外出先で簡単にネットに接続できるモバイルWi-Fi。
料金や通信量で選ぶ方も多いかもしれませんが、「なんとなく」で選んでいると自分に合ったモバイルWi-Fiが選べていない可能性も。
モバイルWi-Fiは、料金や通信量だけでなく機種のスペックや対応地域など、さまざまな角度から比較検討すると、失敗せずに最適なものを選ぶことができます。
そこで本記事では、
- FUJI Wifi
- BroadWIMAX
- GMOとくとくBB
- どんなときもWiFi
- Y!mobile
以上のおすすめモバイルWi-Fi5社を
- 料金
- 無制限プラン
- 通信速度
- 対応エリア
- サポート
- キャッシュバック
という6つの角度から徹底比較しました。
失敗しないためのモバイルWi-Fi選びのポイントについても解説しています。
今よりも自分に合ったモバイルWi-Fiを見つけたい方、これからモバイルWi-Fiの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
*本来「モバイルWi-Fi」とはY!mobile社が提供するWiFiルーターの商品名のことですが、現在では持ち運びができるモバイルルーターのことを俗称として「モバイルWi-Fi」と呼んでいます。本記事では、持ち運びができるWiFiルーターという意味で「モバイルWi-Fi」という言葉を使用しておりますので、ご了承ください。
目次
比較の前に!モバイルWi-Fiのメリット
モバイルWi-Fiは利用することで以下の3つのメリットが受けられます。
- 工事なしですぐに持ち運んで使える
- 複数の端末で共有できる
- 海外で使えるものもある
ここでは、モバイルWi-Fiならではのメリットについてみていきましょう。
工事なしですぐに持ち運んで使える
モバイルWi-Fiは回線工事の必要がなく、すぐに持ち運んで使うことができます。
工事の日程を決定し、予定を空け工事に立ち会う…という面倒な工程を飛ばすことが可能です。
また、モバイルWi-Fiの初期設定は非常に簡単で
- SIMカードを挿入する
- 電源を入れる
- デバイスをWiFiに繋ぐ
といった3ステップとなっています。
工事不要、届いてから数分で利用を開始することができ、どこにでも持ち運べるという点は、モバイルWi-Fiの大きな魅力です。
複数の端末で共有できる
複数の端末で回線を共有できるのも、モバイルWi-Fiのメリットです。
モバイルWi-Fiの種類にもよりますが、だいたい10台〜16台のデバイスで回線を共有することができます。
スマホやタブレットなどのキャリア端末は基本的に有料のテザリングを利用しないとWiFiの共有ができませんので、複数台簡単に共有できるのは非常に便利です。
また、災害時などモバイル回線の混雑が起きている場合も、ネット回線のモバイルWi-Fiであれば簡単に複数台数をネット接続できるというメリットもあります。
海外で使えるものもある
モバイルWi-Fiの中には、日本で使うのと同じように海外で使えるものもあります。
本記事で紹介している5つのモバイルWi-Fiのうち、海外でも使えるのは
- FUJI WIfi
- どんなときもWiFi
- Y!mobile
の3つ。
(ただしY!mobileは「アドバンスオプション」という高速データ通信オプションプランをつけた場合、海外で使用することはできません)
ちなみに使える海外の国数は下記の通りです。
モバイルWi-Fi名 | 使える国の数 |
FUJI Wifi | 世界93カ国 |
どんなときもWiFi | 世界130ヶ国 |
Y!mobile | 世界107ヶ国 |
3社とも、日本人がよく訪れる主要国では使えるようになっていますので、国の数はあまり気にする必要はないでしょう。
一方、 BroadWIMAX GMOとくとくBB は基本的に国内のみの利用ですが「WORLD WIMAX」というサービスを利用することで、韓国であれば使用することができます。
種類によっては海外でもネット環境を整えることができるという点は、モバイルWi-Fiのメリットだと言えるでしょう。
*モバイルWi-Fiのメリットについてさらに知りたい方は下記の記事をご覧ください。
モバイルWi-Fiは自宅でも使える?メリット・デメリットを徹底解説
