
長期間ルーターによる接続を使う予定がない場合には、通信自体をオフにしてシャットアウトしておくことでバッテリーの消耗を抑える効果があります。
機内モードや電源をオフにすることで、基地局から電波を受信する際のエネルギー消費を減らすことができるもので、寿命を長くすることも可能です。
未使用時にはルーターの通信をオフにする癖を付けておくことで、頻繁に充電する必要もなくなるため是非こちらもチェックしてみてください。
5.WiMAXはバッテリー交換と買い替えどっちがお得?
バッテリーを交換するか買い替えをするかどっちがお得になるかに関して、自身で交換できる端末に関しては基本的にはバッテリー交換の方が安く済むことが多いです。
自身で交換できない端末であっても、最新のものであればショップで修理交換を依頼すれば安くなることがありますが、キャンペーン等を比較して検討することが重要となります。
また端末自体が古くなっていることで、新しいバッテリーの取り扱いがない場合や修理交換ができないこともある点には注意が必要です。
こういった際には機種変更を行うか、乗り換えを検討した方が効果的となっているため該当している場合には検討してみてください。
もし乗り換えを考えている場合にはFUJIWiFiで、ルーターをレンタルするという方法もあります。
こちらはバッテリーに関しても気にする必要がなく、解約金無料で好きな期間安価にルーターをレンタルすることが可能です。
出張や入院といった一定期間モバイルルーターが必要となる場合にも使いやすいプランとなっているため、乗り換えを検討している際には一度チェックしてみてください。
まとめ
今回はWiMAXのバッテリーに関して、どういった際に交換が必要となるか、またその手順はどういったものかや長持ちさせる方法について解説していきました。
充電がすぐ落ちたりバッテリーの膨張が見られたら交換時期となり、自身で交換可能な機種であればバッテリーを購入することで安く済みます。
もし端末自体が古くなっている場合には機種変更や乗り換えの方がお得となることもあるため、自身の端末と併せて検討してみてください。