2階でも不安定にならずに安定したWiFiを使用したいとお考えですね。
WiFiの電波は元来、強いものではないので、2階でWiFiを使用すると不安定になる家庭も多いでしょう。
しかし改善方法がないわけではありません。
今回は、2階でWiFiを利用すると不安定になる原因と、改善方法を解説します。
2階でも気持ちよくインターネットが使える通信環境に整えましょう。
目次
1.2階でWiFiを使うと不安定になる原因
WiFiの電波の飛距離は数十メートルと言われていますが、環境によって変わります。
- 接続機器との距離が遠い
- 障害物で電波が届かない
2階でWiFiを利用すると不安定になる原因を上記2つに分けて解説するので参考にしてみてください。
原因1.接続機器との距離が遠い
WiFiの電波は円形状に飛びますが、距離が遠くなると電波が弱くなります。
そのため、接続機器との距離が遠いことで不安定になっている可能性があるでしょう。
1階に設置している場合、部屋の端などに設置していると2階までの距離が遠くなることから電波が届きづらくなってしまうんですね。
そのため、2階で安定したWiFiを利用するには、部屋の中心に設置するのが好ましいとされています。
現在どうのような状況でWiFiルーターを設置しているのか確認してみましょう。
原因2.障害物で電波が届かない
WiFiの電波は周波数によっては、非常に障害物に弱くなります。
他の周波数に比べて障害物に強いとされている周波数でも、障害物が多いと電波は弱くなってしまうので注意しましょう。
障害物というのは、家具だけを指すのではなく自宅の壁やドアなども、WiFiの電波にとっては障害物となります。
動かしようのない壁なども障害物になるので、WiFiルーターを移動させて障害物を避けることも検討しましょう。
2.2階で不安定なWiFiを改善する5つの方法
不安定なWiFiの原因を見てきましたが、改善方法も確認していきましょう。
改善方法は5つあります。
- 設置場所を変える
- 高性能WiFiルーターに買い替える
- 中継器を導入する
- メッシュネットワークを活用する
- 同軸モデムと同軸ケーブルで通信を安定させる
それぞれ確認して、自分に合った改善方法を見つけましょう。
方法1.設置場所を変える
一番手軽なのが、WiFiルーターの設置場所を変更することです。
設置場所を変更するポイントは4つあります。
- 家の中心に設置する
- 階段の途中に設置する
- 床より1〜2mほど高い場所に設置する
- 水回りの設置は避ける
WiFiの電波は円形状に広がるため、家の中心に設置すれば2階にも届きやすくなるでしょう。
階段の途中に設置してみるのも、2階までの距離が短くなるので効果的ですね。
WiFiの電波は障害物の影響を受けやすいので、なるべく周りに障害物がなく、障害物の影響を受けにくい1〜2mほど高めの位置に設置するのが効果的です。
水槽などの水は電波を通しにくい性質があるので避けておくのも設置のコツですよ。
家の中でどこが一番WiFiが飛びやすい場所なのかを探ってみましょう。
WiFiの設置場所について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
方法2.高性能WiFiルーターに買い換える
WiFiルーターに接続している端末が多い場合は、高性能ルーターの買い替えをおすすめします。
高性能ルーターだと最大接続可能台数が増えますし、電波の飛距離もアップしていることが多いです。
接続する端末を見直すよりも、思い切って高性能WiFiルーターを購入したほうが使い勝手はよくなります。
方法3.中継器を導入する
WiFiルーターを移動させても大きな家では限度があるのも事実です。
ルーターを移動させたくない人や、大きな家にお住まいの人には、中継器の導入をおすすめします。
親機の電波を中継して遠くに飛ばすので、2階にも確実に電波を飛ばすことが可能です。
価格もこなれているので、コスパは良いでしょう。
しかし、デメリットもあります。
中継器はあくまで電波を中継するためのものです。
全ての端末は親機であるWiFiルーターに接続されるので、親機の負担は変わりません。