要チェック!モバイルWi-Fi比較のポイント
モバイルWi-Fiを選ぶ際は下記の4つのポイントに注意しましょう。
- モバイルWi-Fiは容量で比較
- モバイルWi-Fiは対応エリアで比較
- モバイルWi-Fiは料金プランで比較
- モバイルWi-Fiは通信速度で比較
ここでは、目的に合ったモバイルWi-Fiを見つけるための比較ポイントについてご紹介します。
モバイルWi-Fiは容量で比較
モバイルWi-Fiを選ぶ際は容量で比較しましょう。
使用予定の容量に合ったプランを選ばないと、低速化してしまい思うようにネットを使うことができなくなってしまうからです。
モバイルWi-Fiの容量は各社大きく分けて以下の2タイプに分かれます。
- 1GB〜7GBまでの少量プラン
- 30GB〜無制限の大容量プラン
ポイントとして覚えておきたいのは、ほとんどのモバイルWi-Fiが無制限プランであっても「3日で10GBまで」という制限を設けていることです。
*ただしFUJI Wifiは無制限プランにおいて「3日10GBまで」などの制限を設けていないので、文字通り無制限で利用することができます。
また、制限時の通信速度も各社異なりますので、しっかりチェックするようにしましょう。
データ通信量(月間) | 制限時の通信速度 | |
FUJI Wifi | 無制限 (快適!クラウドプラン) |
完全無制限 (快適!クラウドプラン) |
BroadWIMAX | 100GB以上 (3日で10GBで低速化) |
1Mbps |
GMOとくとくBB | 無制限 (3日で10GBで低速化) |
1Mbps |
どんなときもWiFi | 無制限 (条件を満たすと低速化) |
384Kbps |
Y!mobile | 100GB以上 (3日で10GBで低速化) |
1Mbps |
*FUJI Wifiの「快適!クラウドプラン」は通信会社の判断により「異常な通信量のヘビーユーザーである」とみなされた場合には制限が発生する場合もあり
*どんなときもWiFiの低速化は違法ダウンロードなどをした際などに低速化される
*GMOとくとくBBの低速化は、プランによっては128Kbpsに低速化される場合もあり
モバイルWi-Fiの容量についてさらに知りたい方は「モバイルWi-Fiの容量オーバーの目安は?超えたときの対処も知ろう」をご覧ください。
低速化時の通信速度でできることなどについて解説しています。
モバイルWi-Fiは対応エリアで比較
モバイルWi-Fiを選ぶ際は対応エリアで比較しましょう。
対応エリアを事前にきちんと確認することで、快適にモバイルWi-Fiを利用することができるようにするためです。
例えば本記事で紹介している5記事はそれぞれ下記の回線を使用しています。
データ通信量(月間) | |
FUJI Wifi | au、docomo、ソフトバンクのトリプル回線 (LTE) |
BroadWIMAX | UQ WIMAX LTE(ハイスピードプラスエリアモード・Speed WiFi NEXT WX05のみ) |
GMOとくとくBB | UQ WIMAX LTE(ハイスピードプラスエリアモード・Speed WiFi NEXT WX05、Speed WiFi NEXT W06どちらもOK) |
どんなときもWiFi | au、docomo、ソフトバンクのトリプル回線 (LTE) |
Y!mobile | ソフトバンク(LTE) |
*FUJI Wifiのトリプル回線は2019年11月下旬〜「快適!クラウドプラン」「100ギガクラウドプラン」でスタート予定。それ以外のプランはソフトバンク回線を使用。
*BroadWIMAXの「Speed WiFi NEXT W06」は月額1,004円のLTEオプションに加入することでハイスピードプラスエリアモードでLTEの利用も可能。
モバイルWi-Fiの通信で使われているのはモバイル回線である「LTE」とネット回線である「WIMAX」。
「LTE」「WIMAX」はそれぞれ屋内や山間部での繋がりやすさや、通信の安定性が異なります。
簡潔に申し上げると、LTEの方が対応範囲は広く山間部などでも繋がりやすいのに対し、WIMAXは都市部を中心に基地局がありますので都市部での利用に最適です。
