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モバイルWi-Fiの電話番号は使える? 確認方法と通話の仕方まとめ

2024.07.30

「モバイルWi-Fiの電話番号は何に使えるの?」と疑問に感じたことはありませんか?

電話番号があることを知らなかった方も多いでしょう。

結論から言うと、モバイルWi-Fiの電話番号は特に使い道がありません。

電話番号なので、電話などに利用できないのかと考えてしまいますよね。

そこで今回はモバイルWi-Fiの電話番号を確認する方法と具体的な活用方法を紹介します。

まずはモバイルWi-Fiの電話番号とはどんなものかを確認してみてください。

1.モバイルWi-Fiの電話番号とは?

モバイルWi-Fiの電話番号はキャリアやプロバイダが契約を識別するために割り当てたものです。

電話番号を識別番号として割り当てることで、契約をそれぞれ個別に管理できるようにしているのがモバイルWi-Fiの電話番号というわけなんですね。

識別番号として割り当てられているものですから、電話番号としての機能は付いていません。

以上のことからモバイルWi-Fiに割り当てられた電話番号の使い道がほぼないことがおわかりいただけたかと思います。

どんな電話番号が割り当てられているか分からない方のために、確認方法も紹介しておきます。

確認方法を知っている方は2.モバイルWi-Fiの電話番号がほとんど使えない2つの理由まで読み飛ばしてくださいね。

1−1.モバイルWi-Fiに発行されている電話番号の確認方法

モバイルWi-Fiの電話番号を確認する方法は以下2つがあります。

  1. 契約書を見る
  2. モバイルWi-Fiを使って確認する

そこまで難しくないので、調べやすい方法を選んでみてください。

契約書を見る

契約書にモバイルWi-Fiの電話番号が記載されている項目があります。

手元に契約書があるならば確認してみてください。

電話番号または識別番号の記載があるはずです。

契約書を紛失してしまった時には、モバイルWi-Fi本体を使った方法を試してみましょう。

モバイルWi-Fiを使って確認する

手元に契約書がない場合はモバイルWi-Fiだけで確認する方法と、モバイルWi-Fiを接続したパソコンを使った方法があります。

モバイルWi-Fi本体で確認する方法は、本体を操作して表示できる情報を見てみましょう。

UQ WiMAX『Speed Wi-Fi NEXT W06』の例

  1. 本体のメニューから「設定」を開く
  2. 設定から「情報」を開く
  3. 情報から「端末情報」を開く
  4. 電話番号が表示される

以上がSpeed Wi-Fi NEXT W06で電話番号を確認する手順です。

モバイルWi-Fi本体だけで行う番号の確認方法は機種ごとに違いますので、詳しくはお使いの端末の説明書や公式サイトを確認してみてください。

モバイルWi-Fi本体を繋いだパソコンを使った確認方法は以下の通りです。

  1. USBまたは無線LANでモバイルWi-Fiとパソコンと接続する
  2. パソコン側で、Webブラウザを起動する
  3. アドレス欄に「http://web.setting/」または、「http://192.168.128.1/」と入力する
  4. 正しいURLだとWEB UIが起動する
  5. ホーム画面から「電話番号」を確認

アドレス欄に入力するアドレスは端末ごとに違います。

取扱説明書を見るか、どちらかを入力して正しく動作するものを選んでください。

ここまで、モバイルWi-Fiの電話番号と確認方法について解説してきました。

次の項目でなぜ電話番号を使えないのか詳しく解説していきます。

2.モバイルWi-Fiの電話番号がほとんど使えない理由

モバイルWi-Fiの電話番号がほとんど使えない理由は以下の2つです。

  1. 電話に利用できないから
  2. SMS認証に使えないから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由1.電話に利用できないから