方法4.メッシュネットワークを活用する
くまなくWiFiを利用する方法で、最近注目されているのがメッシュネットワークです。
メッシュネットワークは、中継機とは違いルーターを複数設置する方法のことでWiFiの配信元を増やして広範囲に電波を送信できます。
中継機は親機の電波を受け取り範囲を広げるものなので、親機に大きな負担をかけてしまうんですね。
メッシュネットワークは、それぞれが親機としてWiFiの電波を配信するので負担の集中を避けられます。
メッシュネットワーク専用のWiFi機器を設置すると、親機のWiFiルーターと機器がそれぞれWiFiスポットとなるので接続端末数も増やすことが可能です。
ややWiFiルーターの設置に費用がかかるので、部屋数が多いなど大きな家て中継機では対応できない時に役立つでしょう。
方法5.同軸モデムと同軸ケーブルで通信を安定させる
同軸モデムと同軸ケーブルを使い通信を安定させる方法もあります。
同軸モデムと同軸ケーブルは、広帯域の周波数に対応し、余計なノイズなどを遮断することで安定性を向上したものです。
主に、テレビのケーブルなどに利用されていますが、近年ではモデムやケーブルにもその技術が取り入れられ始めています。
これら利用すれば、高速かつ安定した通信環境を各部屋に届けられるでしょう。
この方法は旅館などでも取り入れられている方法でもあります。
ただし、同軸ケーブルを利用するには、多くの同軸モデムが別途LANケーブルとアクセスポイントが必要です。
スマホを気軽に使うために用意するには、多額の先行投資が必要となるのであまり現実的ではないでしょう。
3.モバイルWi-Fiを2階用として契約するのもあり
外出時にもインターネットをハードに利用する人にはモバイルWi-Fiの利用もおすすめです。
常に自分の近くにWiFiスポットがある状態なので、通信が不安定になることは少ないでしょう。
3−1.モバイルWi-Fiとは
持ち運びが可能な小型WiFiルーターです。
軽量で複数台の端末が接続可能なので、室内外で気軽にインターネットに接続できます。
モバイルWi-Fiについては以下の記事をご覧ください。
3−2.2階で使うのにおすすめな理由
どこでもWiFiを利用できるので、携帯に便利です。
基地局から飛ばす電波を利用するので、スマホの電波が入るところであればモバイルWi-Fiも利用できると考えて良いでしょう。
しかし、モバイルWi-Fiは直進性の高いモバイル電波を利用しているため、建築材によっては電波が跳ね返されてしまうことがあるのです。
そうすると、「安心して2階で使えないのでは?」と思うかもしれません。
電波が弱い時には設置場所を変えるなどの工夫をすれば問題なく使えます。
1階よりも2階の方が障害物を減らしやすいことからも、2階で使うのに便利と言えるでしょう。
モバイルWi-Fiの電波が弱い時の対処法については以下の記事をご覧ください。
3−3.モバイルWi-Fiがおすすめな人
普段から室内外問わず、ハードにインターネットを利用している人にはモバイルWi-Fiの利用で通信料を抑えられる可能性が高いです。
中継器やメッシュネットワークの構築で、2階でも快適にWiFi生活を送ることが可能ですが、外でもインターネットを使う機会が多いのであればモバイルWi-Fiの利用も検討しましょう。
例えを1つ挙げると、「FujiWiFi」でモバイルWi-Fiのサービスがあります。
豊富なレンタルプランが解約金なしで提供されていることから、初めて使うという人でも安心して使えるでしょう。
7日間500円の手軽なルーターレンタルキャンペーンもあるのでチェックしてみてください。
まとめ
2階へWiFiの電波を飛ばすには、まずは親機の設置場所を見直してみましょう。
それでも改善されない場合は、中継器かメッシュネットワークの構築を検討してください。
中継器もメッシュネットワークも比較的簡単に設置することが可能なので、不安定な通信に悩んでいる人は早めの導入をおすすめします。
外でもネットを多く使うのであれば、モバイルWi-Fiの導入もおすすめです。
親機から離れた2階でも最適なWiFi環境を構築して、繋がりづらいなどのプチストレスから解放されましょう!