LTEとWIMAXの違いをもっと詳しく知りたい方は「WIMAXとLTEの違いは?オプション加入はおすすめ?」でそれぞれの違いについて解説しています。
対応範囲は、それぞれの通信回線会社のホームページを確認することで調べることが可能です。
<Y!mobile>
ソフトバンクのサービスエリアマップ *赤色の部分が対応エリア
<BroadWIMAX/GMOとくとくBB>
UQ WIMAXサービスエリア *黄色の部分が対応エリア
<FUJI WIfi/どんなときもWiFi 対応エリア>
「FUJI Wifi(一部のプラン)」と「どんなときもWiFi」は、ソフトバンク、docomo、auの3回線を場所に応じて自動的に切り替えて使用する「トリプル回線」を採用しています。
トリプル回線とは、au・docomo・ソフトバンクの3回線を自動でシームレスに切り替えることのできる通信方法。
例えばauが圏外の場所ではdocomoまたはソフトバンクに、docomoが圏外の場所ではauまたはソフトバンクに…と3回線で通信をカバーすることができます。
3社の対応エリアは以下のリンクから検索しましょう。
モバイルWi-Fiは料金プランで比較
モバイルWi-Fiを選ぶ際は、忘れずに料金プランでも比較しましょう。
料金プランを見る際のポイントは
- 初月料金(初月のみ安く設定されている場合あり)
- 契約期間に縛りはあるのか
- 2ヶ月以降の月額料金
- 総額料金
- 解約金
- キャンペーン
です。
一般的にモバイルWi-Fiの契約には「〇〇年契約しなければいけない」という契約期間の縛りがある場合がありますので、総額でいくらになるのか注意しましょう。
会社名 | データ通信量(月間) |
FUJI Wifi | 契約期間の縛りなし |
BroadWIMAX | 2年〜3年(プランによって異なる) |
GMOとくとくBB | 2年〜3年(プランによって異なる) |
どんなときもWiFi | 2年間 |
Y!mobile | 契約期間の縛りなし |
*Y!mobileは2019年10月1日より契約期間の縛りが「3年」→「なし」になりました。ただし端末はレンタルでなく購入しなければいけません。
月額料金がリーズナブルでも、契約期間に縛りがあり解約金が1万円ほどかかる場合などもあります。
- 契約期間中にかかる全ての料金からキャンペーン割引額を差し引いた「総額」
- 実際に毎月支払う「実質月額料金」
モバイルWi-Fiを選ぶ際には、以上の2つをしっかり確認するようにしましょう。
モバイルWi-Fiは通信速度で比較
モバイルWi-Fiを選ぶ際は通信速度で比較しましょう。
モバイルWi-Fiで使用される通信回線は WIMAX LTE という2種類の回線を利用していますが、理論値ではWIMAXの方が速度が速いです。
とは言え、LTE系のモバイルWi-Fiもau・docomo・ソフトバンクの3回線を自動で切り替える「トリプル回線」を利用できるものも出ていますので、速度に大差はありません。
また、通信速度というのは利用する場所や状況によって変わるものですので「最速速度(理論値)」と「実効速度(実際の速度)」は異なります。
さらにモバイルWi-Fiには
- 4×4MIMO
- Massive MIMO
- 5CA
など、速度を上げるためのさまざまな技術が搭載されています。
人混みなどでも通信を安定させたい方は「4×4MIMO」や「Massive MIMO」技術が、電波を束ねてより高速な通信を行いたい方は「5CA」技術が搭載されているものがおすすめです。
<用語解説>
技術名 | 特徴 |
4×4MIMO | 基地局とルーターのそれぞれに4本のアンテナを搭載し、複数のデータを同時に送受信できる技術のこと |
Massive MIMO | 一人一人に専用の電波を割り当て繁華街などでも快適なモバイル通信を実現できる技術のこと |
5CA | 5つの周波数帯を1つに束ねるキャリアアグリゲーション技術のこと |
最速速度や実効速度をチェックするだけでなく、速度を少しでも上げるためにどのような技術が用いられているのかチェックすると、より通信速度について詳しく比較することができるでしょう。
モバイルWi-Fiを機種で比較