モバイルWi-Fiに割り当てられている電話番号は識別番号の意味を持つことをお伝えしました。

電話番号として契約書に掲載されていても、電話などの本来の使い方はできません。

また、通常モバイルWi-Fiの本体にも通話するための機能は備えられていません。

データ通信をするためにWiFi電波を飛ばすだけの機械なので、用意する必要がないからです。

では、モバイルWi-Fiに割り当てられている電話番号に電話をかけてみたらどうなるのでしょうか。

この場合、電話をかけても電話は繋がらず、使えない旨を伝えるアナウンスが流れるだけです。

以上のことから電話をするために用意されたものではないことがお分かりいただけたでしょうか。

次の理由も見ていきましょう。

理由2.SMS認証に使えないから

モバイルWi-Fiの電話番号は割り当てられただけのものなのでSMS認証に使えません。

SMS認証とは、スマホで活用されているショートメッセージを使った個人認証機能の通称です。

通常、このSMS認証には電話番号が使われます。

しかし、電話番号があったとしても、SMS認証のための機能がモバイルWi-Fiに備わっていないんですね。

当然、機能がなければ使えないので、認証が必要であっても入力したところで何もできないわけです。

以上のことから、モバイルWi-Fiに割り当てられた電話番号の使い道がないことがお分かりいただけたかと思います。

では、何にも使えないのかと言われれば、そうではありません。

次の項目で解説しますね。

3.モバイルWi-Fiの電話番号を使うケース

基本的に、モバイルWi-Fiの電話番号が必要になる場面は紛失・盗難などのトラブルが起きた時です。

識別番号として割り当てられたものですから、契約の内容や個人の情報まで調べられます。

万が一トラブルが起きてしまった場合時は、個人を特定するためにモバイルWi-Fiに割り当てられた電話番号が必要になります。

例えば、端末を紛失してしまったり盗難されてしまったとしましょう。

すぐにでも回線を止めてもらわなければ、拾った人・盗んだ人が悪用してしまうかもしれません。

こういった急なトラブルの際に、モバイルWi-Fiに割り当てられた電話番号を知っていると事業者がスムーズに契約を確認することができます。

以上のことから、万が一のことを考えると電話番号を控えておくのが得策と言えるでしょう。

この機会にお使いのモバイルWi-Fiの電話番号を確認し、メモをして大切に保管してください。

モバイルWi-Fiをなくしたときについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみると良いでしょう。

【紛失】再購入は必要?モバイルWi-Fiをなくしたときの対処法

ここまでモバイルWi-Fiの電話番号について詳しく解説してきました。

最後に、モバイルWi-Fiの電話番号を使わなくても、契約した回線を使って電話をする方法をご紹介します。

電話ができなくて困っている方は参考にしてみてください。

4.モバイルWi-Fiで契約した回線を活用して電話をする方法

モバイルWi-Fiの回線を活用して電話をする方法は以下の2つです。

  1. 通話できるアプリをインストールする
  2. 音声通話ありのSIMを契約する

それぞれわかりやすく解説するので参考にしてみてください。

方法1.通話できるアプリをインストールする

アプリに通話機能が付いたものをスマホなどの端末でインストールすれば、電話番号は必要ありません。

なぜなら、電話番号を用意しなくてもアプリのデータ通信で通話機能を使えるからです。

通常、電話は基地局を経由して通話を行っています。

しかし、基地局経由では電話番号を必要としてしまいモバイルWi-Fiでは通話できません。

モバイルWi-Fiに接続している端末でアプリをインストールすれば、アプリ内のデータ通信を利用して通話ができるのです。

アプリでの通話のデータ通信量を、モバイルWi-Fiで用意できることから接続端末の通信費用の削減に効果的でしょう。

具体的な通話アプリは以下のようなものがあります。

  • LINE ※新規登録の場合はスマホでのSMS認証が必要
  • Skype
  • Discord
  • カカオトーク
  • Viber ※新規登録の場合はスマホでのSMS認証が必要
  • 050Plus(月額330円/税込)
  • 楽天でんわ

『050Plus』や『楽天でんわ』は固定電話にも電話を繋げられるサービスです。

ただし、上記のようなアプリ電話ではフリーダイヤルには電話をかけられないので注意しておきましょう。

WiFiを利用した電話について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

Wi-Fiを利用して電話しよう!メリットや注意点を徹底解説

方法2.音声通話ありのSIMを契約する

新しく『通話可能なSIMをスマホ用に契約する』という方法があります。

簡単に言えば、モバイルWi-Fiに接続するスマホなどの端末に通話可能なSIMを挿入するだけの方法です。

音声通話可能なSIMが用意できれば、そのままスマホで電話をかけるだけで良いでしょう。

この方法の最大の利点は、モバイルWi-Fiとセットで契約することで、できるだけ安いプランに下げて、データ通信は全てモバイルWi-Fiで補える点です。

スマホでのデータ通信量を減らせるので、スマホの契約プランを安いものに切り替えられ、料金の節約をできるでしょう。

電話料金をかけないために、友人や知人などにはLINEやSkypeを使って通話をすればデータ通信量で通話料金をまかなえます。

固定電話に電話をかける時には、前述した固定電話にも掛けられる『050Plus』や『楽天でんわ』を使ってデータ通信を使えば電話料金を抑えられますね。

基本的にモバイルWi-Fiのデータ通信を利用した通話を主体として運用することで、料金が安くなるだけでなく、SMS認証が必要なサービスも利用できるようになります。

↓おすすめの【音声SIM × モバイルWi-Fi】の組み合わせはこちら↓

まとめ

モバイルWi-Fiの電話番号は契約の識別のために設定されています。

紛失や盗難などのトラブルの時にはとても役立ちますが、通話やSMS認証には使えません。

以上のことから、通話が必要になると感じた時には事前に音声通話ありのSIMなどを契約しておくと良いでしょう。

アプリでの通話も検討してみると、料金を抑えられますよ。

ぜひ、参考にしてモバイルWi-Fiをより活用してみてくださいね。

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