ここではモバイルWi-Fiの機種別の速度や特徴で比較してみましょう。
機種名 | モバイルWi-Fi | 最高通信速度 | 特徴 |
Speed WiFi NEXT W06 | BroadWIMAX GMOとくとくBB |
下り最大1.2Gbps | 連続通信時間約約9時間(通常利用) 連続通信時間約12時間(省電力機能) |
Speed WiFi NEXT W05 | FUJI Wifi | 下り最大440Mbps | 4×4MIMO技術搭載 |
Speed WiFi NEXT WX05 | BroadWIMAX GMO とくとくBB |
下り最大440Mbps | NECが開発したMADE IN JAPANルーター |
Speed WiFi NEXT W04 | FUJI Wifi | 下り最大440Mbps | ハイパフォーマンスモード、ノーマルモード、バッテリーセーブモードが選べる |
GlocalMe G3 | FUJI Wifi | 下り最大150Mbps | クラウドSIM 連続通信時間約15時間 |
FS030W | FUJI Wifi | 下り最大150Mbps | APNが自動で設定できる 連続通信時間約15時間(LTE使用時) |
Pocket WiFi 803ZT | Y!mobile | 下り最大988Mbps | 5CA対応 |
Pocket WiFi 801HW | Y!mobile | 下り最大972Mbps | 4×4MIMO技術搭載 |
Pocket WiFi701UC | Y!mobile | 下り最大72Mbps | ワンタッチで国内と海外の切り替えができる |
Pocket WiFi 603HW | Y!mobile | 下り最大612Mbps | Massive MIMO技術搭載 |
Pocket WiFi 601ZT | Y!mobile | 下り最大112.5Mbps | 縦横およそ7センチのコンパクトな機種 |
D1 | どんなときもWiFi | 下り最大150Mbps | 連続通信時間約12時間 |
*最高通信速度はシステム上の速度であり提供エリアの対応状況などにより異なる
*「4×4MIMO」とは基地局とルーターのそれぞれに4本のアンテナを搭載し、複数のデータを同時に送受信できる技術のこと
*「クラウドSIM」とはSIMカードを通信端末ではなくクラウド上で管理する技術のこと
*「APN」とは「Access Point Name」のこと。パスワードなしですぐに利用できる
*「5CA」とは5つの周波数帯を1つに束ねるキャリアアグリゲーション技術のこと
*「Massive MIMO」とは一人一人に専用の電波を割り当て繁華街などでも快適なモバイル通信を実現できる技術のこと
モバイルWi-Fiは機種によって
- 最大通信速度
- 連続通信時間
- 回線
- 海外での使用の可否
などが異なります。
最大速度に関しては「Speed WiFi NEXT W06」などのWIMAX回線は「D1」などのモバイル回線に比べて速い傾向に。
また、上記の機種のうち海外でも使用できるのは
- GlocalMe G3
- Pocket WiFi 803ZT
- Pocket WiFi 801HW
- Pocket WiFi701UC
- Pocket WiFi 603HW
- Pocket WiFi 601ZT
- D1
となっています。
モバイルWi-Fiおすすめ5社をさまざまな角度から徹底比較
ここでは
- FUJI Wifi
- BroadWIMAX
- GMOとくとくBB
- どんなときもWiFi
- Y!mobile
以上のおすすめモバイルWi-Fi5社さまざまな角度から徹底比較します。
モバイルWi-Fiを料金で比較
最安値月額料金 | 2年間の料金 (例) | 端末料金の割引/解約金 | |
FUJI Wifi | 1,980円/25GB | 47,520円 | 無料/なし |
BroadWIMAX | 2,726円/7GB | 65,424円 | 無料 0〜12ヶ月19,000円 13ヶ月〜24ヶ月14,000円 25ヶ月以降9,500円 |
GMOとくとくBB | 3609円/7GB | 86,616円 | 無料 1〜24ヶ月目24,800円 25ヶ月以降9,500円 |
どんなときもWiFi | 3,480円/無制限 | 83,520円 | 無料 0〜12ヶ月19,000円 13ヶ月〜24ヶ月14,000円 25ヶ月以降9,500円 |
Y!mobile | 3,696/7GB | 88.706円 | 無料/なし |
*FUJI Wifiは「ルーター25ギガプラン」12ヶ月のおまとめ支払いの値段
*BroadWIMAXは「Web割キャンペーン」利用の場合、解約金は24ヶ月以内9,500円
*Y!mobileは契約の途中で解約した場合、残りの端末料金代を支払う必要あり
各社を最安値プランの料金で比べてみると、最安値は「FUJI Wifi」の1,980円、最高値は「Y!mobile」の3,696円となりました。
違約金に関しては、FUJI Wifiは解約金が0円、かかる場合は25ヶ月以降で9,500円が相場となっており、Y!mobileのように解約金が0円でも別途端末料金を支払う必要がある場合もあります。
モバイルWi-Fiを選ぶ際は月額料金だけでなく、 端末料金がかかるのか 解約金はいくらなのか トータルでいくらかかる見込みなのか など、総合的な料金で検討すると良いでしょう。
モバイルWi-Fiを無制限プランで比較
無制限プラン料金/契約期間の縛り | 速度制限条件 (3日で10GBなど) | 制限時の速度 | |
FUJI Wifi | 3,480円/なし | 制限なし | 制限なし(*) |
BroadWIMAX | 2,726円/2年〜3年 | 3日で10GB | 1Mbps |
GMOとくとくBB | 3,609円(2ヶ月目まで) 4,263円(2ヶ月目以降) /2年〜3年 |
3日で10GB | 1Mbps |
どんなときもWiFi | 3,480円/2年 | 制限なし | 384Kbps |
Y!mobile | 4,380円/なし | 3日で約10GB | 1Mbps |
*FUJI Wifiは「12ヶ月おまとめ支払い」1ヶ月あたりの実質料金
*FUJI Wifiの制限速度に関しては、通信会社の判断により「異常な通信利用量のヘビーユーザーである」とみなされた場合には制限が発生する場合あり
各社の無制限プランで比べてみると最安値はBroadWIMAXの2,726円ですが「3日で10GB」以上使うと制限がかかってしまいますので、注意が必要です。
また、無制限プランにおいて速度制限がかからないのは「FUJI Wifi」と「どんなときもWiFi」の2つですが、どんなときもWiFiは違法ダウンロードなどをした際などに384Kbpsに低速化されます。
Y!mobileには「無制限プラン」というものはなく、「7GBプラン」に「アドバンスオプション(月額684円)」という、7GBを超えても低速化がかからないオプションをつけることで実質「無制限」にすることが可能です。
モバイルWi-Fiを通信速度で比較
使用通信/機種 | 最速通信速度 | 実効速度 | |
FUJI Wifi | WIMAX/LTE Speed WiFi NEXT W05 | 下り最大440Mbps | 15Mbps〜40Mbps |
BroadWIMAX | WIMAX Speed WiFi NEXT W06 | 下り最大1.2Gbps | 15Mbps〜45Mbps |
GMOとくとくBB | WIMAX Speed WiFi NEXT W06 | 下り最大1.2Gbps | 15Mbps〜45Mbps |
どんなときもWiFi | LTE D1 | 下り最大150Mbps | 10Mbps〜25Mbps |
Y!mobile | LTE Pocket WiFi 803ZT | 下り最大988Mbps | 10Mbps〜40Mbps |
*BroadWIMAXの「Speed WiFi NEXT W06」は月額1,004円のLTEオプションに加入することででLTEの利用もできる
ここでは、各社最速の機種の速度を比較しました。
理論値で最速はWIMAXの最新機器である「Speed WiFi NEXT W06」の「1.2Gbps(1200Mbps)」となっています。
しかし、実際の速度である「実効速度」はだいたい機種に関わらず10Mbps〜45Mbpsですので、大差はありません。
通信速度は使用場所や回線の混雑具合によっても異なりますので、最速通信速度だけでなく実効速度も参考にするようにしましょう。
モバイルWi-Fiを対応エリアで比較
使用回線 | 対応エリア | 地方や山間部での通信状況 | |
FUJI Wifi | LTE/WIMAX/ トリプル回線 |
国内/海外 | ◎ |
BroadWIMAX | LTE/WIMAX | 国内 | △ (使用モードによる) |
GMOとくとくBB | LTE/WIMAX | 国内 | △ (使用モードによる) |
どんなときもWiFi | トリプル回線 | 国内/海外 | ◎ |
Y!mobile | LTE | 国内/海外 | ◎ |
*BroadWIMAXとGMOとくとくBBは「WORLD WIMAX」というサービスを利用することで、韓国でのみ使用可能
*FUJI Wifiの使用回線は機種によって異なる
*BroadWIMAXは一部機種でLTE回線を使用するには有料オプションへの加入が必要
*GMOとくとくBBはモードを切り替えることによって使用回線の切り替えが可能
モバイルWi-Fiの対応エリアについては、
- 海外で使えるかどうか
- 国内では山間部などでも使えるか
という2点が比較のポイント。
一般的にLTE回線/トリプル回線を使用している場合、海外でも使うことができ、さらに国内の山間部でも使いやすいです。
WIMAXの場合は海外で基本的に使用ができず、山間部などでは利用が制限されますが「ハイスピードプラスエリアモード」というモード切り替えを行うことでWIMAXとLTEの2つの回線を自動的に切り替えることが可能。
ただし「ハイスピードプラスエリアモード」でLTEを使う場合には追加料金がかかる場合があります。
モバイルWi-Fiの対応エリアを比較する際は「国内外での使用」「都市部と地方での使用」の2点をチェックしましょう。
モバイルWi-Fiをサポートで比較
設定の難易度 | カスタマーセンターの有無 | カスタマーセンターのオープン時間 | |
FUJI Wifi | 低 | FUJI Wifi お問い合わせ | メール24時間 電話10時〜18時 (土日休み) |
BroadWIMAX | 低 | BroadWIMAX お客さまサポート | メール24時間 電話11時〜18時 (日曜休み) |
GMOとくとくBB | 低 | GMOとくとくBB 会員サポート | メール24時間 電話10時〜19時 (土日休み) |
どんなときもWiFi | 低 | どんなときもWiFi お客様サポート | メール24時間 電話11時〜18時 (日曜休み) |
Y!mobile | 低 | Y!mobile お問い合わせ先一覧 | メール24時間 電話9時〜20時 (年中無休) |
モバイルWi-Fiの設定方法としては、基本的にどのモバイルWi-Fiも
- SIMカードを挿入する
- 電源を入れる
- SSIDを確認しパスワードを入れる
という3ステップで接続することができますので、各社大きなさはありません。
また、商品に関する問い合わせをするカスタマーセンターは5社全て設置されており、Y!mobileを除いて基本的には土日(もしくは日曜)休みとなっています。
「BroadWIMAX」と「どんなときもWiFi」に関しては、電話が繋がりにくい時間帯がありますので、上記表のリンクで確認するようにしましょう。
モバイルWi-Fiをキャッシュバックで比較
キャッシュバックの有無 | キャッシュバックの内容 | その他モバイルWi-Fiに関するキャンペーン | |
FUJI Wifi | なし | ー | 初回お試し10ギガ10円キャンペーン |
BroadWIMAX | なし (*申し込み時割引あり) | ー | Web割キャンペーン |
GMOとくとくBB | あり | 最大31,000円 | お友達紹介特典 |
どんなときもWiFi | あり | 5,000円 | なし |
Y!mobile | なし | ー | なし |
*FUJI Wifiの「10ギガ10円キャンペーン」はキャンペーン期間は終了未定
*BroadWIMAXの「Web割キャンペーン」は申し込み時に18,857円を割引(条件あり)、キャンペーン期間は終了未定
*GMOとくとくBBの「キャッシュバックキャンペーン」はキャンペーン期間は終了未定
*どんなときもWiFiの「キャッシュバックキャンペーン」は月額400円の「あんしん補償」への加入が条件
5社のうちモバイルWi-Fiに関するキャッシュバックキャンペーンを行なっているのは「GMOとくとくBB」と「どんなときもWiFi」の2つ。
注意しておきたいのは、
- GMOとくとくBBのキャッシュバックは契約12ヶ月目以降にメールにて申込
- どんなときもWiFiのキャッシュバックキャンペーンに月額400円の「あんしん補償」への加入が条件
という点です。
また、キャッシュバックという制度がなくても、BroadWIMAXのように割引を行なっている場合もあります。
さらに「FUJI Wifi」と「Y!mobile」はどちらもキャッシュバックを行なっていないという点では共通。
しかしFUJI Wifiの場合は申し込み時に機種購入の必要がありませんが、Y!mobileは申し込み時に機種変更の必要があります。(支払い方法は一括もしくは分割が選べる)
キャッシュバックでモバイルWi-Fiを比較する際は、キャッシュバックの金額だけでなく、条件や総合的にお得なのか?という点までチェックしましょう。
モバイルWi-Fiを購入とレンタルで比較!どちらがおすすめ?
モバイルWi-Fiは購入して使うことも、レンタルして使うことも可能です。
それぞれメリットとデメリットがありますので、比較してみましょう。
購入 | レンタル | |
メリット | ・最新端末が選べる ・なくしても弁償しなくて良い |
・料金が割安 ・事務手数料がかからない ・郵送で返却できる ・使った分だけ支払い ・短期の利用もできる |
デメリット | ・料金が割高 ・事務手数料がかかる ・捨て方に悩む ・契約期間の縛りがある ・基本的に長期利用 |
・最新端末が選べない場合も ・なくしたら弁償しなくてはいけない場合も |
購入とレンタルにの一番大きな違いは「料金」です。
購入の場合は「端末料金+使用料を合計を試用期間で割った料金」が月額料金になり、手続き時には事務手数料がかかります。
一方レンタルの場合は一般的に「使用料=月額料金」となり、事務手数料もかかりません。
また、端末を破損したり紛失した際、購入の場合は再び購入が必要ですが、レンタルの場合は「補償サービス」に加入することで、弁償代金を一定額まかなうことができます。
機種やデザインを自由に選びたい方は購入が、料金を抑えたい方はレンタルがおすすめです。
モバイルWi-Fiはさまざまな角度から比較するのがおすすめ
最後に本記事の内容を簡単にまとめておきましょう。
- モバイルWi-Fi比較のポイントは「容量」「対応エリア」「料金プラン」「通信速度」
- モバイルWi-Fiは機種によって「通信速度」「連続通信時間」「使用回線」「対応エリア」が異なる
- プラン料金最安値は「FUJI Wifi」の1,980円
- 無制限プラン縛りなしは「FUJI Wifi」と「どんなときもWiFi」
- 通信速度の理論値最速は「BroadWIMAX」と「GMOとくとくBB」(実効速度は他も大差なし)
- 海外でも使えるのは「FUJI Wifi」「どんなときもWiFi」「Y!mobile」
- キャッシュバックを行なっているのは「GMOとくとくBB」と「どんなときもWiFi」
- モバイルWi-Fiは購入もレンタルもできる
- 購入とレンタルにはそれぞれメリットとデメリットあり
モバイルWi-Fiは表に打ち出されている料金や速度の情報だけでなく、使用回線や機種に搭載されている技術などまで考慮して比較すると、より自分に合ったものを選ぶことができます。
ぜひ本記事を参考により広い視点でモバイルWi-Fiを比較してみてください。
また、自宅で使えるWi-Fiのおすすめを詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみることをおすすめします。
おすすめのWi-Fiが知りたい方は、コムナビというメディアの以下の記事でも詳しく解説しています。より詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。